終戦から、わずか5カ月経た佐渡で実際に起きた出来事を映画化。
5か月前までは敵国だったイギリスの軍用機「ダコタ」が佐渡島の小さな村に不時着するところから映画は始まります。
島には戦争で負傷したり、家族を失ったりした人が数多くいる中で、戦争という忘れがたい悲しみと憎しみを乗り越えて、
国境を越えて人間同士の真心を通わし、友情と絆を育み、皆で力を合わせて「ダコタ」を再び大空へ飛び立たせます。
この映画の中で交わされる様々な言葉に心を打たれます。
娘を戦争で亡くした消防団長の高橋は、「頭では分かっているが心が受け入れない」と協力を拒絶します。
でも、直ぐに困っている人達を捨てておけず彼自身が先頭に立って協力することになります。
ビルマ方面軍の司令官の専用機であった「ダコタ」の若いイギリス人乗組員に、
息子をビルマ戦線で亡くした敏江は、「あなたは、生きて母のもとに帰りなさい」と涙ながらに語ります。
島を飛び立つ「ダコタ」を見送りながら、
「こんなにイギリス人はいい人なのに、自分たちは騙されて戦争に巻き込まれた」と
「我々と天皇陛下を騙した軍人が悪い」と村の女性たちは戦争論議を始めます。
それを聞いた村長は
「国民皆が戦争を始めたんだ」と諭すように繰り返しますが、村人にはその意味が今一つ理解できない様子。
「ダコタ」の修理と滑走路建設に村人全員が協力する中で、
親友を戦争で失い、自分自身も足を負傷して歩くことすらままならない身体となった健一だけは、
憎しみに心を奪われて「ダコタ」に火をつけようとします。
そこに駆けつけた幼馴染の千代子から
「殺し合う世の中の方がいいのか」と
「足を負傷してでも帰ってこれたことが幸いだと感謝するような、そんな世の中の方がいいのか」と
泣きながら問われて、健一は言葉を返すことができません。
村人の無心の協力に感激した「ダコタ」の機長は全員の前で涙ながらに感謝のスピーチをするが、
消防団長の高橋は「困っている人を助けるのが佐渡の者(もん)だ」とためらいもなく言い放ちます。
怒りや憎しみを乗り越えて、困っている人を助ける佐渡の人達がいたことを同じ日本人として誇りに思います。
8月23日に東京の増上寺にて、ガザとイスラエルの犠牲者を追悼するシューズアクションが行われました。
参加者が持ち寄った靴が祭壇に並べられ、戦争で亡くなった子どもさんの名前が読み上げられました。
名前の中に自分の孫や子供が含まれていたらと思うと、心が張り裂けそうになります。
どこの国の兵士であろうと、その母親が息子の無事を願う心に変わりはないと思います。
戦争は、鏡に映る自分に向かって銃を向けるのに等しいのではないでしょうか。
ごきげんよう、さようなら。
5か月前までは敵国だったイギリスの軍用機「ダコタ」が佐渡島の小さな村に不時着するところから映画は始まります。
島には戦争で負傷したり、家族を失ったりした人が数多くいる中で、戦争という忘れがたい悲しみと憎しみを乗り越えて、
国境を越えて人間同士の真心を通わし、友情と絆を育み、皆で力を合わせて「ダコタ」を再び大空へ飛び立たせます。
この映画の中で交わされる様々な言葉に心を打たれます。
娘を戦争で亡くした消防団長の高橋は、「頭では分かっているが心が受け入れない」と協力を拒絶します。
でも、直ぐに困っている人達を捨てておけず彼自身が先頭に立って協力することになります。
ビルマ方面軍の司令官の専用機であった「ダコタ」の若いイギリス人乗組員に、
息子をビルマ戦線で亡くした敏江は、「あなたは、生きて母のもとに帰りなさい」と涙ながらに語ります。
島を飛び立つ「ダコタ」を見送りながら、
「こんなにイギリス人はいい人なのに、自分たちは騙されて戦争に巻き込まれた」と
「我々と天皇陛下を騙した軍人が悪い」と村の女性たちは戦争論議を始めます。
それを聞いた村長は
「国民皆が戦争を始めたんだ」と諭すように繰り返しますが、村人にはその意味が今一つ理解できない様子。
「ダコタ」の修理と滑走路建設に村人全員が協力する中で、
親友を戦争で失い、自分自身も足を負傷して歩くことすらままならない身体となった健一だけは、
憎しみに心を奪われて「ダコタ」に火をつけようとします。
そこに駆けつけた幼馴染の千代子から
「殺し合う世の中の方がいいのか」と
「足を負傷してでも帰ってこれたことが幸いだと感謝するような、そんな世の中の方がいいのか」と
泣きながら問われて、健一は言葉を返すことができません。
村人の無心の協力に感激した「ダコタ」の機長は全員の前で涙ながらに感謝のスピーチをするが、
消防団長の高橋は「困っている人を助けるのが佐渡の者(もん)だ」とためらいもなく言い放ちます。
怒りや憎しみを乗り越えて、困っている人を助ける佐渡の人達がいたことを同じ日本人として誇りに思います。
8月23日に東京の増上寺にて、ガザとイスラエルの犠牲者を追悼するシューズアクションが行われました。
参加者が持ち寄った靴が祭壇に並べられ、戦争で亡くなった子どもさんの名前が読み上げられました。
名前の中に自分の孫や子供が含まれていたらと思うと、心が張り裂けそうになります。
どこの国の兵士であろうと、その母親が息子の無事を願う心に変わりはないと思います。
戦争は、鏡に映る自分に向かって銃を向けるのに等しいのではないでしょうか。
ごきげんよう、さようなら。
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WOWOWで録画した「陽だまりの彼女」という映画を昨日観ました。
松本潤くんと上野樹里さんの二人の魅力が十二分に発揮された、とても良い映画でした。
松本潤くん扮する浩介が、
仕事先で中学時代の幼馴染である上野樹里さん扮する真緒と再開するシーンがとても綺麗で印象的でした。
浩介と真緒の中学時代の役を演じる北村匠海くんと葵わかなさんも、とてもういういしくて好感が持てました。
純愛ものは私もツレも苦手なほうですが、この映画はとても気に入りました。
この映画でも、私の大好きな塩見三省さんと安藤玉恵さんが好演していて楽しめました。
映画全体を通して春に桜並木の下を歩くように、
澄み切っていて華やかで暖かくてチョッピリ切ない、観る人全てを清々しい気持ちにさせてくれる、素晴らしい映画でした。
監督は「僕等がいた」の三木孝浩さんで、作品を観て若いですがとても感性の豊かな方のように感じました。
日本映画もこのような作品が今後増えればいいのになと観終わって感じました。
ごきげんよう、さようなら。
松本潤くんと上野樹里さんの二人の魅力が十二分に発揮された、とても良い映画でした。
松本潤くん扮する浩介が、
仕事先で中学時代の幼馴染である上野樹里さん扮する真緒と再開するシーンがとても綺麗で印象的でした。
浩介と真緒の中学時代の役を演じる北村匠海くんと葵わかなさんも、とてもういういしくて好感が持てました。
純愛ものは私もツレも苦手なほうですが、この映画はとても気に入りました。
この映画でも、私の大好きな塩見三省さんと安藤玉恵さんが好演していて楽しめました。
映画全体を通して春に桜並木の下を歩くように、
澄み切っていて華やかで暖かくてチョッピリ切ない、観る人全てを清々しい気持ちにさせてくれる、素晴らしい映画でした。
監督は「僕等がいた」の三木孝浩さんで、作品を観て若いですがとても感性の豊かな方のように感じました。
日本映画もこのような作品が今後増えればいいのになと観終わって感じました。
ごきげんよう、さようなら。
第96回全国高校野球選手権大会は、昨日大阪桐蔭が4-3で三重を下し優勝を果たして幕を閉じました。
試合は、決勝戦にふさわしい手に汗握る素晴らしい内容でした。
両者の力が拮抗して、まさにどちらが勝ってもおかしくない互いに一歩も譲らない強豪同士の戦いとなりました。
今年の夏も、本当に素晴らしいプレイを楽しませていただきました、全国の高校球児の皆さんに心より感謝申し上げます。
甲子園球場の上に広がる夏の青空は、高校球児でなくても胸を熱くするものがあります。
来年もまた、この地で応援歌がとどろく様を思い浮かべると、今からもう私の胸はざわつき始めます。
ごきげんよう、さようなら。
試合は、決勝戦にふさわしい手に汗握る素晴らしい内容でした。
両者の力が拮抗して、まさにどちらが勝ってもおかしくない互いに一歩も譲らない強豪同士の戦いとなりました。
今年の夏も、本当に素晴らしいプレイを楽しませていただきました、全国の高校球児の皆さんに心より感謝申し上げます。
甲子園球場の上に広がる夏の青空は、高校球児でなくても胸を熱くするものがあります。
来年もまた、この地で応援歌がとどろく様を思い浮かべると、今からもう私の胸はざわつき始めます。
ごきげんよう、さようなら。
9対15で敦賀気比が大阪桐蔭に負けました。
初回に御簗(おやな)くんの満塁ホームランが飛び出し早々と5点を先制するなど、
この試合でも、大阪桐蔭を上回る15安打を放ち敦賀気比の猛打がさく裂しましたが、
いかんせん、甲子園での優勝経験が豊富な大阪桐蔭の底力が球場を圧倒しました。
3番浅井くんと5番峯くんの主力打者二人は大阪桐蔭に十分研究されていて、初回こそ出塁をしたものの、
2回以降苦手なコースを徹底して突かれて、残念ながらそのバットから快音を聞くことができませんでした。
さすがに4番岡田くんだけは、大阪桐蔭をもってしてもその打力を封じることはできなかったようです。
ピッチャーの平沼くんも十分に研究しつくされていて、外角に沈む球も冷静に読まれて終始ボール先行で、
2ストライクに追い込んだ後に、
ストライクゾーンから低めに沈む球で三振を取る投球パターンを最後まで取らせてもらえませんでした。
しかしながら、主力打者の不調を補うように6番御簗(おやな)くんが連続2ホーマーを放つなど、
9番中本くんをはじめとする下位打線が火を噴き、打線は横綱大阪桐蔭に対して堂々と最後まで渡り合いました。
負けたとはいえ、百戦錬磨の大阪桐蔭に一歩も引くことがなかった敦賀気比の戦いぶりをとても誇りに思います。
先日甲子園球場の1塁アルプス席でご一緒させていただいた三重の皆さんとは、
「今度お会いする時はお互いに敵味方ですね」と言ってお別れしましたが、残念ながら対戦は実現できませんでした。
本日の決勝戦、両チームにおいて素晴らしい試合でありますことを心より願っています。
球場にこだまする応援歌、快音を残して外野席に吸い込まれていく白球、泥まみれのユニホームで涙する選手たち、
今年も素晴らしい夏が過ぎていきます。 ごきげんよう、さようなら。
初回に御簗(おやな)くんの満塁ホームランが飛び出し早々と5点を先制するなど、
この試合でも、大阪桐蔭を上回る15安打を放ち敦賀気比の猛打がさく裂しましたが、
いかんせん、甲子園での優勝経験が豊富な大阪桐蔭の底力が球場を圧倒しました。
3番浅井くんと5番峯くんの主力打者二人は大阪桐蔭に十分研究されていて、初回こそ出塁をしたものの、
2回以降苦手なコースを徹底して突かれて、残念ながらそのバットから快音を聞くことができませんでした。
さすがに4番岡田くんだけは、大阪桐蔭をもってしてもその打力を封じることはできなかったようです。
ピッチャーの平沼くんも十分に研究しつくされていて、外角に沈む球も冷静に読まれて終始ボール先行で、
2ストライクに追い込んだ後に、
ストライクゾーンから低めに沈む球で三振を取る投球パターンを最後まで取らせてもらえませんでした。
しかしながら、主力打者の不調を補うように6番御簗(おやな)くんが連続2ホーマーを放つなど、
9番中本くんをはじめとする下位打線が火を噴き、打線は横綱大阪桐蔭に対して堂々と最後まで渡り合いました。
負けたとはいえ、百戦錬磨の大阪桐蔭に一歩も引くことがなかった敦賀気比の戦いぶりをとても誇りに思います。
先日甲子園球場の1塁アルプス席でご一緒させていただいた三重の皆さんとは、
「今度お会いする時はお互いに敵味方ですね」と言ってお別れしましたが、残念ながら対戦は実現できませんでした。
本日の決勝戦、両チームにおいて素晴らしい試合でありますことを心より願っています。
球場にこだまする応援歌、快音を残して外野席に吸い込まれていく白球、泥まみれのユニホームで涙する選手たち、
今年も素晴らしい夏が過ぎていきます。 ごきげんよう、さようなら。
昨日、久々に甲子園に高校野球を観に行きました。

敦賀は私の生まれ故郷で、準々決勝は是非とも観たいと思っていました。
少し早めに球場に入ったので、
敦賀気比と八戸学院光星とのゲームは1塁アルプススタンドの最前列で観戦することができました。
天候は、幸いにも曇り空で時折日が差す程度、そのうえ雨もぱらつくこともあり、涼しい風が吹いてとても快適でした。
試合は7対2と2ケタ得点とはいきませんでしたが、この試合も全く危なげない、まさに快勝でした。
これで敦賀気比は19年ぶりの4強入りとなりました。
次の試合は明日8月24日の第二試合で対するは大阪桐蔭と、いずれも優勝の呼び声高い二つの高校の対戦となりました。
同校から応援に駆けつけたブラスバンドとチアガール、さらには郷里から駆けつけた地元民らしい集団や私のような関西在住の北陸出身者で構成された即席の応援団による応援が1塁アルプス席では試合中途絶えることがありませんでした。
懐かしい言葉訛りの応援があちこちで飛び交い、迫力あるブラスバンドの演奏も相まって否が応でも気分は最高潮に。
初回には5番でセンター峯くんの第2号ホームランも飛び出し、試合は終始押せ押せモード。いやあ~、言うことなしでした。
敦賀気比は、もともとは貧打のチームだったそうですが、打力を強化するために毎日千本の素振りをするようになり、
現在のような強打のチームに生まれ変わったそうです。
勝利の女神は決して気まぐれでなく、より多く額に汗して努力を惜しまない人に微笑んでくれるように私は思います。
さて準決勝ではいずれのチームに女神はほほ笑むのか、
願わくばいずれのチームが勝利しても、お互いに悔いのない試合になればと思う次第です。
敦賀気比高校、今年は優勝だあ~!
ごきげんよう、さようなら。

敦賀は私の生まれ故郷で、準々決勝は是非とも観たいと思っていました。
少し早めに球場に入ったので、
敦賀気比と八戸学院光星とのゲームは1塁アルプススタンドの最前列で観戦することができました。
天候は、幸いにも曇り空で時折日が差す程度、そのうえ雨もぱらつくこともあり、涼しい風が吹いてとても快適でした。
試合は7対2と2ケタ得点とはいきませんでしたが、この試合も全く危なげない、まさに快勝でした。
これで敦賀気比は19年ぶりの4強入りとなりました。
次の試合は明日8月24日の第二試合で対するは大阪桐蔭と、いずれも優勝の呼び声高い二つの高校の対戦となりました。
同校から応援に駆けつけたブラスバンドとチアガール、さらには郷里から駆けつけた地元民らしい集団や私のような関西在住の北陸出身者で構成された即席の応援団による応援が1塁アルプス席では試合中途絶えることがありませんでした。
懐かしい言葉訛りの応援があちこちで飛び交い、迫力あるブラスバンドの演奏も相まって否が応でも気分は最高潮に。
初回には5番でセンター峯くんの第2号ホームランも飛び出し、試合は終始押せ押せモード。いやあ~、言うことなしでした。
敦賀気比は、もともとは貧打のチームだったそうですが、打力を強化するために毎日千本の素振りをするようになり、
現在のような強打のチームに生まれ変わったそうです。
勝利の女神は決して気まぐれでなく、より多く額に汗して努力を惜しまない人に微笑んでくれるように私は思います。
さて準決勝ではいずれのチームに女神はほほ笑むのか、
願わくばいずれのチームが勝利しても、お互いに悔いのない試合になればと思う次第です。
敦賀気比高校、今年は優勝だあ~!
ごきげんよう、さようなら。
- Date: Fri 15 08 2014
- Category: BGA賞受賞作品
- Tags: BGA賞 世界のボードゲーム ボードゲーム boardgame 二人プレイ 二人用ゲーム
- Community: テーマ "BGA賞受賞作品" ジャンル "趣味・実用"
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第二十回月間BGA賞受賞作品 2014/8/15
レビュー記事一覧
BGA賞受賞作品 世界のボードゲームランキング ボードゲームのルール ボードゲームのプレイアビリティの改善
第二十回月間BGA(Board Game Addiction:ボードゲーム中毒)賞を発表します。
前月に我が家でプレイされた以下のボードゲームのみが、この賞の選考の対象となっています。
ノミネート作品(順不同)
シヴィライゼーション
プエルトリコ
ドラゴンイヤー
アウグストゥス
ピニャ・ピラータ
カタンの開拓者たち
キャメル・アップ
クー
カルカソンヌ
コロレット記念版
ラブレター
選考は本ブログの主催者の独断と偏見によるもので、ゆえに著しく公平性を欠くものであり、
世の中の一般的評価や常識とも大きく乖離するもので扱いには注意が必要です。
第二十回月間BGA賞受賞作品
キャメル・アップ Camel Up

