- Date: Sat 26 07 2014
- Category: 未分類
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政治家に戦争の引き金を引かせてはならない!(3)
先日、テレビで空襲の被害にあった方々の写真集についての報道がありました。
被害にあわれて身体に障害が残った方たちは、今も国の責任を問う訴訟を起こしておられます。
「兵隊として出兵され負傷された方々には恩給などの補償が国からなされているのに、
空襲で被害にあった一般国民は何ら補償されていない。戦争を引き起こした責任は国にあり、国は被害者に謝罪すべき」
今なお、障害を抱えて苦しんでおられる方の一人がテレビに向かって訴えておられました。
当時、10代で空襲にあって足をなくされた女性の方は、
被害にあって以来、撮影された写真で写っている自分の姿の足の部分だけを全て黒く塗りつぶしておられました。
若い頃は、
お母さんたち大人は、なんでこんな悲惨な戦争を止めてくれなかったのかと強く思ったそうです。
そして集団的自衛権に話題が及んだときに、こう付け加えられました。
「今後この国が再び戦争に向かうことがあれば、私も全く同じことを子供や孫に言われたり、思われたりするのでしょうね」
日本の政治家たちは
「集団的自衛権」はあくまで自国民を守るためのものだ」と、
「集団的自衛権を行使しても、戦争に巻き込まれる危険性はない」と。
他国に武力を行使した時点で、それはもう戦争以外の何物でもないと私は思うのですが…。
最近、とみに彼らの言葉がよく理解できません。
郵政の民営化では、当時の小泉首相が民意を問うために衆議院を解散しました。いわゆる「郵政解散」です。
「集団的自衛権の行使」は、
郵政の民営化以上に現在の日本にとって重要なことであり、安倍首相は正々堂々と民意を問うべきだと思います。
先の戦争で被害にあわれた方々の悲痛な声にも耳を傾ける国の舵取りが今の日本に求められています。
今もなお、世界各地で戦争を続けている指導者たちは主張します、「我々は、自らを守るために戦っている」と。
いかなる紛争にも、武力を行使してはならない、
武力を永遠に放棄して、それ以外の方法で日本は平和を勝ち取らなければなりません。
日本の平和への歩みを我々の世代で後退させてはなりません。
今回はこれまで。
ごきげんよう、さようなら。
被害にあわれて身体に障害が残った方たちは、今も国の責任を問う訴訟を起こしておられます。
「兵隊として出兵され負傷された方々には恩給などの補償が国からなされているのに、
空襲で被害にあった一般国民は何ら補償されていない。戦争を引き起こした責任は国にあり、国は被害者に謝罪すべき」
今なお、障害を抱えて苦しんでおられる方の一人がテレビに向かって訴えておられました。
当時、10代で空襲にあって足をなくされた女性の方は、
被害にあって以来、撮影された写真で写っている自分の姿の足の部分だけを全て黒く塗りつぶしておられました。
若い頃は、
お母さんたち大人は、なんでこんな悲惨な戦争を止めてくれなかったのかと強く思ったそうです。
そして集団的自衛権に話題が及んだときに、こう付け加えられました。
「今後この国が再び戦争に向かうことがあれば、私も全く同じことを子供や孫に言われたり、思われたりするのでしょうね」
日本の政治家たちは
「集団的自衛権」はあくまで自国民を守るためのものだ」と、
「集団的自衛権を行使しても、戦争に巻き込まれる危険性はない」と。
他国に武力を行使した時点で、それはもう戦争以外の何物でもないと私は思うのですが…。
最近、とみに彼らの言葉がよく理解できません。
郵政の民営化では、当時の小泉首相が民意を問うために衆議院を解散しました。いわゆる「郵政解散」です。
「集団的自衛権の行使」は、
郵政の民営化以上に現在の日本にとって重要なことであり、安倍首相は正々堂々と民意を問うべきだと思います。
先の戦争で被害にあわれた方々の悲痛な声にも耳を傾ける国の舵取りが今の日本に求められています。
今もなお、世界各地で戦争を続けている指導者たちは主張します、「我々は、自らを守るために戦っている」と。
いかなる紛争にも、武力を行使してはならない、
武力を永遠に放棄して、それ以外の方法で日本は平和を勝ち取らなければなりません。
日本の平和への歩みを我々の世代で後退させてはなりません。
今回はこれまで。
ごきげんよう、さようなら。
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- Date: Wed 23 07 2014
- Category: ボードゲームのお話
- Response: Comment 0 Trackback 0
来月には千葉から孫二人がやってきます!
来月には、千葉から孫二人(長男の息子たち)がママに連れられてやってきます。
そして、なんと今年からは孫二人を我が家に残して、ママは直ぐに千葉のお家に帰っちゃいます。
2人だけでジイジとバアバのお家に1週間もお泊りです。
こちらでは近くに住んでいる次女の息子たちが、今からとっても楽しみにしています。
そう、ディズニーランドのいつものメンバーが今度は奈良で集合します。
ジイジもチョッと浮かれ気味で、ボードゲームを買い過ぎてバアバに叱られそうです。

X-ウィングのダイスと新しい機体がようやく届きました。やはり海外で買うと格段に安いです。

市場に出回っている日本語版が馬鹿みたいに高いので、辛抱できず英語版を購入しました。これまた安い!

「アウグストゥス」。これまた20ドルぐらいで売っていたので、思わず買ってしまいました。

「クー」は以前から欲しかったのですが、日本語版よりこちらのほうがクールなのと、これまた非常に安いので…。

もとはと言えば、この「ネイションズ」を海外から購入することがきっかけで、どうせならついでにということで、
前述の4点をついつい買い増してしまいました。
日本で買えば相当高くなりますが、海外から取り寄せれば価格はビックリです。
まあ、手に入るまで相当時間がかかりますが…。
それだけならよかったのですが、日本でも気に入ったものを少々。

いまさら「カタン」ですか、と言われそうですが…。

「キャメル・アップ」は絶好のタイミングで我が家にやってきました。孫たちが喜ぶこと間違いないでしょう。
まさに大人も子供も一緒になって楽しめる素晴らしい作品です。ツレもかなり気に入った様子です。

これは「キャメル・アップ」と同じく、ウノ好きの孫たちのために購入しました。
我ながら買い過ぎたと反省しています。当分は新しい作品はストップです。(ホントかな?)
実際のところ、私が何をやってもツレはほとんどといって文句を言うことはありません。
それと、最近ボードゲームのランキングの総見直しを行いました。

最近プレイしてみて感じたのですが、「プレルトリコ」などは作品は古いですが今でもその面白さは陰ることがありません。
しかしながら、いつの間にかそのランク付けは意外なところに…。
新しいボードゲームが追加されるごとに、これまでのランキングに追加する形を取ってきましたが、
いつの間にか、自分でも納得のいかないランク付けが随所に見られるようになり今回徹底的に見直しました。
まったくタイプの異なる様々なボードゲームを強引にランク付けするわけですから難しいことは難しいのですが、
・今回はランキングにおける評価軸として、
余分なことは一切排除してプレイして面白いかどうかのただ一点に絞りました。
・ブレーンストーミングのKJ法のように作品ごとにボードゲーム名を記述したカードを1枚ずつ準備して、
ランキングを検討する際に、ダイナミックにグループ分けや順位調整ができるようにしました。
・ランキングにおける星の数の意味合いを明確にしました。
新しいランキングは、次回の世界のボードゲームランキングでご紹介する予定です。今回はこれまで。
ごきげんよう、さようなら。
そして、なんと今年からは孫二人を我が家に残して、ママは直ぐに千葉のお家に帰っちゃいます。
2人だけでジイジとバアバのお家に1週間もお泊りです。
こちらでは近くに住んでいる次女の息子たちが、今からとっても楽しみにしています。
そう、ディズニーランドのいつものメンバーが今度は奈良で集合します。
ジイジもチョッと浮かれ気味で、ボードゲームを買い過ぎてバアバに叱られそうです。

X-ウィングのダイスと新しい機体がようやく届きました。やはり海外で買うと格段に安いです。

市場に出回っている日本語版が馬鹿みたいに高いので、辛抱できず英語版を購入しました。これまた安い!

