- Date: Fri 26 10 2012
- Category: ボードゲームのレビュー
- Tags: ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 世界のボードゲーム ボードゲーム boardgame 二人プレイ 二人用ゲーム
- Community: テーマ "ボードゲームのレビュー" ジャンル "趣味・実用"
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ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2012/10/25
待望の「 ウォー・オブ・ザ・リング 」を本格プレイ、プレイ時間は4時間に及びました。
「 ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 」 プレイ人数2-4人 12歳以上 プレイ時間150分

これがゲームスタート時点での盤面です。
自由の民軍42部隊、冥王軍47部隊がすでに盤面に登場します。
加えて旅の仲間9人(写真右上端のメタル色のフィギュア)の総勢98、圧巻です。

盤外にはサルマンや魔王、サウロンの口、ゴラムが待機。
インストには、それなりに時間がかかりました。
ゲームはアクションダイスと呼ばれる特殊な6面ダイス(自由の民側4個、冥王側7個)を
それぞれ振って出目に応じたアクションを交互にプレイします。
ダイスの数は、
白のガンダルフやアラゴルン、サルマン、サウロンの口、魔王が登場するたびに1個追加されます。
出目にはキャラクターと軍隊、招集、イベントの4種類に加えて、
自由の民用ダイスには、西方の意志、冥王用ダイスにはサウロンの目がそれぞれあります。
また、冥王側はアクションダイスを振る前に指輪所持者の追跡用として任意の数のダイスを割り当てます。
出目に応じて以下のような様々なアクションがとれます。
キャラクター
・リーダーを含む軍隊の移動/攻撃
・キャラクターイベントカードのプレイ
(以下、自由の民側のみプレイできる)
・指輪の仲間の移動
・指輪の仲間の潜伏
・仲間の離脱
・仲間の移動
(以下、冥王側のみプレイできる)
・配下(ナズグールや魔王、サウロンの口)の移動
軍隊
・軍隊の移動(リーダーの有無にかかわらず移動できる)
・敵軍隊への攻撃
・軍隊イベントカードのプレイ
召集
・外交活動(自分の陣営の任意の国家の政治カウンターを1段階進める)
(以下、戦争中の国家のみプレイできる)
・増援の補充(一般兵2部隊または精鋭部隊1部隊またはリーダー2体または一般兵1部隊+リーダー1体)
(以下、冥王側のみプレイできる)
・配下一人を登場させる(キャラクターカードに記載されているルールに従って)
イベント
・イベントカードの獲得
・イベントカードのプレイ
サウロンの目
・すべて追跡ボックスに置く
西方の意志
・他の任意の出目に変えることができる
・白のガンダルフやアラゴルンを登場させるために使用する
このように様々なアクションがダイスの目によって実行されていきます。
プレイヤーは交互にそれぞれの手番で、振ったダイスの1個を使用してアクションを実行します。

イベントカードは、キャラクターイベントカードと戦略イベントカードの2種類があり、
さらに戦略イベントカードには軍隊イベントカードと召集イベントカードがあります
各イベントカードは増援や相手のアクションを封じるもの、移動を加速するもの、敵軍隊を弱体化するものなど、
さまざまな能力をもっています。
全てのイベントカードは、一番下の欄が戦闘カードとなっていて戦闘時に使用されます。
自由の民側は、指輪所持者を滅びの山に導き指輪の破壊を試みます。
指輪所持者が移動するたびに、冥王側の指輪の追跡アクションが起こり、
追跡ダイスプールに置かれたダイスの数だけダイスを振って、出目6で追跡が成功します。
追跡が成功すると、
追跡タイルが1枚引かれタイルに書かれた数字の分だけ所持している指輪に誘惑されて堕落します。
また、追跡タイルに暴露アイコンがあると指輪所持者の所在が暴露され、以降は潜伏しないと先へ進めません。
堕落ポイントが12を超えると、指輪所持者が指輪の誘惑に負けて自由の民側は敗北します。
同行する旅の仲間は、自らを犠牲にしてそのレベルに相当する分の堕落をくい止めることができます。
旅の仲間であるガンダルフやストライダー(アラゴルン)は、さらに大切な任務があります。
エルフをのぞく自由の民陣営のほとんどの国々は、戦意が低く戦闘体制が整っておらず、
軍隊の移動や増援、敵への攻撃ができない状態にあります。
旅の仲間は、指輪所持者とは別れて自由の民の国々を訪れて戦意を高め、戦争状態に導かなければなりません。
冥王陣営の国々はスタート時点で、
すでに戦意が十分に高く、直ぐに戦争状態に移行して隣接する自由の民の国々に攻撃を仕掛けてきます。
戦闘は、軍隊の中の部隊の数に相当する戦闘ダイスを振り5以上の出目で相手に1ヒット与えます。
また、ミスした戦闘ダイスを軍隊の中のリーダーの数に相当する数だけ振りなおすことができます。
戦闘前に両陣営は戦闘カードを1枚プレイすることができます。
戦闘カードは、
戦闘ダイスの目に修正を加えるものや相手の戦闘ダイスの数を減らすものなど様々な能力を持っています。
戦闘は、攻撃側が攻撃を中止するか、防御側が退却するか、いずれかの軍隊が殲滅するまで続きます。
敵軍を打ち破り、敵の城砦(2勝利点)や都市(1勝利点)を占拠すると勝利点を獲得します。
冥王側は10勝利点を、自由の民側は4勝利点をそれぞれあげれば勝利します。