講評
今回はカードゲームが含まれているせいか、プレイしたボードゲームが11作品と数多い中での受賞となりました。
世界的にも称賛浴びている、とても優れたカードゲームが並ぶ中で、
ひときわ「キャメル・アップ」の面白さが際立っていました。
後ろから来たラクダが上に乗り、下になったラクダは上に乗せたまま走るというユニークな設定が、
レースをとても面白くしています。
レースは、レグと呼ばれるラクダの色に合わせて設けられた5色のダイス全てが振られるごとに勝負が決まる短期決戦の
繰り返しで構成されているために、スタート直後からゴール直前の盛り上がりがレース中絶えることがありません。
加えて、当然のことながらレースの最終的な勝者とビリも賭けの対象となっていて、
レース途中でのレグ毎の勝敗に注意を払いつつ、レースの最終的な結果にも抜け目なく配慮しなければなりません。
賭けるタイミングが、他プレイヤーより先んじれば先んじるほど配当金は高くなります。
しかしながら早とちりして的を外すとペナルティが待っていますので、賭け時を誤らないことが重要なポイントです。
またオアシスと蜃気楼というタイルがあって、コースの途中に置くことができます。
このタイルがなかなかの曲者で、レース中のラクダがこのタイルに停まると、
オアシスなら1スペース前に進み、蜃気楼では1スペース後ろに下がることになります。
後ろのスペースに他のラクダがいると、なんと下がったラクダはその下に潜り込むことになります。
このタイルが置かれると、レースの流れが劇的に変化する場合があります。
ダイスは1~3の目しかなく最大でも3スペースしか進みません。
さらに同じスペースにラクダがいると、その上に乗ることになり、下のラクダは上にラクダを乗せたまま移動するため、
5頭のラクダが上になり下になり、とにかくレースは団子状態で進みます。
ラクダを進めるダイスは、ピラミッドの中から1個ずつ転がり出てくるので、その結果に全員が一喜一憂。
大人も子供も大盛り上がりです。とにかく理屈抜きで面白い。
本作品を開発された方々をはじめとする関係された全ての方々に、ここに大きな拍手を贈りたいと思います。
BGA賞受賞作品 世界のボードゲームランキング ボードゲームのルール ボードゲームのプレイアビリティの改善
第二十回月間BGA(Board Game Addiction:ボードゲーム中毒)賞を発表します。
前月に我が家でプレイされた以下のボードゲームのみが、この賞の選考の対象となっています。
ノミネート作品(順不同)
シヴィライゼーション
プエルトリコ
ドラゴンイヤー
アウグストゥス
ピニャ・ピラータ
カタンの開拓者たち
キャメル・アップ
クー
カルカソンヌ
コロレット記念版
ラブレター
選考は本ブログの主催者の独断と偏見によるもので、ゆえに著しく公平性を欠くものであり、
世の中の一般的評価や常識とも大きく乖離するもので扱いには注意が必要です。
第二十回月間BGA賞受賞作品
キャメル・アップ Camel Up

講評
今回はカードゲームが含まれているせいか、プレイしたボードゲームが11作品と数多い中での受賞となりました。
世界的にも称賛浴びている、とても優れたカードゲームが並ぶ中で、
ひときわ「キャメル・アップ」の面白さが際立っていました。
後ろから来たラクダが上に乗り、下になったラクダは上に乗せたまま走るというユニークな設定が、
レースをとても面白くしています。
レースは、レグと呼ばれるラクダの色に合わせて設けられた5色のダイス全てが振られるごとに勝負が決まる短期決戦の
繰り返しで構成されているために、スタート直後からゴール直前の盛り上がりがレース中絶えることがありません。
加えて、当然のことながらレースの最終的な勝者とビリも賭けの対象となっていて、
レース途中でのレグ毎の勝敗に注意を払いつつ、レースの最終的な結果にも抜け目なく配慮しなければなりません。
賭けるタイミングが、他プレイヤーより先んじれば先んじるほど配当金は高くなります。
しかしながら早とちりして的を外すとペナルティが待っていますので、賭け時を誤らないことが重要なポイントです。
またオアシスと蜃気楼というタイルがあって、コースの途中に置くことができます。
このタイルがなかなかの曲者で、レース中のラクダがこのタイルに停まると、
オアシスなら1スペース前に進み、蜃気楼では1スペース後ろに下がることになります。
後ろのスペースに他のラクダがいると、なんと下がったラクダはその下に潜り込むことになります。
このタイルが置かれると、レースの流れが劇的に変化する場合があります。
ダイスは1~3の目しかなく最大でも3スペースしか進みません。
さらに同じスペースにラクダがいると、その上に乗ることになり、下のラクダは上にラクダを乗せたまま移動するため、
5頭のラクダが上になり下になり、とにかくレースは団子状態で進みます。
ラクダを進めるダイスは、ピラミッドの中から1個ずつ転がり出てくるので、その結果に全員が一喜一憂。
大人も子供も大盛り上がりです。とにかく理屈抜きで面白い。
本作品を開発された方々をはじめとする関係された全ての方々に、ここに大きな拍手を贈りたいと思います。
1985年8月12日に羽田発伊丹行ボーイング747が、群馬県の御巣鷹山の尾根に墜落しました。
同機には当時私の仕事仲間の父母と子供(長男と長女)が搭乗していて被害に遭いました。
その日の記憶は今でも鮮明に残っています。
昼に郊外の吉野家で家族みんなで牛丼を食べました。
食べ終わって駐車場で見上げた空が抜けるように青かったことと、
照りつける夏の日差しの暑さでこめかみから滴り落ちる汗を今でもハッキリと感じられます。
それから、私たち家族は山梨県のツレの田舎に車で帰省しました。
その日の夜は田舎の親戚一同が集まり宴会となり、宴会の最中に事故の連絡を受けました。
連絡を受けた瞬間にかなり気が動転して、車で大阪にとんぼ返りしようとした私を皆が止めてくれたことを憶えています。
彼とは仕事だけでなく、家族ぐるみで遊びに行ったりしていたので、
事故に遭った彼の子供たちやご両親とは顔なじみでした。
私は結局電車で大阪に戻り、数日後に現地にいる彼のところに出向くことになりました。
彼と協力して遺体を探すためです。現地には約3週間滞在しました。現地でのことは今でも書く気になれません。
彼に聞いたところ、
彼と彼の家族(彼の奥さんと3人の子供、父母、奥さんの妹)の計8人は東京ディズニーランドに遊びにいったとのこと。
彼は友人とのゴルフの約束があったので帰ることになったのですが、
彼の父母(おじいちゃんとおばあちゃん)が折角来たのだから、もう一日孫たちを楽しませてあげたいとのことで、
おじいちゃんとおばあちゃんと彼の上の二人の子供だけが帰るのを一日遅らせることになりました。
彼の奥さんは乳飲み子(一番下の子)を抱えていたので、彼と一緒に帰ることになり、
奥さんの妹さんを含め4人は一日先に大阪に帰り、難を逃れました。
孫たちに少しでも楽しませたいというおじいちゃんとおばあちゃんの心を思うと、やりきれない気持ちになります。
ここに、事故に遭われた方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。
同機には当時私の仕事仲間の父母と子供(長男と長女)が搭乗していて被害に遭いました。
その日の記憶は今でも鮮明に残っています。
昼に郊外の吉野家で家族みんなで牛丼を食べました。
食べ終わって駐車場で見上げた空が抜けるように青かったことと、
照りつける夏の日差しの暑さでこめかみから滴り落ちる汗を今でもハッキリと感じられます。
それから、私たち家族は山梨県のツレの田舎に車で帰省しました。
その日の夜は田舎の親戚一同が集まり宴会となり、宴会の最中に事故の連絡を受けました。
連絡を受けた瞬間にかなり気が動転して、車で大阪にとんぼ返りしようとした私を皆が止めてくれたことを憶えています。
彼とは仕事だけでなく、家族ぐるみで遊びに行ったりしていたので、
事故に遭った彼の子供たちやご両親とは顔なじみでした。
私は結局電車で大阪に戻り、数日後に現地にいる彼のところに出向くことになりました。
彼と協力して遺体を探すためです。現地には約3週間滞在しました。現地でのことは今でも書く気になれません。
彼に聞いたところ、
彼と彼の家族(彼の奥さんと3人の子供、父母、奥さんの妹)の計8人は東京ディズニーランドに遊びにいったとのこと。
彼は友人とのゴルフの約束があったので帰ることになったのですが、
彼の父母(おじいちゃんとおばあちゃん)が折角来たのだから、もう一日孫たちを楽しませてあげたいとのことで、
おじいちゃんとおばあちゃんと彼の上の二人の子供だけが帰るのを一日遅らせることになりました。
彼の奥さんは乳飲み子(一番下の子)を抱えていたので、彼と一緒に帰ることになり、
奥さんの妹さんを含め4人は一日先に大阪に帰り、難を逃れました。
孫たちに少しでも楽しませたいというおじいちゃんとおばあちゃんの心を思うと、やりきれない気持ちになります。
ここに、事故に遭われた方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。
- Date: Sun 10 08 2014
- Category: ボードゲームのレビュー
- Tags: ブルゴーニュ ブルゴーニュの城 世界のボードゲーム ボードゲーム boardgame 二人プレイ 二人用ゲーム
- Community: テーマ "ボードゲームのお話" ジャンル "趣味・実用"
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久々に「ブルゴーニュの城 The Castles of Burgundy 」 をプレイしました
ゲームボードにあるヘクスタイル(六角形)を取り、自分の領地ボードに置いて領地を発展させていくというゲームです。

結果は170対165、もう一歩のところでツレに負けました。
敗因は船タイルを常にツレに先取りされて、ゲームを通してほとんどスタートプレイヤーになることができなかったこと。
約2年ぶりのプレイでルールを思い出すまでチョッとかかりましたが、なんとか大きなミスなしにプレイできました。
今回のプレイで感じたことは、このゲームの良さがその多種多様なヘクスタイルにあるということ。
同じ牧場内にいる同種の家畜はヘクスタイルを牧場に置く度に勝利点に加算される動物タイルや、
ヘクスタイルを置いた時点で即時様々な効果を発揮する建物タイル、
ヘクスタイルを敷地に置くと以降継続的に様々な効果を発揮する知識タイル、
独特な効力をもつ船タイルと城タイル、鉱山タイルなどなど。
さらに船タイルを使って商品タイルを手に入れて、商品を売りさばくこともできます。

様々な得点手段があって取りうる戦術の幅が広く、やや緩めのプレイをのんびりと楽しめるところがとても気にっています。
久々にプレイして、では気合いを入れて今晩は第二戦目という予定になっています。
外は今もザアザアと大雨が降り続けており、台風が直撃するかもしれないという現在の状況にあって、
のんびりとボードゲームの記事を書いていられる安全な環境に感謝しつつ、今回はこれまで。
ごきげんよう、さようなら。

結果は170対165、もう一歩のところでツレに負けました。
敗因は船タイルを常にツレに先取りされて、ゲームを通してほとんどスタートプレイヤーになることができなかったこと。
約2年ぶりのプレイでルールを思い出すまでチョッとかかりましたが、なんとか大きなミスなしにプレイできました。
今回のプレイで感じたことは、このゲームの良さがその多種多様なヘクスタイルにあるということ。
同じ牧場内にいる同種の家畜はヘクスタイルを牧場に置く度に勝利点に加算される動物タイルや、
ヘクスタイルを置いた時点で即時様々な効果を発揮する建物タイル、
ヘクスタイルを敷地に置くと以降継続的に様々な効果を発揮する知識タイル、
独特な効力をもつ船タイルと城タイル、鉱山タイルなどなど。
さらに船タイルを使って商品タイルを手に入れて、商品を売りさばくこともできます。

様々な得点手段があって取りうる戦術の幅が広く、やや緩めのプレイをのんびりと楽しめるところがとても気にっています。
久々にプレイして、では気合いを入れて今晩は第二戦目という予定になっています。
外は今もザアザアと大雨が降り続けており、台風が直撃するかもしれないという現在の状況にあって、
のんびりとボードゲームの記事を書いていられる安全な環境に感謝しつつ、今回はこれまで。
ごきげんよう、さようなら。
ちょっと古い映画ですが、「北のカナリアたち」をWOWOWで観ました。
原作は湊かなえさんです。「告白」を書かれた方で、実を言うと私の好みのタイプの作家さんではありませんでした。
主演女優が吉永小百合さんでしたから観ました。
吉永小百合さんといえば、
浜田光夫さんと共演した「愛と死をみつめて」を思い浮かべる私のような年齢層の映画ファンならば、
彼女が出演するとなれば、原作がどうであれ多少なりとも気になるものです。
ストーリーは、
登場人物一人一人の回想を通して真実が少しずつ解き明かされていく湊かなえさん独特のスタイルで進んでいきます。
北海道の僻地の小学校の先生だった吉永小百合さんが、
今は社会人となっている6人の教え子達一人一人と再会して、当時起こった忌まわしい事件の真実が語られていきます。
6人の教え子を演じるのが、
森山未來と満島ひかり 、勝地涼 、宮﨑あおい、小池栄子、松田龍平とすごい顔ぶれです。
これだけの脇役が揃うと、むしろ吉永小百合さんの影が薄くなってしまいますね。
なかでも、森山未來さんがイイですね。私、この役者さんが大好きです。
最近のドラマでは、尾野真千子さんと共演した「夫婦善哉」がこれまた良かったです。
松田龍平さんも大好きです。弟さんはカッコいいですが、私はこちらのお兄ちゃんのほうが断然好きです。
「探偵はBARにいる」での役なんか最高です。
ちなみに、しつこいようですが、
この映画で峰子役を演じている安藤玉恵がとっても気に入ってます、本記事とは全く関係ない話ですが…。
で、「北のカナリアたち」に話を戻しますが、結局のところ6人の脇役陣に泣かされてしまいました。
森山未來さんが松田龍平さんと出会う場面あたりから、一気に胸にきますね。
その前で小池栄子さんや勝地涼さん、宮﨑あおいさんが十分に下地をこさえてくれていますから。
もうテレビ画面がぼやけるほどのウルウルモードで終盤に突入することに。
この「北のカナリアたち」を観て、初めて湊かなえさんが好きになりました。「告白」や「贖罪」は好みではありませんが…。
私は雪の多い北陸の港町で生まれ育ったものですから、
映画で流れる冬の厳しい海や漁村の描写は、それだけで違った意味で結構楽しめました。
久々に良い映画を観ました。今回はこれまで。
ごきげんよう、さようなら。
原作は湊かなえさんです。「告白」を書かれた方で、実を言うと私の好みのタイプの作家さんではありませんでした。
主演女優が吉永小百合さんでしたから観ました。
吉永小百合さんといえば、
浜田光夫さんと共演した「愛と死をみつめて」を思い浮かべる私のような年齢層の映画ファンならば、
彼女が出演するとなれば、原作がどうであれ多少なりとも気になるものです。
ストーリーは、
登場人物一人一人の回想を通して真実が少しずつ解き明かされていく湊かなえさん独特のスタイルで進んでいきます。
北海道の僻地の小学校の先生だった吉永小百合さんが、
今は社会人となっている6人の教え子達一人一人と再会して、当時起こった忌まわしい事件の真実が語られていきます。
6人の教え子を演じるのが、
森山未來と満島ひかり 、勝地涼 、宮﨑あおい、小池栄子、松田龍平とすごい顔ぶれです。
これだけの脇役が揃うと、むしろ吉永小百合さんの影が薄くなってしまいますね。
なかでも、森山未來さんがイイですね。私、この役者さんが大好きです。
最近のドラマでは、尾野真千子さんと共演した「夫婦善哉」がこれまた良かったです。
松田龍平さんも大好きです。弟さんはカッコいいですが、私はこちらのお兄ちゃんのほうが断然好きです。
「探偵はBARにいる」での役なんか最高です。
ちなみに、しつこいようですが、
この映画で峰子役を演じている安藤玉恵がとっても気に入ってます、本記事とは全く関係ない話ですが…。
で、「北のカナリアたち」に話を戻しますが、結局のところ6人の脇役陣に泣かされてしまいました。
森山未來さんが松田龍平さんと出会う場面あたりから、一気に胸にきますね。
その前で小池栄子さんや勝地涼さん、宮﨑あおいさんが十分に下地をこさえてくれていますから。
もうテレビ画面がぼやけるほどのウルウルモードで終盤に突入することに。
この「北のカナリアたち」を観て、初めて湊かなえさんが好きになりました。「告白」や「贖罪」は好みではありませんが…。
私は雪の多い北陸の港町で生まれ育ったものですから、
映画で流れる冬の厳しい海や漁村の描写は、それだけで違った意味で結構楽しめました。
久々に良い映画を観ました。今回はこれまで。
ごきげんよう、さようなら。
- Date: Fri 01 08 2014
- Category: 世界のボードゲームランキング
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世界のボードゲームランキング 2014/8/1
レビュー記事一覧 BGA賞受賞作品 ボードゲームのルール 世界のボードゲームランキング
以前から棚に置き去りにされている
「ロビンソン・クルーソー 呪われた島の冒険 Robinson Crusoe: Adventure on the Cursed Island」に加えて、
今月から新たに「ネイションズ Nations」が、テストプレイの待ち行列に。