「アウグストゥス」。これまた20ドルぐらいで売っていたので、思わず買ってしまいました。

「クー」は以前から欲しかったのですが、日本語版よりこちらのほうがクールなのと、これまた非常に安いので…。

もとはと言えば、この「ネイションズ」を海外から購入することがきっかけで、どうせならついでにということで、
前述の4点をついつい買い増してしまいました。
日本で買えば相当高くなりますが、海外から取り寄せれば価格はビックリです。
まあ、手に入るまで相当時間がかかりますが…。
それだけならよかったのですが、日本でも気に入ったものを少々。

いまさら「カタン」ですか、と言われそうですが…。

「キャメル・アップ」は絶好のタイミングで我が家にやってきました。孫たちが喜ぶこと間違いないでしょう。
まさに大人も子供も一緒になって楽しめる素晴らしい作品です。ツレもかなり気に入った様子です。

これは「キャメル・アップ」と同じく、ウノ好きの孫たちのために購入しました。
我ながら買い過ぎたと反省しています。当分は新しい作品はストップです。(ホントかな?)
実際のところ、私が何をやってもツレはほとんどといって文句を言うことはありません。
それと、最近ボードゲームのランキングの総見直しを行いました。

最近プレイしてみて感じたのですが、「プレルトリコ」などは作品は古いですが今でもその面白さは陰ることがありません。
しかしながら、いつの間にかそのランク付けは意外なところに…。
新しいボードゲームが追加されるごとに、これまでのランキングに追加する形を取ってきましたが、
いつの間にか、自分でも納得のいかないランク付けが随所に見られるようになり今回徹底的に見直しました。
まったくタイプの異なる様々なボードゲームを強引にランク付けするわけですから難しいことは難しいのですが、
・今回はランキングにおける評価軸として、
余分なことは一切排除してプレイして面白いかどうかのただ一点に絞りました。
・ブレーンストーミングのKJ法のように作品ごとにボードゲーム名を記述したカードを1枚ずつ準備して、
ランキングを検討する際に、ダイナミックにグループ分けや順位調整ができるようにしました。
・ランキングにおける星の数の意味合いを明確にしました。
新しいランキングは、次回の世界のボードゲームランキングでご紹介する予定です。今回はこれまで。
ごきげんよう、さようなら。
7月になって続々と新しいテレビドラマが始まりました。
今のところの順位です。
1.ペテロの葬列
2.HERO
3.家族狩り
4.若者たち2014
5.ゼロの真実
6.あすなろ三三七拍子
7.東京スカーレット
8.おやじの背中
第一話の途中で観るのを止めたものは、ST/信長のシェフ/水球ヤンキース/おやじの背中 の4作品。
ですが、おやじの背中だけは第二話以降に期待して引き続き観ることにしました。
GTOと同窓生、昼顔、獣医さん事件ですよ、匿名刑事の5作品は我が家の好みから外れるので、
第一話からパスさせていただきました。
WOWOWでは、
ちょっとダレてきている「MOZU season2」と、なかなか切れのいい「スーツ3」に「ストライクバック2」の
合計3作品が気入ってて、引き続き楽しんでいます。
ということで今回はと言いますと、不作とまではいきませんがチョッと駒不足といった感じがします。
とはいえ、「ペテロの葬列」は今後の展開が楽しみな文句なしのトップ。
「HERO」も期待に応える満足な滑り出し、この内容であれば近年の月9の低視聴率を払拭することでしょう。
私がもっとも注目している作品が「家族狩り」。
第9回山本周五郎賞受賞作である天童荒太の同名の長編小説を原作としています。
といっても天童荒太の作品は、「悼む人」と「永遠の仔」の2作品しかこれまでに読んでいないのですが、
この作者の作品はいずれもテーマが深く重くて、読む人にとても深い感銘を与えます。
俳優陣も松雪泰子さんをはじめとして遠藤憲一や浅田美代子、 山口紗弥加、伊藤淳史らの脇が好演しています。
このドラマは最終回に至るまでに、おそらくトップまで順位を上げてくることでしょう。私はそう期待しています。
先が読めないのは「若者たち2014」。
当初は最も期待した作品だったのですが、第一話の妻夫木聡くんの怒鳴り散らす演技に耐えられなくて、
途中で観るのを止めようとしたのですが、蒼井優さんの演技でなんとか踏みとどまりました。
第二話で、瑛太や長澤 まさみも加わってチョッといけるかなといった感じがしてきました。
でも今のところは、満島ひかりさんや吉岡秀隆、柄本佑などの優れた俳優陣が不完全燃焼といった感じがします。
第三話以降に大いに期待といったところです。
「ゼロの真実」の武井咲さん、とってもイイですね。この調子で頑張ってほしいです。
「あすなろ三三七拍子」の柳葉敏郎さん、とってもイイですね。この調子で頑張ってほしいです。
歳取った父親を「おやじの背中」の第一話のように表現してほしくない、
どちらかというと「あすなろ三三七拍子」のように表現してもらうほうが救われるような気が私はします。
まあ、なにはともあれ我が家では「おやじの背中」は第二話で仕切り直しといったところです。
あ、そうそう、NHKの朝ドラはいつから昼ドラに? 朝はスッキリ爽快が一番なのにね。 今回はこれまで。
ごきげんよう、さようなら。
今のところの順位です。
1.ペテロの葬列
2.HERO
3.家族狩り
4.若者たち2014
5.ゼロの真実
6.あすなろ三三七拍子
7.東京スカーレット
8.おやじの背中
第一話の途中で観るのを止めたものは、ST/信長のシェフ/水球ヤンキース/おやじの背中 の4作品。
ですが、おやじの背中だけは第二話以降に期待して引き続き観ることにしました。
GTOと同窓生、昼顔、獣医さん事件ですよ、匿名刑事の5作品は我が家の好みから外れるので、
第一話からパスさせていただきました。
WOWOWでは、
ちょっとダレてきている「MOZU season2」と、なかなか切れのいい「スーツ3」に「ストライクバック2」の
合計3作品が気入ってて、引き続き楽しんでいます。
ということで今回はと言いますと、不作とまではいきませんがチョッと駒不足といった感じがします。
とはいえ、「ペテロの葬列」は今後の展開が楽しみな文句なしのトップ。
「HERO」も期待に応える満足な滑り出し、この内容であれば近年の月9の低視聴率を払拭することでしょう。
私がもっとも注目している作品が「家族狩り」。
第9回山本周五郎賞受賞作である天童荒太の同名の長編小説を原作としています。
といっても天童荒太の作品は、「悼む人」と「永遠の仔」の2作品しかこれまでに読んでいないのですが、
この作者の作品はいずれもテーマが深く重くて、読む人にとても深い感銘を与えます。
俳優陣も松雪泰子さんをはじめとして遠藤憲一や浅田美代子、 山口紗弥加、伊藤淳史らの脇が好演しています。
このドラマは最終回に至るまでに、おそらくトップまで順位を上げてくることでしょう。私はそう期待しています。
先が読めないのは「若者たち2014」。
当初は最も期待した作品だったのですが、第一話の妻夫木聡くんの怒鳴り散らす演技に耐えられなくて、
途中で観るのを止めようとしたのですが、蒼井優さんの演技でなんとか踏みとどまりました。
第二話で、瑛太や長澤 まさみも加わってチョッといけるかなといった感じがしてきました。
でも今のところは、満島ひかりさんや吉岡秀隆、柄本佑などの優れた俳優陣が不完全燃焼といった感じがします。
第三話以降に大いに期待といったところです。
「ゼロの真実」の武井咲さん、とってもイイですね。この調子で頑張ってほしいです。
「あすなろ三三七拍子」の柳葉敏郎さん、とってもイイですね。この調子で頑張ってほしいです。
