- Date: Sun 23 12 2012
- Category: ボードゲームのレビュー
- Tags: ハワイ Hawaii 世界のボードゲーム ボードゲーム boardgame 二人プレイ 二人用ゲーム
- Community: テーマ "ボードゲームのレビュー" ジャンル "趣味・実用"
- Response: Comment 6 Trackback 0
ハワイ Hawaii 2012/12/18
パッケージやコンポーネントに見られる南の島の癒し系のデザインとは裏腹に結構ハードな「ハワイ」。
「ハワイ Hawaii」 プレイ人数2-5人 13歳以上 プレイ時間60-90分間

プレイヤーは、太平洋の中央にあるこの有名な島ハワイで、
自分の王国を繁栄させて島の王に、族長として認められなければなりません。

中央のゲームボードは島を表していて、6つのピースをつないで作るフレームの中に
10枚の長方形の地域タイルをシャッフルして、ランダムに並べた構成になっています。
なので、プレイするたびに島の中央にある小屋などの配置が変わります。
手前のビーチに立っている緑と赤の大きな駒が族長駒です。
この族長コマが島内を移動して、自分の王国に様々な効果をもたらすタイルを手にいれて王国を豊かにします。
両サイドにあるL字形のボードがプレイヤーの王国です。
ゲームスタート時点では、このように王国内には小屋が1つあるだけです。
族長が島を移動して獲得したタイルの大半は、王国内の小屋の横または下に置きます。

このように様々なタイルが王国には並ぶことになります。
タイルが並んだ横一列が村を表していて、王国には5つの村を作ることができます。
タイルを配置する際に、以下の制限があります。
・村には同じ種類のタイルを2つ置くことができない。
・王国には、一つの種類の神様を2つ置くことができない。
上から2段目、すなわち2つ目の村の右端のタイルが神様タイル
・村は小屋のタイルから始めなければならない。
・タイルは王国に存在する他のタイルに隣接して配置しなければならない
タイルには王国のフレーム上に配置する、
・ティキ:フレームの上の部分に右端から順に並べる鬼顔をした太鼓のようなタイル
・カフーナ:フレームの左の部分に上から順に並べる六角形のタイル
の2つの特殊なタイルがあります。
王国内のそれぞれの村は、数多くのタイルを配置して(繁栄させて)
ティキのあるところまで長くしないと、ゲーム終了時点でその村の全てのタイルが取り除かれ機能しません。
さらに、村の左端にカフーナのタイルを置くと村ごとに表示された勝利点を獲得できます。
1番目の村から5番目の村まで、それぞれ5~15点の勝利点が獲得できます。
カフーナが置かれていなくても、ティキのところまで長く延びていれば、
村としては機能して取り除かれることはありませんが、ボード上表示された勝利点は獲得できません。

島の中央にはこのようなエリアが10か所あります。
上段の左ではフルーツタイルが、右では前述のティキタイルがそれぞれ獲得できます。
下段の左では貝殻小屋タイルと足小屋タイルが、右では長い小屋タイルがそれぞれ獲得できます。
フルーツタイルを村に置くと、ラウンドの終りにフルーツを追加で1つまたは2つ獲得できます。
貝殻小屋は、同じく追加で貝殻を1つまたは2つを、足小屋は、同じく追加で足を1つまたは2つ獲得できます。
長い小屋タイルでは、残念ながら何も獲得できません。
しかしながら、その長さが通常の小屋タイルの2倍あって、
配置すると村の長さをより長くできる(ティキにより近づける)効果があります。

左は神様のタイルです。神様のタイルは全部で6種類ありそれぞれ特有の効果を王国にもたらします。
たとえば、
左の神様はゲーム終了時点で王国にあるフルーツタイルに描かれたフルーツ1個あたり1勝利点をもたらします。
右の神様は同様に王国にあるサーファーとボートのタイル1枚あたり2勝利点をもたらします。
右は前述のカフーナのタイルです。