先月の記事でもご紹介しましたが、今月も以下の新しい作品が5点もランキングに加わっています。
カタンの開拓者たち Die Siedler von CATAN
アウグストゥス Augustus
キャメル・アップ Camel Up
クー Coup
ピニャ・ピラータ Pina Pirata
では、今月新たにランキングに加わった5作品について一言。
カタンの開拓者たち Die Siedler von CATAN

世界で最もポピュラーなボードゲーム、いまさらって感じはぬぐえませんが…。
でも、さすがカタン、文句なしの面白さ。
アウグストゥス Augustus

ビンゴ同様にパーティゲームに向いている感じはしますが、勝利するためにはしっかりした戦略が求められます。
布袋から引くタイルに一喜一憂するチョッとゆるめのプレイ感が新鮮で楽しいですね。
キャメル・アップ Camel Up

親しい仲間や家族でワイワイ言いながらプレイするゲームとしては、これまでの中で最高の出来ではないでしょうか。
5頭のラクダがピラミッドを周回するコースを
後になり先になり、時には何頭ものラクダが折り重なってゴールになだれ込みます。
ピラミッドから転げ出るダイスなど斬新でしっかりしたゲームシステムがバックにあるからこそ、本物の面白さがあります。
クー Coup

まさに大人のカードゲーム、カードデザインもとってもクール。ルールもいたってシンプル。
登場人物は、公爵と暗殺者、大使、船長、伯爵夫人の5人だけ。しかしながら、プレイにはとても頭を使います。
一見、定石がありそうなのですが…、結構奥が深い。いやあ~、これはなかなかのもんです。
ピニャ・ピラータ Pina Pirata

UNOに似ている? いえいえ、まったくの別物と言っていいくらい違います。
それどころか、UNOに決してひけをとらない独特の新鮮な面白さがあります。
この作品の売りは、ワンプレイごとにルールが増えていくということ。
「あなたが手札1枚だけであるあいだ、あなたは手札を公開してゲームを続ける」
なんてルールが書かれた冒険タイルが40枚も用意されていて、ランダムにゲームに登場してきます。
カードデザインも皆で楽しめる明るい楽しいもので、とっても気に入りました。
では、今月の順位です。
今月からは総合評価の基準を明確に定義しました。
そして総合評価が★4つ以下の作品は、我が家のリプレイリストから外して今後リプレイしないことにしました。
よって総合評価が★4つ以下であり続ける限り、その作品が我が家でプレイされることはありません。
当然のことですが、プレイしたくない作品は★4つ以下に、再度プレイがしたくなった作品は★5つ以上に、
それぞれ評価が今後変更されていくことになります。

