- Date: Mon 29 10 2012
- Category: ボードゲームのレビュー
- Tags: トロワ Troyes 世界のボードゲーム ボードゲーム boardgame レビュー 二人プレイ
- Community: テーマ "ボードゲームのレビュー" ジャンル "趣味・実用"
- Response: Comment 0 Trackback 0
トロワ Troyes 2012/10/27
私が大好きなボードゲームの一つです「 トロワ 」。
「 トロワ Troyes 」 プレイ人数2-4人 12歳以上 プレイ時間90分

ゲーム開始時点の写真です。
舞台はフランス北部の都市「トロワ」。プレイヤーは都市を守り、発展させて勝利点を獲得していきます。

プレイ人数により変わりますが、二人プレイの場合はプレイヤー毎にワーカー(職人)が6人います。
最初にワーカーを司教管区(白)と宮殿(赤)、市庁舎(黄)の3か所に配置します。

ここはちなみに宮殿です。灰色の駒は中立の駒です。
私の駒(白)がサイコロの目の3と4の位置に配置されています。
本当は6の目の所にもう1人居たのですが、襲撃にあって中立の駒に追い出されました。
横で倒れているのが、その駒です。
他のプレイヤーが自分のダイス(宮殿の場合は赤のダイス)を使用して、
使用したダイスの目の位置に後からワーカーを追加できます。
ただし、その位置に他のプレイヤーのワーカーがいると、それは追い出されることになります。
宮殿上のイラストのように、
宮殿にワーカーを配置すると、ワーカーに給料(1人あたり2ドーニエ)を支払わなければなりません。
ただし前述の3か所ともワーカーを配置すると、配置した人数に応じてダイスを獲得できます。
獲得できるダイスの色は、配置した場所によって決まります。(ちなみに宮殿は赤のダイス)
ほとんど全てのアクションは、獲得したこれらのダイスを支払って行うことができます。ダイスドライブゲーム?
ゲームは4~6ラウンド(プレイ人数によって変わります)、1ラウンドは5~6フェイズで構成されています。
ラウンドの開始時点で、各プレイヤーはワーカーを配置することにより得られるダイスを振ります。
振ったダイスの出目が大きいほどアクションは有効に働きます。

ラウンド開始時に起こるイベントです。
トロワの都市に様々な災難がふりかかりますが、プレイヤー全員で協力して対応します。
写真一番左のカードと右から2番目のカードは襲撃です。
スタートプレイヤーが黒のダイス3個(襲撃1個+ノルマン人の襲撃2個)を振ることにより、
攻撃してきた敵の数が決まります。
振った黒のダイスの最も大きな出目のダイス(敵)をスタートプレイヤーが、
その次に大きな出目のダイスを次のプレイヤーが、
そして最後に最も小さな出目のダイスをその次のプレイヤーが、それぞれ担当して撃退します。
黒のダイスの数が多くて担当が一巡してしまうような場合は、再びスタートプレイヤーから順に担当します。
敵(黒ダイス)を撃退する方法は簡単です、
黒ダイスの出目以上の出目を持つダイス(2つのダイスを合わせてもOK)を自分のダイスから出せば撃退。
この場合、宮殿の護衛のために配置しているワーカーで得られる赤のダイスは強力で、
敵を撃退する場合にダイスの出目を2倍にすることができます。
ダイスの出目に余裕があれば、複数の黒ダイスを撃退することもできます。
撃退できないプレイヤーは2勝利点を失い、撃退したプレイヤーは撃退したダイス1個につき1影響点を得ます。
ダイスを使用したアクションでは、お金と勝利点そして様々な場面で活躍する影響点が獲得できます。
影響点は次のような使い方ができます。
1影響点で自分の任意のダイス1個を振りなおせます。
2影響点で新たにワーカー1人を雇えます。ただし、ワーカーはプレイヤーあたり12個まで。
4影響点で自分の任意のダイスを3つまで裏返せます。例えば1の出目のダイスは6の出目に、2は5に。
外敵を対処したら、いよいよ都市内での発展を図ります。