歳取った父親を「おやじの背中」の第一話のように表現してほしくない、
どちらかというと「あすなろ三三七拍子」のように表現してもらうほうが救われるような気が私はします。
まあ、なにはともあれ我が家では「おやじの背中」は第二話で仕切り直しといったところです。
あ、そうそう、NHKの朝ドラはいつから昼ドラに? 朝はスッキリ爽快が一番なのにね。 今回はこれまで。
ごきげんよう、さようなら。
約2週間前、十数年ぶりにぎっくり腰になりました。
娘の家で孫と遊んでいてソファから立ち上がった瞬間に、まさに腰の辺りで「ぎっくり」と大きな音が聞こえるぐらいまともに。
そのまま床にうずくまり、痛さでしばらくはどうにもならない状況に。
救急車を呼ぶかとどうか迷った末に、ツレが家から持ってきたコルセットを装着してなんとか立ち上がれるようになり、
ツレに車で連れて行ってもらって、近所の総合病院で診察を受けることとなりました。
痛み止めとシップで2週間経過した今日、有難いことになんとかコルセットを外せるまでに回復しました。
ぎっくり腰になり総合病院でレントゲンを撮ってもらった時のことです。
担当された若い男の先生がとてもとても親切な方で、
撮影時に姿勢を変える度に痛がる私を思いやって、時間をかけて出来るだけ痛くないようにご配慮いただきました。
しんどい時に受けた人の親切は、とても心を打ちます。
実は、ぎっくり腰にからんでもう一つ。
ぎっくり腰になる前日に奥歯を治療し型取りしてもらっていまして、一週間後に出来た歯を入れることになっていました。
治療当日になってもコルセットをしてなんとかゆっくりと歩ける程度、不安な気持ちで歯科医院に出かけました。
待合室は患者さんで一杯、予約した時間の5分前にいつも不機嫌そうな看護婦の方に受付を済ませると、
後ろから「○○さん、どうされました?」と声がかかりました。
これこれしかじかと説明すると、即座に「ああ、そうですか。それなら直ぐ診察室に入ってください。」と。
「たくさんの患者さんが待っておられますが…」「いや、構いません、大変な時はお互い様ですから、直ぐ入って」
私に向かってそう言い放って、今度は診察室の先生に向かって
「ぎっくり腰になられた患者さんに直ぐ入っていただきますから、よろしくお願いします」と。
診察室で待っている患者さんに「お先にすみません」と何度も頭を下げながら診察室に入ると、
先生や看護婦さんが椅子の角度はこれでよいかとか、うがいは極力しないですむようにするとか、
座るときや立ち上がるときには、いくつもの手と肩が差し出されて、もう至れり尽くせりで最後には涙が出そうになりました。
普段不機嫌な看護婦さんなんて思ってスミマセン。
こういう風に人から親切にしていただくと、普段の自分自身の行動がとてもみじめに思えてなりません。
まあ歳を取ったとはいえ、まだまだ生きていくわけですから、これから心を入れ替えて恩返ししなければと思う次第です。
話は少し変わりますが、
私はぎっくり腰や風邪で寝込む、食あたりするといった軽い病気や事故などは良しとしています。
なぜかと言いますと、地震に例えると軽微な地震が普段に適当な頻度で起こって、
小刻みに地殻のズレを矯正してくれたほうが、大きいのがドンとくるより、ましな気がするからです。
私の残りの人生も、今回のぎっくり腰のように軽微な災いが小刻みに来て、大きなのを避けられたらと願う次第です。
ごきげんよう、さようなら。
娘の家で孫と遊んでいてソファから立ち上がった瞬間に、まさに腰の辺りで「ぎっくり」と大きな音が聞こえるぐらいまともに。
そのまま床にうずくまり、痛さでしばらくはどうにもならない状況に。
救急車を呼ぶかとどうか迷った末に、ツレが家から持ってきたコルセットを装着してなんとか立ち上がれるようになり、
ツレに車で連れて行ってもらって、近所の総合病院で診察を受けることとなりました。
痛み止めとシップで2週間経過した今日、有難いことになんとかコルセットを外せるまでに回復しました。
ぎっくり腰になり総合病院でレントゲンを撮ってもらった時のことです。
担当された若い男の先生がとてもとても親切な方で、
撮影時に姿勢を変える度に痛がる私を思いやって、時間をかけて出来るだけ痛くないようにご配慮いただきました。
しんどい時に受けた人の親切は、とても心を打ちます。
実は、ぎっくり腰にからんでもう一つ。
ぎっくり腰になる前日に奥歯を治療し型取りしてもらっていまして、一週間後に出来た歯を入れることになっていました。
治療当日になってもコルセットをしてなんとかゆっくりと歩ける程度、不安な気持ちで歯科医院に出かけました。
待合室は患者さんで一杯、予約した時間の5分前にいつも不機嫌そうな看護婦の方に受付を済ませると、
後ろから「○○さん、どうされました?」と声がかかりました。
これこれしかじかと説明すると、即座に「ああ、そうですか。それなら直ぐ診察室に入ってください。」と。
「たくさんの患者さんが待っておられますが…」「いや、構いません、大変な時はお互い様ですから、直ぐ入って」
私に向かってそう言い放って、今度は診察室の先生に向かって
「ぎっくり腰になられた患者さんに直ぐ入っていただきますから、よろしくお願いします」と。
診察室で待っている患者さんに「お先にすみません」と何度も頭を下げながら診察室に入ると、
先生や看護婦さんが椅子の角度はこれでよいかとか、うがいは極力しないですむようにするとか、
座るときや立ち上がるときには、いくつもの手と肩が差し出されて、もう至れり尽くせりで最後には涙が出そうになりました。
普段不機嫌な看護婦さんなんて思ってスミマセン。
こういう風に人から親切にしていただくと、普段の自分自身の行動がとてもみじめに思えてなりません。
まあ歳を取ったとはいえ、まだまだ生きていくわけですから、これから心を入れ替えて恩返ししなければと思う次第です。
話は少し変わりますが、
私はぎっくり腰や風邪で寝込む、食あたりするといった軽い病気や事故などは良しとしています。
なぜかと言いますと、地震に例えると軽微な地震が普段に適当な頻度で起こって、
小刻みに地殻のズレを矯正してくれたほうが、大きいのがドンとくるより、ましな気がするからです。
私の残りの人生も、今回のぎっくり腰のように軽微な災いが小刻みに来て、大きなのを避けられたらと願う次第です。
ごきげんよう、さようなら。
- Date: Tue 15 07 2014
- Category: BGA賞受賞作品
- Tags: 月間BGA賞 世界のボードゲーム ボードゲーム boardgame 二人プレイ 二人用ゲーム
- Community: テーマ "BGA賞受賞作品" ジャンル "趣味・実用"
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第十九回月間BGA賞受賞作品 2014/7/15
レビュー記事一覧
BGA賞受賞作品 世界のボードゲームランキング ボードゲームのルール ボードゲームのプレイアビリティの改善
第十九回月間BGA(Board Game Addiction:ボードゲーム中毒)賞を発表します。
前月に我が家でプレイされた以下のボードゲームのみが、この賞の選考の対象となっています。
ノミネート作品(順不同)
ハンザ
ポケットバトル:南軍対北軍
ラブレター
金星の商人
コロレット記念版
スターウォーズ X-ウィング
選考は本ブログの主催者の独断と偏見によるもので、ゆえに著しく公平性を欠くものであり、
世の中の一般的評価や常識とも大きく乖離するもので扱いには注意が必要です。
第十九回月間BGA賞受賞作品
スターウォーズ X-ウィング Star Wars X-Wing Miniatures Game