*以下の記事において記載されたゲーム名をクリックすると、そのレビューをご覧いただけます。
「メイジナイト」如何に魅力的な作品が新しく登場しても、この作品の素晴らしさが陰ることはありません。
剣と魔法のファンタジーの世界を満喫できる不動の王者。プレイ中には本当にワクワクして、血が騒ぎます。
魔法の塔や僧院で修業を積み、旅の仲間を集めてシティを目指す、未知なる世界を旅する「メイジナイト」。
理想の農場建設をテーマとした「アグリコラ」。
森や沼を開墾して、畑には小麦や野菜、牧場には羊や猪、牛、馬、木造のあばら家を石造りに改築して冬の備え。
厩や農機具、かまどに調理場、暖炉と設備を調え、大家族に囲まれた夢見る暮らしの実現を目指します。
アグリコラ:世界選手権デッキ(Agricola: World Championship Deck)は、とうとう英語版ですが手に入りました。
近日プレイする予定です、ご期待ください。
「ウォー・オブ・ザ・リング」まさにロード・オブ・ザ・リングの世界。
ボード上で入り乱れて戦う両軍のミニチュアと、原作を忠実に再現しようとしたゲームシステムに脱帽。
数多くのフィギュアで埋め尽くされた戦場には、崇高な品格さえ感じられます。
イシルドゥアの末裔アラゴルンや白のガンダルフ、ナズグール、サルマン、魔王が目の前に。
とうとう一つ星が増えた「ツォルキン:マヤ神聖歴」
ツォルキンとは、マヤ文明で使われていた暦のこと。
まず、驚かされるのは大小6つの歯車からなる並はずれたスケールのゲームボード。
スケールだけでなく、その出来栄えにおいてもこれまでに例を見ない素晴らしさ。
そしてワーカープレイスメントを見事に進化させた独自のゲームシステムもまた、
その素晴らしい外観に勝るとも劣らない質の高さに仕上がっています。世界最高級の風格が感じられます。
「アース・リボーン」豊富なシナリオを順を追ってプレイするに従ってルールの幅が広がり、プレイがさらにリアルに。
核戦争以降の荒廃した世界での2大勢力の戦いであるにもかかわらず、軽快なアクションムービー的プレイ感。
理屈抜き、ドンパチ好きには堪らない、ゾンビがうろつくヤバいエリアをショットガンぶっ放して駆け抜けよう。
「エクリプス」これまでは、宇宙をテーマとしたボードゲームの最高峰との位置付けだったのですが…。
「スタートレック:艦隊司令官」との比較で、正直いつも順位付けに迷います。
技術開発により最強の宇宙船を設計・建造するという、この作品独自のシステムが順位の決め手となりました。
「スタートレック:艦隊司令官」未知なる宇宙を探検して、様々なミッションを達成していきます。
単なる連邦軍とクリンゴン軍の戦闘だけにとどまらず、様々な未知との遭遇がプレイヤーを待っています。
コロニーや宇宙基地の建設、惑星への遠征隊の派遣、巨大敵艦船の追跡、未知の星域の探索、敵艦長の拉致など
広大な宇宙でお馴染の艦隊を、そのフィギュアでコントロールして目標の勝利ポイント獲得を目指します。
「メイジ・ウォーズ」プレイ時間を忘れさせてくれる文句無しの二人用カードゲームの最高峰。
異なる魔法学校で学んだ二人の魔法使いが、アリーナで独自のスペルを駆使して戦います。
二人の魔法使いが召喚したクリーチャー達が、地を駆け空を舞いアリーナで死闘を繰り広げます。
戦場となるアリーナ(ゲームボード)を導入することにより、
カードゲームの枠から大きく進化し、そのプレイを非常に奥深いものにしています。
「ル・アーブル」ウヴェ・ローゼンベルクの収穫三部作の中で最も好きな作品。
港町にはさまざまな産業が息吹いていて、非常に多彩なビジネスを提供してくれます。
埠頭に陸揚げされるさまざまな資材、港町が繁栄していく雰囲気がとても好きです。
プレイを重ねるごとに様々なアプローチが見えてきて、その良さが再認識されて順位がアップ。
「スルー・ジ・エイジズ」文明の進化を扱った作品ではボードゲームの最高峰といえるでしょう。
プレイを重ねてルールに精通するに従って、文明をコントロールする知的なプレイに評価が高まってきています。
三つの世代にわたって科学、文化、軍事力の進化を図ります。完成度の極めて高い独特のシステムは王者の風格。
「D-Day At Omaha Beach」ウォーゲームといえば、やっぱりD-DAYです。
その詳細なルール群により、1944年6月6日に実施されたオマハにおける上陸作戦の忠実な再現が試みられています。
午前6時15分から開始された、オマハビーチへの上陸から始まるD-DAYにおけるもっとも激しい戦いとされた作戦が
このゲームにおいて、真摯に、そして見事に描かれています。ウォーゲームの真髄を堪能できる重量級の本格派。
「ディセント:闇の世界への旅立ち」闇の王オーバーロードと8人の英雄の戦いが描かれています。
単独でプレイできる20ものクエストに加えて、クエスト同士が関連しあう壮大なキャンペーンゲーム。
一つ一つのクエストがそれぞれ単独のゲームとして成り立つほどの完成度。
各クエストは遭遇1と遭遇2の2つのシーンに分割されているので、プレイの重さを感じさせません。
「コンフリクト・オブ・ヒーローズ」第2次世界大戦の独ソ戦をテーマにした本格的な戦術級ウォーゲーム。
銃撃戦をよりリアルに再現すべく準備された詳細なルールは、ステップ方式で修得していきます。
私もそうですが、ウォーゲームファンには堪らない正統派、これぞ押しも押されもしない戦術級ウォーゲーム。
まだ初期のシナリオしかプレイできていないため順位は低いですが、
アース・リボーン同様に、車両や盤外砲撃などのルールが導入されるに従って順位はアップすることでしょう。
「キャスタウェイ」孤島に漂着した難破者として生き延びて、島の反対側にある岬で救出されるよう努めます。
流れ着いた浜辺から島のジャングルを抜けて、さらに奥地へ。奥地を経て島の反対側にある岬を目指します。
この岬が救出されるためには、島における最適のポジションなのです。
難破者の行く手には様々な困難が待ち受けています。
プレイしていて本当に難破したような気持ちにさせてくれます。その素晴らしさがこの順位に表れています。
「シヴィライゼーション」文明の進化を描いたボードゲームとしては、先の「スルー・ジ・エイジズ」と双璧。
シド・マイヤー作、幌馬車で未開の地を探索する雰囲気はボードゲームでも失われていません。
軍事や科学、文化、経済とそれぞれの分野で勝利条件が設けられていて、プレイの幅が広がります。
「ドミナント・スピーシーズ」プレイヤーは哺乳類や爬虫類、鳥類、両生類、節足動物、昆虫を担当して、
氷河期が迫まりくる新しい地球で、種の覇権をかけて戦います。やり応えのある重厚な作品です。
「金星の商人」未知なる宇宙を探検して、惑星で商品を買い付け他の惑星で売りさばきます。時には乗客も運びます。
より多くの商品をより速く、より安全に運ぶには宇宙船とパイロットのレベルアップは不可欠です。
航路には海賊や暗雲、その他にも様々な障害が待ち受けているなか、与えられた任務をこなし魅力的な報償を得ます。
宇宙を飛び回る夢に溢れる素晴らしい作品、重量級でありながら人を選ばない万人が楽しめる世界トップレベルの作品。
「トワイライト・ストラグル」重量級の二人用ゲームで、米ソの冷戦を描いた作品。
世界地図を前に米ソに分かれて世界各国への影響力を高めて自陣営を強化します。
世界史に残る様々な出来事が登場して、それらの効果を世界に波及させていく知的なゲーム。
プレイ回数を重ねても色あせない作品の一つ、今後さらに順位を上げていくでしょう。
「マンション・オブ・マッドネス」建物内には様々なてがかりが点在しています。
部屋にはロックがかかり、鍵やパズルを解くことが必要となります。
ゲームマスターはモンスターを召喚して、探索者の行く手を阻みます。
「ハワイ」島で自分の王国を繁栄させて、島の王に族長として認められなければなりません。
ボードやコンポーネントはまさにハワイのホンワカムード一杯、でもプレイはかなりハードです。
「ブラス」派手さはないがプレイを重ねるに従って、次第にその良さが伝わってくる実力派タイプ。
前半は運河、後半は鉄道と輸送手段が切り替わります、産業革命の雰囲気がうまく演出されています。
「テラミスティカ」ボードゲームの様々な要素が、これでもかというぐらい一杯詰め込まれて凝縮されています。
まさにてんこ盛り状態なのですが、意外とスッキリまとめられています。単純な陣取り争いではありません。
それぞれ個性ある14の勢力の一つを担当して、独自の能力をフルに発揮して、
住居を進化させて砦や神殿、聖域を建設し世界の覇権を競います。充実したプレイ感が味わえる本格派。
「トラヤヌス」トラヤヌス帝に統治され繁栄の絶頂期にあるローマ帝国が舞台。
政治、交易、領地、軍事などの様々な分野での多彩なアクションが
マンカラを採用した独自のシステムと相まって、非常にうまく機能しています。
「数エーカーの雪」郷里から遠く離れた雪原を、重い足取りで進む若き戦士たちの姿が目に浮かびます。
カナダと北米の国境近く起こったフランスとイギリスのフレンチ・インディアン戦争を描いたウォーゲーム。
次のプレイが待ち遠しい、私の一押しのボードゲームです。
「プエルトリコ」おそらくボードゲームの歴史に名を残すであろう作品。本当に何回プレイしても色褪せない面白さ。
プエルトリコ島で
作物を収穫、工場で商品化、商店に売却、船にて輸出、価値の高い建物を建設して島を繁栄させます。
この作品、この面白さで、この順位とは、我ながら驚きです。世界には何と面白い作品が多いことでしょう。
「スターウォーズ X-ウィング」ミニチュアの精巧な出来に引けを取らない洗練されたゲームシステムがイイですね。
宇宙船の機動が標準的なパターンに加えて、個々の機体独自のマヌーバーもあって戦闘をとても多彩にしています。
光子魚雷やR2-D2などのドロイドも登場して、スターウォーズファンでなくてもワクワクしてきます。
要人の護衛や小惑星群からの脱出、人工衛星の探査などのシナリオも用意されていて理屈抜きにプレイは楽しい。
「ロシアンレールロード」シベリア横断鉄道をはじめとする3つの鉄道を建設して勝利点を競います。
鉄道の建設以外に工場建設による工業の発展も加わり、
独自の能力を持つ技師の採用や各鉄道にそれぞれ独特の特徴を持たせているところがプレイを奥深いものにしています。
とても完成度の高い作品で、とても充実したプレイ感が得られるワーカープレイスメントの王道を行く本格派です。
「トロワ」ダイスをうまく使ったゲームシステムで、ゲームの進行も軽快なテンポで進みます。
ラウンドごとに起こる町への襲撃や、ゲーム終了時点で追加得点を提供するキャラクターカードがイイですね。
「村の人生」プレイヤーは、何世代にも引き継がれていく村人の人生を経験します。
ボードに描かれた村はホノボノとしていて、ほんのりとした温かさが感じられる作品です。
「ゴア」プレイヤーはポルトガルとインドの間を旅する香辛料商人として、商売の拡大・成長を目指します。
船の建造と香辛料の収穫、税金の徴収、探検、入植者の編成、植民地の設立の6分野での発展を中心に、
香辛料と交易船、入植者、資金の調達に奔走します。重さを感じさせず充実したプレイ感が得られる稀有な秀作。
「キーフラワー」労働者は四季を通じてキーフラワー号に乗って村にやってきます。
競り落とした建物タイルや船タイルを配置・接続して、村を拡大・発展させます。
美しく、とても優しいデザインの数多くのタイルが魅力的な楽しい作品です。
「ボラボラ」ハワイで少し物足りないと感じられる方にはお勧め。
お馴染の島世界で、小屋を建てて魚を獲り、神々に捧げ物をして生活を豊かにします。
ハワイにせよ、このボラボラにせよ、なんなんでしょうか、この独特のマッタリ感は。とにかく楽しいです。
「祈り働け」これまたウヴェ・ローゼンベルクの作品。
もっともスケールが大きい作品で、山地や海辺までエリアを追加して拡張できるので比較的のびのびプレイ。
複数の資源を組み合わせ、いくつもの建物で加工することにより生みだされる聖遺物や、
隣接したエリアに価値の高い建物を建設することにより効果を発揮する村など新鮮な要素が盛り込まれています。
「ケイラス」お城の建設と町の繁栄に寄与して名声点を競います。
お城へ続く道沿いに建設される様々な建物、行政官と監督官の存在がこの作品を非常に面白くさせています。
「ブルームーン:レジェンド」ブルームーンシティに住む様々な種族と神の使徒である三匹のドラゴン。
プレイヤーは種族の1つを選び、相手との戦いに勝利して三匹のドラゴンを自陣営に引き寄せます。
互いに独自の能力を持つ種族の選択から、プレイに慣れてくれば自分のデッキも創ることができます。
二人プレイ用のカードゲームとしてはかなり軽いタイプですが、クニツィア独特の悩ましさに魅了されます。
「アンドールの伝説」勇者となって邪悪な怪物の進撃からアンドール王国を防衛し、特別な任務を果たします。
とにかくプレイしていて楽しい。本当に英雄となって冒険の世界を旅している感じがします。
なにかの物語を読みふけっているように、どんどん先へと進みたくなる魅力に溢れた新しいシステムの作品です。
探索者の真の使命とはなにか、徐々に得られる手掛かりから物語の陰に隠されている真実を解き明かし
モンスターの追手をかいくぐり、自らの勝利条件を突き止め、達成しなければなりません。
ドラマ仕立てで進むプレイ感がとても新鮮です。練りに練られた重厚で素晴らしい作品です。
「ブルゴーニュ」細部にわたってバランスがとれた皆に好かれる優等生的作品。
プレイヤー間のインターラクティブな面も過度でなく、船や城、商品の販売に農場、建物の建設など要素も豊富。
他に輝かしい作品が多いため、不本意ながら順位はココに。
ヴィニョスとは対照的で軽快なテンポでプレイが進む、幅広くファンに好まれるタイプ。
「カタンの開拓者たち」世界で最もポピュラーなボードゲームといっても過言ではないでしょう。
プレイヤーは未開の島で道を切り開き、村や都市を建設していきます。
羊毛や木材などの資源は自ら手に入れるとともに他プレイヤーと取引して獲得できます。ボードゲーム史上に残る名作。
「ねずみ達と魔法使い」王国を闇に陥れようとする魔女と漆黒の戦士達に敢然と立ち向かう王子率いる勇士達。
ヒーロー達はねずみに姿を変えて、王国を取り戻すために立ちあがります。
待望の多人数協力型ボードゲームの登場です。敵はドブネズミの戦士やごきぶり、毒蜘蛛、ムカデ、雄猫たち。
つり針と糸で下水道を渡ったり、フォークをカタパルトがわりに使ってブドウを飛ばして敵をブッ飛ばします。
さあ、家族や友達、恋人を誘って王国を救う冒険を始めましょう! このゲーム最高!
「ドラゴンイヤー」中国の王子としてプレイヤーは、たび重なる災禍から宮殿を守ります。
宮殿を守るためには、大切な臣下を次々と犠牲にしなければなりません。
宮殿は正に愛しい臣下の人柱の上にかろうじて成り立つという、とても悲惨なお話ですが実にプレイは面白い。
「ブレーマーハーフェン」5人の港湾労働者を効果的に配置して港の作業を行います。
商品を船から降ろし、いったん保管した後に運送業者に引き渡します。
船の確保から運送業者との契約、建物の建設まで港のスペースを効率良く活用して、
名声とお金の両方を得た者だけに最終的な成功がもたらされます。港の香りが漂う秀作です。
「アルハンブラ」塔を造り、庭を整え、パビリオンやアーケード、宮殿を建設してアルハンブラでの建築を競います。
何度プレイしても、思うようなアルハンブラが建設できません。
建設の邪魔をするのは、タイルの縁に設けられた城壁だけではありません。
豊富な拡張ルールによって、一筋縄ではいかないより奥深いゲームにブラッシュアップされています。
「1775-反乱」アメリカ大陸の13の植民地がイギリスからの独立を掲げて蜂起したアメリカ独立戦争がテーマ。
イギリス正規軍と独立を目指す大陸軍に加えて、王党派とよばれるアメリカ入植者の中のイギリス支持派と、
入植者から戦いに加わったパトリオットと呼ばれる民兵がそれぞれイギリス側とアメリカ側に登場します。
さらにイギリスには金で雇われたドイツ人傭兵とアメリカ独立を支援したフランス軍も参戦します。
ウォーゲームにしては珍しくルールがシンプルですが、完成度は高くプレイヤーには緻密な戦略が求められます。
デザインも含め、大人のゲームといった趣きが感じられるいぶし銀的な良さが光ります。
「ナビゲーター」大航海時代を彷彿とさせるロマン溢れる作品。
ロンデルをゲームシステムに導入、アクションの選択を悩ましいものにしています。
未知の海域への航海だけでなく、植民地化と工場建設など経営的な要素も盛り込まれていて充実したプレイ感。
「ライバルカタン」二人用のカードゲームとしては珍しい、重量級の本格派。ツレとハマりました。
道路をつくり土地を開墾し、都市に発展させて領地を拡張していきます。
収穫した資源をもとに様々な効果を持つ建物や船を建造して、武力と商業力、技術力を高めていきます。
豊作や略奪など変化に富んだイベントの発生、独自の能力を備えた英雄の登場など、非常に内容は盛り沢山。
「アンドロイド:ネットランナー」今人気急上昇の二人用カードゲームです。
アンドロイドに支配された退廃した未来社会での、ハッカーの戦いを描いた非常にクールな作品です。
これまでにない斬新なテーマに、新しい息吹が感じられます。今後の発展が楽しみです。
「洛陽の門にて」ウヴェ・ローゼンベルクの収穫三部作の最後の作品。
野菜をつくり、野菜を売る、他の作品同様に人の生活の息吹が感じられる人間味溢れる作品です。
三人以上のプレイでは問題となる待ち時間の長さが二人プレイではむしろ良い方向に。
この順位は、あくまで二人プレイでの評価です。なんかこの中国の雰囲気が好きですね。
「チグリス・アンド・ユーフラテス」チグリス川とユーフラテス川の間の文明発祥の地メソポタミアで、
最も強く、かつバランスのとれた文明の構築を目指します。
内部紛争と外部紛争の2つの争いやモニュメント、大災害、文明建築物の効果が作品を非常に奥深いものに。
「エルグランデ」とは、一味違う陣取りゲームの面白さが高く評価されることでしょう。
「ケルト」我が家では数少ないアブストラクト的なゲーム。
手札カードをプレイして石の道を進むだけなのに何故こんなに悩ましく中毒性があるのでしょうか。
大人がプレイする回数が多いことが、その人気の高さを証明しています。
「ストーンエイジ」ルールは比較的シンプルだが、プレイは侮れない骨のある一押しのファミリーゲーム。
はじめ人間ギャートルズの石器時代の生活をそのまま再現したような作品。
といっても内容は本格的な戦略ゲームで、なかなか侮れません。それなりに充実したプレイ感が味わえます。
「キャメル・アップ」ピラミッドを周回するコースで5頭のラクダがレースを行います。
プレイヤーはさまざまなアクションを駆使して、このレースで如何にしてより多くのお金を儲けるかを競います。
5頭のラクダは、蜃気楼ありの過酷な砂漠のコースを、時には他のラクダ数頭を背負って狭いコースを疾駆します。
思わず力が入る愉快なラクダレース。ダイスもゲームシステムもホントに良くできています。
「ロンドン」ロンドンの大火からの復興をテーマにしています。
様々な建物を活性化して資金を産み出し、街を整備して貧困を無くし、地下鉄を整備します。
幾分地味な感じはしますが、プレイを重ねるに従って味が出てくる本格的な作品。
「ウィングス・オブ・グローリー」複葉機が欲しいです。
今年こそ、拡張版で第一世界大戦の空中戦を実現します、我が家のテーブル上で。
残念ながら、拡張版をかなり以前に入手しておきながら、実際のプレイがまだ実現できていません。
テーブルの上をミニチュアの戦闘機が縦横無尽に飛び交う様は、戦闘機ファンでなくても心が躍ります。
「マカオ」17世紀のマカオでポルトガルの冒険家として名声を高めることに努めます。
マカオを拠点にヨーロッパ諸国との交易や、マカオでの都市拡張、各種建物の建築、オフィスや人材の活用など
変化に富んだ豊富なアクションを駆使して名声を高めていきます。
ただ、このアクションを実行するもととなるアクションキューブの獲得が、
風配図という一風変わったボードを使うチョットひと癖あるシステムが使われていて、これが面白い。
「世界の七不思議」プレイのテンポは非常に軽快ではありますが、充実したプレイ感。
とかく重量級になりがちな文明の進化をテーマとしながら、うまくコンパクトにまとめられています。
「アウグストゥス」ビンゴのように布袋からタイルを引き、タイルと同じタイプの軍隊を目的達成のために出動します。
必要とする軍隊を全て配置すれば、その目的は達成され勝利ポイントだけでなく新たなパワーを得ます。
このパワーであなたは敵を攻撃したり、軍隊の出動をより円滑にしたり、特別なボーナスを得たりします。
この作品は決して単純なビンゴではありません。タイルを引く確率の読みと目的の選択が勝利のカギとなります。
「メルカトル」ウヴェ・ローゼンベルクの作品の中では、最もスッキリしていてプレイ感が軽い。
反面、彼の作品にしては物足りないと感じるファンも多いのでは…。
「グラナダ」アルハンブラ宮殿がある都市グラナダに学校や浴場、住宅、市場などを建設します。
「アルハンブラ」の続編と言われるだけあって、様々な面で改良が見られます。
とくに建物タイルのデザインは非常に美しいものに変身しました。
無粋な黒の城壁が無くなり美しい堀に、両面印刷となった建物タイルはこれまで以上にプレイを悩ましいものに。
ただ、最も様変わりしたのは得点の計算方法で、
この変更より、ゲームのインターラクティブが結構強いものになりました。
「ドミニオン」カードゲームの最高峰。自分のデッキを充実させて、領土を拡張します。
お金や領地のほかに、魔女や泥棒、市場、民兵、礼拝堂など様々なカードが登場します。
夫婦や恋人同士など二人プレイにお薦めのカードゲーム。もろの叩き合いにならないところがイイですね。
「炭鉱讃歌」19世紀末のエッセンの炭鉱で顧客の要望に合った質の石炭を生産・供給します。
トロッコを製造し、立坑から地下の石炭を運び出し、指定の運送方法で顧客に届けます。
競合他社より数多くの石炭を供給し、より多くの輸送機関を活用、より多くのトロッコを製造せねばなりません。
他より上回る実績をあげることで大きな勝利点が得られます。
全てに効率化が求められ中で数多くの労働者をどう働かせるか選択肢がいっぱい、でもルールは意外とシンプル。
「エルグランデ」ボードゲーム史にその名を残すであろう名作。いまだに色あせない面白さ。
ただ、二人プレイとしては古代決戦に軍配が上がりました。
