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ドミナント スピーシーズ Dominant Speciies 2012/11/23

哺乳類や昆虫、爬虫類などが種の覇権を巡って地球上で生存競争をする「 ドミナント スピーシーズ 」。

ドミナント スピーシーズ Dominant Speciies 」 プレイ人数2-6人 12歳以上 プレイ時間3時間

dominant121123_000.png

ボードゲームとしては、とても珍しいテーマです。

プレイヤーは、
哺乳類(白)、爬虫類(黒)、鳥類(黄)、両生類(青)、節足動物(赤)、昆虫(緑)の6つの動物種を、
それぞれ担当して地球上での生存競争に打ち勝ち、ドミナントすなわち優占種たることを目指します。

dominant121123_02.jpg

これがゲームボードです。中央の六角形のへクスの集まりは地球を表しています。

ゲームは、
ボード右サイドのアクションディスプレイに、アクションポーンを配置することから始まります。

dominant121123_01.png

アクションディスプレイの上から順に、各アクションについてその概要を説明します。

・イニシアチブ
 ゲームスタート時のプレイの順番は食物連鎖の順番の逆で、昆虫→節足動物→両生類→鳥類→爬虫類→哺乳類です。
 ここにアクションポーンを置いたプレイヤーは、前の動物種と順番を入れ替えることができます。

・環境適応
 ここに置かれたエレメントマーカーを1個取り、自分のアニマルディスプレイに置きます。

 エレメントマーカーには、
 草(緑)、幼虫(ピンク)、肉(白)、木の実(黄)、太陽(オレンジ)、水(水色)の6種類があります。

 これらのエレメントマーカーが、地球上のタイルに置かれるとそのエレメントの「供給」を表します。
 また、アニマルディスプレイに置かれると、その動物種の「需要」を表します。

 例えば、一番左の水のエレメントマーカーを取り、貴方の動物種のアニマルディスプレイに置くと、
 以降、貴方の動物種は水が供給されるエリア、
 すなわち、水のエレメントマーカーが置かれた地球のタイル上で生存可能となります。

dominant121123_0011.png

 節足動物のアニマルディスプレイです。左上のスペースにエレメントマーカーを置きます。
 左から2つは印刷されていて節足動物は2個の幼虫のエレメントを持ってゲームをスタートします。

 各動物種は、それぞれ特有のエレメント2つ(例えば哺乳類は肉)を持ってスタートします。
 以降、環境適応のアクションでエレメントを1つずつ、合計4個まで追加することができます。

 いろいろなエレメントマーカーを持つことで、地球上のあらゆる場所で生存することができるようになります。

・退化
 環境適応で残ったエレメントマーカーは、次のターンでこの退化のエリアに移動されます。

 全プレイヤーは自分のアニマルディスプレイから、
 このエリアにあるエレメントマーカーと同種のエレメントマーカー1個を取り除きます。

 ただし、この退化のエリアにアクションポーンを置いたプレイヤーは、
 退化によるエレメントの除去を1つ防ぐことができます。

・豊潤
 ここに置かれたエレメントマーカーを1個取り、地球上の任意のへクスに置きます。

dominant121123_07.jpg

 ゲームスタート時点の地球です。地球上のへクスには7種類の地形が存在します。

 中央が海のへクスですが、ツンドラのタイルが乗っています。
 地球には氷河期が迫っていて、いずれの地形でも寒冷化が進むと、このようにツンドラのタイルが乗ります。

 海へクスの周りの地形は上の段の右から時計回りに、ジャングル、湿地、サバンナ、砂漠、山地、森です。
 各へクスの角にはエレメントマーカーが置かれています。

 各へクスの中に置かれているキューブは動物種を表しています。
 たとえばジャングルには鳥類(黄)1個と節足動物(赤)2個が生息しています。

 また、このジャングルのへクスの角には
 幼虫(ピンク)2個と木の実(黄)1個、水(水色)1個のエレメントマーカーが置かれています。

 ゲームスタート時点では、
 鳥類のアニマルディスプレイには木の実のエレメントが2個、節足動物には幼虫が2個あります。

 ジャングルのへクスの鳥類の種(キューブ)は木の実で、節足動物の種は幼虫で、それぞれ生存可能です。

 豊潤のアクションでは、獲得したエレメントマーカーを任意のへクスの角に配置することにより、
 自分の動物種が生存できるエリアを拡大していくことができます。

・荒廃
 豊潤で残ったエレメントマーカーは、次のターンでこの荒廃のエリアに移動されます。
 このエリアにあるエレメントのタイプと一致するエレメントマーカー全てをツンドラタイルから除きます。