講評
なんかのドラマでも話題に上がっていましたが、私も小さい頃によく空を飛ぶ夢を見ました。
この話を何人かの知人に話して気付いたのですが、子供の頃によく空を飛ぶ夢を見たという人が意外と多いのです。
ましてや宇宙を飛び回るとなると、これはもう気分がハイにならざるを得ません。
この作品は子供だけでなく、そんな大人までをも夢の宇宙空間にいざなってくれます。
私はミニチュアファンではないのですが、
付属するミニチュアの出来がとてもよいので、テーブルの上に置いて眺めているだけで結構楽しいものです。
しかしながら、この作品の本当の良さはミニチュアの出来ではありません。
ゲームシステムが比較的シンプルであるにもかかわらず、宇宙船ごとに独自の機動(マヌーバー)ができたり、
光子魚雷やR2-D2などのドロイドを搭載できたり、夢見る大人の期待に十分に応える内容になっています。
とにかく、テーブルの上の宇宙空間で繰り広げられるX-ウィングのドッグファイトは、
小さい頃に友達と二人で飛行機の模型を手にして、「急降下だあ~、ひゅ~、ダッダッダッダッ、ドカ~ン」とか叫びながら
互いに追っかけ回していた頃のあの高揚感を蘇らせてくれます。
そして敵機の動きを先読みして、その後ろを捉えてロックオンするという戦術面での思考が求められます。
直進や転回などの基本的な機動は、付属のスケールで位置合わせして行われるのですが、
それぞれの機動でどのあたりの位置まで移動してくるのかは、移動するときに実際にスケールを当てるまで、
正確なところは分らず、飛行プランのときに頭の中だけで互いに双方の機動を思い描いて戦術を立てるわけです。
拡張版として数多くの機体が既にリリースされていて、今後も引き続き新たな機体のリリースが予定されています。
近々に新しい機体のご紹介ができると思います。プレイ後、早々に2機注文してしまいましたから。
子供の頃によく空飛ぶ夢を見た大人の方々とスターウォーズファンには、特にお薦めの夢一杯のミニチュアゲームです。
本作品を開発された方々をはじめとする関係された全ての方々に、ここに大きな拍手を贈りたいと思います。
BGA賞受賞作品 世界のボードゲームランキング ボードゲームのルール ボードゲームのプレイアビリティの改善
第十九回月間BGA(Board Game Addiction:ボードゲーム中毒)賞を発表します。
前月に我が家でプレイされた以下のボードゲームのみが、この賞の選考の対象となっています。
ノミネート作品(順不同)
ハンザ
ポケットバトル:南軍対北軍
ラブレター
金星の商人
コロレット記念版
スターウォーズ X-ウィング
選考は本ブログの主催者の独断と偏見によるもので、ゆえに著しく公平性を欠くものであり、
世の中の一般的評価や常識とも大きく乖離するもので扱いには注意が必要です。
第十九回月間BGA賞受賞作品
スターウォーズ X-ウィング Star Wars X-Wing Miniatures Game

講評
なんかのドラマでも話題に上がっていましたが、私も小さい頃によく空を飛ぶ夢を見ました。
この話を何人かの知人に話して気付いたのですが、子供の頃によく空を飛ぶ夢を見たという人が意外と多いのです。
ましてや宇宙を飛び回るとなると、これはもう気分がハイにならざるを得ません。
この作品は子供だけでなく、そんな大人までをも夢の宇宙空間にいざなってくれます。
私はミニチュアファンではないのですが、
付属するミニチュアの出来がとてもよいので、テーブルの上に置いて眺めているだけで結構楽しいものです。
しかしながら、この作品の本当の良さはミニチュアの出来ではありません。
ゲームシステムが比較的シンプルであるにもかかわらず、宇宙船ごとに独自の機動(マヌーバー)ができたり、
光子魚雷やR2-D2などのドロイドを搭載できたり、夢見る大人の期待に十分に応える内容になっています。
とにかく、テーブルの上の宇宙空間で繰り広げられるX-ウィングのドッグファイトは、
小さい頃に友達と二人で飛行機の模型を手にして、「急降下だあ~、ひゅ~、ダッダッダッダッ、ドカ~ン」とか叫びながら
互いに追っかけ回していた頃のあの高揚感を蘇らせてくれます。
そして敵機の動きを先読みして、その後ろを捉えてロックオンするという戦術面での思考が求められます。
直進や転回などの基本的な機動は、付属のスケールで位置合わせして行われるのですが、
それぞれの機動でどのあたりの位置まで移動してくるのかは、移動するときに実際にスケールを当てるまで、
正確なところは分らず、飛行プランのときに頭の中だけで互いに双方の機動を思い描いて戦術を立てるわけです。
拡張版として数多くの機体が既にリリースされていて、今後も引き続き新たな機体のリリースが予定されています。
近々に新しい機体のご紹介ができると思います。プレイ後、早々に2機注文してしまいましたから。
子供の頃によく空飛ぶ夢を見た大人の方々とスターウォーズファンには、特にお薦めの夢一杯のミニチュアゲームです。
本作品を開発された方々をはじめとする関係された全ての方々に、ここに大きな拍手を贈りたいと思います。
- Date: Sat 12 07 2014
- Category: ボードゲームのレビュー
- Tags: ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 世界のボードゲーム ボードゲーム boardgame 二人プレイ 二人用ゲーム
- Community: テーマ "ボードゲームのレビュー" ジャンル "趣味・実用"
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ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2014/7/5 その4 ゲームの流れ
レビュー記事一覧
BGA賞受賞作品 世界のボードゲームランキング ボードゲームのルール ボードゲームのプレイアビリティの改善
ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2014/7/5 その1 指輪の仲間
ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2014/7/5 その2 ミドルアースの国々
ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2014/7/5 その3 アクションダイス
ゲームはターン制で、1ターンは以下の6つのフェイズから構成されています。
フェイズ1:アクションダイスの回収とイベントカードの獲得
フェイズ2:指輪の仲間
フェイズ3:追跡への割り当て
フェイズ4:アクションロール
フェイズ5:アクションの解決
フェイズ6:勝利判定
今回は各フェイズについて詳しく説明させていただきます。
指輪の仲間やその追跡、アクションダイスなどに関する詳細な内容は以前の記事をご覧ください。
フェイズ1:アクションダイスの回収とイベントカードの獲得
直前のターンで使用したアクションダイスを回収します。特に追跡ボックスに置かれているダイスの回収を忘れずに。
自由の民側が追跡ボックスから1個でもアクションダイスを回収した場合、
冥王軍側は以降のフェイズ3「追跡への割り当て」で1個以上アクションダイスを追跡ボックスに置かねばなりません。
そのあとで、
各プレイヤーはキャラクターと戦略の両イベントカードデッキから、それぞれ1枚ずつイベントカードを引き手札に加えます。


