- Date: Sun 05 10 2014
- Category: ボードゲームのレビュー
- Tags: ネイションズ nations 世界のボードゲーム ボードゲーム boardgame 二人プレイ 二人用ゲーム
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ネイションズ Nations 2014/10/5 その1 メンテナンスフェイズ
レビュー記事一覧
BGA賞受賞作品 世界のボードゲームランキング ボードゲームのルール ボードゲームのプレイアビリティの改善
紀元前の文明の曙から第一次世界大戦までの世界の歴史を通して優れた文明国家の実現を目指す「ネイションズ」。

「ネイションズ Nations 」 プレイ人数1-5人 14歳以上 プレイ時間 プレイヤー1人あたり40分間
★★★★★★★★★☆

各プレイヤーごとにプレイヤーボードが両サイドに配置されています。いつものようにツレとの二人プレイ。
中央上が進歩ボード、中央下がスコアボードです。ゲームは合計8ラウンド行います。

各ラウンドの詳しい内容です。
3つのフェイズをこれらの手順に従って進めれば、さほど混乱することもなく、
プレイアビリティは、この手のゲームとしては優れているといえるでしょう。
ゲームを通して最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーが勝利します。
勝利点は、
ゲーム中に獲得する勝利点トークンに加えて獲得した植民地や建設したワンダーと建物、さらに軍隊からも獲得できます。
食料や石材、ゴールド、遺産、安定度、兵力などはゲーム終了時に合計されて10ポイントにつき1勝利点となります。

右から石材、勝利点トークン、ゴールド、食料、加えてチョット見にくいですが、
左端の容器内の茶色のキューブは建築家、×印のマーカーはカードが使用済みであることを表すのに使用されます。
メンテナンスフェイズ

1.ラウンドマーカー(白い円柱)を進めます。
ゲームは古代から中世、ルネサンス、産業と4つの時代を、1時代あたりAとBの2ラウンドで計8ラウンドをプレイします。
さらに各時代の終わりには勝利点の計算が行われます。

ゲームスタート時点のプレイヤーボードです。
左上端の橙色の枠には顧問(アドバイザー)のカードを1枚置くことができます。
各国家は同時に1人だけ顧問を雇うことができるということです。
左下端の2つの緑色の枠には植民地(コロニー)のカードをそれぞれ1枚置くことができます。
各国家は同時に2つの植民地をその傘下に置くことができます。
中央上の水色と赤色の計5つの枠には、
建物(水色)と軍隊(赤色)のカードを合計で5枚置くことができます。
すでに農地などのカードがボードに印刷されていて、小さく貧しいながらも国家としてスタートします。
各国家は建物と軍隊を合わせて同時に5種類しか所有することができません。
残る6つの茶色の枠にはワンダーのカードを置くことができます。
ただし、建設中のワンダーは右上端にある1つの枠にしか置くことができませんので、
同時に2つのワンダーの建設を進めることはできません。
完成したワンダーは、下段の5つの枠に順次置くことができます。

2.進歩ボードには、このようにメンテナンスフェイズに進歩カードが補充されます。
下段のカードは1ゴールドで購入できますが、中段のカードは2ゴールド、上段は3ゴールドとコストが高くなっています。
前のラウンドで売れ残った進歩カードのうち下段と中段のものは捨て札となります。
上段の進歩カードは下段に移されて、空いた枠に進歩カードのデッキからカードがランダムに選ばれ補充されます。
3.発展では労働者駒を1つ獲得して人口を増やすか、3種類ある資源の1つを獲得するかのいずれかを選択します。

これは人口トラックで労働者駒はここから取ってきます。
左から取ると食料を3つ消費するようになり、右から取ると国家の安定度が3ポイント下がります。
天秤バカリのアイコンは国家の安定度を表しています。

このゲームではゲームの難易度をプレイヤーごとに設定することができます。
難易度は皇帝(Emperor)から指導者(Chieftain)までの4段階です。
難易度を皇帝に設定すると、発展のときに任意の資源を1つしか貰えずゲーム展開が非常に厳しいものになりますが、
逆に指導者に設定すると、任意の資源を4つも貰えて結構楽な展開になります。
発展で労働者駒を取る場合は、
いずれの設定でも獲得できる労働者駒は1つだけで、ゲームの難易度は反映されません。

4.イベントカードをデッキから引いて公開します。
各ラウンドごとに2つのイベントが発生します。
このカードでは、「黄巾の乱」と「スパルタカスの反乱」です。
イベントはメンテナンスフェイズで公開され、最後のフェイズである解決フェイズで実際に処理されます。
各国家は続くアクションフェイズでその対策を講じなければなりません。
ちなみに、「黄巾の乱」では兵力が最低の国家が食料を3失います。
また、「スパルタカスの反乱」では安定度が最低の国家がプレイの順番が最後になり、かつゴールドを1失います。
加えて、イベントカードの上端には2つの異なる情報が記載されています。
左の茶色の四角形は、このラウンドに追加で供給される雇用可能な建築家の数を表しています。
この四角形の数だけ建築家(茶色のキューブ)をストックから取って、イベントカードの上の建築家スペースに置きます。
右の食料の表示は、ラウンドの最後に発生する飢饉の程度を表していて各国家は相当する食料を失います。
5.建築家を建築家スペースに補充します。
前出のイベントカードからの追加補充(イベントカードによって数は変動します)に加えて、
建築家はラウンド毎にプレイ人数に応じた数のキューブが決まって建築家スペース上に供給されます。
2人プレイの場合、1個キューブが供給されます。ちなみに5人プレイの場合は、3個供給されます。
建築家は、ワンダーを建設する際に必要となります。
以上がメンテナンスフェイズでプレイする詳しい内容です。
アクションフェイズの詳しい内容は、
次回「ネイションズ Nations 2014/10/10 その2 アクションフェイズ」に続きます。
ごきげんよう、さようなら。
BGA賞受賞作品 世界のボードゲームランキング ボードゲームのルール ボードゲームのプレイアビリティの改善
紀元前の文明の曙から第一次世界大戦までの世界の歴史を通して優れた文明国家の実現を目指す「ネイションズ」。

