- Date: Tue 26 02 2013
- Category: ボードゲームのレビュー
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ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その2
ナポレオンの凱旋 ( Napoleon's Triumph ) 01
ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その1

左の2列がタイムトラックと呼ばれ、
一番左端の列が1805年12月1日(戦いの前日)の午前7時から午後4時までの10ラウンド、
次の列が、戦いの当日である12月2日の午前7時から午後4時までの10ラウンドをそれぞれ表しています。
今回のシナリオ「12月2日」は、左から2列目のタイムトラックを使用します。
連合軍は全軍をマップ上に指定された位置に配備します。
フランス軍は、BernadotteとDavout以外の軍を連合軍同様にマップ上に指定された位置に配備します。
午前7時のラウンドにフランス軍のBernadotteが指揮する軍団が、
続く午前8時のラウンドに同じくフランス軍のDavout軍団が援軍として登場します。
フランス軍は、これらの援軍を登場させるかどうか選択することができます。
このフランス軍の選択により、以下に述べるように勝利条件が変わってきます。
このシナリオにおける勝利条件は、以下の通りです。
決定的勝利(完璧に勝つ):軍の士気が完全に失われた場合(モラルがゼロ以下)、敗北する。
辛勝的勝利(かろうじて勝つ):フランス軍の援軍が登場するか否かで勝利条件が異なる。
フランス軍の援軍が登場しない場合
・連合軍が少なくとも1つの青色の星印の地点を支配し、
かつフランス軍が緑色や赤色、黒色の星印の地点を全く支配していない場合、連合軍の勝利
・連合軍が勝利条件を満たせなかった場合、フランス軍の勝利
フランス軍の援軍が登場する場合
・フランス軍が少なくとも緑色や赤色、黒色の星印の地点をそれぞれ1つ支配し、
かつ連合軍が青色の星印の地点を全く支配していない場合、フランス軍の勝利
・フランス軍が勝利条件を満たせなかった場合、連合軍の勝利
タイムトラックの隣りの3列は、
両軍の士気の高さを示すモラルトラックと呼ばれるもので、マーカーを置いて両軍のモラルを管理します。
戦闘で敗北した軍は、その戦いごとに被った損害に相当するモラルを失います。
戦いで損害を被っても、勝利した軍のモラルは低下しません。
連合軍はモラル値27から、フランス軍はモラル値23からスタートし、
最初にフランス軍の援軍が登場した時点で、フランス軍のモラルが4アップします。
戦闘によりモラルが低下して、ゼロ以下になった軍は士気阻喪となって敗北し即時ゲームは終了します。
ラウンドごとに、
プレイヤーは自軍の軍団(指揮官が指揮する1-8部隊で構成)や部隊(軍団から分離した部隊)を移動します。
フランス軍は、1ラウンドに全ての軍団を移動することができ、加えて任意の部隊4つを移動できます。
一方連合軍は、1ラウンドに任意の軍団5つと任意の部隊3つしか移動できません。
全ての部隊は、1ラウンドに2回以上移動することができません。
モラルトラックの隣りの2列が、フランス軍のコマンドトラックです。
連合軍のプレイヤーは、フランス軍のプレイヤーが軍団や部隊を移動するごとに、
このトラック上の該当するスペースにマーカーを置いて、移動済みの軍団や移動済みの部隊数を記録します。
連合軍の移動を記録する連合軍のコマンドトラックは、ボードの反対側にあります。

移動について
左図のように、ローカルの中央のリザーブにいる軍団や部隊は、
現在いるローカルの任意のアプローチか、隣接するローカルのリザーブに移動できます。
右図のように、ローカルのアプローチにいる(アプローチを防御している)軍団や部隊は、
現在いるローカルのリザーブか、現在いるアプローチを越えて隣接するローカルのリザーブに移動できます。
また、軍の移動命令は、
指揮官と1-8部隊で構成される軍団を移動する軍団移動命令と、
軍団から分離して独立して存在する部隊を移動する部隊移動命令に分類されます。
さらに、軍団移動命令は、
・軍団移動:軍団の指揮官と部隊が一緒に移動するが、部隊の一部を軍団から分離して残すこともできる。
・分離移動:軍団の任意の部隊が軍団から分離して、軍団を残して分離した部隊が一緒に移動する。
・合流:軍団と同じところにいる部隊1つを軍団に編入する。
ただし、編入する部隊が他の軍団に所属している場合は、その軍団から分離する行動も含まれる。
部隊移動命令には、部隊1つを移動する命令しかありません。
軍団移動命令で軍団から分離された部隊は、その後は部隊移動命令で1部隊ずつしか移動できません。
部隊が部隊移動命令で軍団のいるところに移動し、その後にその軍団の合流命令で編入することは許されます。
(その部隊には、1ラウンドに2つの命令が下されることとなりますが、移動命令が2回ではないのでOK。)
1ラウンドで移動できる部隊数は、フランス軍で4部隊、連合軍で3部隊と、
軍団から分離された部隊の行動は、かなり制約されるので、どうしても動きが鈍くなり、
軍団から部隊が離れるほど、軍の強さは損なわれる傾向にあります。
また合流命令では1部隊しか軍団に編入できず、分離した部隊を軍団に編成し直すのに非常に手間がかかります。
軍団から部隊を分離する時は、十分に考慮する必要があります。
(次回に続きます)
ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その1

