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ゴア:新たなる船出 Goa A New Expedition 2013/9/20

ポルトガルとインドの間を旅する香辛料商人として、商売の拡大・成長を目指す「ゴア新たなる船出」です。

ゴア新たなる船出 Goa A New Expedition 」プレイ人数2-4人 14歳以上 プレイ時間90分

goa130920_001.png

【写真1】ゲームの準備が終わった状態
goa130920_01.jpg

プレイヤーは、
船の建造と香辛料の収穫、税金の徴収、探検、入植者の編成、植民地の設立の6つの分野での発展を競います。

【写真2】開発ボード
goa130920_02.jpg

各プレイヤーは、各分野での発展状況をこの開発ボードで管理します。
左から順に、船の建造、香辛料の収穫、税金の徴収、探検、入植者の編成の5分野の発展状況を表しています。

各列に置かれた灰色のキューブの発展マーカーが下に降りて行くにしたがって該当する分野が発展していきます。
ゲームスタート時には、すべての発展マーカーが一番上の位置に配置されます。

左端の列に示されている数値は勝利点を表していて、各分野ごとに発展マーカーの位置に応じて、
すなわち発展状況に応じてゲーム終了時に勝利点が与えられます。

1段階発展させるために必要な資源が、段階毎にこの開発ボードに明示されています。
発展段階が上がるに従って、1段階発展させるために必要な資源の種類と数は増えていきます。

実際に発展させるためには、必要とする資源と共に必要資源と同数の船も必要となります。

例えば中央の列にある、税金の徴収を最初の1段階を発展させるには、
緑色の駒である胡椒を1つとそれを運ぶ船1隻を支払わねばなりません。

税金の徴収、すなわち徴税を1段階発展させると、
徴税のアクションで、収入が4ダカットから6ダカットに増えます。

同様に1段階発展させると、
船の建造のアクションで建造できる船が1隻から2隻に増え、香辛料の収穫が1つから2つに増えます。

右端の探検と入植者の編成については、後で説明します。

このように各分野を発展させると、獲得できる勝利点が増えるだけでなく、
それぞれの分野でのアクションでより多くのものが得られるようになり、アクションの効率がアップします。

【写真3】個人ボード
goa130920_03.jpg

個人ボードでは植民地を含め農園を管理します。
上段の4つのマスには、ゲームボード上から獲得した農園タイルを置きます。

【写真4】ゲームボード
goa130920_05.jpg

茶色のタイルが全て農園タイルです。1つの農園タイルから1~3つの香辛料が収穫できます。
ほとんどの農園タイルは、収穫できる香辛料の種類が決まっています。

【写真5】植民地タイル
goa130920_04.jpg

下段の4つのマスには、
クイロンとコーチン、マドラス、カリカットで植民地を設立した際に該当する植民地タイルを置きます。

クイロンとマドラスの植民地では、収穫できる香辛料の種類が2種類に限定されます。
最初にこれらの植民地を設立すると、それぞれ収穫できる香辛料が異なる5枚のタイルから選ぶことができます。

コーチンとカリカットの植民地では、任意の香辛料を収穫することができます。

【写真6】植民地タイルの配置
goa130920_12.jpg

農園タイルや植民地タイルを獲得した場合、
獲得したタイルに香辛料駒を乗せた状態、すなわち香辛料を収穫した状態で個人ボードに配置します。

コーチンやカリカットの植民地タイルには、任意の香辛料駒を乗せることができます。

【写真7】香辛料駒
goa130920_06.jpg

このゲームに登場する香辛料は、ナツメグ(赤色:左上)とクローブ(黒色:左下)、胡椒(緑色:右上)、
生姜(白色:右中)、シナモン(茶色:右下)の5種類です。

香辛料の収穫アクションを実行すると、
発展段階に応じた数の香辛料駒を農園タイルや植民地タイルの上に置く(収穫する)ことができます。

各分野を発展させるために必要な資源(香辛料)は、
農園タイルや植民地タイルの上に置かれた香辛料駒で支払います。

香辛料の収穫アクションを実行しても、
必要とする香辛料が収穫できるタイルが個人ボード上に無いと望みの香辛料を手に入れることができません。

【写真8】カード
goa130920_08.jpg

このゲームで使用するカードは、
追加アクションカード(一番上)と入植者カード(上から2段目)、船カード(上から3段目)、
探検カード(一番下 右は捨札置き場)の4種類と、通貨のダカットカード(1/2/5/10ダカット)です。