 このエリアにアクションポーンを置いたプレイヤーは、
 このエリアにあるエレメントマーカーを1個だけ取り除きストックへ戻すことができます。
 そうすることで、ツンドラタイルから任意のエレメントマーカーが除去されることを防ぐことができます。

・枯渇
 荒廃で残ったエレメントマーカーは、次のターンでこの枯渇のエリアに移動されます。

 このエリアにアクションポーンを置いたプレイヤーは、このエリアにあるエレメントのタイプと一致する
 エレメントマーカーを1個だけ地球上から取り除きストックに戻すことができます。

 そうすることで、他の動物種の生存に致命的な影響を与えることが可能となります。
 ちなみに、前述のジャングルでは木の実のエレメントマーカーが除去されると、
 へクス内の鳥類は絶滅危惧状態となり生存できなくなり、ターンの最後には取り除かれます。

・寒冷化
 このエリアにアクションポーンを置いたプレイヤーは、
 ツンドラへクスに隣接する任意のへクスにツンドラタイルを乗せて、そのエリアを寒冷化することができます。

 寒冷化されたへクス上の全てのキューブは、各動物種毎に1個を残して全て取り除かれます。
 該当するへクス上に多くのキューブを持つ動物種にとっては、大きな痛手を被ることになります。

 加えて3つのツンドラへクスに囲まれたエレメントマーカーは取り除かれます。
 新たなツンドラへクスに隣接するツンドラへクスの数によって、プレイヤーは勝利点を獲得します。

・種形成
 このエリアにアクションポーンを置いたプレイヤーは、
 アクションポーンを置いたところに表示されているエレメントと一致する、
 地球上のエレメントマーカー1つを選び、
 そのエレメントマーカーに隣接するタイル毎に、その地形に応じた以下の数のキューブを置くことができます。

 海または湿地 4個まで
 森、ジャングル、サバンナ 3個まで
 山地、砂漠 2個まで
 ツンドラ 1個

・放浪
 このエリアにアクションポーンを置いたプレイヤーは、
 地球上の任意のタイルに隣接して、新しい地形タイルを1枚配置することができます。

 加えて、このエリアにあるエレメントマーカー1個を取り新しく配置したタイルに置くことができます。

 新しく配置したタイルには、
 食物連鎖の順で各プレイヤーは隣接したタイルから任意の数のキューブを移動させることができます。

 このアクションで、新しく配置したタイルに隣接するタイルの数に応じてプレイヤーは勝利点を獲得します。

・移住
 このエリアにアクションポーンを置いたプレイヤーは、
 アクションポーンを置いた位置に表示されている数だけ、自分のキューブを隣接するへクスに移動できます。

 鳥類は隣接するへクスだけでなく、2へクス先まで移動できます。

・生存競争
 このエリアにアクションポーンを置いたプレイヤーは、
 アクションポーンを置いた位置できまる3つの地形と一致するタイルを地球上からそれぞれ1枚選びます。

 タイルは、少なくとも自分のキューブ1個を含み、かつ少なくとも他のキューブ1個を含む地形を選択します。

 選んだ各地形から、他のキューブ1個を取り除きます。

ドミナント
 このエリアにアクションポーンを置いたプレイヤーは、地球上から任意のタイル1枚を選びます。

 選んだタイル上のキューブの数によって、それぞれの動物種は勝利点を獲得します。
 また、そのタイルのドミナントすなわち優占種である動物種はドミナントカードを獲得し、直ちに実行します。

dominant121123_09.jpg

 プレイヤーが中央の湿地タイルを選んだとします。

 このタイル上には、鳥類(黄)のキューブが5個、昆虫が3個、哺乳類が1個、それぞれ生存しています。
 湿地タイルの勝利点は、8421(1位8点、2位4点、3位2点、4位1点)と表示されています。