司教管区(白)と宮殿(赤)、市庁舎(黄)の3つの区画には、
それぞれラウンド毎に活動カードが1枚ずつ合計3枚公開されます。
写真は司教管区(白)の活動カード3枚です。
最初のラウンドでは左端の司祭のカードだけが表で、あとの2枚は裏になっています。
司祭の活動カードを使用するためには、
まず6ドーニエ支払って、活動カードの2つのマスの1つに自分の職人(ワーカー)を置かなければなりません。
次に自分の白のダイス(3個まで)を支払って、その出目の合計を3で割った数だけ自分のキューブを置きます。
全て、アクションに支払うダイスは3個まで。
以降、任意の場面でこのカード上のキューブ1個を消費して(取り除き)、
自分の黄のダイス(3個まで)の出目をダイス1個当たり+3できます。
中央の懺悔は、職人を置くのに7ドーニエ、同様に白のダイスを支払いキューブを置きます。
以降、
任意の場面でこのカード上のキューブ1個を支払い、自分の任意の色のダイスの出目を3個まで+2できます。
このゲームでは、ピンクのダイスやキューブは任意の色のダイスとキューブという意味で表現されています。
右端のガラス吹き工は、職人を置くのに7ドーニエ、同様に白のダイスを支払います。
この活動カードを使用すると、支払った白のダイスの出目の合計を5で割った数字の回数だけ、
大聖堂の建設(後述)に参加した回数2回につき1勝利点が獲得できます。
例えば支払った白のダイス2個の出目がそれぞれ4と6で、大聖堂の建設には4回参加していたとしたら、
(大聖堂建設の参加回数4回÷2)×1勝利点×((支払った白のダイスの目の合計4+6)÷5)=4勝利点
と、このアクションで4勝利点が獲得できるわけです。
職人を活動カードの上に置くと、
指定された色のダイスを支払うだけで、支払ったダイスの出目で決まる回数だけ使用できます。
また、ゲーム終了時点で職人が置かれたマスに書かれた勝利点が獲得できます。
写真では司祭の活動カードに1つ空マスがあり、そこに職人を置くとゲーム終了時に2勝利点獲得できます。
各活動カードには職人を置くマスが2つあり、最初のマスの方が(早く置く方が)勝利点が高く、
3人目からは職人を置くことで活動カードは使用できますが、ゲーム終了時点での勝利点は得られません。

3つの各エリアには様々な活動カードがあります。
影響点で外敵を撃退する外交官や影響点が獲得できる狩猟、
赤のダイスの出目が最も多いプレイヤーが2勝利点を得る馬上槍試合、お金が稼げる商人、
お金を影響点に換える宿屋の主人、勝利点が得られる彫刻家などの様々なカードが登場します。

大聖堂の建築には白のダイスが必要です。
大聖堂の建築に参加するには白のダイスを1個支払って、
支払ったダイスの目と同じ目が描かれた列の空いているマスに、下から順にキューブを1個置きます。
ゲーム終了時に、この3段6列あるマスのスペースの各段に、
プレイヤーは少なくとも1つ以上のキューブを置かなければなりません。
キューブを全く置いていない段毎に勝利点が2点減点されます。

外敵(イベントカード)はダイスで撃退することができます。
左端の干ばつは撃退しないと、ラウンド毎に市庁舎にいるワーカー1人につき1ドーニエ取られます。
黄のダイスを支払うとその出目4あたり1個キューブをこのカードの旗のスペースに置くことができます。
キューブを1個置くたびに1影響点を獲得します。旗のイラストは影響点を表しています。
このカードにある3つの旗のマス全てにキューブが置かれると、このカードを撃退できます。
最も多くのキューブを置いたプレイヤーが3勝利点を、次に多く置いたプレイヤーが1勝利点を獲得します。
1人で3個のキューブ全てを置くと、4勝利点と勝利点を独占できます。
そして、最後に撃退に最も貢献したプレイヤーがこのイベントカードを獲得できます。

ゲーム開始時点でこのようなキャラクターカードが1枚(2人プレイ時は2枚)配られます。
自分以外はどのようなカードを持っているか各プレイヤーにはわかりません。
写真左のユーグ・ドゥ・パインのカードを持っていると、
ゲーム終了時点で持っている影響点(旗の印)の数に応じて勝利点(下段)が獲得できます。
同様にヘンリ1世を持っていると、獲得したイベントカードの枚数に応じて勝利点を得ます。
ゲーム終了時に獲得できるキャラクターカードによる勝利点はプレイ中には読めないので、
最後の最後で逆転といった展開があり得ます。
ゲーム開始時点で引いた私の2枚のキャラクターカードはこの2枚。
1枚は司教管区や宮殿、市庁舎に置いたワーカーの数で勝利点が、
もう1枚は活動カード上のワーカーの数で勝利点が得られるものでした。
ワーカーはプレイヤー毎にMAX12人で、それ以上は影響点を支払っても手に入りません。
2枚のキャラクターカードが共にワーカーの数に影響されるものであると、ワーカーの数に限りがあるため、
2枚とも最高点を獲得することは物理的に不可能、かなり不利なカードの組み合わせといえます。

そして、さらに今回はなぜか赤の出目がよくて、
ほとんどの外敵を1人で撃退しイベントカードを独り占めするような展開に…
キャラクターカードの1枚がイベントカードを要求するものであれば最高だったのですが…
しかしながら、結果はツレの方がそれ以上に散々な内容で、なんとか僅差で勝利しました。
このゲームは色々な要素が詰まっていてバラエティに富み、かつとてもバランスが良く大好きです。
絵柄も面白みがあって私の好みにピッタリ、再プレイがとても待ち遠しい作品の一つです。
「 トロワ Troyes 」 プレイ人数2-4人 12歳以上 プレイ時間90分