船の建造アクションを実行すると発展段階に応じた数の船カードを獲得できます。
船カードは、各分野を発展させるために香辛料と共に使います。

探検アクションを実行すると、発展段階に応じた枚数の探検カードを引いて手札に加えることができます。

【写真9】探検の発展段階
goa130920_13.jpg

写真9のような探検の発展段階であれば、探検カードを2枚引いて手札に加えることができます。
各発展段階に明示されている2つの数字は、
左が探検アクションで引くことができる探検カードの枚数、右が手札枚数の上限をそれぞれ表しています。

プレイヤーは、手札の枚数上限を超えて探検カードを引くことができません。
手札が多くなると、カードを引く前に、
手札の一部を捨て札として手札枚数を減らすか、手札上限で引くのをやめるかの選択が必要となります。

探検アクション以外で探検カードを取得する場合には、手札の枚数上限は適用されず上限を超えて獲得できます。

【写真10】探検カード
goa130920_09.jpg

探検カードは(写真左)入植者や船などを提供するだけでなく、
(写真右)任意の分野の発展を1段階だけ必要とする資源だけを支払うことで可能にしたり、資源を換金したり
その他にも、プレイヤーにとって非常に魅力的な効果をもたらすものが数多く登場します。

このゲームでは、カードに加えて農園タイルなどのタイルの獲得がとても重要なポイントとなっています。

【写真11】競りトークンの配置
goa130920_07.jpg

各ラウンドの開始時点で、ゲームボード上のタイルの競りを行います。

まず旗タイルを持っているスタートプレイヤーが、
旗タイルをゲームボード上に置き、旗タイルの上に1番の競りトークンを置きます。

競りトークンとは、写真3の個人ボードの一番下に並んでいる丸い数字が書かれたマーカーで、
各プレイヤーは自分のカラーの【プレイヤー人数+1】の数のマーカーを持っています。

次のプレイヤーは、旗タイルに隣接する任意のタイル上に2番の競りトークンを置きます。
タイルの前後左右だけでなく、斜め方向も隣接していると見なされます。

次のプレイヤーは、
2番の競りトークンの置かれたタイルに隣接する任意のタイル上に3番の競りトークンを置きます。

このようにして全てのプレイヤーが競りトークンを置き終わったら、
最後にスタートプレイヤーが他のプレイヤーと同様に競りトークンを置きます。

結果、ゲームボード上には【プレイヤー人数+1】の数のマーカーが置かれることになります。

写真では、二人プレイのためスタートプレイヤー(緑色)が1番と3番の競りトークンを置いています。

競りトークンの配置が終わったら、競りトークンが置かれたタイルの競りを行います。

競りは、
競りトークンを置いたプレイヤー(競売人と呼びます)の左隣から時計回りに入札額を提示していきます。

入札額の提示が一巡して競売人まで順番が回ってきたら、競売人には以下の選択肢が与えられます。

・【これまでの最高入札額-1】ダカットを銀行に支払いタイルを獲得する。

・パスをしてタイルを獲得する権利を放棄する。
 この場合は、これまでの最高入札額を提示したプレイヤーが競売人に入札額を支払いタイルを獲得する。

・誰も入札しなかったり最高入札額が1ダカットであった場合、競売人は無料でタイルを獲得できる。

プレイヤーは、入札額の提示にあたって支払えない額を提示することができません。

1番の競りトークンが置かれている旗タイルから始めて、
競りトークンの置かれている全てのタイルの競りを実行します。

旗タイルを獲得したプレイヤーは、以降スタートプレイヤーとなるだけでなく、
追加アクションカードを1枚得ることができますので、他のタイル同様にとても重要なタイルです。

各プレイヤーの所持金は非公開ですが、金のやり取りが全てオープンに行われますので、
二人プレイなどプレイヤー人数が少ない場合は、所持金が相手に読まれていて非常に悩ましい競りとなります。

【写真12】タイル
goa130920_14.jpg

上段右(白:生姜2個)や中段左(黒:クローブ2個)、下段右(緑:胡椒1個)の茶色のタイルは、
すべて農園タイルで個人ボードに配置されると、それぞれ指定された香辛料が収穫できます。

収穫量が香辛料1個の農園タイルは、ゲーム終了時に1勝利点を獲得できます。

上段中央(船・追加アクション・入植者カード)と中段右(探検カード2枚)、下段左(入植者カード4枚)は、
タイルを獲得した時点で、即座に表示されたカードを得ることができます。