「ネイションズ Nations 」 プレイ人数1-5人 14歳以上 プレイ時間 プレイヤー1人あたり40分間
★★★★★★★★★☆

各プレイヤーごとにプレイヤーボードが両サイドに配置されています。いつものようにツレとの二人プレイ。
中央上が進歩ボード、中央下がスコアボードです。ゲームは合計8ラウンド行います。

各ラウンドの詳しい内容です。
3つのフェイズをこれらの手順に従って進めれば、さほど混乱することもなく、
プレイアビリティは、この手のゲームとしては優れているといえるでしょう。
ゲームを通して最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーが勝利します。
勝利点は、
ゲーム中に獲得する勝利点トークンに加えて獲得した植民地や建設したワンダーと建物、さらに軍隊からも獲得できます。
食料や石材、ゴールド、遺産、安定度、兵力などはゲーム終了時に合計されて10ポイントにつき1勝利点となります。

右から石材、勝利点トークン、ゴールド、食料、加えてチョット見にくいですが、
左端の容器内の茶色のキューブは建築家、×印のマーカーはカードが使用済みであることを表すのに使用されます。
メンテナンスフェイズ

1.ラウンドマーカー(白い円柱)を進めます。
ゲームは古代から中世、ルネサンス、産業と4つの時代を、1時代あたりAとBの2ラウンドで計8ラウンドをプレイします。
さらに各時代の終わりには勝利点の計算が行われます。

ゲームスタート時点のプレイヤーボードです。
左上端の橙色の枠には顧問(アドバイザー)のカードを1枚置くことができます。
各国家は同時に1人だけ顧問を雇うことができるということです。
左下端の2つの緑色の枠には植民地(コロニー)のカードをそれぞれ1枚置くことができます。
各国家は同時に2つの植民地をその傘下に置くことができます。
中央上の水色と赤色の計5つの枠には、
建物(水色)と軍隊(赤色)のカードを合計で5枚置くことができます。
すでに農地などのカードがボードに印刷されていて、小さく貧しいながらも国家としてスタートします。
各国家は建物と軍隊を合わせて同時に5種類しか所有することができません。
残る6つの茶色の枠にはワンダーのカードを置くことができます。
ただし、建設中のワンダーは右上端にある1つの枠にしか置くことができませんので、
同時に2つのワンダーの建設を進めることはできません。
完成したワンダーは、下段の5つの枠に順次置くことができます。

2.進歩ボードには、このようにメンテナンスフェイズに進歩カードが補充されます。
下段のカードは1ゴールドで購入できますが、中段のカードは2ゴールド、上段は3ゴールドとコストが高くなっています。
前のラウンドで売れ残った進歩カードのうち下段と中段のものは捨て札となります。
上段の進歩カードは下段に移されて、空いた枠に進歩カードのデッキからカードがランダムに選ばれ補充されます。
3.発展では労働者駒を1つ獲得して人口を増やすか、3種類ある資源の1つを獲得するかのいずれかを選択します。

これは人口トラックで労働者駒はここから取ってきます。
左から取ると食料を3つ消費するようになり、右から取ると国家の安定度が3ポイント下がります。
天秤バカリのアイコンは国家の安定度を表しています。

このゲームではゲームの難易度をプレイヤーごとに設定することができます。
難易度は皇帝(Emperor)から指導者(Chieftain)までの4段階です。
難易度を皇帝に設定すると、発展のときに任意の資源を1つしか貰えずゲーム展開が非常に厳しいものになりますが、
逆に指導者に設定すると、任意の資源を4つも貰えて結構楽な展開になります。
発展で労働者駒を取る場合は、
いずれの設定でも獲得できる労働者駒は1つだけで、ゲームの難易度は反映されません。

4.イベントカードをデッキから引いて公開します。
各ラウンドごとに2つのイベントが発生します。
このカードでは、「黄巾の乱」と「スパルタカスの反乱」です。
イベントはメンテナンスフェイズで公開され、最後のフェイズである解決フェイズで実際に処理されます。
各国家は続くアクションフェイズでその対策を講じなければなりません。
ちなみに、「黄巾の乱」では兵力が最低の国家が食料を3失います。
また、「スパルタカスの反乱」では安定度が最低の国家がプレイの順番が最後になり、かつゴールドを1失います。
加えて、イベントカードの上端には2つの異なる情報が記載されています。
左の茶色の四角形は、このラウンドに追加で供給される雇用可能な建築家の数を表しています。
この四角形の数だけ建築家(茶色のキューブ)をストックから取って、イベントカードの上の建築家スペースに置きます。
右の食料の表示は、ラウンドの最後に発生する飢饉の程度を表していて各国家は相当する食料を失います。
5.建築家を建築家スペースに補充します。
前出のイベントカードからの追加補充(イベントカードによって数は変動します)に加えて、
建築家はラウンド毎にプレイ人数に応じた数のキューブが決まって建築家スペース上に供給されます。
2人プレイの場合、1個キューブが供給されます。ちなみに5人プレイの場合は、3個供給されます。
建築家は、ワンダーを建設する際に必要となります。
以上がメンテナンスフェイズでプレイする詳しい内容です。
アクションフェイズの詳しい内容は、
次回「ネイションズ Nations 2014/10/10 その2 アクションフェイズ」に続きます。
ごきげんよう、さようなら。
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