ちなみに巷では陣取りゲームとしては最高傑作中の最高傑作と非常に評価の高い作品です。
「コマンド アンド カラーズ:古代」古代ローマとカルタゴの戦いを描いた作品。
部隊を表す300を超えるブロックが登場します。
歩兵や騎兵、戦車やカタパルト、弓兵に投石部隊、外人部隊に戦士、象まで戦いに加わります。
象は強力ですが扱いが厄介で、戦いに敗れて退却でもしようものなら、敵味方見境なく周りを蹴散らす有様。
ルールは部隊ごとに多岐にわたりますが意外と理解しやすく、プレイ感もどちらかというと軽い。
15ものシナリオも準備されていて、これからのプレイが楽しみな作品。
「レーベンヘルツ(ドメイン)」この陣取り合戦は、私とても気に入りました。
ルールは比較的シンプルですが、領土を拡張したり騎士が寝返ったり隣国同士が同盟を結んだり実に面白い。
軽そうに見えて、囲碁同様にプレイに深みがあります。プレイを重ねるごとに味が出てくる珠玉の作品です。
「ナポレオンの凱旋」どちらかというと将棋よりもアブストラクト的な感じがします。
アウステルリッツの戦いを描いた作品ですが、コンポーネンツがとてもクール。
当時の地形を描いたゲームボードも落ち着いた感じで、本当に大人のゲームといった雰囲気。
非常に難しい作品ですが最近なんとかまともにプレイできるようになりました。
ルールがかなり難解ではありますが、重厚な本格的ウォーゲーム。
「古代決戦」ローマやカルタゴなどの古代国家を担当して覇権を争います。
「古代」が二人用ゲームとしてリメイクされました。二人用ゲームとして注目の作品。
「ヴィニョス」ポルトガルのワイン生産者として
ぶどう園を購入、醸造所を建設して、生産したワインの売却・輸出、さらには品評会に出品して品質を競います。
なかなか充実したプレイ感が得られる重量級で、ルールもかなり複雑。
プレイを重ねて、どのような評価に至るのか楽しみな作品。プレイは結構重いので一般受けはしないのでは…。
「ウォルナットグローブ開拓史」大草原の小さな家をイメージさせるような生活がテーマとなっています。
四季を巡って収穫、土地を開拓、人を雇って、生活を豊かにします。
プレイして結構面白く味わい深いのですが、この手の分野は多くの優れたものが競い合っていて結果この順位。
「ハンザ」ハンザとは元々商人仲間という意味でバルト海沿岸のドイツの都市(ハンザ都市)で構成される経済的同盟体。
14世紀のハンザにおける商人としてのトップの座をかけて各プレイヤーは交易船でバルト海を走り回ります。
交易船が停泊している都市でのみ、プレイヤーは商品の売り買いや販売所の設立ができます。
商品の売り買いと販売所の設立に加えて交易船の移動とハンザ都市への商品の補充とアクションは比較的シンプル。
にもかかわらず、プレイヤーを悩ませるゲームシステムは、さすがミハエル・シャハトです。
「シティビルダー」デザインがとにかくクール!! 素晴らしい!! デザインだけでとにかく楽しくなります。
居住エリアや商業エリア、産業エリア、公共エリアに計画的に建物を建設し小さな街を大都市に発展させます。
様々な建物が登場しますが、大切なことはそれぞれのエリアの特性を生かした計画的な都市開発なのです。
プレイを通じて、人の集まる魅力ある都市とは何かをプレイヤーは問われることに…。
「サモナーウォーズ」召喚者(魔法使い)同士が互いの仲間を召喚して戦います。
召喚者が属する種族は、それぞれ独特の能力を持っていて当然ながら戦術も異なってきます。
マスターセットには6種類の種族が含まれていて、一つの種族にサモナーと呼ばれる召喚者が1体と、
チャンピオンと呼ばれるリーダー格のユニットが3体、一般ユニットが18体の合計22体で構成されています。
全てのユニットが他の種族と異なる特殊能力を持っていて、戦いはバラエティに富んでいます。
重量級の「メイジ・ウォーズ」と、軽量級の「サモナーウォーズ」。
「マデイラ」ポルトガル人が発見した肥沃な島マデイラで小麦や砂糖、マデイラワイン、木材で利益を得ます。
船や建物を建設して、探検や都市化、交易路の開拓、島のギルドの支配など王国の要請に応えて名声を高めます。
やることが一杯で、ボリューム満点の重量級。プレイ時間がチョット長すぎかな。
「スモールワールド」プレイヤーはある種族をコントロールして小さな世界の覇権をかけて戦います。
各種族は独自の能力を持っていて、戦いを有利に導いてくれますが、長く戦い続けると衰退していきます。
プレイヤーは、タイミングを見計らって別の種族に乗り換えなければなりません。
各プレイヤーは永遠に続くとも思われる戦いで、種族を次々と乗り換えて領地を拡張し続けなければなりません。
狭い世界の中でプレイヤー同士が陽気にドンパチ、独特のノリがあります。争い事が嫌いな方にもおススメ。
プレイするたびに変化する種族の特殊能力が魅力。ただし、勝つためには緻密な戦略も要求されます。
「ポケットバトル:南軍対北軍」タイトルこそポケットバトルですが、ウォーゲームとしてなかなかの優れものです。
南軍と北軍に分かれて戦うわけですが、各軍は左翼、中央、右翼の3つに分かれて布陣します。
布陣した軍隊は、各翼でさらに前衛と後衛に分かれ、最終的には全部で6つのエリアに配置されることになります。
加えて両軍の間には戦場と呼ばれるエリアが存在、このエリアで各翼の前衛から突撃した軍隊が敵軍の前衛と激突。
後衛からの長距離射撃(砲撃)や、突撃してくる敵軍に対する迎撃射撃などルールは意外と充実しています。
両軍に用意されている軍隊も多彩でその数も多く、戦闘に加えて自軍を編成する楽しみがあります。
軍のサイズを調整することによりプレイ時間も調整できるゲームシステムもイイですね。コンパクトで旅先へもOK。
「タシュ=カラール:伝説の闘技場」アブストラクトゲームに似たプレイ感が一部のファンには堪らない魅力となるでしょう。
将棋盤のような闘技場となるゲームボードに自由に配置できるのは、一般クラスの兵士(駒)だけ。
より強力な英雄や最強の伝説クラスの兵士を登場させるには独自のフォーメーション(兵士の隊形)が要求されます。
敵の攻撃をかわしつつ、うまく兵士を配置して、より強力なクリーチャー(兵士)を闘技場に召喚します。
とくに伝説クラスのクリーチャーは登場すると同時に独自の強力な能力を発揮して、自軍の勝利に大きく貢献します。
とてもオリジナリティに富んだゲームシステム、個人的にとても気に入りました。
「ターギ」アクションの選択システムが独特な二人用カードゲーム。
ムードも独特で、塩、胡椒、ナツメヤシなどが登場、様々な効果を発揮する部族カードを獲得して得点します。
二人でちょっと重みのある充実したプレイを楽しみたい時にお薦めです。
「ギャラクシートラッカー」この作品には独特のノリがあります。
時間に追われながらも、鼻歌交じりで宇宙船を建造します。
「こっちがキャノンで、後ろにエンジン2基、それとー、ここに乗組員用のキャビンと貨物室を追加してと…」
なんとか時間内で組み上げた宇宙船で、いざ宇宙へ。おっと途中の惑星で貨物を載せるのを忘れずに。
「右後方に配置した貨物室が隕石に破壊されました。」
「見捨てられた宇宙船の探索に出かけた乗組員が帰還しません。」
「バッテリーが切れて、主砲とメインエンジンが機能しません。」なんて貨物輸送も宇宙では大変です。
「アクワイア」ホテルチェーンに投資、合併吸収を繰り返すことによって収益を上げていきます。
合併吸収や株式への投資のタイミング、筆頭株主のポスト争い、資金の回収などで現金と株券が激しく動きます。
二人プレイでは多人数プレイと比較して少し面白みに欠ける面がありますが…。
「サンクトペテルブルグ」職人と建築物、貴族の3種類とそれらのアップグレードのカードでプレイ。
職人で収入、建築物で勝利点、貴族で収入と勝利点をそれぞれ獲得、さらにそれらをアップグレードします。
カードゲームとしては、とてもバランスのとれた完成度の高い作品。
「暗黒の金曜日」
数種類の株を売り買いして、銀を購入し、購入した銀を金に換えて、最終的には金の所有数を競います。
株価変動のゲームシステムが秀逸、株の売り買いのゲームとしては一番のお薦めです。
「ウォーターディープの支配者たち」ウォーターディープで様々な依頼を受け、その要望を満たし勝利点を獲得します。
それなりに面白いのですが、
何かスパイスが足りない感じと思っていたのですが、最近になってじわじわと良さが分かってきたような…。
「電力会社」発電所を競り落とし、都市間に送電線を張り巡らして、発電した電気をより多くの都市に供給。
発電用の燃料の値段は需要と供給で上下し、送電する都市はプレイヤー間で争奪戦が起こります。
5~6人程度の多人数プレイでは、ペスト10入りするかも。我が家は二人プレイが基本なので残念です。
「パンデミック」伝染病が世界に蔓延するのをプレイヤー全員で協力して阻止します。
ちょっとハラハラします。どちらかというとファミリーゲーム。フリークにはちょっと物足りないのでは…
「ジャイプル」宝石や金、銀、絹、皮などの商品の売りさばきます。
高額な宝石などは、2点以上でなければ売れず、安い商品でも3~5点をまとめて売るとボーナスが出ます。
ラクダが登場します、これがまた悩ましい。プレイは白熱します。
「レース・フォー・ザ・ギャラクシー」カードゲームとしては非常に内容が濃くて、ルールはやや難しいフリーク好み。
宇宙を舞台に、プレイヤーは強力で豊かな帝国を築きます。
勝ち筋が大きく軍事と生産の2通りあって、それぞれ戦略が大きく異なりゲームの流れを変えます。
「ルイス・クラーク探検隊」初めて北米大陸を横断してルイス・クラーク探検隊を描いた作品です。
登場する人物は、全て実際の探検に影響を及ぼした人達で歴史的な観点からも雰囲気を盛り上げてくれます。
この作品が醸し出す雰囲気は、史実からいけば非常に過酷な探検であったにもかかわらず
サバイバル的な厳しさを一切排除して、むしろ陽気な探検レース的な感じとしたところがとても好感が持てます。
とはいえ、
資源獲得や人物雇用、インディアンとの交易や労働力獲得、偵察隊の前進、探検隊のグレードアップ、野営など、
探検隊の取るべき行動は、常にその選択に悩まされることとなるでしょう。
少しレベルは高いですが、ファミリーゲームとしても家族全員で楽しめるのではないかと思います。
「スチームパーク」プレイヤーは自分の遊園地内に乗り物と施設を建設して、お客を楽しませてお金を儲けます。
いろんな乗り物が、いろんな施設が、このゲームには登場します。遊園地につきもののゴミにも注意を払いましょう。
お客は全員ロボットなので気に入った乗り物にはいつまでも乗り続け、乗ったが最後、もう降りることはありません。
ファミリーゲームとして一押しです。とにかくプレイが楽しい。デザインやコンポーネントが可愛い。
「ダンジョンファイター」年末に我が家で大ブレイクした作品。
プレイヤーは全員協力してダンジョンを探索し、遭遇するモンスターを退治します。
武器はダイスです。ダイスを的にめがけて転がすだけなのですが…
「えっー、そんな恰好でサイコロ振るの? 無理無理、そんなのぜっーたいに無理!」全員大爆笑間違い無し。
「ロード・オブ・ザ・リング カードゲーム」二人プレイとしては珍しい協力プレイ型。
それゆえに、そのゲームシステムはとてもオリジナリティに富み、とても新鮮なインパクトをプレイヤーに与えます。
おそらく用意されたシナリオを全てクリアするためには、
様々な能力を備えたカードを自分なりに組み合わせた独自のデッキを構築することが不可欠となるでしょう。
これまでのカードゲームでは味わえない新たな面白さをこの作品は実現しています。
「ビブリオス」書物を教会に寄進してもらい、寄進してもらった書物の一部で競りを行います。
分野毎により多くの書物を手に入れたプレイヤーが勝利します。
競りにおける、プレイヤー間の手の内の読み合いが非常に楽しい作品です。
とてもコンパクトなので、親しい友人なんかと旅行に行く時に持っていって旅先の旅館なんかで楽しめそうです。
「クー」大人が数人集まってお酒を飲みながらチョッとクールなカードゲームをプレイといったシチュエーションにピッタリ。
ルールは至ってシンプルながら、非常に奥が深い大人の知的ゲーム。
登場人物は、公爵と暗殺者、大使、船長、伯爵夫人の5人だけ。
プレイヤーは手札2枚で、近未来の国家都市での互いの影響力を奪い合います。カードデザインが超クール。
「ヘックメック」ダイスを振って虫を集めるのですが、これがなんとも面白い。
「ベガス」や「キャントストップ」同様にダイスの出目の選択が悩ましい。
しかしこのゲームはダイスの出目よりも、プレイヤーの戦略が勝敗を大きく左右します。
ゲーム後半に大きく逆転できる可能性を秘めているのも、この作品の魅力の一つです。
子供のゲームと言って、侮ることなかれ! 私の家族の間では人気急上昇中で、プレイ中は笑いが絶えません。
「チケット・トゥ・ライド ヨーロッパ」ファミリーゲームとして、「ストーンエイジ」に次いで、お薦めがこの作品。
目的地のカードの指示に従って、指定された都市間を列車で結びます。
誰がどの路線を先に押さえるか、ホントのところガチの勝負なんです。
「ベガス」パーティ用のゲームとして一押しの作品。
ルールは至ってシンプル、初心者でも直ぐに楽しめます。インストがほとんど無用で、プレイも短時間で終了。
しかし、勝利するには運だけではなく頭を働かせなくてはなりません。決して軽いだけのゲームではありません。
二人プレイ用の特別ルールがあって、これがまた面白い。
「コロレット記念版」色とりどりのカメレオンのカードが美しいカードゲーム。
同じ色のカードを数多く集めて高得点を狙うのですが、得点はカードの色が3色までで4色目からは減点されます。
山札からカードを1枚引いて任意の列に加えるか、任意の列の1つにある全てのカードを取るか、アクションは2つに一つ。
列はプレイヤー人数分あり、各列には3枚までカードが置けます。
不要なカードを避けて早めにカードを取るか、カード獲得枚数を増やすためにギリギリまで粘るか。とても悩ましい。
この作品、有名なだけあって、とてもシンプルながら、かなりの優れもの。
5歳の孫にもっとも人気の「ごきぶりポーカーロイヤル」。
登場するのは、ゴキブリにカエル、コウモリ、サソリ、カメムシ、ハエ、ネズミの嫌われ者たちがズラリ。
でもカードのデザインはなかなかのもの。小さい子供から大人まで大いに楽しめるお薦めのカードゲーム。
「カルカソンヌ」最近孫と良くプレイします。彼は結構気に入っているようです。
タイルを1枚引いて、城や道、教会を作っていきます。暇な時間にちょっとプレイにもってこいです。
「交易王」市場の商品を購入して、船で交易するゲーム。
二人でも多人数でも同じように楽しめます。派手さはないが、初心者でも楽しめる優れたカードゲームです。
「テーベの東」テーベとは、ナイル川東岸に位置し古代エジプトの王都。
世界を駆け巡り遺跡を発掘します。有名な遺物が数多く登場します。
とても洗練されていてファミリーゲームとしてお薦めですが、ちょっと物足りない感じ。
ベスト10を見てもらうと分かるように、うちは比較的重いのが好きだから軽快なものは順位的に不利。
「K2」K2を登頂します。山の高度毎に天候が変化し、体力が奪われていきます。
頂上に近づくに従って環境は厳しく、ルート上の各エリアに留まることができる人数が少なくなっていきます。
先の天候を読んで、エリアを選んでキャンプを張り、登頂のタイミングを見計らいます。
先月のプレイでは、悪天候のためハラハラドキドキの展開となって結構楽しめました。意外と面白い!?
「ファミリア」我が家のお薦めのカードゲーム。
ストリートから人材を発掘して、自分のファミリー(やくざの組)に引き入れて一家を大きくしていきます。
一枚一枚全てデザインが異なるやくざのカードのイラストがたまりません。実際にモデルがいるってホント??
「メディチ対ストロッチ」ガチの競りのゲームです。。
競り落とした商品を船一隻に積み込み、埠頭の一つに陸揚げするだけなのに、本当にプレイヤーを悩まします。
打つ手の価値を読むのが難しく、その難しさを楽しめるか否かが好き嫌いを分けます。人を選ぶ作品です。
「ラブレター」えっえ~、とてもスパイスが効いていて素晴らしい作品なのに、こんなに低い順位。
お姫様をはじめとする登場する全てのカードの特徴がよく練られていてカードゲームとしては素晴らしい出来なのに…。
「ラミィキューブ」面白いがボードゲーム的には魅力に欠ける。
でも、結構面白い。
「ピニャ・ピラータ」場に出ているカードと同じ種類の海賊カードを出すだけの非常にシンプルなゲーム。
一番早く手札を出し切ったプレイヤーが勝利、プレイが終了するたびに新たなルールがランダムに1つ追加されます。
「猿の海賊カードをプレイしたらプレイヤーは左隣のプレイヤーと手札を交換する」といったルールが突然追加されます。
次々と飛び出してくるルールが楽しい、新感覚のUNO、やっぱりこの作品ってUNOの一種なの!?。
「キャントストップ」ダイスを振るのがやめられなくなる「キャントストップ」。
2~12までの登山道を頂上目指して登ります。3つの頂上を先に極めたプレイヤーが勝利します。
手番で何度でもダイスを振って、出目に応じて3つに限定された登山道を登ることができますが、
振ったダイスで3つの登山道の一つも登れなければ、手番でこれまで登った分がキャンセルされます。
もう一回ぐらいは、もう一回ぐらいは登れるだろうが命取り。どうにも止まらない「キャントストップ」。
「バトルライン」戦線(バトルライン)で9つの旗(フラッグ)を取り合う対戦型二人用ゲーム。
旗ごとにプレイヤーは3枚の戦士に見立てたカードを置いて、
そのフォーメーション(ポーカーの役のようなもの)の強さで勝敗が決まります。
カード運も多少ありますが、9つの戦場における互いの手の内の読み合いが大きく左右するガチの頭脳戦となります。
プレイ時間30分と軽量級ながら、結構骨太の作品です。
「蒸気の時代」二人プレイでは、どうしても評価が低くなってしまいます。
都市間に線路を敷設して物資を輸送し資金を獲得、獲得した資金で輸送路を拡大していきます。
「国富論」生産場を開発、資源を生産、貿易で資金を獲得、さらに生産場を拡大、所謂国を富ませるゲームです。
ほとんど運の要素がないだけに、非常に頭を使います。第2版でルールも改善されました。チョット堅め。
「D-DAY ダイス」上陸作戦を描いた異色のウォーゲーム。
敵の激しい攻撃にひたすら耐えて敵陣地を目指します。
さまざまなスペシャリストと装備が登場し、前進する部隊を支援します。
恩賞を活用するようになって、漸く最初のシナリオをクリア。だんだん面白さがわかってきました。
「フレスコ」二人プレイは外すべき。ダミーのキャラをプレイするのは煩雑で正直言って面白くない。
おそらく多人数プレイでは面白いのかも。テーマ自身が私好みではないのも評価が低い理由。
最近は二人用の我が家独自のルールを作って、それなりに楽しんでますが…。
2人プレイがメインのうえ重量級偏重型の我が家のランキングでは、残念ながらこの種のゲームは評価が低くなる傾向に。
「蟻の国」兵隊蟻や働き蟻、育児蟻、幼虫が登場して、蟻のコロニーの発展やコロニー同士の争いがテーマ。
テーマがとてもユニークで新鮮ですが、今一つもの足りない感じ。
「ユークロニア」この作品、なぜかツレとはいつも接戦になります。
数多くの建物を建設することと自陣営の作業力の強化が勝利点を生み出す建物建設系の作品。
建設した建物の効果がバラエティに富んでいて、このゲームの面白さを引き出しています。
結構地味ではありますが、長く楽しめる秀作です。
「中世の建築士」プレイヤーは中世の建築士となり雇った労働者を使い様々な建物を建築して勝利点を獲得します。
大聖堂やホテル、石橋など様々な建物に加えて、測量機器やクレーン、丸鋸など建築に使用される設備が登場します。
建築に携わる労働者は、見習工と助手、熟練工、親方の4種類に大別されます。
労働者を雇い、労働者を派遣して建築用設備も駆使して建物を建設します。
ルールは非常にシンプルではありますが、ダイスは一切使用しないので、運の要素はほとんど排除されていて、
それゆえに、建築する建物の選択や労働者の雇用における戦略が勝敗の決め手となります。建築用設備が良いスパイス。
「ハイフロンティア」宇宙を開拓するゲーム。宇宙飛行の難しい専門用語が飛び交い雰囲気は満点。
ボードのデザインもとても気に入っているのですが、内容は専門的すぎてルールが難しい。
一時は、ゴミ箱行きかとまで思われましたが…、最近になって、なんとかプレイを楽しめるようになりました。
結構マニアックではありますが、大宇宙を飛行するという魅力に満ちていて面白いことを実感しています。
我が家流にルールも改変(改悪?)して、今後順位アップが期待できそうです。
「トール」当ブログで久々の軽量級のカードゲームの登場。
神々に供え物をして神カードを獲得、獲得した神カードの価値はその神への最後の供え物で決まるという、
極めてシンプルなルール。
残念ながら二人プレイでは、その良さがかなり削がれて順位はかなり低め。
「なんてったってホノルル」
世界の有名都市が登場して、起点となる都市の東西南北のどの方向に位置するのかを当てます。
これまで聞いたことがないような都市も数多くあり、それらの都市が起点となると、これはもうお手上げです。
でも世界の地理を学ぶつもりでプレイすれば、これほど優れた教材はないのではと考えてしまう一面があります。
ルールをもう少し工夫して、その良さを引き出せないものかと思案中です。ということで、とりあえず最下位。
今後、★4つ以下はプレイしないことになりました。なんと39作品が我が家ではもうプレイすることがありません。
それでは棚に乗ったままになるかというと、そうでもありません。
おそらく、うちなん作品かはプレイがしたくなり順位をあげることになるでしょう。
それでも、
いつまでも★4つ以下に居座り続ける作品は、それだけ面白みに欠けるということで、それはそれでいいと思っています。
要するに、作品ごとの真価がこれから我が家ではよりシビアに問われることになると思うわけです。
ランキングのシステムを進化していくことにより、
本当に面白い作品はどれなのか、これからも引き続き追及していきたいと思います。
今回はこれまで。 ごきげんよう、さようなら。
以前から棚に置き去りにされている
「ロビンソン・クルーソー 呪われた島の冒険 Robinson Crusoe: Adventure on the Cursed Island」に加えて、
今月から新たに「ネイションズ Nations」が、テストプレイの待ち行列に。