上が自由の民、下が冥王軍のそれぞれイベントカードデッキです。
剣が描かれているカードがキャラクターイベントカード、軍旗が描かれているカードが戦略イベントカードです。

これは冥王軍のイベントカードの一例です。
左がキャラクターイベントカードで右が戦略イベントカードです。カードは右上隅のアイコンで識別できるようになっています。
いずれのカードも、イベントカードとしてプレイした場合はカードの上半分に書かれた効果が、
戦闘時に戦闘カードとしてプレイした場合は、カードの下半分に書かれた効果がそれぞれ生じます。
イベントカードは、強力な援軍をもたらしたり、敵軍に多大なダメージを与えたり、指輪の仲間の旅を妨害したりします。
また、戦闘カードとして使用されると中つ国で生じる個々の戦闘に大きな影響を与えることになります。
カード1枚1枚をイベントカードとして使用するか、戦闘カードとして使用するかの判断は非常に悩ましいものとなります。
いずれにせよ、一度使用されたカードは捨て札となり二度とゲームでは使用できません。
プレイヤーの手札の枚数上限は6枚で、6枚を超えた場合には直ちに超過分を捨て札にしなければなりません。


カードの説明ついでに、
これらはキャラクターカードと呼ばれるもので、
自由の民側の仲間と冥王軍側の配下の一人一人にはこのカードがあり、キャラクターの特性が詳しく書かれています。
カード右側に描かれている3つのアイコンは、上からキャラクターのレベル、リーダーシップ、
そして該当するキャラクターが登場したときに、属する陣営に追加されるアクションダイスの数を表しています。
各キャラクターは移動時にそのレベル数に等しいエリアだけ移動でき、また指輪の仲間として旅をしている時に
自分を犠牲にしてレベル数に等しいだけの追跡ダメージを防ぐことができます。
またキャラクターが戦闘に参加している場合、
戦闘ロールにおいて、そのリーダーシップに相当する数の戦闘ダイスを振り直すことができます。
これらの特性以外にも、各キャラクターはそれぞれ独自の特徴(能力)を持っています。
白のガンダルフは、敵軍のリーダーであるナズグールの力を封じます。
サルマンはアイゼンガルドに強力な援軍を呼び寄せるだけでなく、同軍の精鋭にリーダーの特性を付与できます。
ゴラムが指輪の仲間の案内役になると、一般の追跡タイルでは暴露されなくなります。
これらはその一例ですが、各キャラクターの力はゲームの行方を大きく左右するといっても過言ではありません。
フェイズ2:指輪の仲間
このフェイズで指輪の仲間は、自らその位置を明らかにすることができます。
自由の民側プレイヤーが指輪の仲間の位置を明らかにした場合
・指輪の仲間進行カウンターが指輪の仲間トラック上で前進している分だけ、そのフィギュアをゲームボード上で移動する
・指輪の仲間のフィギュアが自由の民が支配する都市または城塞で移動を終えた場合、
指輪の仲間トラック上の堕落カウンターを1スペース戻す(堕落を1スペース回復させる)
・指輪の仲間フィギュアを移動した後、指輪の仲間進行カウンターを指輪の仲間トラック上で0の位置に戻す
指輪の仲間の位置を明かすことは、冥王軍が追跡に成功して指輪の仲間の位置を暴露することとは異なり、
指輪の仲間進行カウンターを裏返す(暴露側にする)ことはせずに、潜伏状態のままとします。
指輪の仲間の位置を明かすのは、自由の民の支配する都市または城塞で指輪の仲間の堕落を癒すためです。
フェイズ3:追跡への割り当て
冥王軍側プレイヤーは自分のアクションダイスを追跡ボックスに割り当てることができます。
ただし割り当てることのできるダイスの数は、指輪の仲間に同行している仲間の人数を超えてはなりません。

直前のターンで指輪の仲間が移動すると、
その移動のために使用された、出目がキャラクターのアクションダイスをこのように追跡ボックスに置きます。
追跡ボックスに置かれた全てのダイスは、次のターンのフェイズ1で両プレイヤーによって回収されます。
同じターンのフェイズ1で自由の民側プレイヤーが追跡ボックスから1個でもアクションダイスを回収していたら、
冥王軍側プレイヤーは、少なくとも1個のアクションダイスを追跡ボックスに割り当てなければなりません。
これは、
前のターンで指輪の仲間が移動しているので、冥王軍側は追跡の手を決して緩めることがないとの意味合いと考えます。
フェイズ4:アクションロール
両プレイヤーは、手持ちの全てのアクションダイスを同時に振ります。
冥王軍側は、出目がサウロンの目のアクションダイスを全て追跡ボックスに置かなければなりません。
自由の民側は、出目が西方の意思のアクションダイスのみ任意の出目に変更することができます。

自由の民側プレイヤーはこのようなエルフの指輪を3つ所持してゲームをスタートします。
このエルフの指輪を1つ使用することにより、アクションダイスの出目を1つだけ任意の出目に変更することができます。
その後、自由の民側は使用したエルフの指輪(エルフの指輪カウンター)は裏返して冥王軍側に渡します。

裏返されたエルフの指輪カウンターは、冥王軍側のこのエルフの指輪エリアに置かれます。
冥王軍側も同様にエルフの指輪を使用して、アクションダイスの出目を変更することができます。
ただし、自由の民側はエルフの指輪でアクションダイスの出目を西方の意思に変えることができません。
同じように、冥王軍側は出目がサウロンの目のアクションダイスをエルフの指輪で変更することができません。
出目がサウロンの目のアクションダイスは必ず追跡ボックスに置かなければなりません。
フェイズ5:アクションの解決
自由の民側プレイヤーから、アクションダイスの出目を使って(消費して)アクションを1つ実行します。
次に冥王軍側プレイヤーが同様にアクションダイスを1つ消費してアクションを1つ実行します。
以降、両プレイヤーは全てのダイスを使いきるまでアクションを交互に繰り返します。
出目ごとにアクションダイスで実行できるアクションの具体的な内容は前回の記事をご覧ください。
ここでは、軍隊ユニットによる戦闘について詳しく説明させていただきます。
戦闘力は、戦闘に加わっている軍隊の一般兵と精鋭のユニット数の合計となります。
両軍は、戦闘力に等しい数の6面ダイス(最大5個)を振ります。これを戦闘ロールと呼びます。
攻撃は出目が5以上でヒットします。
軍隊のリーダーシップ値の合計に等しい数だけ、ヒットしなかったダイスを振り直すことができます。
ナズグールを含むリーダー1ユニットのリーダーシップ値は1で、
仲間や配下は、それぞれ独自のリーダーシップ値を持っています。アラゴルンや魔王はリーダーシップ値が2です。
敵のヒット数で自分の軍隊の死傷者数が決まります。
敵の1ヒットにつき、一般兵1ユニットを取り除くか、精鋭1ユニットを一般兵1ユニットに置きかえます。
敵の2ヒットにつき、精鋭1ユニットを取り除くこともできます。
両方もしくは一方の陣営の軍隊が全て取り除かれるまで戦闘は繰り返されます。
ただし、攻撃側プレイヤーは途中で攻撃を中止することができます。
また防御側プレイヤーも隣接する移動可能なエリアに撤退して戦闘を終了させることができます。
攻撃側が勝利した場合または防御側が撤退した場合、攻撃側は攻撃に参加したユニットの全てまたは一部を、
攻撃先のエリアに進軍させることができます。