中段中央のタイルは親方タイルでこのタイルを所有していると、
ゲーム終了時に香辛料の収穫量が1個の農園タイルの勝利点が1点から3点にアップします。

上段左は、任意の香辛料を6個支払えば5勝利点を獲得できるタイルです。

下段中央は、毎ラウンド入植者を1人だけ獲得できるタイルです。

これ以外にも発展を1段階だけ無料で実施できるものや、ゲームボード上の任意のタイルと交換できるものなど、
登場するタイルの種類も非常にバラエティに富んでいます。

ゲームはフェイズA(前半)とフェイズB(後半)、各フェイズはそれぞれ4ラウンドで構成されています。
各フェイズで使用するタイルが異なります。

【写真13】フェイズBで登場するタイル
goa130920_15.jpg

ゲームボードの四隅には、通常のタイルの下に裏返しにして大儲けタイルと呼ばれるタイルも配置されます。
競りでは、上に置かれた通常のタイルと共に追加して獲得できます。

【写真14】大儲けタイル
goa130920_16.jpg

各ラウンドでは、タイルの競りが終わるとスタートプレイヤーから順にアクションを1回ずつ行い、
3回アクションを実行するとラウンドが終了します。

ただし、追加アクションカードを持っているプレイヤーは通常の3回のアクションが終了した後に、
カードが続く限り、カード1枚につきアクションを1回追加して実行できます。

次ラウンドへの追加アクションカードの持ち越しは1枚に限り認められています。

最後になりましたが、植民地を設立するためには個人ボードに表示されている数の入植者が必要となります。

個人ボード(写真3)に描かれているように、
クイロンでは6人、コーチンでは8人、マドラスでは10人、カリカットでは12人の入植者が必要です。

植民地を設立するアクションは次の手順で実行されます。

・4つの地域から植民地1つを指定します。

・入植者を募集するために探検カードを2枚引きます。

【写真15】探検カードによる入植者の募集
goa130920_10.jpg

 探検カードの左下には、募集された入植者数が描かれています。
 左のカードでは入植者が2人、右のカードでは入植者が3人、合計5人の入植者が募集できました。

・入植者の編成の発展段階に応じた数の入植者を編成できます。

goa130920_17.jpg

 現在の発展段階では4人の入植者を編成できます。

・その他に、入植者のカードを所有していれば加えることができます。

 入植者の募集と入植者の編成の発展段階からで合計9人の入植者が準備できました。

 もし貴方が入植者が8人必要なコーチンを指定していたら、
 植民地の設立に成功してコーチンの植民地タイルを貴方の個人ボードに置くことができます。

 しかし、入植者が10人必要なマドラスを指定していたら、植民地の設立に失敗してしまいます。
 失敗した場合は入植者カード(1人)を1枚獲得できるだけで、アクションを無駄に消費することとなります。
 もちろん、この場合に入植者カードを1枚持っていれば、入植者は10人となりますので設立は成功します。

全ての植民地を設立したプレイヤーには、10勝利点という高得点が与えられます。
植民地の設立は、各分野の発展と同様に勝敗を大きく左右する重要なカギとなります。

勝利点は、これ以外にもゲーム終了時にもっとも多くのダカットを所有しているプレイヤーに3勝利点、
探検カードの右下に描かれたシンボルを集めることで、また特殊なタイルなどでも獲得できます。


すでに我が家でも数回プレイしておりますが、いつも緊迫した展開となります。

二人プレイなので相手の所持金がほぼ読めるため、競りが非常に悩ましいものとなります。

各分野の発展が勝利点につながるだけでなく、アクションの効率に大きく寄与するため、
どの分野を優先して発展させるかが、常にプレイヤーの頭を悩ますことになります。

競りで入手されるタイルが、以降のゲームの流れに大きな影響を与えます。

ゲームに登場するタイルはプレイするたびにランダムに一部のタイルが除外され、
さらにボード上にランダムに配置されます。

また獲得できるタイルは、相手との駆け引きで大きく左右され、
繰り返しプレイしてもゲーム展開は都度異なり、プレイする新鮮さは失われることがありません。

派手な要素は何一つありませんが、非常に洗練された世界トップクラスの作品だと思います。

重量級に属すると思われますが、充実したプレイ感のわりには意外と重く感じられないなど、
とてもとても気に入りました。


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boardgameaddiction

Author:boardgameaddiction
ボードゲームが大好きで、プレイするだけでなく、
集めてルールを読むだけで十分満足している、
生きることに結構真面目な、
そこら辺にゴロゴロしている、ごく普通の人です。

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