各地域タイルには、タイルの価格を示す価格トークンが置かれます。上段は価格トークンの裏側の魚の面です。

価格トークンは、このように地域タイル毎に置く個数が変わります。
各地域タイルの価格トークン置場には、
価格がすでに印刷されている1つのスペースと印刷されていない複数のスペースがあります。
価格トークン置場が一つしかない地域タイルには、価格が印刷済みのスペースしかありません。
価格トークンは袋の中で良くシャッフルして、
島の地域タイルに左下隅から順番に右へ、さらに上段へと一つずつ置いていきます。
価格トークン置場が一つしかない地域タイルの場合
袋から引いた価格トークンの数字が地域タイルのスペースに印刷されている数字以下であれば、
価格が印刷済みの価格トークン置場に、引いた価格トークンを重ねて置きます。
引いた価格トークンの数字が、地域タイルの価格トークン置場に印刷されている数字より大きい場合は、
価格トークンを裏返し魚の面を表にして、島の入り江に置きます。
結果、この地域タイルには1枚も価格トークンが置かれないことになります。
価格トークン置場が複数ある地域タイルの場合
袋から引いた価格トークンを左端から置いていきますが、
引いた価格トークンの数字の合計が、価格が既に印刷されているスペースの数字以下の場合は、
価格が印刷済みの価格トークン置場にも、他のスペース同様に引いた価格トークンを重ねて置きます。
引いた価格トークンの数字の合計が、地域タイルの価格トークン置場に印刷されている数字を超える場合は、
価格が印刷済みの価格トークン置場には引いた価格トークンを置かずに裏返し魚の面を表にして、
島の入り江に置きます。
結果、この地域タイルの価格が印刷済みの価格トークン置場には価格トークンが置かれないことになります。

ここが島の入り江で、価格トークンの魚の面には魚が一匹または三匹描かれています。
族長はこの入り江で魚釣りを行い、これらのタイルを獲得できます。

島で使用される通貨に相当するフルーツ(緑)と貝殻(橙)、足(白)で上の大きい方は5個として扱います。
フルーツも大きいものがあるのですが、私が購入したものには入っていませんでした。(メーカー側の欠品)
実はアマゾン(ドットコムの方)で購入したのですが、
フルーツ駒の大きいのが欠品していて代用品で今のところプレイしていて特に支障はない
アマゾンでは数多くの商品を購入しているが、このようなトラブルは初めてでとても残念
とのメールをしたところ、半日もかからないうちに返金したいとの申し出がありました。
商品の代金全額と送料の一部を返金し、商品は返却不要とのこと。
さすがアマゾンと、その対応(内容と速さ)に驚いた次第です。
話を本題に戻します。
族長が島内の地域タイルを移動するには、
1スペース(ビーチから隣接した地域タイルへ、または地域タイルから隣接した地域タイルへ)移動するのに、
足を1つ支払います。
ただし地域タイル(どこであっても)からビーチへ戻る場合は、足を一切消費しません。
ビーチ内には、前述の入り江の外に小さな島に渡るための波止場があります。

波止場は4つあって、それぞれに表示された足とその足の数に相当するボートのスペースを消費すれば、
波止場毎に表示された勝利点を獲得できます。
さらに、波止場では対岸の小さな島タイルに表示されているフルーツやタイルなどを無料で獲得できます。
ただ、残念ながら波止場では価格トークンを獲得できません。

下の楕円形のタイルがボートです。このタイルには3つの足のスペースがあります。
島の入り江で魚釣りをする場合は、魚のタイル1枚につき足1個とボートのスペース1つが必要となります。
このボートと足3個で、魚のタイルが3枚取れます。
小さな島に渡るには、足以外にこのボートのタイルの足のスペースが必要となります。

