- Date: Fri 11 01 2013
- Category: ボードゲームのレビュー
- Tags: 世界の七不思議 7 Wonders 世界のボードゲーム ボードゲーム boardgame 二人プレイ 二人用ゲーム
- Community: テーマ "ボードゲームのレビュー" ジャンル "趣味・実用"
- Response: Comment 0 Trackback 0
世界の七不思議 7 Wonders 2013/1/10
文明の進化をテーマにした作品としては、プレイが軽快に進む「世界の七不思議」。
「世界の七不思議 7 Wonders」 プレイ人数2-7人 13歳以上 プレイ時間30分間

プレイヤーは、
古代世界の7大都市の1つを担当し、天然資源を利用し、科学・商業・軍事・生産に関わる建物を建造します。
時代を超越する驚異的な建造物を建てて、世界の覇者となり歴史にその足跡を残しましょう。

ゲームは3つの時代に渡ってプレイされます。各時代ではプレイヤーは6枚のカードをプレイします。

左(茶色)のカードは、石材や木材、鉱石、粘土などの原材料を生産する建物です。
右(灰色)のカードは、織物やパピルス、ガラスなどの加工品を生産する建物です。
左下の木材を2つ生産する製材所(SAWMILL)を建設するには、コイン1が必要です。
その他の3枚は無料で建設できます。建設コストはカードの左上にアイコンで表示されています。
上段が時代Ⅰで、下段が時代Ⅱで登場します。

左(黄色)のカードが商業の建物で、右(青色)が民生の建造物です。
左上の東交易所(EAST TRADING POST)を建設すると、
右隣りのプレイヤーから、4種類(粘土、石材、木材、鉱石)の原材料をコイン1で購入できるようになります。
ちなみに、通常隣りのプレイヤーから原材料や加工品を購入する場合、コイン2を支払わなければなりません。
その下の大広場(FORUM)を建設するには、粘土2が必要ですが、
事前に交易所(TRADING POST)を建設していると、この大広場(FORUM)を無料で建設できます。
カード左上に書かれている建物名は、その建物が既に建設されていると建設コストが無料になるという意味です。
この大広場(FORUM)を建設すると、
3種類(ガラス、織物、パピルス)の加工品のいずれか1つを生み出します。
また、この建物を建設していると後で登場する港(HAVEN)が無料で建設できるようになります。
カード右下に書かれている建物名は、後の時代で登場した時に無料で建設できることを表しています。
その下の港(HAVEN)を建設すると、
既に建設済みの原材料を生産する建物1つごとに、コイン1と勝利点1を獲得できます。
右の民生の建造物は、建設すると全て表示された勝利点を獲得できます。
ちなみに真ん中の彫像(STATUE)を建設すると勝利点4を獲得できますが、
建設するには鉱石2と木材1が必要です。ただし、劇場(THEATER)が既にあると無料で建設できます。
上段が時代Ⅰ、中段が時代Ⅱ、下段が時代Ⅲでそれぞれ登場します。

左(緑色)が科学建造物で、右(赤色)が軍事建造物です。
科学建造物が提供するものは、科学マーク(3種類あり)でカードに表示されています。
ゲーム終了時に、同一科学マークの数1/2/3/4に応じて勝利点1/4/9/16を獲得できます。
すなわち同一科学マークの数の2乗の勝利点が獲得できます。
加えて、3種類の科学マーク1セットあたり勝利点7を獲得できます。
軍事力は、建造物に描かれた盾の数で決まります。
各時代の終りに、両隣りのプレイヤーと軍事力を比較します。
隣りのプレイヤーと比較して軍事力が劣っている場合は、勝利点ー1を被ります。
軍事力が勝っている場合は、時代Ⅰ/Ⅱ/Ⅲによって勝利点1/3/5を獲得できます。
ゲームは、各時代の始めに7枚のカードがプレイヤー毎に配られて手札となります。
全てのプレイヤーは、同時に手札からカードを1枚選んで自分の前に表にして出して建物を建設します。
その後、全てのプレイヤーは残りの手札を隣りのプレイヤーに手渡します。
時代Ⅰと時代Ⅲの場合は時計回りに、時代Ⅱは反時計回りに隣りのプレイヤーにカードを手渡します。
このアクションを時代ごとに6回(ラウンド)繰り返します。
最後に残った手札1枚は捨て札となります。