 このアクションで、鳥類は8点、昆虫は4点、哺乳類は1点とそれぞれ勝利点を獲得します。

 さらに、このタイルには草(緑)のエレメントタイルが3個も置かれていて、
 昆虫(緑)が他のいかなる動物種よりも多くのエレメントに適合していて、
 このへクスのドミナントすなわち優占種です。

 各へクスの優占種は、その動物種の色のドミナントマーカー(円錐)を置くことで示します。

 昆虫のプレイヤーはボード上に公開されている5枚のドミナントカードから任意のカードを1枚選び
 直ちに実行しなければなりません。

dominant121123_05.jpg

 これはドミナントカードの一例ですが、このような攻撃的なカードなども含まれていて、
 ドミナントのアクションは獲得する高い勝利点と共に、ゲームの行方を大きく左右するものです。

以上がアクションの詳細です。

計画フェイズでは各プレイヤーはイニシアチブの順番に従って、
アクションポーンを1個ずつアクションディスプレイに配置していきます。

プレイヤーに配られるアクションポーン(円柱)の数は、プレイする人数によって異なります。
2人:7個  3人:6個  4人:5個  5人:4個  6人:3個

全員のアクションポーンが配置されるまで計画フェイズが続きます。

次の実行フェイスでは、アクションディスプレイの上から順にアクションを1つずつ実行していきます。

dominant121123_11.jpg

計画フェイズでは、各アクションのエリアの目のマークの所にアクションポーン(円柱)を置きます。

このターンでは、
環境順応のエリアに節足動物と哺乳類、鳥類がそれぞれアクションポーンを1個ずつ置いています。

節足動物を担当しているプレイヤーが置いたアクションポーンを取り、
アクションを実行することから、このターンはスタートします。

ちなみに、右側に縦に並んでいるのがドミナントカード、
下の3つのタイルの山は、放浪のアクション用の新しい地形タイルを供給するストックです。

ターンの全てのアクションが終了すると、リセットフェイズが実行されます。

リセットフェイズでは、絶滅危惧状態の全てのキューブが除去されます。
哺乳類だけは、絶滅危惧状態でもキューブ1個だけ生き残ることができます。

そして最後に、ツンドラタイル上に生存している全ての動物種のキューブの数がチェックされます。
最も数の多い動物種は、
サバイバルカードを獲得して、そのキューブが生存しているツンドラのタイル数に応じて勝利点を獲得します。

dominant121123_06.jpg

これがサバイバルカードです。

担当する動物種の生存領域を拡大し、進行する寒冷化に生き抜きます。
動物種は環境への順応と退化を繰り返し、他の動物種との激しい生存競争に立ち向かわねばなりません。

時には外来種や天災によって甚大な被害を受けることもあり、
地球上でドミナントになるどころか生存し続けることさえ困難を伴う局面に遭遇します。

このゲームは、動物種が地球上で生きて抜いていくことを見事なシステムで表現した素晴らしい作品です。



今回はプレイ時間が3時間を超え、残念ながら都合によりプレイをストップしました。

dominant121123_08.jpg

ツレと二人でそれぞれ2つの動物種を担当してプレイしましたが、
ツレの昆虫に僅かに、私が担当した節足動物が追いつけずに最下位となり敗北しました。

寒冷化や災害などで痛めつけたにもかかわらずツレの昆虫はしぶとく生存範囲を広げ、
対照的に、なかなか豊かな地形に種を拡大できなかった節足動物は極めて厳しい道をたどることとなりました。

月間ランキングでもベスト5入りするだけあって、重量級でありながら時間を感じさせない素晴らしい作品です。
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プロフィール

boardgameaddiction

Author:boardgameaddiction
ボードゲームが大好きで、プレイするだけでなく、
集めてルールを読むだけで十分満足している、
生きることに結構真面目な、
そこら辺にゴロゴロしている、ごく普通の人です。

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