ビーチには、それ以外にもラウンドを表示するカードがあります。
カード左の大きな亀の甲羅に書かれた数字の小さい順にカードは重ねられて山札となっています。

ゲームは5ランドで構成されていて、ラウンドごとにカードの示された貝殻と足がプレイヤーに供給されます。
貝殻と足は、ラウンドの終りのターンで供給されるため、
最初のラウンドだけは、一番上のラウンド表示カードの裏に書かれた貝殻と足の数がプレイヤーに配られます。
5ラウンドの終りには、もう後に続くラウンドがないため貝殻と足は供給されません。
各ラウンドでプレイヤーは、
族長を地域タイルやビーチの波止場や入り江に移動させてタイルなどを手に入れます。
地域タイルを移動するには、足が必要です。
地域タイルに移動したら、そのタイルにある価格トークンを1枚取り自分の前に置きます。
取った価格トークンに書かれた数字分だけ貝殻を支払い、
地域タイル上にあるタイル一枚を取り自分の王国に配置します。
配置できない場合は購入できませんし、その地域タイルに移動することもできません。
すなわち、タイルが購入できない価格トークンがない地域タイルに移動することができません。
タイルを購入する際に、価格トークンに表示された価格の2倍を支払った場合、
購入したタイルを裏にして王国に配置することができます。
タイルは裏にすると(表をサイド1、裏をサイド2と呼びます)、その効果が高まります。
たとえばフルーツのタイルは、サイド2では追加で2個供給されます。
ビーチ内での移動には、足を消費しません。
プレイヤーは、前述のラウンド表示カードに注意を払わなければなりません。
ラウンドの終りに、自分の前にある全ての価格トークンの数字を合計し、
さらに獲得した魚のトークンに描かれた全ての魚の数を先の価格トークンの数字の合計に加えます。
この算出した数字が、ラウンド表示カードの亀の甲羅に書かれた数字を上回れば、
そのラウンドの終りに亀の甲羅の下に書かれた勝利点を獲得できます。
最初のラウンドの場合、
価格トークンの数字と魚の数の合計が、ラウンド表示カードの亀の甲羅に書かれた数字である9を上回り、
なおかつその数字が最も大きいプレイヤーは8勝利点を、2位のプレイヤーは5勝利点を、
それ以外は2勝利点をそれぞれ獲得します。
なお、亀の甲羅に書かれた数字を上回らないプレイヤーは、一切勝利点を獲得できません。

プレイヤーはそのアクションターンで全ての足や貝殻、フルーツを使い果たし、
または何らかの理由で、もうこれ以上アクションをしたくなくなった場合、ビーチに戻ってパスします。
パスする場合、このプレイヤー順トラックの任意のスペースに族長を置きます。
このトラックのスペースにはプレイヤー人数より一つだけ少ない数の価格トークンが、
その数字が小さい順に1を飛ばして2のスペースから順に置かれます。
すなわち、早くパスするとプレイヤー順トラックに置かれた価格トークンを取ることができます。
ただし、族長を置いたスペースの番号で次のラウンドのプレイ順が決定しますので、
1番のスペースは価格トークンが得られませんが、次のラウンドはスタートプレイヤーになれます。
逆に、順番が遅いスペースほど数字の大きな価格トークンが置かれますので、
ここの価格トークンを取ることで、ラウンド表示カードに書かれた数字を満たすことも可能になります。
このゲームは適度のインターラクションと多彩なタイル、プレイするたびにその位置が変わる島内の地域タイル、
ラウンドごとに価格トークンなどの数字を競う得点システムなど、非常に面白い要素が満載です。
デザインも癒し系でなかなかのものです。いやー、大いに気に入りました。
今回の勝負、前日のテストプレイでは大敗をきした私でしたが、連日の苦戦を強いられました。

ツレの王国です。なかなかので出来です。
が、私の最後に取った神様が勝利を運んでくれました。ホンノ僅差で私が勝利。
まずなんといっても、ゲーム全体の雰囲気がイイですね。
南国のマッタリとしたリゾート気分。でもハードというところも、まあとっても気に入ったということです。
女将さん、いいんですかあ、大将、あの羽合って湯治場に行ったっきりで、ちっとも帰ってきやせんぜ。
あそこじゃ、女郎が腰にわら巻いて、腰振って踊ってるって噂でさあ。なんかなけりゃいいけどねえ。
「ハワイ Hawaii」 プレイ人数2-5人 13歳以上 プレイ時間60-90分間