ゲームスタート時に、各プレイヤーはこのような驚異ボードをランダムに1枚選びます。
プレイヤーはラウンドにおいてカードを場にプレイ(建設)する代わりに、
手札からカード1枚を取り、裏向けにして驚異ボードに置いて驚異の建設を1段階だけ進めることができます。
カードはどのようなカードでも構いませんが、
驚異の建設には、他の建物と同様に驚異ボードの各建設段階に書かれた建設コストが必要です。
ちなみに、このギザの大ピラミッドの建設において、
第一段階では木材2、第二段階では石材3、第三段階では粘土3、第四段階では石材4とパピルスが必要です。
建設するとその段階に応じた勝利点を獲得できます。
各ラウンドでは、
建物や驚異の建設以外に手札からカードを1枚捨て札にすることでコイン3を得ることができます。
コインは建物を建設する際に不足する資材を隣りのプレイヤーから調達(購入)する場合に必要となります。
手札は順に隣りへとラウンドごとに手渡されていきますので、他のプレイヤーが欲しがっているカードを、
驚異の建設やコインの獲得に使用することは、とても効果的な戦術です。
また重要なポイントですが、原材料や加工品を生産する建物のカードは時代Ⅲには登場しませんので要注意です。
資材の供給体制は、時代Ⅱまでに作っておかなければなりません。

代わりに時代Ⅲには、このようなギルドカードという勝利点獲得に大きく貢献するカードが登場します。
上段の左から右へ順に、
・両隣りのプレイヤーの青色(民生建造物)のカード1枚につき1勝利点
・自分と両隣りのプレイヤーの驚異の建設1段階につき1勝利点
・両隣りのプレイヤーの緑色(科学建造物)のカード1枚につき1勝利点
・両隣りのプレイヤーの茶色(原材料)のカード1枚につき1勝利点
・両隣りのプレイヤーの茶色(科学建造物)と灰色(加工品)、紫色(ギルド)のカード1枚につき1勝利点
といったように状況によっては非常に高い勝利点を得ることができるカードばかりです。
これらのギルドカードを如何に獲得するかが勝利へのカギとなります。
ギルドカードの建設コストは、非常に数多くの原材料や加工品が必要となりますので事前の準備が必要です。
2人プレイの場合は、
自由都市を別に1つ設けて、その都市をラウンド毎に交代で担当して基本3人プレイで行います。
ツレは科学建造物の建設に重点を置きすぎる傾向にあり、
科学建造物を驚異の建設やコイン獲得にできるだけ使用して、ツレにカードが集まらなように気を配りつつ、
民生の建造物を集中して建設、無料で建造できる形に持ち込んだ結果、私が10ポイント以上差をつけて勝利。
ゲームは結構サクサク進むので、戦術を常に整理していないと、
最後の最後で原材料や加工品不足で、あと一歩となりかねない危険をはらんでいます。
短時間で結構充実したプレイ感が得られる優れた作品です。
「世界の七不思議 7 Wonders」 プレイ人数2-7人 13歳以上 プレイ時間30分間

プレイヤーは、
古代世界の7大都市の1つを担当し、天然資源を利用し、科学・商業・軍事・生産に関わる建物を建造します。
時代を超越する驚異的な建造物を建てて、世界の覇者となり歴史にその足跡を残しましょう。

ゲームは3つの時代に渡ってプレイされます。各時代ではプレイヤーは6枚のカードをプレイします。

左(茶色)のカードは、石材や木材、鉱石、粘土などの原材料を生産する建物です。
右(灰色)のカードは、織物やパピルス、ガラスなどの加工品を生産する建物です。
左下の木材を2つ生産する製材所(SAWMILL)を建設するには、コイン1が必要です。
その他の3枚は無料で建設できます。建設コストはカードの左上にアイコンで表示されています。
上段が時代Ⅰで、下段が時代Ⅱで登場します。

左(黄色)のカードが商業の建物で、右(青色)が民生の建造物です。
左上の東交易所(EAST TRADING POST)を建設すると、
右隣りのプレイヤーから、4種類(粘土、石材、木材、鉱石)の原材料をコイン1で購入できるようになります。
ちなみに、通常隣りのプレイヤーから原材料や加工品を購入する場合、コイン2を支払わなければなりません。
その下の大広場(FORUM)を建設するには、粘土2が必要ですが、
事前に交易所(TRADING POST)を建設していると、この大広場(FORUM)を無料で建設できます。
カード左上に書かれている建物名は、その建物が既に建設されていると建設コストが無料になるという意味です。
この大広場(FORUM)を建設すると、
3種類(ガラス、織物、パピルス)の加工品のいずれか1つを生み出します。
また、この建物を建設していると後で登場する港(HAVEN)が無料で建設できるようになります。
カード右下に書かれている建物名は、後の時代で登場した時に無料で建設できることを表しています。
その下の港(HAVEN)を建設すると、
既に建設済みの原材料を生産する建物1つごとに、コイン1と勝利点1を獲得できます。
右の民生の建造物は、建設すると全て表示された勝利点を獲得できます。
ちなみに真ん中の彫像(STATUE)を建設すると勝利点4を獲得できますが、
建設するには鉱石2と木材1が必要です。ただし、劇場(THEATER)が既にあると無料で建設できます。
上段が時代Ⅰ、中段が時代Ⅱ、下段が時代Ⅲでそれぞれ登場します。

