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ウィングス・オブ・グローリー Wings of Glory 2012/12/3

上級ルールで初めてプレイをしました「ウィングス・オブ・グローリー」。

ウィングス・オブ・グローリー Wings of Glory 」プレイ人数2人以上 13歳以上 プレイ時間30分以上

wofg121203_001.png

飛行機のミニチュアは、取り出しやすいように裏向けにして収納してあります。
最初にミニチュアを取り出すときは、
あまりにもしっかりとケースに収納されていたので、壊れないかとヒヤヒヤしました。チョット不親切な作り。

wofg121203_01.jpg

約90cm四方のテーブル面をゲームスペースとして使用します。
写真の上下方向に木の角材を置いて、囲いを作っています。左右方向はテーブルの端が境界の役目をしています。

wofg121203_02.jpg

左が航空機カードで、右が航空機のミニチュアです。
航空機カードは、操縦するコンソールを識別する以外には通常はほとんど使用しません。

航空機のミニチュアは、ベース上に設けられた高度スタンドと呼ばれる支柱の上にセットされます。
高度スタンドは4つのピースから構成されていて、ピースの数で航空機の高度が決まります。

ちなみにピース1個の場合は高度レベル1、全部を使用したピース4個の場合は高度レベル4となります。

高度レベル1から下降すると地上に激突して破壊されます。
高度レベル4からの上昇機動は反則とみなされて、航空機は規定のダメージを被ります。

wofg121203_09.jpg

航空機カードには、その航空機に関する様々なデータが記載されています。

航空機は、写真右の操縦カードを使用して行動します。

ほとんどのカードは、航空機の速度がハイスピードかロースピードかによって動きが変わります。

ミニチュアのベースの前の端の中央に書かれた青いラインに、
操縦カードの航空機のスピードに該当する操縦用矢印のラインの端を合わせて操縦カードを置きます。

ミニチュアのベースの後ろの端に書かれた黒い矢印が、
操縦カードの操縦用矢印のラインの先端の矢頭に合うようにミニチュアを移動します。

wofg121203_03.jpg

操縦カードには様々なものがあります。
上段中央は急降下で高度レベルが1下がります。

その右は上昇で上昇カウンターが1個追加されます。
上昇は急降下のように1回のアクションで高度レベルが上がりません。

それぞれの航空機に定められている上昇レートの数に等しい上昇カウンターが貯まった時点で、
ようやく高度レベルが1だけアップします。

上昇性能の優れた(上昇レートが小さい)機体は、直ぐに高度を上げることができます。

中段左はインメルマンターンです。
インメルマンターンは、飛行方向を180度変える機動です。

wofg121203_10.jpg

この操縦カードは特別で、このカードをプレイするには直前にハイスピードでの直線飛行(上図1)と、
インメルマンターン(上図2)直後のロースピードの直線飛行(上図3)が義務付けられています。
ただし、エースパイロットによる機動などの例外があります。

このインメルマンターンの一連の機動を行うと、その航空機には上昇カウンターが1個追加されます。

前出の操縦カードの写真で、インメルマンターンのカードの右隣りがストール、所謂失速の操縦カードです。

前述のインメルマンターンと同様に飛行方向を180度変更する機動に、スプリット-Sがあります。
インメルマンターンが上昇してターンするのに対して、スプリット-Sは下降してターンします。

スプリット-Sもインメルマンターンの操縦カードを使用しますが、
ターン直前には、ハイスピードの直線飛行ではなくストールを行い、
またターン直後には、ロースピードではなくハイスピードの直線飛行が義務付けられています。