アイゼンガルド(国境が黄色線)のダンランド北部の町には
アイゼンガルドの一般兵5ユニットと精鋭1ユニット(いずれも赤色)そしてリーダーであるナズグール1ユニット(灰色)が
東に位置するエルフのローリエン(国境が緑色線)への進出をうかがっています。
アイゼンガルド軍の北西にはエルフの一般兵1ユニットと精鋭1ユニット(いずれも水色)そしてリーダー1ユニット(灰色)
さらに仲間が一人加わった自由の民軍が進軍してきました。
この自由の民軍が、ダンランド北部の町にいるアイゼンガルド軍に攻撃しました。
自由の民軍の戦闘力は2(精鋭1+一般兵1)、リーダーシップ値は2(リーダー1+仲間1)
冥王軍の戦闘力は6(精鋭1+一般兵5)、リーダーシップ値は2(ナズグール1+アイゼンガルドの精鋭1)です。
冥王軍は冥王軍のリーダーであるナズグールが1ユニットなので通常はリーダーシップ値が1なのですが、
アイゼンガルドのオルサンクに魔法使いのサルマンが登場しているので、
アイゼンガルドの精鋭は全てリーダーシップ値1を持つようになります。
自由の民側プレイヤーは、戦闘ロールでダイスを2個振り、うち2個を振り直すことができます。
冥王軍側プレイヤーは、
戦闘力は6ですが戦闘ロールの最大ダイス数が5個なので5個を振り、うち2個を振り直すことができます。
戦闘ロールの最大ダイス数が5個なので、戦闘力が5を超える軍隊は一見無駄があるように見えますが、
戦闘で死傷者を出しても続けて最大ダイス数で戦闘ロールを行えるので決して無駄ではありません。
戦闘の開始時点で両軍は前出のイベントカードを1枚プレイすることができます。
全てのイベントカードは戦闘カードとして使用でき、カードの下半分に使用したときの効果が書かれています。
例えば、前出の「オルサンクの妖術」という戦闘カードをプレイすると、
城塞にいる敵軍を攻撃する場合に限り戦闘ロールの全てのダイスの出目に+1できるようになります。
「死闘」という戦闘カードを使用すると、
自軍だけでなく両軍の戦闘ロールの全てのダイスの出目を+2するといった戦場を地獄にするようなものもあります。
冥王軍側には自軍に故意に死傷者を出して、
その死傷者数に相当する数のダイスを振って相手にダメージを与えるといった壮絶なものもあります。
両プレイヤーの手札は非公開なので、
戦闘カードのプレイは個々の戦闘結果の予測を難しくして、ゲーム展開をとても面白くしています。
戦闘において防御側が都市や防衛陣地にいる場合、
第一回目の攻撃側の戦闘ロールにおいてのみ、出目が5以上ではなく6以上でヒットとなります。
また城塞にいる軍隊が攻撃を受けた場合、軍隊は籠城することができます。

リーダーのナズグール2ユニットとサウロン軍(赤色)の精鋭2ユニットと一般兵3ユニットが、
城塞のあるミナス・ティリスにいるリーダーと精鋭、一般兵4ユニットからなるゴンドール軍を攻撃しました。
ゴンドール軍には、強力な仲間であるアラルゴンが加わっていますが、戦いを有利にするために城塞に籠城しました。

城塞に籠城したゴンドール軍は、ゲームボード端に設けられている城塞ボックスに全てのユニットを移動します。
城塞内には軍隊を5ユニットまでしか置くことができません。仲間や配下、リーダーはこの数にはカウントされません。

攻撃を仕掛けたサウロン軍は、ミナス・ティリスに進軍して以降の戦いは包囲戦となります。
包囲戦は一回の攻撃で戦闘が1度しか実行できません。
通常の戦闘のように相手を倒すまで戦闘を繰り返すためには、
戦闘を一回追加するたびに攻撃側は精鋭1ユニットを一般兵1ユニットに置き替えなければなりません。
また、攻撃側の戦闘ロールは出目が5以上ではなく、6以上でヒットします。
このように、城塞のあるエリアは防御側に籠城されると攻め落とすのが非常に難しくなります。
フェイズ6:勝利判定
敵の都市を支配すると1ポイント、城塞を支配すると2ポイントの勝利ポイントを獲得します。
ひとたび支配しても後で奪い返されると獲得した勝利ポイントも失われます。
自由の民側は4勝利ポイントを、冥王軍側は10勝利ポイントを獲得した時点でそれぞれ勝利します。
加えて、自由の民側は指輪の仲間が滅びの山の滅びの亀裂で指輪を破壊すると即座に勝利します。
冥王軍の軍隊はアンデッドすなわち不死身なので倒されても復活して援軍として再登場してきます。
一方、自由の民軍は全員生身なので倒されると死んでしまい以降ゲームには登場できません。
戦いが長引くと、絶えることのない援軍をバックとした冥王軍が急速に攻勢に転じてきますので、
自由の民側としては、指輪の仲間が指輪を破壊するまでの間をなんとか戦いを耐え抜く戦略をとることになります。
冥王軍側は戦いを長引かせて、じっくり腰を据えて敵を徐々に弱らせていく戦略がもっとも確実な作戦なのですが、
あまり悠長に構えていると、指輪の仲間によって指輪を破壊されかねません。
指輪の仲間は、弱いからといって軍隊をもって倒すことができません。
唯一、追跡にて堕落させるしか倒す方法がなく、力で牛耳ることができないことは冥王軍にとって結構厄介なことです。
追跡して堕落させるためには、追跡に貴重なアクションダイスを数多く使わねばならず、
あまり使い過ぎると、アクション数が制限されて中つ国にいる冥王軍の軍隊が満足に戦えなくなってしまいます。
最近2回勝負して、自由の民側をプレイしたツレに2回とも負けました。
ツレの戦略は、指輪の仲間を移動させるフリをして、
強引に攻めにかかった冥王軍の隙を突いて、冥王軍側の2つの城塞に戦力を集中させて短期間に陥落させる作戦。
いずれも功を焦って、強引に戦いを仕掛けた冥王軍側(私)の完敗でした。
1回の勝負に3日間(1日2~3時間程度)をかけ、2回の勝負で6日間連続でプレイしました。
プレイの充実感は最高でした!
カード運やダイス運も絡みはしますが、
指輪物語の原作を忠実に再現したゲームシステムが長時間のプレイを本当に素晴らしいものへと昇華してくれます。
まさに世界トップクラスのボードゲームであることに間違いはありません。今回でこのレビューは終わります。
ごきげんよう、さようなら。
BGA賞受賞作品 世界のボードゲームランキング ボードゲームのルール ボードゲームのプレイアビリティの改善
ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2014/7/5 その1 指輪の仲間
ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2014/7/5 その2 ミドルアースの国々
ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2014/7/5 その3 アクションダイス
ゲームはターン制で、1ターンは以下の6つのフェイズから構成されています。
フェイズ1:アクションダイスの回収とイベントカードの獲得
フェイズ2:指輪の仲間
フェイズ3:追跡への割り当て
フェイズ4:アクションロール
フェイズ5:アクションの解決
フェイズ6:勝利判定
今回は各フェイズについて詳しく説明させていただきます。
指輪の仲間やその追跡、アクションダイスなどに関する詳細な内容は以前の記事をご覧ください。
フェイズ1:アクションダイスの回収とイベントカードの獲得
直前のターンで使用したアクションダイスを回収します。特に追跡ボックスに置かれているダイスの回収を忘れずに。
自由の民側が追跡ボックスから1個でもアクションダイスを回収した場合、
冥王軍側は以降のフェイズ3「追跡への割り当て」で1個以上アクションダイスを追跡ボックスに置かねばなりません。
そのあとで、
各プレイヤーはキャラクターと戦略の両イベントカードデッキから、それぞれ1枚ずつイベントカードを引き手札に加えます。


