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世界のボードゲーム

世界中のボードゲームを紹介します

 
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ボードゲームの魅力 その8 膨大で難解なルール

ボードゲームの魅力 その1 奥が深いということ
ボードゲームの魅力 その2 インターラクション
ボードゲームの魅力 その3 ルールの難易度
ボードゲームの魅力 その4 もう一度プレイしたくなる理由
ボードゲームの魅力 その5 自分で創る
ボードゲームの魅力 その6 「テラリア」に学ぶ(1)
ボードゲームの魅力 その6 「テラリア」に学ぶ(2)
ボードゲームの魅力 その6 「テラリア」に学ぶ(3)
ボードゲームの魅力 その7 最高得点について



「ウォー・オブ・ザ・リング」の50ページにもおよぶルールブックを読んだときに、
すでに薄々気付いていたことなんです。

そして、それは「D-Day at Omaha Beach」で明確となりました。

なにかいうと、
膨大で詳細、さらに難解なルールというものも、そのボードゲームのテーマに沿ったものであれば、
いわんやテーマを描く上で欠くべからざるものであるならば、
その膨大さや詳しさ、難解さは、それはもうボードゲームの魅力の一つと言えるのではないか ということです。

といっても、私は難解なルールに苦しめられて喜ぶようなMでは決してありません。

「D-Day at Omaha Beach」や「ナポレオンの凱旋」などのルールブックを読んでいて、
「ああ、なるほどなあ。このルールって状況をうまく表現しているなあ。」なんてことが次々出てくると、
難しいルールブックでも、小説などの他の読み物よりも俄然面白くなってくるのです。


私はテストプレイをした後で必ずルールを見直してプレイに誤りが無いかチェックするのですが、
その時に膨大で詳細なルールの中から、自分の思考の枠を超えたキラッと光るルールが見つかることが結構あります。

「このルール、いいなあ~。」 そんな時に難しいルールってボードゲームの魅力の一つだと確信するわけです。

ルールブックがボロボロになるくらい読み返すことがあります。
そんなルールブックって、触っているだけで幸せな感じがします。

時として、カラー刷りでないほうが良かったりして、一見テキストオンリーの素っ気ない感じのもの。
日頃、見やすいルールブックが素晴らしいと言っておきながら、こんなことを言うのもおかしいのですが...。

年末から「D-Day at Omaha Beach」のルールブックをバッグに押し込んで、いつも持ち歩いています。
電車や病院の待合室、レストランなどで少しでも時間があれば、取り出して読みます。

ゲームのプレイとルールの解釈が自分の生活の中でバランスよく進むとこれはもう最高です!
難しいルールのボードゲームでしか味わえない楽しさ。

今年も様々なボードゲームが新しく登場することでしょう。
そんな新しいゲームの難解なルールブック、その真新しいページを開く瞬間を想像するだけで気持ちが昂ります。

長く生きていると様々な難しいことに出くわしますが、眉間に皺を寄せて臨むだけが対処法ではないように思います。

所詮、凡人ですから難しいことを楽しむまでの境地にはとても至りませんが、
難しいことこそ新たな世界を開いてくれるキーと成り得ることを忘れてはならないと思うのです。今回はこれまで。
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プロフィール

boardgameaddiction

Author:boardgameaddiction
ボードゲームが大好きで、プレイするだけでなく、
集めてルールを読むだけで十分満足している、
生きることに結構真面目な、
そこら辺にゴロゴロしている、ごく普通の人です。

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