プレイヤーは、太平洋の中央にあるこの有名な島ハワイで、
自分の王国を繁栄させて島の王に、族長として認められなければなりません。

中央のゲームボードは島を表していて、6つのピースをつないで作るフレームの中に
10枚の長方形の地域タイルをシャッフルして、ランダムに並べた構成になっています。
なので、プレイするたびに島の中央にある小屋などの配置が変わります。
手前のビーチに立っている緑と赤の大きな駒が族長駒です。
この族長コマが島内を移動して、自分の王国に様々な効果をもたらすタイルを手にいれて王国を豊かにします。
両サイドにあるL字形のボードがプレイヤーの王国です。

ゲームスタート時点では、このように王国内には小屋が1つあるだけです。
族長が島を移動して獲得したタイルの大半は、王国内の小屋の横または下に置きます。

このように様々なタイルが王国には並ぶことになります。
タイルが並んだ横一列が村を表していて、王国には5つの村を作ることができます。
タイルを配置する際に、以下の制限があります。
・村には同じ種類のタイルを2つ置くことができない。
・王国には、一つの種類の神様を2つ置くことができない。
上から2段目、すなわち2つ目の村の右端のタイルが神様タイル
・村は小屋のタイルから始めなければならない。
・タイルは王国に存在する他のタイルに隣接して配置しなければならない
タイルには王国のフレーム上に配置する、
・ティキ:フレームの上の部分に右端から順に並べる鬼顔をした太鼓のようなタイル
・カフーナ:フレームの左の部分に上から順に並べる六角形のタイル
の2つの特殊なタイルがあります。
王国内のそれぞれの村は、数多くのタイルを配置して(繁栄させて)
ティキのあるところまで長くしないと、ゲーム終了時点でその村の全てのタイルが取り除かれ機能しません。
さらに、村の左端にカフーナのタイルを置くと村ごとに表示された勝利点を獲得できます。
1番目の村から5番目の村まで、それぞれ5~15点の勝利点が獲得できます。
カフーナが置かれていなくても、ティキのところまで長く延びていれば、
村としては機能して取り除かれることはありませんが、ボード上表示された勝利点は獲得できません。

島の中央にはこのようなエリアが10か所あります。
上段の左ではフルーツタイルが、右では前述のティキタイルがそれぞれ獲得できます。
下段の左では貝殻小屋タイルと足小屋タイルが、右では長い小屋タイルがそれぞれ獲得できます。
フルーツタイルを村に置くと、ラウンドの終りにフルーツを追加で1つまたは2つ獲得できます。
貝殻小屋は、同じく追加で貝殻を1つまたは2つを、足小屋は、同じく追加で足を1つまたは2つ獲得できます。
長い小屋タイルでは、残念ながら何も獲得できません。
しかしながら、その長さが通常の小屋タイルの2倍あって、
配置すると村の長さをより長くできる(ティキにより近づける)効果があります。

左は神様のタイルです。神様のタイルは全部で6種類ありそれぞれ特有の効果を王国にもたらします。
たとえば、
左の神様はゲーム終了時点で王国にあるフルーツタイルに描かれたフルーツ1個あたり1勝利点をもたらします。
右の神様は同様に王国にあるサーファーとボートのタイル1枚あたり2勝利点をもたらします。
右は前述のカフーナのタイルです。