先月の記事でもご紹介しましたが、今月も以下の新しい作品が5点もランキングに加わっています。
カタンの開拓者たち Die Siedler von CATAN
アウグストゥス Augustus
キャメル・アップ Camel Up
クー Coup
ピニャ・ピラータ Pina Pirata
では、今月新たにランキングに加わった5作品について一言。
カタンの開拓者たち Die Siedler von CATAN

世界で最もポピュラーなボードゲーム、いまさらって感じはぬぐえませんが…。
でも、さすがカタン、文句なしの面白さ。
アウグストゥス Augustus

ビンゴ同様にパーティゲームに向いている感じはしますが、勝利するためにはしっかりした戦略が求められます。
布袋から引くタイルに一喜一憂するチョッとゆるめのプレイ感が新鮮で楽しいですね。
キャメル・アップ Camel Up

親しい仲間や家族でワイワイ言いながらプレイするゲームとしては、これまでの中で最高の出来ではないでしょうか。
5頭のラクダがピラミッドを周回するコースを
後になり先になり、時には何頭ものラクダが折り重なってゴールになだれ込みます。
ピラミッドから転げ出るダイスなど斬新でしっかりしたゲームシステムがバックにあるからこそ、本物の面白さがあります。
クー Coup

まさに大人のカードゲーム、カードデザインもとってもクール。ルールもいたってシンプル。
登場人物は、公爵と暗殺者、大使、船長、伯爵夫人の5人だけ。しかしながら、プレイにはとても頭を使います。
一見、定石がありそうなのですが…、結構奥が深い。いやあ~、これはなかなかのもんです。
ピニャ・ピラータ Pina Pirata

UNOに似ている? いえいえ、まったくの別物と言っていいくらい違います。
それどころか、UNOに決してひけをとらない独特の新鮮な面白さがあります。
この作品の売りは、ワンプレイごとにルールが増えていくということ。
「あなたが手札1枚だけであるあいだ、あなたは手札を公開してゲームを続ける」
なんてルールが書かれた冒険タイルが40枚も用意されていて、ランダムにゲームに登場してきます。
カードデザインも皆で楽しめる明るい楽しいもので、とっても気に入りました。
では、今月の順位です。
今月からは総合評価の基準を明確に定義しました。
そして総合評価が★4つ以下の作品は、我が家のリプレイリストから外して今後リプレイしないことにしました。
よって総合評価が★4つ以下であり続ける限り、その作品が我が家でプレイされることはありません。
当然のことですが、プレイしたくない作品は★4つ以下に、再度プレイがしたくなった作品は★5つ以上に、
それぞれ評価が今後変更されていくことになります。