左(緑色)が科学建造物で、右(赤色)が軍事建造物です。
科学建造物が提供するものは、科学マーク(3種類あり)でカードに表示されています。
ゲーム終了時に、同一科学マークの数1/2/3/4に応じて勝利点1/4/9/16を獲得できます。
すなわち同一科学マークの数の2乗の勝利点が獲得できます。
加えて、3種類の科学マーク1セットあたり勝利点7を獲得できます。
軍事力は、建造物に描かれた盾の数で決まります。
各時代の終りに、両隣りのプレイヤーと軍事力を比較します。
隣りのプレイヤーと比較して軍事力が劣っている場合は、勝利点ー1を被ります。
軍事力が勝っている場合は、時代Ⅰ/Ⅱ/Ⅲによって勝利点1/3/5を獲得できます。
ゲームは、各時代の始めに7枚のカードがプレイヤー毎に配られて手札となります。
全てのプレイヤーは、同時に手札からカードを1枚選んで自分の前に表にして出して建物を建設します。
その後、全てのプレイヤーは残りの手札を隣りのプレイヤーに手渡します。
時代Ⅰと時代Ⅲの場合は時計回りに、時代Ⅱは反時計回りに隣りのプレイヤーにカードを手渡します。
このアクションを時代ごとに6回(ラウンド)繰り返します。
最後に残った手札1枚は捨て札となります。

ゲームスタート時に、各プレイヤーはこのような驚異ボードをランダムに1枚選びます。
プレイヤーはラウンドにおいてカードを場にプレイ(建設)する代わりに、
手札からカード1枚を取り、裏向けにして驚異ボードに置いて驚異の建設を1段階だけ進めることができます。
カードはどのようなカードでも構いませんが、
驚異の建設には、他の建物と同様に驚異ボードの各建設段階に書かれた建設コストが必要です。
ちなみに、このギザの大ピラミッドの建設において、
第一段階では木材2、第二段階では石材3、第三段階では粘土3、第四段階では石材4とパピルスが必要です。
建設するとその段階に応じた勝利点を獲得できます。
各ラウンドでは、
建物や驚異の建設以外に手札からカードを1枚捨て札にすることでコイン3を得ることができます。
コインは建物を建設する際に不足する資材を隣りのプレイヤーから調達(購入)する場合に必要となります。
手札は順に隣りへとラウンドごとに手渡されていきますので、他のプレイヤーが欲しがっているカードを、
驚異の建設やコインの獲得に使用することは、とても効果的な戦術です。
また重要なポイントですが、原材料や加工品を生産する建物のカードは時代Ⅲには登場しませんので要注意です。
資材の供給体制は、時代Ⅱまでに作っておかなければなりません。

代わりに時代Ⅲには、このようなギルドカードという勝利点獲得に大きく貢献するカードが登場します。
上段の左から右へ順に、
・両隣りのプレイヤーの青色(民生建造物)のカード1枚につき1勝利点
・自分と両隣りのプレイヤーの驚異の建設1段階につき1勝利点
・両隣りのプレイヤーの緑色(科学建造物)のカード1枚につき1勝利点
・両隣りのプレイヤーの茶色(原材料)のカード1枚につき1勝利点
・両隣りのプレイヤーの茶色(科学建造物)と灰色(加工品)、紫色(ギルド)のカード1枚につき1勝利点
といったように状況によっては非常に高い勝利点を得ることができるカードばかりです。
これらのギルドカードを如何に獲得するかが勝利へのカギとなります。
ギルドカードの建設コストは、非常に数多くの原材料や加工品が必要となりますので事前の準備が必要です。
2人プレイの場合は、
自由都市を別に1つ設けて、その都市をラウンド毎に交代で担当して基本3人プレイで行います。
ツレは科学建造物の建設に重点を置きすぎる傾向にあり、
科学建造物を驚異の建設やコイン獲得にできるだけ使用して、ツレにカードが集まらなように気を配りつつ、
民生の建造物を集中して建設、無料で建造できる形に持ち込んだ結果、私が10ポイント以上差をつけて勝利。
ゲームは結構サクサク進むので、戦術を常に整理していないと、
最後の最後で原材料や加工品不足で、あと一歩となりかねない危険をはらんでいます。
短時間で結構充実したプレイ感が得られる優れた作品です。
スポンサーサイト