各地域タイルには、タイルの価格を示す価格トークンが置かれます。上段は価格トークンの裏側の魚の面です。

価格トークンは、このように地域タイル毎に置く個数が変わります。
各地域タイルの価格トークン置場には、
価格がすでに印刷されている1つのスペースと印刷されていない複数のスペースがあります。
価格トークン置場が一つしかない地域タイルには、価格が印刷済みのスペースしかありません。
価格トークンは袋の中で良くシャッフルして、
島の地域タイルに左下隅から順番に右へ、さらに上段へと一つずつ置いていきます。
価格トークン置場が一つしかない地域タイルの場合
袋から引いた価格トークンの数字が地域タイルのスペースに印刷されている数字以下であれば、
価格が印刷済みの価格トークン置場に、引いた価格トークンを重ねて置きます。
引いた価格トークンの数字が、地域タイルの価格トークン置場に印刷されている数字より大きい場合は、
価格トークンを裏返し魚の面を表にして、島の入り江に置きます。
結果、この地域タイルには1枚も価格トークンが置かれないことになります。
価格トークン置場が複数ある地域タイルの場合
袋から引いた価格トークンを左端から置いていきますが、
引いた価格トークンの数字の合計が、価格が既に印刷されているスペースの数字以下の場合は、
価格が印刷済みの価格トークン置場にも、他のスペース同様に引いた価格トークンを重ねて置きます。
引いた価格トークンの数字の合計が、地域タイルの価格トークン置場に印刷されている数字を超える場合は、
価格が印刷済みの価格トークン置場には引いた価格トークンを置かずに裏返し魚の面を表にして、
島の入り江に置きます。
結果、この地域タイルの価格が印刷済みの価格トークン置場には価格トークンが置かれないことになります。

ここが島の入り江で、価格トークンの魚の面には魚が一匹または三匹描かれています。
族長はこの入り江で魚釣りを行い、これらのタイルを獲得できます。

島で使用される通貨に相当するフルーツ(緑)と貝殻(橙)、足(白)で上の大きい方は5個として扱います。
フルーツも大きいものがあるのですが、私が購入したものには入っていませんでした。(メーカー側の欠品)
実はアマゾン(ドットコムの方)で購入したのですが、
フルーツ駒の大きいのが欠品していて代用品で今のところプレイしていて特に支障はない
アマゾンでは数多くの商品を購入しているが、このようなトラブルは初めてでとても残念
とのメールをしたところ、半日もかからないうちに返金したいとの申し出がありました。
商品の代金全額と送料の一部を返金し、商品は返却不要とのこと。
さすがアマゾンと、その対応(内容と速さ)に驚いた次第です。
話を本題に戻します。
族長が島内の地域タイルを移動するには、
1スペース(ビーチから隣接した地域タイルへ、または地域タイルから隣接した地域タイルへ)移動するのに、
足を1つ支払います。
ただし地域タイル(どこであっても)からビーチへ戻る場合は、足を一切消費しません。
ビーチ内には、前述の入り江の外に小さな島に渡るための波止場があります。

波止場は4つあって、それぞれに表示された足とその足の数に相当するボートのスペースを消費すれば、
波止場毎に表示された勝利点を獲得できます。
さらに、波止場では対岸の小さな島タイルに表示されているフルーツやタイルなどを無料で獲得できます。
ただ、残念ながら波止場では価格トークンを獲得できません。

下の楕円形のタイルがボートです。このタイルには3つの足のスペースがあります。
島の入り江で魚釣りをする場合は、魚のタイル1枚につき足1個とボートのスペース1つが必要となります。
このボートと足3個で、魚のタイルが3枚取れます。
小さな島に渡るには、足以外にこのボートのタイルの足のスペースが必要となります。

