- Date: Wed 09 07 2014
- Category: ボードゲームのレビュー
- Tags: ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 世界のボードゲーム ボードゲーム boardgame 二人プレイ 二人用ゲーム
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ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2014/7/5 その3 アクションダイス
レビュー記事一覧
BGA賞受賞作品 世界のボードゲームランキング ボードゲームのルール ボードゲームのプレイアビリティの改善
ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2014/7/5 その1 指輪の仲間
ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2014/7/5 その2 ミドルアースの国々

ゲーム開始時には、このように両軍の軍隊が配置されます。

中央のローハンおよびアイゼンガルド付近は、一触即発の緊張状態にあります。
今回は、全てのアクションの元となるアクションダイスについて説明します。
両軍のプレイヤーは、このアクションダイスを消費して交互に様々なアクションを行います。

この青いダイスが自由の民側のアクションダイスです。
出目は、
キャラクター(上段左)と召集/軍隊(上段右)、イベント(中段左)、召集(中段右)、西方の意思(下段)の5種類です。
キャラクターの出目が2面あります。

この赤いダイスが冥王軍側のアクションダイスです。
出目はキャラクター(上段左)と軍隊(上段右)、
召集(中段左)、イベント(中段右)、サウロンの目(下段左)、召集/軍隊(下段右)の6種類です。
自由の民側のアクションダイスにはキャラクターの出目が2つありますが、軍隊の出目が1つしかありません。
このように両軍のアクションダイスの出目がその特性に応じて多少異なります。
自由の民側プレイヤーは4個のアクションダイスを、冥王軍側プレイヤーは7個のアクションダイスを、
それぞれ持ってゲームを開始します。
自由の民側プレイヤーは、ゲーム中でイシルドゥアの末裔であるアラゴルンと白のガンダルフが登場したときに、
それぞれ1個ずつアクションダイスを増やすことができます。
冥王軍側プレイヤーは、ゲーム中で配下のサルマンと魔王、サウロンの口が登場したときに、
それぞれ1個ずつアクションダイスを増やすことができます。
プレイヤーはアクションダイスを使用して、その出目に対応する以下のアクションを実行することができます。
各出目ごとに実行可能なアクションのうち1つだけ選択して、プレイヤーは実行することになります。
・キャラクター(剣のアイコン)


リーダーを含む軍隊1つを隣接するエリアに移動する
リーダーを含む軍隊1つで隣接するエリアの敵軍を攻撃する
(自由の民側のみ)
指輪の仲間を隣接するエリアに移動する
実際には指輪の仲間進行カウンターを指輪の仲間トラック上で1スペース前進させる
暴露されている指輪の仲間を潜伏させる
実際には指輪の仲間進行カウンターを表向けにして潜伏状態にして、再び移動できるようにする
指輪の仲間としてサムとフロドに同行している仲間(一人または数人のグループとして)を指輪の仲間から離脱させる
指輪の仲間から離脱した仲間を移動する
(冥王軍側のみ)
ナズグールを含む冥王の配下を移動する
同じエリアにいる全てのユニットを1つの軍隊として扱うことができます。
ただし、1つのエリアには軍隊ユニット(精鋭および一般兵)が10個までしかスタックできません。
また城塞に籠城した場合は、軍隊ユニットが5個までしかスタックできません。
リーダーや仲間、配下はスタックにはカウントされません。
キャラクターの出目では、リーダーが存在しない軍隊を移動することができません。

オルサンクにいる赤色のアイゼンガルド軍の精鋭1ユニットと一般兵4ユニットの軍隊はリーダーが存在しないので、
キャラクターの出目では移動も攻撃もできません。
その南側の防衛陣地のあるアイゼンの浅瀬にいるローハン軍のリーダー1ユニットと一般兵2ユニット(水色)は、
リーダーユニットがいるのでキャラクターの出目で移動や攻撃ができます。
軍隊は1回の移動で隣接するエリアにしか移動できません。
リーダーはナズグルを除き、必ず他の精鋭や一般兵といった軍隊ユニットと行動を共にしなければなりません。
リーダーは同行する全ての軍隊ユニットが倒された場合、リーダーも共に倒されます。
ナズグルと魔王は、1回の移動で敵の城塞以外のエリアであれば何処でも瞬時に移動できます。
サルマンはアイゼンガルドのオルサンク地区から出ることができません。
サルマンの口は、1回の移動で3エリア先まで移動できます。
自由の民の仲間は、1回の移動でそのキャラクターのレベルに相当するエリア先まで移動できます。
・軍隊(軍旗のアイコン)



