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映画「ガンジー」を観ました!

今は亡きリチャード・アッテンボローが監督した映画ガンジー」、1982年に公開された映画です。

見ごたえのある重厚な史実に基づく歴史大作です。
いっさいの暴力を放棄して闘うことを信条としたインド独立の父「ガンジー」。

武力に頼ることなく巨大な大英帝国からインドを独立に導いた彼は民衆からマハトマ(偉大なる魂)と呼ばれ慕われました。

製塩所の前に立ち並ぶ大英帝国の軍隊を前にして、独立に立ち上がった長蛇の列をなすインドの民衆。

その民衆が全く抵抗することなく製塩所に向かって行進を続け、製塩所の前で守備隊に次々と打ち倒されていく。
血を流し、なかにはその場で息絶える者もいるが、それでも行進は止まることなく続けられた。

「相手が私達を打ちのめし、たとえ命を奪ったとしても、私達の魂を奪うことはできない。暴力には決して屈しない。」

彼は決して「無抵抗」ではありません。

紛争の解決手段として、一切の暴力を排除したのです。武力の放棄です。
しかしながら、たとえその命が奪われたとしても、いかなる暴力にも決して服従はしない。。

インド国内でのヒンズー教徒とイスラム教徒の殺し合いに心を痛め、争いが収まるまで断食を断行した「ガンジー」。
次第に身体が衰弱していく「ガンジー」のもとに民衆が次々と集まってきて、
その武器を放棄して、今後決して暴力を振るわないことを「ガンジー」に誓って帰っていきます。

ヒンズー教徒の一人が涙ながらに訴えます。
「自分の息子をイスラム教徒に殺されて、自分もイスラム教徒の子供の頭を壁に何度も打ちすえて殺してしまった」と。

「自分にはもう地獄への道しか残されていない」と嘆く男に、静かにかけた「ガンジー」の言葉が胸を打ちます。

「この争いで両親をなくしたイスラム教徒の子供を見つけて、自分の子供にしなさい」
「そして、その子を立派なイスラム教徒に育てなさい」と。

あらゆる宗派を超えて世界に平和をもたらす方法があるとすれば、
「ガンジー」の行いは限りなくその理想形に近いと感じました。

子供や孫にも是非とも観てほしいと強く感じた、とても素晴らしい映画でした。
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boardgameaddiction

Author:boardgameaddiction
ボードゲームが大好きで、プレイするだけでなく、
集めてルールを読むだけで十分満足している、
生きることに結構真面目な、
そこら辺にゴロゴロしている、ごく普通の人です。

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