ビーチには、それ以外にもラウンドを表示するカードがあります。
カード左の大きな亀の甲羅に書かれた数字の小さい順にカードは重ねられて山札となっています。

ゲームは5ランドで構成されていて、ラウンドごとにカードの示された貝殻と足がプレイヤーに供給されます。
貝殻と足は、ラウンドの終りのターンで供給されるため、
最初のラウンドだけは、一番上のラウンド表示カードの裏に書かれた貝殻と足の数がプレイヤーに配られます。
5ラウンドの終りには、もう後に続くラウンドがないため貝殻と足は供給されません。
各ラウンドでプレイヤーは、
族長を地域タイルやビーチの波止場や入り江に移動させてタイルなどを手に入れます。
地域タイルを移動するには、足が必要です。
地域タイルに移動したら、そのタイルにある価格トークンを1枚取り自分の前に置きます。
取った価格トークンに書かれた数字分だけ貝殻を支払い、
地域タイル上にあるタイル一枚を取り自分の王国に配置します。
配置できない場合は購入できませんし、その地域タイルに移動することもできません。
すなわち、タイルが購入できない価格トークンがない地域タイルに移動することができません。
タイルを購入する際に、価格トークンに表示された価格の2倍を支払った場合、
購入したタイルを裏にして王国に配置することができます。
タイルは裏にすると(表をサイド1、裏をサイド2と呼びます)、その効果が高まります。
たとえばフルーツのタイルは、サイド2では追加で2個供給されます。
ビーチ内での移動には、足を消費しません。
プレイヤーは、前述のラウンド表示カードに注意を払わなければなりません。
ラウンドの終りに、自分の前にある全ての価格トークンの数字を合計し、
さらに獲得した魚のトークンに描かれた全ての魚の数を先の価格トークンの数字の合計に加えます。
この算出した数字が、ラウンド表示カードの亀の甲羅に書かれた数字を上回れば、
そのラウンドの終りに亀の甲羅の下に書かれた勝利点を獲得できます。
最初のラウンドの場合、
価格トークンの数字と魚の数の合計が、ラウンド表示カードの亀の甲羅に書かれた数字である9を上回り、
なおかつその数字が最も大きいプレイヤーは8勝利点を、2位のプレイヤーは5勝利点を、
それ以外は2勝利点をそれぞれ獲得します。
なお、亀の甲羅に書かれた数字を上回らないプレイヤーは、一切勝利点を獲得できません。

プレイヤーはそのアクションターンで全ての足や貝殻、フルーツを使い果たし、
または何らかの理由で、もうこれ以上アクションをしたくなくなった場合、ビーチに戻ってパスします。
パスする場合、このプレイヤー順トラックの任意のスペースに族長を置きます。
このトラックのスペースにはプレイヤー人数より一つだけ少ない数の価格トークンが、
その数字が小さい順に1を飛ばして2のスペースから順に置かれます。
すなわち、早くパスするとプレイヤー順トラックに置かれた価格トークンを取ることができます。
ただし、族長を置いたスペースの番号で次のラウンドのプレイ順が決定しますので、
1番のスペースは価格トークンが得られませんが、次のラウンドはスタートプレイヤーになれます。
逆に、順番が遅いスペースほど数字の大きな価格トークンが置かれますので、
ここの価格トークンを取ることで、ラウンド表示カードに書かれた数字を満たすことも可能になります。
このゲームは適度のインターラクションと多彩なタイル、プレイするたびにその位置が変わる島内の地域タイル、
ラウンドごとに価格トークンなどの数字を競う得点システムなど、非常に面白い要素が満載です。
デザインも癒し系でなかなかのものです。いやー、大いに気に入りました。
今回の勝負、前日のテストプレイでは大敗をきした私でしたが、連日の苦戦を強いられました。

ツレの王国です。なかなかので出来です。
が、私の最後に取った神様が勝利を運んでくれました。ホンノ僅差で私が勝利。
まずなんといっても、ゲーム全体の雰囲気がイイですね。
南国のマッタリとしたリゾート気分。でもハードというところも、まあとっても気に入ったということです。
女将さん、いいんですかあ、大将、あの羽合って湯治場に行ったっきりで、ちっとも帰ってきやせんぜ。
あそこじゃ、女郎が腰にわら巻いて、腰振って踊ってるって噂でさあ。なんかなけりゃいいけどねえ。
スポンサーサイト
「あぁ、あとひとつ足があればあそこに辿り着けて、お目当てのタイルが買えたのに・・・ぐぐぐ。」と歯ぎしりしながらも、アートワークが素敵なせいか、なんとなくホンワカした気分で遊べるのがいいですよねー。
価格トークンに翻弄されながらも、決して運だけじゃないところも好きなところです。
なんだかboardgameaddictionさんの記事を読んでいて、また遊びたくなってしまいました('-'*)エヘ。
ところで、僕のブログが映画メインなのでちょっとお願いしにくいところではあるんですけど、もしよければ相互リンクしていただけませんでしょうか?
一応、僕の方からはリンクさせていただいていますので、御迷惑でなければ、どうぞよろしくお願いします。