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バトルロア BattleLore 2014/11/20 その1 準備

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コマンド&カラーのシステムを採用した最新作、数多くのフィギュアを使ってファンタジー世界の戦いを描く「バトルロア」。

battlelore140929_001.png

バトルロア BattleLore 」 プレイ人数2人 14歳以上 プレイ時間 90分間
★★★★★★★★★

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鼓動するルーンバウンドの世界、ここはそのテリノス(鋼鉄の地という意味らしい)。

戦争で破壊つくされた戦場で
王国の守護者であるダカンの領主の貴族と、残虐で野蛮な血に飢えた闇の部族ウチュク・イレアンが激突します。


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ゲームはメインと維持の二つのフェイズからなり、各フェイズはさらに複数のステップから構成されています。

個々の戦いの行方は、独自のダイスを用いた戦闘ロールで左右されます。

ボード上には様々な地形が存在します。
占拠していると勝利点をもたらすバナーというマーカーも設けられて、当然ながら両軍で奪い合うことになります。

個々の地形が存在する位置は採用するシナリオに応じてプレイするたびに変化します。


プレイに先立ち、まずシナリオを選択します。

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ダカンの領主の貴族のシナリオです。

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闇の部族ウチュク・イレアンのシナリオです。

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両プレイヤーはそれぞれランダムに3枚引いて、1枚を選びます。

シナリオカードにはゲームボードの手前半分である自陣営の地形が描かれています。
シナリオに従って建物や森、丘、水域、池、バナーを配置します。

battlelore141118_32.jpg
これらが地形を構成する建物タイルとトークン、マーカーです。

上段左から、丘、森、浅瀬(上)、橋(下)、
中段左から、水域、池(水域の一種)、バナー、
下段左から、ダカンの領主の貴族(左)と闇の種族ウチュク・イレアン(右)のそれぞれコマンドテント、建物。

カードに描かれている青色(闇の部族ウチュク・イレアンの場合は赤色)のヘクスには軍隊を配備します。
地形タイルを配置し終わったら、任意の水域タイル1つの上に浅瀬トークンを置きます。

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両軍とも、選んだシナリオにより地形だけでなく、自軍に有利な独自のルールが適用されます。

基本的にはバナーが置かれたボード上のヘクスを軍隊で占拠していると勝利点を得ることができますが、
選択したシナリオごとに定められた独自の得点方法も合わせて適用されます。

採用するシナリオに応じて地形や得点方法が変わるので、ゲームの流れは自ずとプレイするたびに大きく変化します。

シナリオカードの左下隅にはB1やC2などの表記があります。

選んだシナリオのこの表記のアルファベット順でスタートプレイヤーが決まります。
アルファベットが同じなら次の数字の順となり、A1のシナリオを選んだプレイヤーは必ずスタートプレイヤーとなります。


両プレイヤーは、それぞれ軍隊を招集してシナリオで指定されたヘクスに招集した軍隊を配備します。

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王国の守護者であるダカンの領主の貴族のフィギュアです。

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ユニットごとの能力や特徴が書かれたユニットリファレンスカードです。

カードの下に書かれている数字はユニットの能力値で、左から移動力、戦闘力、ライフを表しています。

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このようにユニットは能力値が異なるだけでなく、それぞれ独特の特殊能力を備えています。

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これらは血に飢えた闇の部族ウチュク・イレアンのフィギュアです。

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闇の部族ウチュク・イレアンのユニットリファレンスカードです。

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ダカンの領主の貴族とはまた異なる特殊能力を備えた、敵に回すと非常に厄介な連中です。

ユニットは歩兵(Infantry)と騎兵(Cavalry)、エリート(Elite)、レジェンド(Legend)の4種類に大別されます。

ユニットのほとんどは、隣接するヘクスに存在する敵ユニットを攻撃する乱闘(Melee)が戦闘スタイルですが、
歩兵のなかには唯一射撃(Ranged:遠距離攻撃)ができる射手(Archer)が存在します。

これら5種類のユニットを使ってプレイヤーは自分の軍隊を編成します。

ユニットを招集するにあたってプレイヤーには50招集ポイントが与えられます。

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ユニットごとに、このような配備カードが準備されています。

配備カードの左下隅の黄色い円の中の数字がそのユニットを招集するために必要となる招集値です。

右端の列の3枚は特殊な配備カードで、
上からダカンの領主の貴族(上)と闇の種族ウチュク・イレアン(下)のコマンドテント、そして一番下がデコイ(囮)です。

プレイヤーはどのようなユニットをいくつでも自分の軍隊に含めることができますが、
招集したユニットの招集値の合計が50ポイントを超えてはなりません。

また、プレイヤーは囮であるデコイのカードを含め全部で18枚の配備カードで自軍を編成しなければなりません。
シナリオカードに示されているユニットを配備するヘクスは18個あり、1つのヘクスに配備カードを1枚置くことになります。

配備カードに招集値が-5のコマンドテントを含めると、招集ポイントが55ポイントまで増えて軍隊を増強できますが、
敵軍に自軍のコマンドテントを占拠されると敵に2勝利点を奪われるというデメリットがあります。

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初心者のために軍隊の招集がプリセットされた軍隊カードもあります。

これらを参考にすれば比較的簡単に独自の軍隊が編成できます。
慣れてくれば両プレイヤーともにお互いのシナリオに即した独自の編成に頭を悩ませることになります。

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軍隊の編成が終わったら、シナリオで指定されているヘクスに18枚の配備カードを置いていきます。

プレイヤーは編成した配備カードをボード上にはこのように裏向けに置いていきます。

配備カードの中にはデコイ(囮)のカードも含まれていますので、
配備カードがボード上に置かれる段階で、敵がどのように軍隊を展開するかは、
カードの配置から多少は予測出来ても正確に知るすべはありません。

両プレイヤーが全ての配備カードをボード上に配置し終わるまで、決して配備カードを表にしてはなりません。

配備カードは互いに納得がいくまで置きなおしても構いませんが、
全てのカードの配置が終わり、配備カードを表にして実際のユニットを配備し始めたらカードの位置変更はできません。

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レジェンドタイプのユニットを除き、配備カード1枚と該当のフィギュア3体を置き換えていきます。
レジェンドタイプを除く全てのユニットは、フィギュア3体で構成されています。

ユニットとフィギュアを混乱しないでください。フィギュアはユニットを指しているのではありません。

ユニットは3体のフィギュアで構成されており、フィギュアの数はユニットのライフを表していて、
プレイ中の戦闘でユニットが1ダメージを受けるごとに、ユニットはフィギュア1体を失うことになります。

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レジェンドタイプだけはユニットはビッグサイズのフィギュア1体で構成され、
受けたダメージはダメージトークンで記録されます。

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戦いの準備が整ったようです。

次回「バトルロア BattleLore 2014/11/20 その2 メインフェイズ」に続きます。 ごきげんよう、さようなら。
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プロフィール

boardgameaddiction

Author:boardgameaddiction
ボードゲームが大好きで、プレイするだけでなく、
集めてルールを読むだけで十分満足している、
生きることに結構真面目な、
そこら辺にゴロゴロしている、ごく普通の人です。

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