*以下の記事において記載されたゲーム名をクリックすると、そのレビューをご覧いただけます。
「メイジナイト」如何に魅力的な作品が新しく登場しても、この作品の素晴らしさが陰ることはありません。
剣と魔法のファンタジーの世界を満喫できる不動の王者。プレイ中には本当にワクワクして、血が騒ぎます。
魔法の塔や僧院で修業を積み、旅の仲間を集めてシティを目指す、未知なる世界を旅する「メイジナイト」。
理想の農場建設をテーマとした「アグリコラ」。
森や沼を開墾して、畑には小麦や野菜、牧場には羊や猪、牛、馬、木造のあばら家を石造りに改築して冬の備え。
厩や農機具、かまどに調理場、暖炉と設備を調え、大家族に囲まれた夢見る暮らしの実現を目指します。
アグリコラ:世界選手権デッキ(Agricola: World Championship Deck)は、とうとう英語版ですが手に入りました。
近日プレイする予定です、ご期待ください。
「ウォー・オブ・ザ・リング」まさにロード・オブ・ザ・リングの世界。
ボード上で入り乱れて戦う両軍のミニチュアと、原作を忠実に再現しようとしたゲームシステムに脱帽。
数多くのフィギュアで埋め尽くされた戦場には、崇高な品格さえ感じられます。
イシルドゥアの末裔アラゴルンや白のガンダルフ、ナズグール、サルマン、魔王が目の前に。
とうとう一つ星が増えた「ツォルキン:マヤ神聖歴」
ツォルキンとは、マヤ文明で使われていた暦のこと。
まず、驚かされるのは大小6つの歯車からなる並はずれたスケールのゲームボード。
スケールだけでなく、その出来栄えにおいてもこれまでに例を見ない素晴らしさ。
そしてワーカープレイスメントを見事に進化させた独自のゲームシステムもまた、
その素晴らしい外観に勝るとも劣らない質の高さに仕上がっています。世界最高級の風格が感じられます。
「アース・リボーン」豊富なシナリオを順を追ってプレイするに従ってルールの幅が広がり、プレイがさらにリアルに。
核戦争以降の荒廃した世界での2大勢力の戦いであるにもかかわらず、軽快なアクションムービー的プレイ感。
理屈抜き、ドンパチ好きには堪らない、ゾンビがうろつくヤバいエリアをショットガンぶっ放して駆け抜けよう。
「エクリプス」これまでは、宇宙をテーマとしたボードゲームの最高峰との位置付けだったのですが…。
「スタートレック:艦隊司令官」との比較で、正直いつも順位付けに迷います。
技術開発により最強の宇宙船を設計・建造するという、この作品独自のシステムが順位の決め手となりました。
「スタートレック:艦隊司令官」未知なる宇宙を探検して、様々なミッションを達成していきます。
単なる連邦軍とクリンゴン軍の戦闘だけにとどまらず、様々な未知との遭遇がプレイヤーを待っています。
コロニーや宇宙基地の建設、惑星への遠征隊の派遣、巨大敵艦船の追跡、未知の星域の探索、敵艦長の拉致など
広大な宇宙でお馴染の艦隊を、そのフィギュアでコントロールして目標の勝利ポイント獲得を目指します。
「メイジ・ウォーズ」プレイ時間を忘れさせてくれる文句無しの二人用カードゲームの最高峰。
異なる魔法学校で学んだ二人の魔法使いが、アリーナで独自のスペルを駆使して戦います。
二人の魔法使いが召喚したクリーチャー達が、地を駆け空を舞いアリーナで死闘を繰り広げます。
戦場となるアリーナ(ゲームボード)を導入することにより、
カードゲームの枠から大きく進化し、そのプレイを非常に奥深いものにしています。
「ル・アーブル」ウヴェ・ローゼンベルクの収穫三部作の中で最も好きな作品。
港町にはさまざまな産業が息吹いていて、非常に多彩なビジネスを提供してくれます。
埠頭に陸揚げされるさまざまな資材、港町が繁栄していく雰囲気がとても好きです。
プレイを重ねるごとに様々なアプローチが見えてきて、その良さが再認識されて順位がアップ。
「スルー・ジ・エイジズ」文明の進化を扱った作品ではボードゲームの最高峰といえるでしょう。
プレイを重ねてルールに精通するに従って、文明をコントロールする知的なプレイに評価が高まってきています。
三つの世代にわたって科学、文化、軍事力の進化を図ります。完成度の極めて高い独特のシステムは王者の風格。
「D-Day At Omaha Beach」ウォーゲームといえば、やっぱりD-DAYです。
その詳細なルール群により、1944年6月6日に実施されたオマハにおける上陸作戦の忠実な再現が試みられています。
午前6時15分から開始された、オマハビーチへの上陸から始まるD-DAYにおけるもっとも激しい戦いとされた作戦が
このゲームにおいて、真摯に、そして見事に描かれています。ウォーゲームの真髄を堪能できる重量級の本格派。
「ディセント:闇の世界への旅立ち」闇の王オーバーロードと8人の英雄の戦いが描かれています。
単独でプレイできる20ものクエストに加えて、クエスト同士が関連しあう壮大なキャンペーンゲーム。
一つ一つのクエストがそれぞれ単独のゲームとして成り立つほどの完成度。
各クエストは遭遇1と遭遇2の2つのシーンに分割されているので、プレイの重さを感じさせません。
「コンフリクト・オブ・ヒーローズ」第2次世界大戦の独ソ戦をテーマにした本格的な戦術級ウォーゲーム。
銃撃戦をよりリアルに再現すべく準備された詳細なルールは、ステップ方式で修得していきます。
私もそうですが、ウォーゲームファンには堪らない正統派、これぞ押しも押されもしない戦術級ウォーゲーム。
まだ初期のシナリオしかプレイできていないため順位は低いですが、
アース・リボーン同様に、車両や盤外砲撃などのルールが導入されるに従って順位はアップすることでしょう。
「キャスタウェイ」孤島に漂着した難破者として生き延びて、島の反対側にある岬で救出されるよう努めます。
流れ着いた浜辺から島のジャングルを抜けて、さらに奥地へ。奥地を経て島の反対側にある岬を目指します。
この岬が救出されるためには、島における最適のポジションなのです。
難破者の行く手には様々な困難が待ち受けています。
プレイしていて本当に難破したような気持ちにさせてくれます。その素晴らしさがこの順位に表れています。
「シヴィライゼーション」文明の進化を描いたボードゲームとしては、先の「スルー・ジ・エイジズ」と双璧。
シド・マイヤー作、幌馬車で未開の地を探索する雰囲気はボードゲームでも失われていません。
軍事や科学、文化、経済とそれぞれの分野で勝利条件が設けられていて、プレイの幅が広がります。
「ドミナント・スピーシーズ」プレイヤーは哺乳類や爬虫類、鳥類、両生類、節足動物、昆虫を担当して、
氷河期が迫まりくる新しい地球で、種の覇権をかけて戦います。やり応えのある重厚な作品です。
「金星の商人」未知なる宇宙を探検して、惑星で商品を買い付け他の惑星で売りさばきます。時には乗客も運びます。
より多くの商品をより速く、より安全に運ぶには宇宙船とパイロットのレベルアップは不可欠です。
航路には海賊や暗雲、その他にも様々な障害が待ち受けているなか、与えられた任務をこなし魅力的な報償を得ます。
宇宙を飛び回る夢に溢れる素晴らしい作品、重量級でありながら人を選ばない万人が楽しめる世界トップレベルの作品。
「トワイライト・ストラグル」重量級の二人用ゲームで、米ソの冷戦を描いた作品。
世界地図を前に米ソに分かれて世界各国への影響力を高めて自陣営を強化します。
世界史に残る様々な出来事が登場して、それらの効果を世界に波及させていく知的なゲーム。
プレイ回数を重ねても色あせない作品の一つ、今後さらに順位を上げていくでしょう。
「マンション・オブ・マッドネス」建物内には様々なてがかりが点在しています。
部屋にはロックがかかり、鍵やパズルを解くことが必要となります。
ゲームマスターはモンスターを召喚して、探索者の行く手を阻みます。
「ハワイ」島で自分の王国を繁栄させて、島の王に族長として認められなければなりません。
ボードやコンポーネントはまさにハワイのホンワカムード一杯、でもプレイはかなりハードです。
「ブラス」派手さはないがプレイを重ねるに従って、次第にその良さが伝わってくる実力派タイプ。
前半は運河、後半は鉄道と輸送手段が切り替わります、産業革命の雰囲気がうまく演出されています。
「テラミスティカ」ボードゲームの様々な要素が、これでもかというぐらい一杯詰め込まれて凝縮されています。
まさにてんこ盛り状態なのですが、意外とスッキリまとめられています。単純な陣取り争いではありません。
それぞれ個性ある14の勢力の一つを担当して、独自の能力をフルに発揮して、
住居を進化させて砦や神殿、聖域を建設し世界の覇権を競います。充実したプレイ感が味わえる本格派。
「トラヤヌス」トラヤヌス帝に統治され繁栄の絶頂期にあるローマ帝国が舞台。
政治、交易、領地、軍事などの様々な分野での多彩なアクションが
マンカラを採用した独自のシステムと相まって、非常にうまく機能しています。
「数エーカーの雪」郷里から遠く離れた雪原を、重い足取りで進む若き戦士たちの姿が目に浮かびます。
カナダと北米の国境近く起こったフランスとイギリスのフレンチ・インディアン戦争を描いたウォーゲーム。
次のプレイが待ち遠しい、私の一押しのボードゲームです。
「プエルトリコ」おそらくボードゲームの歴史に名を残すであろう作品。本当に何回プレイしても色褪せない面白さ。
プエルトリコ島で
作物を収穫、工場で商品化、商店に売却、船にて輸出、価値の高い建物を建設して島を繁栄させます。
この作品、この面白さで、この順位とは、我ながら驚きです。世界には何と面白い作品が多いことでしょう。
「スターウォーズ X-ウィング」ミニチュアの精巧な出来に引けを取らない洗練されたゲームシステムがイイですね。
宇宙船の機動が標準的なパターンに加えて、個々の機体独自のマヌーバーもあって戦闘をとても多彩にしています。
光子魚雷やR2-D2などのドロイドも登場して、スターウォーズファンでなくてもワクワクしてきます。
要人の護衛や小惑星群からの脱出、人工衛星の探査などのシナリオも用意されていて理屈抜きにプレイは楽しい。
「ロシアンレールロード」シベリア横断鉄道をはじめとする3つの鉄道を建設して勝利点を競います。
鉄道の建設以外に工場建設による工業の発展も加わり、
独自の能力を持つ技師の採用や各鉄道にそれぞれ独特の特徴を持たせているところがプレイを奥深いものにしています。
とても完成度の高い作品で、とても充実したプレイ感が得られるワーカープレイスメントの王道を行く本格派です。
「トロワ」ダイスをうまく使ったゲームシステムで、ゲームの進行も軽快なテンポで進みます。
ラウンドごとに起こる町への襲撃や、ゲーム終了時点で追加得点を提供するキャラクターカードがイイですね。
「村の人生」プレイヤーは、何世代にも引き継がれていく村人の人生を経験します。
ボードに描かれた村はホノボノとしていて、ほんのりとした温かさが感じられる作品です。
「ゴア」プレイヤーはポルトガルとインドの間を旅する香辛料商人として、商売の拡大・成長を目指します。
船の建造と香辛料の収穫、税金の徴収、探検、入植者の編成、植民地の設立の6分野での発展を中心に、
香辛料と交易船、入植者、資金の調達に奔走します。重さを感じさせず充実したプレイ感が得られる稀有な秀作。
「キーフラワー」労働者は四季を通じてキーフラワー号に乗って村にやってきます。
競り落とした建物タイルや船タイルを配置・接続して、村を拡大・発展させます。
美しく、とても優しいデザインの数多くのタイルが魅力的な楽しい作品です。
「ボラボラ」ハワイで少し物足りないと感じられる方にはお勧め。
お馴染の島世界で、小屋を建てて魚を獲り、神々に捧げ物をして生活を豊かにします。
ハワイにせよ、このボラボラにせよ、なんなんでしょうか、この独特のマッタリ感は。とにかく楽しいです。
「祈り働け」これまたウヴェ・ローゼンベルクの作品。
もっともスケールが大きい作品で、山地や海辺までエリアを追加して拡張できるので比較的のびのびプレイ。
複数の資源を組み合わせ、いくつもの建物で加工することにより生みだされる聖遺物や、
隣接したエリアに価値の高い建物を建設することにより効果を発揮する村など新鮮な要素が盛り込まれています。
「ケイラス」お城の建設と町の繁栄に寄与して名声点を競います。
お城へ続く道沿いに建設される様々な建物、行政官と監督官の存在がこの作品を非常に面白くさせています。
「ブルームーン:レジェンド」ブルームーンシティに住む様々な種族と神の使徒である三匹のドラゴン。
プレイヤーは種族の1つを選び、相手との戦いに勝利して三匹のドラゴンを自陣営に引き寄せます。
互いに独自の能力を持つ種族の選択から、プレイに慣れてくれば自分のデッキも創ることができます。
二人プレイ用のカードゲームとしてはかなり軽いタイプですが、クニツィア独特の悩ましさに魅了されます。
「アンドールの伝説」勇者となって邪悪な怪物の進撃からアンドール王国を防衛し、特別な任務を果たします。
とにかくプレイしていて楽しい。本当に英雄となって冒険の世界を旅している感じがします。
なにかの物語を読みふけっているように、どんどん先へと進みたくなる魅力に溢れた新しいシステムの作品です。
探索者の真の使命とはなにか、徐々に得られる手掛かりから物語の陰に隠されている真実を解き明かし
モンスターの追手をかいくぐり、自らの勝利条件を突き止め、達成しなければなりません。
ドラマ仕立てで進むプレイ感がとても新鮮です。練りに練られた重厚で素晴らしい作品です。
「ブルゴーニュ」細部にわたってバランスがとれた皆に好かれる優等生的作品。
プレイヤー間のインターラクティブな面も過度でなく、船や城、商品の販売に農場、建物の建設など要素も豊富。
他に輝かしい作品が多いため、不本意ながら順位はココに。
ヴィニョスとは対照的で軽快なテンポでプレイが進む、幅広くファンに好まれるタイプ。
「カタンの開拓者たち」世界で最もポピュラーなボードゲームといっても過言ではないでしょう。
プレイヤーは未開の島で道を切り開き、村や都市を建設していきます。
羊毛や木材などの資源は自ら手に入れるとともに他プレイヤーと取引して獲得できます。ボードゲーム史上に残る名作。
「ねずみ達と魔法使い」王国を闇に陥れようとする魔女と漆黒の戦士達に敢然と立ち向かう王子率いる勇士達。
ヒーロー達はねずみに姿を変えて、王国を取り戻すために立ちあがります。
待望の多人数協力型ボードゲームの登場です。敵はドブネズミの戦士やごきぶり、毒蜘蛛、ムカデ、雄猫たち。
つり針と糸で下水道を渡ったり、フォークをカタパルトがわりに使ってブドウを飛ばして敵をブッ飛ばします。
さあ、家族や友達、恋人を誘って王国を救う冒険を始めましょう! このゲーム最高!
「ドラゴンイヤー」中国の王子としてプレイヤーは、たび重なる災禍から宮殿を守ります。
宮殿を守るためには、大切な臣下を次々と犠牲にしなければなりません。
宮殿は正に愛しい臣下の人柱の上にかろうじて成り立つという、とても悲惨なお話ですが実にプレイは面白い。
「ブレーマーハーフェン」5人の港湾労働者を効果的に配置して港の作業を行います。
商品を船から降ろし、いったん保管した後に運送業者に引き渡します。
船の確保から運送業者との契約、建物の建設まで港のスペースを効率良く活用して、
名声とお金の両方を得た者だけに最終的な成功がもたらされます。港の香りが漂う秀作です。
「アルハンブラ」塔を造り、庭を整え、パビリオンやアーケード、宮殿を建設してアルハンブラでの建築を競います。
何度プレイしても、思うようなアルハンブラが建設できません。
建設の邪魔をするのは、タイルの縁に設けられた城壁だけではありません。
豊富な拡張ルールによって、一筋縄ではいかないより奥深いゲームにブラッシュアップされています。
「1775-反乱」アメリカ大陸の13の植民地がイギリスからの独立を掲げて蜂起したアメリカ独立戦争がテーマ。
イギリス正規軍と独立を目指す大陸軍に加えて、王党派とよばれるアメリカ入植者の中のイギリス支持派と、
入植者から戦いに加わったパトリオットと呼ばれる民兵がそれぞれイギリス側とアメリカ側に登場します。
さらにイギリスには金で雇われたドイツ人傭兵とアメリカ独立を支援したフランス軍も参戦します。
ウォーゲームにしては珍しくルールがシンプルですが、完成度は高くプレイヤーには緻密な戦略が求められます。
デザインも含め、大人のゲームといった趣きが感じられるいぶし銀的な良さが光ります。
「ナビゲーター」大航海時代を彷彿とさせるロマン溢れる作品。
ロンデルをゲームシステムに導入、アクションの選択を悩ましいものにしています。
未知の海域への航海だけでなく、植民地化と工場建設など経営的な要素も盛り込まれていて充実したプレイ感。
「ライバルカタン」二人用のカードゲームとしては珍しい、重量級の本格派。ツレとハマりました。
道路をつくり土地を開墾し、都市に発展させて領地を拡張していきます。
収穫した資源をもとに様々な効果を持つ建物や船を建造して、武力と商業力、技術力を高めていきます。
豊作や略奪など変化に富んだイベントの発生、独自の能力を備えた英雄の登場など、非常に内容は盛り沢山。
「アンドロイド:ネットランナー」今人気急上昇の二人用カードゲームです。
アンドロイドに支配された退廃した未来社会での、ハッカーの戦いを描いた非常にクールな作品です。
これまでにない斬新なテーマに、新しい息吹が感じられます。今後の発展が楽しみです。
「洛陽の門にて」ウヴェ・ローゼンベルクの収穫三部作の最後の作品。
野菜をつくり、野菜を売る、他の作品同様に人の生活の息吹が感じられる人間味溢れる作品です。
三人以上のプレイでは問題となる待ち時間の長さが二人プレイではむしろ良い方向に。
この順位は、あくまで二人プレイでの評価です。なんかこの中国の雰囲気が好きですね。
「チグリス・アンド・ユーフラテス」チグリス川とユーフラテス川の間の文明発祥の地メソポタミアで、
最も強く、かつバランスのとれた文明の構築を目指します。
内部紛争と外部紛争の2つの争いやモニュメント、大災害、文明建築物の効果が作品を非常に奥深いものに。
「エルグランデ」とは、一味違う陣取りゲームの面白さが高く評価されることでしょう。
「ケルト」我が家では数少ないアブストラクト的なゲーム。
手札カードをプレイして石の道を進むだけなのに何故こんなに悩ましく中毒性があるのでしょうか。
大人がプレイする回数が多いことが、その人気の高さを証明しています。
「ストーンエイジ」ルールは比較的シンプルだが、プレイは侮れない骨のある一押しのファミリーゲーム。
はじめ人間ギャートルズの石器時代の生活をそのまま再現したような作品。
といっても内容は本格的な戦略ゲームで、なかなか侮れません。それなりに充実したプレイ感が味わえます。
「キャメル・アップ」ピラミッドを周回するコースで5頭のラクダがレースを行います。
プレイヤーはさまざまなアクションを駆使して、このレースで如何にしてより多くのお金を儲けるかを競います。
5頭のラクダは、蜃気楼ありの過酷な砂漠のコースを、時には他のラクダ数頭を背負って狭いコースを疾駆します。
思わず力が入る愉快なラクダレース。ダイスもゲームシステムもホントに良くできています。
「ロンドン」ロンドンの大火からの復興をテーマにしています。
様々な建物を活性化して資金を産み出し、街を整備して貧困を無くし、地下鉄を整備します。
幾分地味な感じはしますが、プレイを重ねるに従って味が出てくる本格的な作品。
「ウィングス・オブ・グローリー」複葉機が欲しいです。
今年こそ、拡張版で第一世界大戦の空中戦を実現します、我が家のテーブル上で。
残念ながら、拡張版をかなり以前に入手しておきながら、実際のプレイがまだ実現できていません。
テーブルの上をミニチュアの戦闘機が縦横無尽に飛び交う様は、戦闘機ファンでなくても心が躍ります。
「マカオ」17世紀のマカオでポルトガルの冒険家として名声を高めることに努めます。
マカオを拠点にヨーロッパ諸国との交易や、マカオでの都市拡張、各種建物の建築、オフィスや人材の活用など
変化に富んだ豊富なアクションを駆使して名声を高めていきます。
ただ、このアクションを実行するもととなるアクションキューブの獲得が、
風配図という一風変わったボードを使うチョットひと癖あるシステムが使われていて、これが面白い。
「世界の七不思議」プレイのテンポは非常に軽快ではありますが、充実したプレイ感。
とかく重量級になりがちな文明の進化をテーマとしながら、うまくコンパクトにまとめられています。
「アウグストゥス」ビンゴのように布袋からタイルを引き、タイルと同じタイプの軍隊を目的達成のために出動します。
必要とする軍隊を全て配置すれば、その目的は達成され勝利ポイントだけでなく新たなパワーを得ます。
このパワーであなたは敵を攻撃したり、軍隊の出動をより円滑にしたり、特別なボーナスを得たりします。
この作品は決して単純なビンゴではありません。タイルを引く確率の読みと目的の選択が勝利のカギとなります。
「メルカトル」ウヴェ・ローゼンベルクの作品の中では、最もスッキリしていてプレイ感が軽い。
反面、彼の作品にしては物足りないと感じるファンも多いのでは…。
「グラナダ」アルハンブラ宮殿がある都市グラナダに学校や浴場、住宅、市場などを建設します。
「アルハンブラ」の続編と言われるだけあって、様々な面で改良が見られます。
とくに建物タイルのデザインは非常に美しいものに変身しました。
無粋な黒の城壁が無くなり美しい堀に、両面印刷となった建物タイルはこれまで以上にプレイを悩ましいものに。
ただ、最も様変わりしたのは得点の計算方法で、
この変更より、ゲームのインターラクティブが結構強いものになりました。
「ドミニオン」カードゲームの最高峰。自分のデッキを充実させて、領土を拡張します。
お金や領地のほかに、魔女や泥棒、市場、民兵、礼拝堂など様々なカードが登場します。
夫婦や恋人同士など二人プレイにお薦めのカードゲーム。もろの叩き合いにならないところがイイですね。
「炭鉱讃歌」19世紀末のエッセンの炭鉱で顧客の要望に合った質の石炭を生産・供給します。
トロッコを製造し、立坑から地下の石炭を運び出し、指定の運送方法で顧客に届けます。
競合他社より数多くの石炭を供給し、より多くの輸送機関を活用、より多くのトロッコを製造せねばなりません。
他より上回る実績をあげることで大きな勝利点が得られます。
全てに効率化が求められ中で数多くの労働者をどう働かせるか選択肢がいっぱい、でもルールは意外とシンプル。
「エルグランデ」ボードゲーム史にその名を残すであろう名作。いまだに色あせない面白さ。