ゲーム開始時点の写真です。
舞台はフランス北部の都市「トロワ」。プレイヤーは都市を守り、発展させて勝利点を獲得していきます。

プレイ人数により変わりますが、二人プレイの場合はプレイヤー毎にワーカー(職人)が6人います。
最初にワーカーを司教管区(白)と宮殿(赤)、市庁舎(黄)の3か所に配置します。

ここはちなみに宮殿です。灰色の駒は中立の駒です。
私の駒(白)がサイコロの目の3と4の位置に配置されています。
本当は6の目の所にもう1人居たのですが、襲撃にあって中立の駒に追い出されました。
横で倒れているのが、その駒です。
他のプレイヤーが自分のダイス(宮殿の場合は赤のダイス)を使用して、
使用したダイスの目の位置に後からワーカーを追加できます。
ただし、その位置に他のプレイヤーのワーカーがいると、それは追い出されることになります。
宮殿上のイラストのように、
宮殿にワーカーを配置すると、ワーカーに給料(1人あたり2ドーニエ)を支払わなければなりません。
ただし前述の3か所ともワーカーを配置すると、配置した人数に応じてダイスを獲得できます。
獲得できるダイスの色は、配置した場所によって決まります。(ちなみに宮殿は赤のダイス)
ほとんど全てのアクションは、獲得したこれらのダイスを支払って行うことができます。ダイスドライブゲーム?
ゲームは4~6ラウンド(プレイ人数によって変わります)、1ラウンドは5~6フェイズで構成されています。
ラウンドの開始時点で、各プレイヤーはワーカーを配置することにより得られるダイスを振ります。
振ったダイスの出目が大きいほどアクションは有効に働きます。

ラウンド開始時に起こるイベントです。
トロワの都市に様々な災難がふりかかりますが、プレイヤー全員で協力して対応します。
写真一番左のカードと右から2番目のカードは襲撃です。
スタートプレイヤーが黒のダイス3個(襲撃1個+ノルマン人の襲撃2個)を振ることにより、
攻撃してきた敵の数が決まります。
振った黒のダイスの最も大きな出目のダイス(敵)をスタートプレイヤーが、
その次に大きな出目のダイスを次のプレイヤーが、
そして最後に最も小さな出目のダイスをその次のプレイヤーが、それぞれ担当して撃退します。
黒のダイスの数が多くて担当が一巡してしまうような場合は、再びスタートプレイヤーから順に担当します。
敵(黒ダイス)を撃退する方法は簡単です、
黒ダイスの出目以上の出目を持つダイス(2つのダイスを合わせてもOK)を自分のダイスから出せば撃退。
この場合、宮殿の護衛のために配置しているワーカーで得られる赤のダイスは強力で、
敵を撃退する場合にダイスの出目を2倍にすることができます。
ダイスの出目に余裕があれば、複数の黒ダイスを撃退することもできます。
撃退できないプレイヤーは2勝利点を失い、撃退したプレイヤーは撃退したダイス1個につき1影響点を得ます。
ダイスを使用したアクションでは、お金と勝利点そして様々な場面で活躍する影響点が獲得できます。
影響点は次のような使い方ができます。
1影響点で自分の任意のダイス1個を振りなおせます。
2影響点で新たにワーカー1人を雇えます。ただし、ワーカーはプレイヤーあたり12個まで。
4影響点で自分の任意のダイスを3つまで裏返せます。例えば1の出目のダイスは6の出目に、2は5に。
外敵を対処したら、いよいよ都市内での発展を図ります。