異なる2つの軍隊をそれぞれ隣接するエリアに移動する。
1つの軍隊で隣接するエリアにいる敵軍を攻撃する。
手札から軍隊イベントカード1枚をプレイする (イベントカードについては後述)。
軍隊の出目は、軍隊にリーダーが存在していなくても軍隊は移動や攻撃が可能です。
・召集




自陣営の任意の国家1つの政治カウンターを1ボックスだけ前進させる。
手札から召集イベントカード1枚をプレイする。
(戦争中の国家、すなわち政治カウンターが戦争中ボックスにある国家のみ)
精鋭1ユニットまたはリーダー2ユニットまたは一般兵2ユニットまたはリーダー1ユニットと一般兵1ユニットを増援として
自国の拠点がある自由地域に置く。2ユニットを配置する場合、互いに異なる地域に配置する。
(冥王軍側のみ)
キャラクターカードのルールに従い、配下一人を登場させる。
敵軍に倒された自由の民側の軍隊は、永久にゲームに登場できませんが、
冥王軍側の軍隊は、基本的には不死身で再び増援として配置できます。
戦いが長引くと、増援に限りがある自由の民側の軍隊は徐々に勢力が衰えてきます。
一方、冥王軍側は永遠に増援が途絶えることなく、その勢いは止まることがありません。
・イベント(水晶玉のアイコン)


任意のイベントデッキからイベントカード1枚を引いて手札に加える。
手札の任意のイベントカード1枚をプレイする。
・サウロンの目(目のアイコン)

出目がサウロンの目のアクションダイスは全て追跡ボックスに置かなければなりません。
当然ながら、
追跡ボックスに置かれたダイスの数が多いほど、指輪の仲間に対する冥王の追跡が成功する確率が高くなります。
しかしながら、追跡に多くのダイスを割り当てると軍隊の移動や攻撃などの他のアクションが制限されることになります。
・西方の意思

アクションを実行する前に、自由の民側プレイヤーは西方の意思の出目を他の任意の出目に変えて、
その出目としてアクションを実行することができます。
キャラクターカードのルールに従い、
イシルドゥアの末裔であるアラゴルンや白のガンダルフをゲームに登場させることができます。
以上のように、アクションダイスの使い方がゲームの勝敗を大きく左右することになります。
次回 ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2014/7/5 その4 ゲームの流れ に続きます。
ごきげんよう、さようなら。
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ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2014/7/5 その1 指輪の仲間
ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2014/7/5 その2 ミドルアースの国々

ゲーム開始時には、このように両軍の軍隊が配置されます。

中央のローハンおよびアイゼンガルド付近は、一触即発の緊張状態にあります。
今回は、全てのアクションの元となるアクションダイスについて説明します。
両軍のプレイヤーは、このアクションダイスを消費して交互に様々なアクションを行います。

この青いダイスが自由の民側のアクションダイスです。
出目は、
キャラクター(上段左)と召集/軍隊(上段右)、イベント(中段左)、召集(中段右)、西方の意思(下段)の5種類です。
キャラクターの出目が2面あります。

この赤いダイスが冥王軍側のアクションダイスです。
出目はキャラクター(上段左)と軍隊(上段右)、
召集(中段左)、イベント(中段右)、サウロンの目(下段左)、召集/軍隊(下段右)の6種類です。
自由の民側のアクションダイスにはキャラクターの出目が2つありますが、軍隊の出目が1つしかありません。
このように両軍のアクションダイスの出目がその特性に応じて多少異なります。
自由の民側プレイヤーは4個のアクションダイスを、冥王軍側プレイヤーは7個のアクションダイスを、
それぞれ持ってゲームを開始します。
自由の民側プレイヤーは、ゲーム中でイシルドゥアの末裔であるアラゴルンと白のガンダルフが登場したときに、
それぞれ1個ずつアクションダイスを増やすことができます。
冥王軍側プレイヤーは、ゲーム中で配下のサルマンと魔王、サウロンの口が登場したときに、
それぞれ1個ずつアクションダイスを増やすことができます。
プレイヤーはアクションダイスを使用して、その出目に対応する以下のアクションを実行することができます。
各出目ごとに実行可能なアクションのうち1つだけ選択して、プレイヤーは実行することになります。
・キャラクター(剣のアイコン)