上が自由の民、下が冥王軍のそれぞれイベントカードデッキです。
剣が描かれているカードがキャラクターイベントカード、軍旗が描かれているカードが戦略イベントカードです。

これは冥王軍のイベントカードの一例です。
左がキャラクターイベントカードで右が戦略イベントカードです。カードは右上隅のアイコンで識別できるようになっています。
いずれのカードも、イベントカードとしてプレイした場合はカードの上半分に書かれた効果が、
戦闘時に戦闘カードとしてプレイした場合は、カードの下半分に書かれた効果がそれぞれ生じます。
イベントカードは、強力な援軍をもたらしたり、敵軍に多大なダメージを与えたり、指輪の仲間の旅を妨害したりします。
また、戦闘カードとして使用されると中つ国で生じる個々の戦闘に大きな影響を与えることになります。
カード1枚1枚をイベントカードとして使用するか、戦闘カードとして使用するかの判断は非常に悩ましいものとなります。
いずれにせよ、一度使用されたカードは捨て札となり二度とゲームでは使用できません。
プレイヤーの手札の枚数上限は6枚で、6枚を超えた場合には直ちに超過分を捨て札にしなければなりません。


カードの説明ついでに、
これらはキャラクターカードと呼ばれるもので、
自由の民側の仲間と冥王軍側の配下の一人一人にはこのカードがあり、キャラクターの特性が詳しく書かれています。
カード右側に描かれている3つのアイコンは、上からキャラクターのレベル、リーダーシップ、
そして該当するキャラクターが登場したときに、属する陣営に追加されるアクションダイスの数を表しています。
各キャラクターは移動時にそのレベル数に等しいエリアだけ移動でき、また指輪の仲間として旅をしている時に
自分を犠牲にしてレベル数に等しいだけの追跡ダメージを防ぐことができます。
またキャラクターが戦闘に参加している場合、
戦闘ロールにおいて、そのリーダーシップに相当する数の戦闘ダイスを振り直すことができます。
これらの特性以外にも、各キャラクターはそれぞれ独自の特徴(能力)を持っています。
白のガンダルフは、敵軍のリーダーであるナズグールの力を封じます。
サルマンはアイゼンガルドに強力な援軍を呼び寄せるだけでなく、同軍の精鋭にリーダーの特性を付与できます。
ゴラムが指輪の仲間の案内役になると、一般の追跡タイルでは暴露されなくなります。
これらはその一例ですが、各キャラクターの力はゲームの行方を大きく左右するといっても過言ではありません。
フェイズ2:指輪の仲間
このフェイズで指輪の仲間は、自らその位置を明らかにすることができます。
自由の民側プレイヤーが指輪の仲間の位置を明らかにした場合
・指輪の仲間進行カウンターが指輪の仲間トラック上で前進している分だけ、そのフィギュアをゲームボード上で移動する
・指輪の仲間のフィギュアが自由の民が支配する都市または城塞で移動を終えた場合、
指輪の仲間トラック上の堕落カウンターを1スペース戻す(堕落を1スペース回復させる)
・指輪の仲間フィギュアを移動した後、指輪の仲間進行カウンターを指輪の仲間トラック上で0の位置に戻す
指輪の仲間の位置を明かすことは、冥王軍が追跡に成功して指輪の仲間の位置を暴露することとは異なり、
指輪の仲間進行カウンターを裏返す(暴露側にする)ことはせずに、潜伏状態のままとします。
指輪の仲間の位置を明かすのは、自由の民の支配する都市または城塞で指輪の仲間の堕落を癒すためです。
フェイズ3:追跡への割り当て
冥王軍側プレイヤーは自分のアクションダイスを追跡ボックスに割り当てることができます。
ただし割り当てることのできるダイスの数は、指輪の仲間に同行している仲間の人数を超えてはなりません。

直前のターンで指輪の仲間が移動すると、
その移動のために使用された、出目がキャラクターのアクションダイスをこのように追跡ボックスに置きます。
追跡ボックスに置かれた全てのダイスは、次のターンのフェイズ1で両プレイヤーによって回収されます。
同じターンのフェイズ1で自由の民側プレイヤーが追跡ボックスから1個でもアクションダイスを回収していたら、
冥王軍側プレイヤーは、少なくとも1個のアクションダイスを追跡ボックスに割り当てなければなりません。
これは、
前のターンで指輪の仲間が移動しているので、冥王軍側は追跡の手を決して緩めることがないとの意味合いと考えます。
フェイズ4:アクションロール
両プレイヤーは、手持ちの全てのアクションダイスを同時に振ります。
冥王軍側は、出目がサウロンの目のアクションダイスを全て追跡ボックスに置かなければなりません。
自由の民側は、出目が西方の意思のアクションダイスのみ任意の出目に変更することができます。

自由の民側プレイヤーはこのようなエルフの指輪を3つ所持してゲームをスタートします。
このエルフの指輪を1つ使用することにより、アクションダイスの出目を1つだけ任意の出目に変更することができます。
その後、自由の民側は使用したエルフの指輪(エルフの指輪カウンター)は裏返して冥王軍側に渡します。

裏返されたエルフの指輪カウンターは、冥王軍側のこのエルフの指輪エリアに置かれます。
冥王軍側も同様にエルフの指輪を使用して、アクションダイスの出目を変更することができます。
ただし、自由の民側はエルフの指輪でアクションダイスの出目を西方の意思に変えることができません。
同じように、冥王軍側は出目がサウロンの目のアクションダイスをエルフの指輪で変更することができません。
出目がサウロンの目のアクションダイスは必ず追跡ボックスに置かなければなりません。
フェイズ5:アクションの解決
自由の民側プレイヤーから、アクションダイスの出目を使って(消費して)アクションを1つ実行します。
次に冥王軍側プレイヤーが同様にアクションダイスを1つ消費してアクションを1つ実行します。
以降、両プレイヤーは全てのダイスを使いきるまでアクションを交互に繰り返します。
出目ごとにアクションダイスで実行できるアクションの具体的な内容は前回の記事をご覧ください。
ここでは、軍隊ユニットによる戦闘について詳しく説明させていただきます。
戦闘力は、戦闘に加わっている軍隊の一般兵と精鋭のユニット数の合計となります。
両軍は、戦闘力に等しい数の6面ダイス(最大5個)を振ります。これを戦闘ロールと呼びます。
攻撃は出目が5以上でヒットします。
軍隊のリーダーシップ値の合計に等しい数だけ、ヒットしなかったダイスを振り直すことができます。
ナズグールを含むリーダー1ユニットのリーダーシップ値は1で、
仲間や配下は、それぞれ独自のリーダーシップ値を持っています。アラゴルンや魔王はリーダーシップ値が2です。
敵のヒット数で自分の軍隊の死傷者数が決まります。
敵の1ヒットにつき、一般兵1ユニットを取り除くか、精鋭1ユニットを一般兵1ユニットに置きかえます。
敵の2ヒットにつき、精鋭1ユニットを取り除くこともできます。
両方もしくは一方の陣営の軍隊が全て取り除かれるまで戦闘は繰り返されます。
ただし、攻撃側プレイヤーは途中で攻撃を中止することができます。
また防御側プレイヤーも隣接する移動可能なエリアに撤退して戦闘を終了させることができます。
攻撃側が勝利した場合または防御側が撤退した場合、攻撃側は攻撃に参加したユニットの全てまたは一部を、
攻撃先のエリアに進軍させることができます。