司教管区(白)と宮殿(赤)、市庁舎(黄)の3つの区画には、
それぞれラウンド毎に活動カードが1枚ずつ合計3枚公開されます。
写真は司教管区(白)の活動カード3枚です。
最初のラウンドでは左端の司祭のカードだけが表で、あとの2枚は裏になっています。
司祭の活動カードを使用するためには、
まず6ドーニエ支払って、活動カードの2つのマスの1つに自分の職人(ワーカー)を置かなければなりません。
次に自分の白のダイス(3個まで)を支払って、その出目の合計を3で割った数だけ自分のキューブを置きます。
全て、アクションに支払うダイスは3個まで。
以降、任意の場面でこのカード上のキューブ1個を消費して(取り除き)、
自分の黄のダイス(3個まで)の出目をダイス1個当たり+3できます。
中央の懺悔は、職人を置くのに7ドーニエ、同様に白のダイスを支払いキューブを置きます。
以降、
任意の場面でこのカード上のキューブ1個を支払い、自分の任意の色のダイスの出目を3個まで+2できます。
このゲームでは、ピンクのダイスやキューブは任意の色のダイスとキューブという意味で表現されています。
右端のガラス吹き工は、職人を置くのに7ドーニエ、同様に白のダイスを支払います。
この活動カードを使用すると、支払った白のダイスの出目の合計を5で割った数字の回数だけ、
大聖堂の建設(後述)に参加した回数2回につき1勝利点が獲得できます。
例えば支払った白のダイス2個の出目がそれぞれ4と6で、大聖堂の建設には4回参加していたとしたら、
(大聖堂建設の参加回数4回÷2)×1勝利点×((支払った白のダイスの目の合計4+6)÷5)=4勝利点
と、このアクションで4勝利点が獲得できるわけです。
職人を活動カードの上に置くと、
指定された色のダイスを支払うだけで、支払ったダイスの出目で決まる回数だけ使用できます。
また、ゲーム終了時点で職人が置かれたマスに書かれた勝利点が獲得できます。
写真では司祭の活動カードに1つ空マスがあり、そこに職人を置くとゲーム終了時に2勝利点獲得できます。
各活動カードには職人を置くマスが2つあり、最初のマスの方が(早く置く方が)勝利点が高く、
3人目からは職人を置くことで活動カードは使用できますが、ゲーム終了時点での勝利点は得られません。

3つの各エリアには様々な活動カードがあります。
影響点で外敵を撃退する外交官や影響点が獲得できる狩猟、
赤のダイスの出目が最も多いプレイヤーが2勝利点を得る馬上槍試合、お金が稼げる商人、
お金を影響点に換える宿屋の主人、勝利点が得られる彫刻家などの様々なカードが登場します。

大聖堂の建築には白のダイスが必要です。
大聖堂の建築に参加するには白のダイスを1個支払って、
支払ったダイスの目と同じ目が描かれた列の空いているマスに、下から順にキューブを1個置きます。
ゲーム終了時に、この3段6列あるマスのスペースの各段に、
プレイヤーは少なくとも1つ以上のキューブを置かなければなりません。
キューブを全く置いていない段毎に勝利点が2点減点されます。

外敵(イベントカード)はダイスで撃退することができます。
左端の干ばつは撃退しないと、ラウンド毎に市庁舎にいるワーカー1人につき1ドーニエ取られます。
黄のダイスを支払うとその出目4あたり1個キューブをこのカードの旗のスペースに置くことができます。
キューブを1個置くたびに1影響点を獲得します。旗のイラストは影響点を表しています。
このカードにある3つの旗のマス全てにキューブが置かれると、このカードを撃退できます。
最も多くのキューブを置いたプレイヤーが3勝利点を、次に多く置いたプレイヤーが1勝利点を獲得します。
1人で3個のキューブ全てを置くと、4勝利点と勝利点を独占できます。
そして、最後に撃退に最も貢献したプレイヤーがこのイベントカードを獲得できます。

ゲーム開始時点でこのようなキャラクターカードが1枚(2人プレイ時は2枚)配られます。
自分以外はどのようなカードを持っているか各プレイヤーにはわかりません。
写真左のユーグ・ドゥ・パインのカードを持っていると、
ゲーム終了時点で持っている影響点(旗の印)の数に応じて勝利点(下段)が獲得できます。
同様にヘンリ1世を持っていると、獲得したイベントカードの枚数に応じて勝利点を得ます。
ゲーム終了時に獲得できるキャラクターカードによる勝利点はプレイ中には読めないので、
最後の最後で逆転といった展開があり得ます。
ゲーム開始時点で引いた私の2枚のキャラクターカードはこの2枚。
1枚は司教管区や宮殿、市庁舎に置いたワーカーの数で勝利点が、
もう1枚は活動カード上のワーカーの数で勝利点が得られるものでした。
ワーカーはプレイヤー毎にMAX12人で、それ以上は影響点を支払っても手に入りません。
2枚のキャラクターカードが共にワーカーの数に影響されるものであると、ワーカーの数に限りがあるため、
2枚とも最高点を獲得することは物理的に不可能、かなり不利なカードの組み合わせといえます。

そして、さらに今回はなぜか赤の出目がよくて、
ほとんどの外敵を1人で撃退しイベントカードを独り占めするような展開に…
キャラクターカードの1枚がイベントカードを要求するものであれば最高だったのですが…
しかしながら、結果はツレの方がそれ以上に散々な内容で、なんとか僅差で勝利しました。
このゲームは色々な要素が詰まっていてバラエティに富み、かつとてもバランスが良く大好きです。
絵柄も面白みがあって私の好みにピッタリ、再プレイがとても待ち遠しい作品の一つです。
スポンサーサイト