ゲーム終了時の盤面です。
冥王軍(私)がゴンドールとエルフ、ドワーフの主要城砦を落として10勝利点をあげて勝利しました。



自由の民軍(ツレ)は、一時ローハンを奪われましたがローハンを増援とガンダルフなどの仲間で強化して、
ローハンからアイゼンガルドに攻め込み、オルサンクを陥落、サルマンを打ち倒しました。
さらに指輪所持者を積極的に進め、
滅びの山の麓モランノンまで移動させ、モルドールトラックにあと一歩までとなりました。
オルサンクを陥落させたことで2勝利点を獲得。勝利まであと2勝利点に迫りました。
さらに自由の民軍はアラゴルン率いるゴンドール軍の精鋭をもってサウロンに攻め入り、
ミナス・モルグルの城砦を護衛しているサウロン軍を蹴散らしました。
しかしながら、サウロンの残党が城砦に籠城して抵抗したため、
城砦に侵入することはできましたが、包囲戦となりあと一歩のところで落とすことができませんでした。
続くターンで冥王軍が手薄となったゴンドールとエルフの城砦を一挙に攻め落として勝利しました。
自由の民軍がミナス・モルグルの城砦の戦いで勝利して、敗走した少数のサウロン軍が城砦に籠城した時点で、
自由の民軍にはアクションダイスが1個残っていましたが、
残念ながら城砦に籠城しているサウロン軍と戦える出目ではなかったために、
ミナス・モルグルを陥落して2勝利点を獲得、ゲームに勝利するまでには至りませんでした。
ただ、ミナス・モルグルで籠城したサウロン軍との包囲戦の状態となった時点で、
エルフと指輪を1つ使って、残っているアクションダイスの目をキャラクターや軍隊の目に変えれば、
最後に残ったアクションダイスで籠城したサウロン軍と引き続き戦うこともできました。
ほぼ、勝利を確信していた自由の民軍のほんの僅かな隙が最後の最後で勝敗を分けることになりました。
プレイ時間は4時間にも及びましたが、プレイを通じて本当に素晴らしい作品であることを実感しました。
本ゲームの開発者とこの作品を世の中に送り出した関係者の方々に大きな拍手を贈ります。
「 ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 」 プレイ人数2-4人 12歳以上 プレイ時間150分

これがゲームスタート時点での盤面です。
自由の民軍42部隊、冥王軍47部隊がすでに盤面に登場します。
加えて旅の仲間9人(写真右上端のメタル色のフィギュア)の総勢98、圧巻です。

盤外にはサルマンや魔王、サウロンの口、ゴラムが待機。
インストには、それなりに時間がかかりました。
ゲームはアクションダイスと呼ばれる特殊な6面ダイス(自由の民側4個、冥王側7個)を
それぞれ振って出目に応じたアクションを交互にプレイします。
ダイスの数は、
白のガンダルフやアラゴルン、サルマン、サウロンの口、魔王が登場するたびに1個追加されます。
出目にはキャラクターと軍隊、招集、イベントの4種類に加えて、
自由の民用ダイスには、西方の意志、冥王用ダイスにはサウロンの目がそれぞれあります。
また、冥王側はアクションダイスを振る前に指輪所持者の追跡用として任意の数のダイスを割り当てます。
出目に応じて以下のような様々なアクションがとれます。
キャラクター
・リーダーを含む軍隊の移動/攻撃
・キャラクターイベントカードのプレイ
(以下、自由の民側のみプレイできる)
・指輪の仲間の移動
・指輪の仲間の潜伏
・仲間の離脱
・仲間の移動
(以下、冥王側のみプレイできる)
・配下(ナズグールや魔王、サウロンの口)の移動
軍隊
・軍隊の移動(リーダーの有無にかかわらず移動できる)
・敵軍隊への攻撃
・軍隊イベントカードのプレイ
召集
・外交活動(自分の陣営の任意の国家の政治カウンターを1段階進める)
(以下、戦争中の国家のみプレイできる)
・増援の補充(一般兵2部隊または精鋭部隊1部隊またはリーダー2体または一般兵1部隊+リーダー1体)
(以下、冥王側のみプレイできる)
・配下一人を登場させる(キャラクターカードに記載されているルールに従って)
イベント
・イベントカードの獲得
・イベントカードのプレイ
サウロンの目
・すべて追跡ボックスに置く
西方の意志
・他の任意の出目に変えることができる
・白のガンダルフやアラゴルンを登場させるために使用する
このように様々なアクションがダイスの目によって実行されていきます。
プレイヤーは交互にそれぞれの手番で、振ったダイスの1個を使用してアクションを実行します。