ただ、二人プレイとしては古代決戦に軍配が上がりました。
ちなみに巷では陣取りゲームとしては最高傑作中の最高傑作と非常に評価の高い作品です。
「コマンド アンド カラーズ:古代」古代ローマとカルタゴの戦いを描いた作品。
部隊を表す300を超えるブロックが登場します。
歩兵や騎兵、戦車やカタパルト、弓兵に投石部隊、外人部隊に戦士、象まで戦いに加わります。
象は強力ですが扱いが厄介で、戦いに敗れて退却でもしようものなら、敵味方見境なく周りを蹴散らす有様。
ルールは部隊ごとに多岐にわたりますが意外と理解しやすく、プレイ感もどちらかというと軽い。
15ものシナリオも準備されていて、これからのプレイが楽しみな作品。
「レーベンヘルツ(ドメイン)」この陣取り合戦は、私とても気に入りました。
ルールは比較的シンプルですが、領土を拡張したり騎士が寝返ったり隣国同士が同盟を結んだり実に面白い。
軽そうに見えて、囲碁同様にプレイに深みがあります。プレイを重ねるごとに味が出てくる珠玉の作品です。
「ナポレオンの凱旋」どちらかというと将棋よりもアブストラクト的な感じがします。
アウステルリッツの戦いを描いた作品ですが、コンポーネンツがとてもクール。
当時の地形を描いたゲームボードも落ち着いた感じで、本当に大人のゲームといった雰囲気。
非常に難しい作品ですが最近なんとかまともにプレイできるようになりました。
ルールがかなり難解ではありますが、重厚な本格的ウォーゲーム。
「古代決戦」ローマやカルタゴなどの古代国家を担当して覇権を争います。
「古代」が二人用ゲームとしてリメイクされました。二人用ゲームとして注目の作品。
「ヴィニョス」ポルトガルのワイン生産者として
ぶどう園を購入、醸造所を建設して、生産したワインの売却・輸出、さらには品評会に出品して品質を競います。
なかなか充実したプレイ感が得られる重量級で、ルールもかなり複雑。
プレイを重ねて、どのような評価に至るのか楽しみな作品。プレイは結構重いので一般受けはしないのでは…。
「ウォルナットグローブ開拓史」大草原の小さな家をイメージさせるような生活がテーマとなっています。
四季を巡って収穫、土地を開拓、人を雇って、生活を豊かにします。
プレイして結構面白く味わい深いのですが、この手の分野は多くの優れたものが競い合っていて結果この順位。
「ハンザ」ハンザとは元々商人仲間という意味でバルト海沿岸のドイツの都市(ハンザ都市)で構成される経済的同盟体。
14世紀のハンザにおける商人としてのトップの座をかけて各プレイヤーは交易船でバルト海を走り回ります。
交易船が停泊している都市でのみ、プレイヤーは商品の売り買いや販売所の設立ができます。
商品の売り買いと販売所の設立に加えて交易船の移動とハンザ都市への商品の補充とアクションは比較的シンプル。
にもかかわらず、プレイヤーを悩ませるゲームシステムは、さすがミハエル・シャハトです。
「シティビルダー」デザインがとにかくクール!! 素晴らしい!! デザインだけでとにかく楽しくなります。
居住エリアや商業エリア、産業エリア、公共エリアに計画的に建物を建設し小さな街を大都市に発展させます。
様々な建物が登場しますが、大切なことはそれぞれのエリアの特性を生かした計画的な都市開発なのです。
プレイを通じて、人の集まる魅力ある都市とは何かをプレイヤーは問われることに…。
「サモナーウォーズ」召喚者(魔法使い)同士が互いの仲間を召喚して戦います。
召喚者が属する種族は、それぞれ独特の能力を持っていて当然ながら戦術も異なってきます。
マスターセットには6種類の種族が含まれていて、一つの種族にサモナーと呼ばれる召喚者が1体と、
チャンピオンと呼ばれるリーダー格のユニットが3体、一般ユニットが18体の合計22体で構成されています。
全てのユニットが他の種族と異なる特殊能力を持っていて、戦いはバラエティに富んでいます。
重量級の「メイジ・ウォーズ」と、軽量級の「サモナーウォーズ」。
「マデイラ」ポルトガル人が発見した肥沃な島マデイラで小麦や砂糖、マデイラワイン、木材で利益を得ます。
船や建物を建設して、探検や都市化、交易路の開拓、島のギルドの支配など王国の要請に応えて名声を高めます。
やることが一杯で、ボリューム満点の重量級。プレイ時間がチョット長すぎかな。
「スモールワールド」プレイヤーはある種族をコントロールして小さな世界の覇権をかけて戦います。
各種族は独自の能力を持っていて、戦いを有利に導いてくれますが、長く戦い続けると衰退していきます。
プレイヤーは、タイミングを見計らって別の種族に乗り換えなければなりません。
各プレイヤーは永遠に続くとも思われる戦いで、種族を次々と乗り換えて領地を拡張し続けなければなりません。
狭い世界の中でプレイヤー同士が陽気にドンパチ、独特のノリがあります。争い事が嫌いな方にもおススメ。
プレイするたびに変化する種族の特殊能力が魅力。ただし、勝つためには緻密な戦略も要求されます。
「ポケットバトル:南軍対北軍」タイトルこそポケットバトルですが、ウォーゲームとしてなかなかの優れものです。
南軍と北軍に分かれて戦うわけですが、各軍は左翼、中央、右翼の3つに分かれて布陣します。
布陣した軍隊は、各翼でさらに前衛と後衛に分かれ、最終的には全部で6つのエリアに配置されることになります。
加えて両軍の間には戦場と呼ばれるエリアが存在、このエリアで各翼の前衛から突撃した軍隊が敵軍の前衛と激突。
後衛からの長距離射撃(砲撃)や、突撃してくる敵軍に対する迎撃射撃などルールは意外と充実しています。
両軍に用意されている軍隊も多彩でその数も多く、戦闘に加えて自軍を編成する楽しみがあります。
軍のサイズを調整することによりプレイ時間も調整できるゲームシステムもイイですね。コンパクトで旅先へもOK。
「タシュ=カラール:伝説の闘技場」アブストラクトゲームに似たプレイ感が一部のファンには堪らない魅力となるでしょう。
将棋盤のような闘技場となるゲームボードに自由に配置できるのは、一般クラスの兵士(駒)だけ。
より強力な英雄や最強の伝説クラスの兵士を登場させるには独自のフォーメーション(兵士の隊形)が要求されます。
敵の攻撃をかわしつつ、うまく兵士を配置して、より強力なクリーチャー(兵士)を闘技場に召喚します。
とくに伝説クラスのクリーチャーは登場すると同時に独自の強力な能力を発揮して、自軍の勝利に大きく貢献します。
とてもオリジナリティに富んだゲームシステム、個人的にとても気に入りました。
「ターギ」アクションの選択システムが独特な二人用カードゲーム。
ムードも独特で、塩、胡椒、ナツメヤシなどが登場、様々な効果を発揮する部族カードを獲得して得点します。
二人でちょっと重みのある充実したプレイを楽しみたい時にお薦めです。
「ギャラクシートラッカー」この作品には独特のノリがあります。
時間に追われながらも、鼻歌交じりで宇宙船を建造します。
「こっちがキャノンで、後ろにエンジン2基、それとー、ここに乗組員用のキャビンと貨物室を追加してと…」
なんとか時間内で組み上げた宇宙船で、いざ宇宙へ。おっと途中の惑星で貨物を載せるのを忘れずに。
「右後方に配置した貨物室が隕石に破壊されました。」
「見捨てられた宇宙船の探索に出かけた乗組員が帰還しません。」
「バッテリーが切れて、主砲とメインエンジンが機能しません。」なんて貨物輸送も宇宙では大変です。
「アクワイア」ホテルチェーンに投資、合併吸収を繰り返すことによって収益を上げていきます。
合併吸収や株式への投資のタイミング、筆頭株主のポスト争い、資金の回収などで現金と株券が激しく動きます。
二人プレイでは多人数プレイと比較して少し面白みに欠ける面がありますが…。
「サンクトペテルブルグ」職人と建築物、貴族の3種類とそれらのアップグレードのカードでプレイ。
職人で収入、建築物で勝利点、貴族で収入と勝利点をそれぞれ獲得、さらにそれらをアップグレードします。
カードゲームとしては、とてもバランスのとれた完成度の高い作品。
「暗黒の金曜日」
数種類の株を売り買いして、銀を購入し、購入した銀を金に換えて、最終的には金の所有数を競います。
株価変動のゲームシステムが秀逸、株の売り買いのゲームとしては一番のお薦めです。
「ウォーターディープの支配者たち」ウォーターディープで様々な依頼を受け、その要望を満たし勝利点を獲得します。
それなりに面白いのですが、
何かスパイスが足りない感じと思っていたのですが、最近になってじわじわと良さが分かってきたような…。
「電力会社」発電所を競り落とし、都市間に送電線を張り巡らして、発電した電気をより多くの都市に供給。
発電用の燃料の値段は需要と供給で上下し、送電する都市はプレイヤー間で争奪戦が起こります。
5~6人程度の多人数プレイでは、ペスト10入りするかも。我が家は二人プレイが基本なので残念です。
「パンデミック」伝染病が世界に蔓延するのをプレイヤー全員で協力して阻止します。
ちょっとハラハラします。どちらかというとファミリーゲーム。フリークにはちょっと物足りないのでは…
「ジャイプル」宝石や金、銀、絹、皮などの商品の売りさばきます。
高額な宝石などは、2点以上でなければ売れず、安い商品でも3~5点をまとめて売るとボーナスが出ます。
ラクダが登場します、これがまた悩ましい。プレイは白熱します。
「レース・フォー・ザ・ギャラクシー」カードゲームとしては非常に内容が濃くて、ルールはやや難しいフリーク好み。
宇宙を舞台に、プレイヤーは強力で豊かな帝国を築きます。
勝ち筋が大きく軍事と生産の2通りあって、それぞれ戦略が大きく異なりゲームの流れを変えます。
「ルイス・クラーク探検隊」初めて北米大陸を横断してルイス・クラーク探検隊を描いた作品です。
登場する人物は、全て実際の探検に影響を及ぼした人達で歴史的な観点からも雰囲気を盛り上げてくれます。
この作品が醸し出す雰囲気は、史実からいけば非常に過酷な探検であったにもかかわらず
サバイバル的な厳しさを一切排除して、むしろ陽気な探検レース的な感じとしたところがとても好感が持てます。
とはいえ、
資源獲得や人物雇用、インディアンとの交易や労働力獲得、偵察隊の前進、探検隊のグレードアップ、野営など、
探検隊の取るべき行動は、常にその選択に悩まされることとなるでしょう。
少しレベルは高いですが、ファミリーゲームとしても家族全員で楽しめるのではないかと思います。
「スチームパーク」プレイヤーは自分の遊園地内に乗り物と施設を建設して、お客を楽しませてお金を儲けます。
いろんな乗り物が、いろんな施設が、このゲームには登場します。遊園地につきもののゴミにも注意を払いましょう。
お客は全員ロボットなので気に入った乗り物にはいつまでも乗り続け、乗ったが最後、もう降りることはありません。
ファミリーゲームとして一押しです。とにかくプレイが楽しい。デザインやコンポーネントが可愛い。
「ダンジョンファイター」年末に我が家で大ブレイクした作品。
プレイヤーは全員協力してダンジョンを探索し、遭遇するモンスターを退治します。
武器はダイスです。ダイスを的にめがけて転がすだけなのですが…
「えっー、そんな恰好でサイコロ振るの? 無理無理、そんなのぜっーたいに無理!」全員大爆笑間違い無し。
「ロード・オブ・ザ・リング カードゲーム」二人プレイとしては珍しい協力プレイ型。
それゆえに、そのゲームシステムはとてもオリジナリティに富み、とても新鮮なインパクトをプレイヤーに与えます。
おそらく用意されたシナリオを全てクリアするためには、
様々な能力を備えたカードを自分なりに組み合わせた独自のデッキを構築することが不可欠となるでしょう。
これまでのカードゲームでは味わえない新たな面白さをこの作品は実現しています。
「ビブリオス」書物を教会に寄進してもらい、寄進してもらった書物の一部で競りを行います。
分野毎により多くの書物を手に入れたプレイヤーが勝利します。
競りにおける、プレイヤー間の手の内の読み合いが非常に楽しい作品です。
とてもコンパクトなので、親しい友人なんかと旅行に行く時に持っていって旅先の旅館なんかで楽しめそうです。
「クー」大人が数人集まってお酒を飲みながらチョッとクールなカードゲームをプレイといったシチュエーションにピッタリ。
ルールは至ってシンプルながら、非常に奥が深い大人の知的ゲーム。
登場人物は、公爵と暗殺者、大使、船長、伯爵夫人の5人だけ。
プレイヤーは手札2枚で、近未来の国家都市での互いの影響力を奪い合います。カードデザインが超クール。
「ヘックメック」ダイスを振って虫を集めるのですが、これがなんとも面白い。
「ベガス」や「キャントストップ」同様にダイスの出目の選択が悩ましい。
しかしこのゲームはダイスの出目よりも、プレイヤーの戦略が勝敗を大きく左右します。
ゲーム後半に大きく逆転できる可能性を秘めているのも、この作品の魅力の一つです。
子供のゲームと言って、侮ることなかれ! 私の家族の間では人気急上昇中で、プレイ中は笑いが絶えません。
「チケット・トゥ・ライド ヨーロッパ」ファミリーゲームとして、「ストーンエイジ」に次いで、お薦めがこの作品。
目的地のカードの指示に従って、指定された都市間を列車で結びます。
誰がどの路線を先に押さえるか、ホントのところガチの勝負なんです。
「ベガス」パーティ用のゲームとして一押しの作品。
ルールは至ってシンプル、初心者でも直ぐに楽しめます。インストがほとんど無用で、プレイも短時間で終了。
しかし、勝利するには運だけではなく頭を働かせなくてはなりません。決して軽いだけのゲームではありません。
二人プレイ用の特別ルールがあって、これがまた面白い。
「コロレット記念版」色とりどりのカメレオンのカードが美しいカードゲーム。
同じ色のカードを数多く集めて高得点を狙うのですが、得点はカードの色が3色までで4色目からは減点されます。
山札からカードを1枚引いて任意の列に加えるか、任意の列の1つにある全てのカードを取るか、アクションは2つに一つ。
列はプレイヤー人数分あり、各列には3枚までカードが置けます。
不要なカードを避けて早めにカードを取るか、カード獲得枚数を増やすためにギリギリまで粘るか。とても悩ましい。
この作品、有名なだけあって、とてもシンプルながら、かなりの優れもの。
5歳の孫にもっとも人気の「ごきぶりポーカーロイヤル」。
登場するのは、ゴキブリにカエル、コウモリ、サソリ、カメムシ、ハエ、ネズミの嫌われ者たちがズラリ。
でもカードのデザインはなかなかのもの。小さい子供から大人まで大いに楽しめるお薦めのカードゲーム。
「カルカソンヌ」最近孫と良くプレイします。彼は結構気に入っているようです。
タイルを1枚引いて、城や道、教会を作っていきます。暇な時間にちょっとプレイにもってこいです。
「交易王」市場の商品を購入して、船で交易するゲーム。
二人でも多人数でも同じように楽しめます。派手さはないが、初心者でも楽しめる優れたカードゲームです。
「テーベの東」テーベとは、ナイル川東岸に位置し古代エジプトの王都。
世界を駆け巡り遺跡を発掘します。有名な遺物が数多く登場します。
とても洗練されていてファミリーゲームとしてお薦めですが、ちょっと物足りない感じ。
ベスト10を見てもらうと分かるように、うちは比較的重いのが好きだから軽快なものは順位的に不利。
「K2」K2を登頂します。山の高度毎に天候が変化し、体力が奪われていきます。
頂上に近づくに従って環境は厳しく、ルート上の各エリアに留まることができる人数が少なくなっていきます。
先の天候を読んで、エリアを選んでキャンプを張り、登頂のタイミングを見計らいます。
先月のプレイでは、悪天候のためハラハラドキドキの展開となって結構楽しめました。意外と面白い!?
「ファミリア」我が家のお薦めのカードゲーム。
ストリートから人材を発掘して、自分のファミリー(やくざの組)に引き入れて一家を大きくしていきます。
一枚一枚全てデザインが異なるやくざのカードのイラストがたまりません。実際にモデルがいるってホント??
「メディチ対ストロッチ」ガチの競りのゲームです。。
競り落とした商品を船一隻に積み込み、埠頭の一つに陸揚げするだけなのに、本当にプレイヤーを悩まします。
打つ手の価値を読むのが難しく、その難しさを楽しめるか否かが好き嫌いを分けます。人を選ぶ作品です。
「ラブレター」えっえ~、とてもスパイスが効いていて素晴らしい作品なのに、こんなに低い順位。
お姫様をはじめとする登場する全てのカードの特徴がよく練られていてカードゲームとしては素晴らしい出来なのに…。
「ラミィキューブ」面白いがボードゲーム的には魅力に欠ける。
でも、結構面白い。
「ピニャ・ピラータ」場に出ているカードと同じ種類の海賊カードを出すだけの非常にシンプルなゲーム。
一番早く手札を出し切ったプレイヤーが勝利、プレイが終了するたびに新たなルールがランダムに1つ追加されます。
「猿の海賊カードをプレイしたらプレイヤーは左隣のプレイヤーと手札を交換する」といったルールが突然追加されます。
次々と飛び出してくるルールが楽しい、新感覚のUNO、やっぱりこの作品ってUNOの一種なの!?。
「キャントストップ」ダイスを振るのがやめられなくなる「キャントストップ」。
2~12までの登山道を頂上目指して登ります。3つの頂上を先に極めたプレイヤーが勝利します。
手番で何度でもダイスを振って、出目に応じて3つに限定された登山道を登ることができますが、
振ったダイスで3つの登山道の一つも登れなければ、手番でこれまで登った分がキャンセルされます。
もう一回ぐらいは、もう一回ぐらいは登れるだろうが命取り。どうにも止まらない「キャントストップ」。
「バトルライン」戦線(バトルライン)で9つの旗(フラッグ)を取り合う対戦型二人用ゲーム。
旗ごとにプレイヤーは3枚の戦士に見立てたカードを置いて、
そのフォーメーション(ポーカーの役のようなもの)の強さで勝敗が決まります。
カード運も多少ありますが、9つの戦場における互いの手の内の読み合いが大きく左右するガチの頭脳戦となります。
プレイ時間30分と軽量級ながら、結構骨太の作品です。
「蒸気の時代」二人プレイでは、どうしても評価が低くなってしまいます。
都市間に線路を敷設して物資を輸送し資金を獲得、獲得した資金で輸送路を拡大していきます。
「国富論」生産場を開発、資源を生産、貿易で資金を獲得、さらに生産場を拡大、所謂国を富ませるゲームです。
ほとんど運の要素がないだけに、非常に頭を使います。第2版でルールも改善されました。チョット堅め。
「D-DAY ダイス」上陸作戦を描いた異色のウォーゲーム。
敵の激しい攻撃にひたすら耐えて敵陣地を目指します。
さまざまなスペシャリストと装備が登場し、前進する部隊を支援します。
恩賞を活用するようになって、漸く最初のシナリオをクリア。だんだん面白さがわかってきました。
「フレスコ」二人プレイは外すべき。ダミーのキャラをプレイするのは煩雑で正直言って面白くない。
おそらく多人数プレイでは面白いのかも。テーマ自身が私好みではないのも評価が低い理由。
最近は二人用の我が家独自のルールを作って、それなりに楽しんでますが…。
2人プレイがメインのうえ重量級偏重型の我が家のランキングでは、残念ながらこの種のゲームは評価が低くなる傾向に。
「蟻の国」兵隊蟻や働き蟻、育児蟻、幼虫が登場して、蟻のコロニーの発展やコロニー同士の争いがテーマ。
テーマがとてもユニークで新鮮ですが、今一つもの足りない感じ。
「ユークロニア」この作品、なぜかツレとはいつも接戦になります。
数多くの建物を建設することと自陣営の作業力の強化が勝利点を生み出す建物建設系の作品。
建設した建物の効果がバラエティに富んでいて、このゲームの面白さを引き出しています。
結構地味ではありますが、長く楽しめる秀作です。
「中世の建築士」プレイヤーは中世の建築士となり雇った労働者を使い様々な建物を建築して勝利点を獲得します。
大聖堂やホテル、石橋など様々な建物に加えて、測量機器やクレーン、丸鋸など建築に使用される設備が登場します。
建築に携わる労働者は、見習工と助手、熟練工、親方の4種類に大別されます。
労働者を雇い、労働者を派遣して建築用設備も駆使して建物を建設します。
ルールは非常にシンプルではありますが、ダイスは一切使用しないので、運の要素はほとんど排除されていて、
それゆえに、建築する建物の選択や労働者の雇用における戦略が勝敗の決め手となります。建築用設備が良いスパイス。
「ハイフロンティア」宇宙を開拓するゲーム。宇宙飛行の難しい専門用語が飛び交い雰囲気は満点。
ボードのデザインもとても気に入っているのですが、内容は専門的すぎてルールが難しい。
一時は、ゴミ箱行きかとまで思われましたが…、最近になって、なんとかプレイを楽しめるようになりました。
結構マニアックではありますが、大宇宙を飛行するという魅力に満ちていて面白いことを実感しています。
我が家流にルールも改変(改悪?)して、今後順位アップが期待できそうです。
「トール」当ブログで久々の軽量級のカードゲームの登場。
神々に供え物をして神カードを獲得、獲得した神カードの価値はその神への最後の供え物で決まるという、
極めてシンプルなルール。
残念ながら二人プレイでは、その良さがかなり削がれて順位はかなり低め。
「なんてったってホノルル」
世界の有名都市が登場して、起点となる都市の東西南北のどの方向に位置するのかを当てます。
これまで聞いたことがないような都市も数多くあり、それらの都市が起点となると、これはもうお手上げです。
でも世界の地理を学ぶつもりでプレイすれば、これほど優れた教材はないのではと考えてしまう一面があります。
ルールをもう少し工夫して、その良さを引き出せないものかと思案中です。ということで、とりあえず最下位。
今後、★4つ以下はプレイしないことになりました。なんと39作品が我が家ではもうプレイすることがありません。
それでは棚に乗ったままになるかというと、そうでもありません。
おそらく、うちなん作品かはプレイがしたくなり順位をあげることになるでしょう。
それでも、
いつまでも★4つ以下に居座り続ける作品は、それだけ面白みに欠けるということで、それはそれでいいと思っています。
要するに、作品ごとの真価がこれから我が家ではよりシビアに問われることになると思うわけです。
ランキングのシステムを進化していくことにより、
本当に面白い作品はどれなのか、これからも引き続き追及していきたいと思います。
今回はこれまで。 ごきげんよう、さようなら。