左の2列がタイムトラックと呼ばれ、
一番左端の列が1805年12月1日(戦いの前日)の午前7時から午後4時までの10ラウンド、
次の列が、戦いの当日である12月2日の午前7時から午後4時までの10ラウンドをそれぞれ表しています。
今回のシナリオ「12月2日」は、左から2列目のタイムトラックを使用します。
連合軍は全軍をマップ上に指定された位置に配備します。
フランス軍は、BernadotteとDavout以外の軍を連合軍同様にマップ上に指定された位置に配備します。
午前7時のラウンドにフランス軍のBernadotteが指揮する軍団が、
続く午前8時のラウンドに同じくフランス軍のDavout軍団が援軍として登場します。
フランス軍は、これらの援軍を登場させるかどうか選択することができます。
このフランス軍の選択により、以下に述べるように勝利条件が変わってきます。
このシナリオにおける勝利条件は、以下の通りです。
決定的勝利(完璧に勝つ):軍の士気が完全に失われた場合(モラルがゼロ以下)、敗北する。
辛勝的勝利(かろうじて勝つ):フランス軍の援軍が登場するか否かで勝利条件が異なる。
フランス軍の援軍が登場しない場合
・連合軍が少なくとも1つの青色の星印の地点を支配し、
かつフランス軍が緑色や赤色、黒色の星印の地点を全く支配していない場合、連合軍の勝利
・連合軍が勝利条件を満たせなかった場合、フランス軍の勝利
フランス軍の援軍が登場する場合
・フランス軍が少なくとも緑色や赤色、黒色の星印の地点をそれぞれ1つ支配し、
かつ連合軍が青色の星印の地点を全く支配していない場合、フランス軍の勝利
・フランス軍が勝利条件を満たせなかった場合、連合軍の勝利
タイムトラックの隣りの3列は、
両軍の士気の高さを示すモラルトラックと呼ばれるもので、マーカーを置いて両軍のモラルを管理します。
戦闘で敗北した軍は、その戦いごとに被った損害に相当するモラルを失います。
戦いで損害を被っても、勝利した軍のモラルは低下しません。
連合軍はモラル値27から、フランス軍はモラル値23からスタートし、
最初にフランス軍の援軍が登場した時点で、フランス軍のモラルが4アップします。
戦闘によりモラルが低下して、ゼロ以下になった軍は士気阻喪となって敗北し即時ゲームは終了します。
ラウンドごとに、
プレイヤーは自軍の軍団(指揮官が指揮する1-8部隊で構成)や部隊(軍団から分離した部隊)を移動します。
フランス軍は、1ラウンドに全ての軍団を移動することができ、加えて任意の部隊4つを移動できます。
一方連合軍は、1ラウンドに任意の軍団5つと任意の部隊3つしか移動できません。
全ての部隊は、1ラウンドに2回以上移動することができません。
モラルトラックの隣りの2列が、フランス軍のコマンドトラックです。
連合軍のプレイヤーは、フランス軍のプレイヤーが軍団や部隊を移動するごとに、
このトラック上の該当するスペースにマーカーを置いて、移動済みの軍団や移動済みの部隊数を記録します。
連合軍の移動を記録する連合軍のコマンドトラックは、ボードの反対側にあります。

移動について
左図のように、ローカルの中央のリザーブにいる軍団や部隊は、
現在いるローカルの任意のアプローチか、隣接するローカルのリザーブに移動できます。
右図のように、ローカルのアプローチにいる(アプローチを防御している)軍団や部隊は、
現在いるローカルのリザーブか、現在いるアプローチを越えて隣接するローカルのリザーブに移動できます。
また、軍の移動命令は、
指揮官と1-8部隊で構成される軍団を移動する軍団移動命令と、
軍団から分離して独立して存在する部隊を移動する部隊移動命令に分類されます。
さらに、軍団移動命令は、
・軍団移動:軍団の指揮官と部隊が一緒に移動するが、部隊の一部を軍団から分離して残すこともできる。
・分離移動:軍団の任意の部隊が軍団から分離して、軍団を残して分離した部隊が一緒に移動する。
・合流:軍団と同じところにいる部隊1つを軍団に編入する。
ただし、編入する部隊が他の軍団に所属している場合は、その軍団から分離する行動も含まれる。
部隊移動命令には、部隊1つを移動する命令しかありません。
軍団移動命令で軍団から分離された部隊は、その後は部隊移動命令で1部隊ずつしか移動できません。
部隊が部隊移動命令で軍団のいるところに移動し、その後にその軍団の合流命令で編入することは許されます。
(その部隊には、1ラウンドに2つの命令が下されることとなりますが、移動命令が2回ではないのでOK。)
1ラウンドで移動できる部隊数は、フランス軍で4部隊、連合軍で3部隊と、
軍団から分離された部隊の行動は、かなり制約されるので、どうしても動きが鈍くなり、
軍団から部隊が離れるほど、軍の強さは損なわれる傾向にあります。
また合流命令では1部隊しか軍団に編入できず、分離した部隊を軍団に編成し直すのに非常に手間がかかります。
軍団から部隊を分離する時は、十分に考慮する必要があります。
(次回に続きます)
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