イベントカードは、キャラクターイベントカードと戦略イベントカードの2種類があり、
さらに戦略イベントカードには軍隊イベントカードと召集イベントカードがあります
各イベントカードは増援や相手のアクションを封じるもの、移動を加速するもの、敵軍隊を弱体化するものなど、
さまざまな能力をもっています。
全てのイベントカードは、一番下の欄が戦闘カードとなっていて戦闘時に使用されます。
自由の民側は、指輪所持者を滅びの山に導き指輪の破壊を試みます。
指輪所持者が移動するたびに、冥王側の指輪の追跡アクションが起こり、
追跡ダイスプールに置かれたダイスの数だけダイスを振って、出目6で追跡が成功します。
追跡が成功すると、
追跡タイルが1枚引かれタイルに書かれた数字の分だけ所持している指輪に誘惑されて堕落します。
また、追跡タイルに暴露アイコンがあると指輪所持者の所在が暴露され、以降は潜伏しないと先へ進めません。
堕落ポイントが12を超えると、指輪所持者が指輪の誘惑に負けて自由の民側は敗北します。
同行する旅の仲間は、自らを犠牲にしてそのレベルに相当する分の堕落をくい止めることができます。
旅の仲間であるガンダルフやストライダー(アラゴルン)は、さらに大切な任務があります。
エルフをのぞく自由の民陣営のほとんどの国々は、戦意が低く戦闘体制が整っておらず、
軍隊の移動や増援、敵への攻撃ができない状態にあります。
旅の仲間は、指輪所持者とは別れて自由の民の国々を訪れて戦意を高め、戦争状態に導かなければなりません。
冥王陣営の国々はスタート時点で、
すでに戦意が十分に高く、直ぐに戦争状態に移行して隣接する自由の民の国々に攻撃を仕掛けてきます。
戦闘は、軍隊の中の部隊の数に相当する戦闘ダイスを振り5以上の出目で相手に1ヒット与えます。
また、ミスした戦闘ダイスを軍隊の中のリーダーの数に相当する数だけ振りなおすことができます。
戦闘前に両陣営は戦闘カードを1枚プレイすることができます。
戦闘カードは、
戦闘ダイスの目に修正を加えるものや相手の戦闘ダイスの数を減らすものなど様々な能力を持っています。
戦闘は、攻撃側が攻撃を中止するか、防御側が退却するか、いずれかの軍隊が殲滅するまで続きます。
敵軍を打ち破り、敵の城砦(2勝利点)や都市(1勝利点)を占拠すると勝利点を獲得します。
冥王側は10勝利点を、自由の民側は4勝利点をそれぞれあげれば勝利します。

ゲーム終了時の盤面です。
冥王軍(私)がゴンドールとエルフ、ドワーフの主要城砦を落として10勝利点をあげて勝利しました。



自由の民軍(ツレ)は、一時ローハンを奪われましたがローハンを増援とガンダルフなどの仲間で強化して、
ローハンからアイゼンガルドに攻め込み、オルサンクを陥落、サルマンを打ち倒しました。
さらに指輪所持者を積極的に進め、
滅びの山の麓モランノンまで移動させ、モルドールトラックにあと一歩までとなりました。
オルサンクを陥落させたことで2勝利点を獲得。勝利まであと2勝利点に迫りました。
さらに自由の民軍はアラゴルン率いるゴンドール軍の精鋭をもってサウロンに攻め入り、
ミナス・モルグルの城砦を護衛しているサウロン軍を蹴散らしました。
しかしながら、サウロンの残党が城砦に籠城して抵抗したため、
城砦に侵入することはできましたが、包囲戦となりあと一歩のところで落とすことができませんでした。
続くターンで冥王軍が手薄となったゴンドールとエルフの城砦を一挙に攻め落として勝利しました。
自由の民軍がミナス・モルグルの城砦の戦いで勝利して、敗走した少数のサウロン軍が城砦に籠城した時点で、
自由の民軍にはアクションダイスが1個残っていましたが、
残念ながら城砦に籠城しているサウロン軍と戦える出目ではなかったために、
ミナス・モルグルを陥落して2勝利点を獲得、ゲームに勝利するまでには至りませんでした。
ただ、ミナス・モルグルで籠城したサウロン軍との包囲戦の状態となった時点で、
エルフと指輪を1つ使って、残っているアクションダイスの目をキャラクターや軍隊の目に変えれば、
最後に残ったアクションダイスで籠城したサウロン軍と引き続き戦うこともできました。
ほぼ、勝利を確信していた自由の民軍のほんの僅かな隙が最後の最後で勝敗を分けることになりました。
プレイ時間は4時間にも及びましたが、プレイを通じて本当に素晴らしい作品であることを実感しました。
本ゲームの開発者とこの作品を世の中に送り出した関係者の方々に大きな拍手を贈ります。
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