このスプリット-Sの一連の機動を行うと、その航空機の上昇カウンターが1個取り除かれます。

急激に高度を下げる航空機の機動としては、オーバーダイブがあります。
オーバーダイブは、ストール→急降下→ハイスピードの直線飛行、の3つの機動の連続からなります。

オーバーダイブを行った航空機は、
急降下で高度レベルが1下がり、その後のハイスピードの直線飛行で高度レベルがさらに1下がります。

この機動を行うには、事前に十分に高度をとっておかないと地上に激突しかねません。

wofg121203_08.jpg

これが航空機を操縦するコンソールです。

上級(アドバンスド)ルールではゲームスタート時に、
現在の操縦と書かれたスペースに、操縦カード1枚とスピードマーカー1個を裏にして置きます。
さらにコンソールの航空機のスピードマーカーの位置にも、スピードマーカーを1個裏にして置きます。

これで準備は完了です。

ゲームでは、以下のフェイズで構成されたターンを繰り返します。

1.計画フェイズ
2.移動
3.射撃

計画フェイズでは、上の写真で前の操縦と書かれたスペースに次のターンで実行する操縦カード1枚を、
スピードマーカー1個と共に裏にして置きます。

プレイヤー全員が航空機の移動を計画し終わったら、いよいよ航空機が実際に移動する移動フェイズです。

航空機の機動は、操縦士の操作からワンテンポ遅れて生じることをシミュレーションするために、
航空機の機動は、1つ前のターンで計画されたものが実行されます。

ターンでは、コンソールの左側のスペースで計画し、
右側のスペースにある操縦カードとスピードマーカーを公開して航空機を移動します。

移動し終わったらコンソールの左側にある操縦カードとスピードマーカーを、右のスペースに移動します。
現在のターンで計画した操縦カードは、次のターンでプレイされます。

プレイヤー全員が移動し終わったら、航空機の射角内でかつ射程距離内にいる敵機は攻撃されます。

射角は航空機のベースに明示されており、
射程距離内かどうかの判定はゲームに付属している計測用のスケールを使用してチェックします。

スケールの半分の距離内であれば近接攻撃、スケールの半分を超えてスケールの長さ内であれば長距離射撃、
スケールの長さを超える距離にある敵機は攻撃できません。

前出のCURTISS P40F WARHAWKに
近接攻撃を受けた場合は、Bのダメージカウンター3枚を、
著距離射撃を受けた場合は、AとBのダメージカウンター各1枚を、それぞれ引かなければなりません。

各航空機にはダメージ耐性という性能があって、この値以上のダメージを受けると破壊されます。
ちなみにCURTISS P40F WARHAWKのダメージ耐性は18です。

ダメージカウンターの一部には、ダメージポイントだけでなくスペシャルダメージを生じるものがあります。
スペシャルダメージの具体的な内容は上の図をご覧下さい。

航空機の高度差が1レベルであれば、近接射撃が長距離射撃扱いとなります。
高度差が1レベルで距離が長距離の場合や、高度差が2レベル以上ある場合は攻撃できません。



3時間以上にも及ぶファイトで、ツレの2機を撃墜した私が勝利しました。

私の KAWASAKI KI-61-I-KAIC HIEN が、ツレの CURTISS P40F WARHAWK の背後にうまく回り込んで、
執拗に攻撃を繰り返した結果、
まず、エンジントラブルを起こしてハイスピード飛行が不可能になり、
動きが鈍ったところをさらに追い打ちをかけたところ、乗務員の負傷が2回続けて起こり撃墜。

ただ攻撃がもたついたために、ツレのもう一機に後方から攻撃を受けて私の機もあえなく墜落。

少し遅れて追いついた私のもう一機とツレの機がすれ違いざまにお互いを攻撃して、ツレの機は破壊されました。

ツレの機はゲーム半ばに操縦ミスで味方同士で衝突を起こしており、そのダメージが最後まで影響しました。

戦術としては、
高高度から急降下して敵機の高度まで下げながら、敵機との距離を詰めて攻撃するのが正攻法のようです。

私を含め好きな人には堪らないタイプのボードゲームです。








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Author:boardgameaddiction
ボードゲームが大好きで、プレイするだけでなく、
集めてルールを読むだけで十分満足している、
生きることに結構真面目な、
そこら辺にゴロゴロしている、ごく普通の人です。

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