リーダーを含む軍隊1つを隣接するエリアに移動する
リーダーを含む軍隊1つで隣接するエリアの敵軍を攻撃する
(自由の民側のみ)
指輪の仲間を隣接するエリアに移動する
実際には指輪の仲間進行カウンターを指輪の仲間トラック上で1スペース前進させる
暴露されている指輪の仲間を潜伏させる
実際には指輪の仲間進行カウンターを表向けにして潜伏状態にして、再び移動できるようにする
指輪の仲間としてサムとフロドに同行している仲間(一人または数人のグループとして)を指輪の仲間から離脱させる
指輪の仲間から離脱した仲間を移動する
(冥王軍側のみ)
ナズグールを含む冥王の配下を移動する
同じエリアにいる全てのユニットを1つの軍隊として扱うことができます。
ただし、1つのエリアには軍隊ユニット(精鋭および一般兵)が10個までしかスタックできません。
また城塞に籠城した場合は、軍隊ユニットが5個までしかスタックできません。
リーダーや仲間、配下はスタックにはカウントされません。
キャラクターの出目では、リーダーが存在しない軍隊を移動することができません。

オルサンクにいる赤色のアイゼンガルド軍の精鋭1ユニットと一般兵4ユニットの軍隊はリーダーが存在しないので、
キャラクターの出目では移動も攻撃もできません。
その南側の防衛陣地のあるアイゼンの浅瀬にいるローハン軍のリーダー1ユニットと一般兵2ユニット(水色)は、
リーダーユニットがいるのでキャラクターの出目で移動や攻撃ができます。
軍隊は1回の移動で隣接するエリアにしか移動できません。
リーダーはナズグルを除き、必ず他の精鋭や一般兵といった軍隊ユニットと行動を共にしなければなりません。
リーダーは同行する全ての軍隊ユニットが倒された場合、リーダーも共に倒されます。
ナズグルと魔王は、1回の移動で敵の城塞以外のエリアであれば何処でも瞬時に移動できます。
サルマンはアイゼンガルドのオルサンク地区から出ることができません。
サルマンの口は、1回の移動で3エリア先まで移動できます。
自由の民の仲間は、1回の移動でそのキャラクターのレベルに相当するエリア先まで移動できます。
・軍隊(軍旗のアイコン)



異なる2つの軍隊をそれぞれ隣接するエリアに移動する。
1つの軍隊で隣接するエリアにいる敵軍を攻撃する。
手札から軍隊イベントカード1枚をプレイする (イベントカードについては後述)。
軍隊の出目は、軍隊にリーダーが存在していなくても軍隊は移動や攻撃が可能です。
・召集




自陣営の任意の国家1つの政治カウンターを1ボックスだけ前進させる。
手札から召集イベントカード1枚をプレイする。
(戦争中の国家、すなわち政治カウンターが戦争中ボックスにある国家のみ)
精鋭1ユニットまたはリーダー2ユニットまたは一般兵2ユニットまたはリーダー1ユニットと一般兵1ユニットを増援として
自国の拠点がある自由地域に置く。2ユニットを配置する場合、互いに異なる地域に配置する。
(冥王軍側のみ)
キャラクターカードのルールに従い、配下一人を登場させる。
敵軍に倒された自由の民側の軍隊は、永久にゲームに登場できませんが、
冥王軍側の軍隊は、基本的には不死身で再び増援として配置できます。
戦いが長引くと、増援に限りがある自由の民側の軍隊は徐々に勢力が衰えてきます。
一方、冥王軍側は永遠に増援が途絶えることなく、その勢いは止まることがありません。
・イベント(水晶玉のアイコン)


任意のイベントデッキからイベントカード1枚を引いて手札に加える。
手札の任意のイベントカード1枚をプレイする。
・サウロンの目(目のアイコン)

出目がサウロンの目のアクションダイスは全て追跡ボックスに置かなければなりません。
当然ながら、
追跡ボックスに置かれたダイスの数が多いほど、指輪の仲間に対する冥王の追跡が成功する確率が高くなります。
しかしながら、追跡に多くのダイスを割り当てると軍隊の移動や攻撃などの他のアクションが制限されることになります。
・西方の意思

アクションを実行する前に、自由の民側プレイヤーは西方の意思の出目を他の任意の出目に変えて、
その出目としてアクションを実行することができます。
キャラクターカードのルールに従い、
イシルドゥアの末裔であるアラゴルンや白のガンダルフをゲームに登場させることができます。
以上のように、アクションダイスの使い方がゲームの勝敗を大きく左右することになります。
次回 ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2014/7/5 その4 ゲームの流れ に続きます。
ごきげんよう、さようなら。
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