アイゼンガルド(国境が黄色線)のダンランド北部の町には
アイゼンガルドの一般兵5ユニットと精鋭1ユニット(いずれも赤色)そしてリーダーであるナズグール1ユニット(灰色)が
東に位置するエルフのローリエン(国境が緑色線)への進出をうかがっています。
アイゼンガルド軍の北西にはエルフの一般兵1ユニットと精鋭1ユニット(いずれも水色)そしてリーダー1ユニット(灰色)
さらに仲間が一人加わった自由の民軍が進軍してきました。
この自由の民軍が、ダンランド北部の町にいるアイゼンガルド軍に攻撃しました。
自由の民軍の戦闘力は2(精鋭1+一般兵1)、リーダーシップ値は2(リーダー1+仲間1)
冥王軍の戦闘力は6(精鋭1+一般兵5)、リーダーシップ値は2(ナズグール1+アイゼンガルドの精鋭1)です。
冥王軍は冥王軍のリーダーであるナズグールが1ユニットなので通常はリーダーシップ値が1なのですが、
アイゼンガルドのオルサンクに魔法使いのサルマンが登場しているので、
アイゼンガルドの精鋭は全てリーダーシップ値1を持つようになります。
自由の民側プレイヤーは、戦闘ロールでダイスを2個振り、うち2個を振り直すことができます。
冥王軍側プレイヤーは、
戦闘力は6ですが戦闘ロールの最大ダイス数が5個なので5個を振り、うち2個を振り直すことができます。
戦闘ロールの最大ダイス数が5個なので、戦闘力が5を超える軍隊は一見無駄があるように見えますが、
戦闘で死傷者を出しても続けて最大ダイス数で戦闘ロールを行えるので決して無駄ではありません。
戦闘の開始時点で両軍は前出のイベントカードを1枚プレイすることができます。
全てのイベントカードは戦闘カードとして使用でき、カードの下半分に使用したときの効果が書かれています。
例えば、前出の「オルサンクの妖術」という戦闘カードをプレイすると、
城塞にいる敵軍を攻撃する場合に限り戦闘ロールの全てのダイスの出目に+1できるようになります。
「死闘」という戦闘カードを使用すると、
自軍だけでなく両軍の戦闘ロールの全てのダイスの出目を+2するといった戦場を地獄にするようなものもあります。
冥王軍側には自軍に故意に死傷者を出して、
その死傷者数に相当する数のダイスを振って相手にダメージを与えるといった壮絶なものもあります。
両プレイヤーの手札は非公開なので、
戦闘カードのプレイは個々の戦闘結果の予測を難しくして、ゲーム展開をとても面白くしています。
戦闘において防御側が都市や防衛陣地にいる場合、
第一回目の攻撃側の戦闘ロールにおいてのみ、出目が5以上ではなく6以上でヒットとなります。
また城塞にいる軍隊が攻撃を受けた場合、軍隊は籠城することができます。

リーダーのナズグール2ユニットとサウロン軍(赤色)の精鋭2ユニットと一般兵3ユニットが、
城塞のあるミナス・ティリスにいるリーダーと精鋭、一般兵4ユニットからなるゴンドール軍を攻撃しました。
ゴンドール軍には、強力な仲間であるアラルゴンが加わっていますが、戦いを有利にするために城塞に籠城しました。

城塞に籠城したゴンドール軍は、ゲームボード端に設けられている城塞ボックスに全てのユニットを移動します。
城塞内には軍隊を5ユニットまでしか置くことができません。仲間や配下、リーダーはこの数にはカウントされません。

攻撃を仕掛けたサウロン軍は、ミナス・ティリスに進軍して以降の戦いは包囲戦となります。
包囲戦は一回の攻撃で戦闘が1度しか実行できません。
通常の戦闘のように相手を倒すまで戦闘を繰り返すためには、
戦闘を一回追加するたびに攻撃側は精鋭1ユニットを一般兵1ユニットに置き替えなければなりません。
また、攻撃側の戦闘ロールは出目が5以上ではなく、6以上でヒットします。
このように、城塞のあるエリアは防御側に籠城されると攻め落とすのが非常に難しくなります。
フェイズ6:勝利判定
敵の都市を支配すると1ポイント、城塞を支配すると2ポイントの勝利ポイントを獲得します。
ひとたび支配しても後で奪い返されると獲得した勝利ポイントも失われます。
自由の民側は4勝利ポイントを、冥王軍側は10勝利ポイントを獲得した時点でそれぞれ勝利します。
加えて、自由の民側は指輪の仲間が滅びの山の滅びの亀裂で指輪を破壊すると即座に勝利します。
冥王軍の軍隊はアンデッドすなわち不死身なので倒されても復活して援軍として再登場してきます。
一方、自由の民軍は全員生身なので倒されると死んでしまい以降ゲームには登場できません。
戦いが長引くと、絶えることのない援軍をバックとした冥王軍が急速に攻勢に転じてきますので、
自由の民側としては、指輪の仲間が指輪を破壊するまでの間をなんとか戦いを耐え抜く戦略をとることになります。
冥王軍側は戦いを長引かせて、じっくり腰を据えて敵を徐々に弱らせていく戦略がもっとも確実な作戦なのですが、
あまり悠長に構えていると、指輪の仲間によって指輪を破壊されかねません。
指輪の仲間は、弱いからといって軍隊をもって倒すことができません。
唯一、追跡にて堕落させるしか倒す方法がなく、力で牛耳ることができないことは冥王軍にとって結構厄介なことです。
追跡して堕落させるためには、追跡に貴重なアクションダイスを数多く使わねばならず、
あまり使い過ぎると、アクション数が制限されて中つ国にいる冥王軍の軍隊が満足に戦えなくなってしまいます。
最近2回勝負して、自由の民側をプレイしたツレに2回とも負けました。
ツレの戦略は、指輪の仲間を移動させるフリをして、
強引に攻めにかかった冥王軍の隙を突いて、冥王軍側の2つの城塞に戦力を集中させて短期間に陥落させる作戦。
いずれも功を焦って、強引に戦いを仕掛けた冥王軍側(私)の完敗でした。
1回の勝負に3日間(1日2~3時間程度)をかけ、2回の勝負で6日間連続でプレイしました。
プレイの充実感は最高でした!
カード運やダイス運も絡みはしますが、
指輪物語の原作を忠実に再現したゲームシステムが長時間のプレイを本当に素晴らしいものへと昇華してくれます。
まさに世界トップクラスのボードゲームであることに間違いはありません。今回でこのレビューは終わります。
ごきげんよう、さようなら。
- Date: Wed 09 07 2014
- Category: ボードゲームのレビュー
- Tags: ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 世界のボードゲーム ボードゲーム boardgame 二人プレイ 二人用ゲーム
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ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2014/7/5 その3 アクションダイス
レビュー記事一覧
BGA賞受賞作品 世界のボードゲームランキング ボードゲームのルール ボードゲームのプレイアビリティの改善
ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2014/7/5 その1 指輪の仲間
ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2014/7/5 その2 ミドルアースの国々

ゲーム開始時には、このように両軍の軍隊が配置されます。

中央のローハンおよびアイゼンガルド付近は、一触即発の緊張状態にあります。
今回は、全てのアクションの元となるアクションダイスについて説明します。
両軍のプレイヤーは、このアクションダイスを消費して交互に様々なアクションを行います。

この青いダイスが自由の民側のアクションダイスです。
出目は、
キャラクター(上段左)と召集/軍隊(上段右)、イベント(中段左)、召集(中段右)、西方の意思(下段)の5種類です。
キャラクターの出目が2面あります。

この赤いダイスが冥王軍側のアクションダイスです。
出目はキャラクター(上段左)と軍隊(上段右)、
召集(中段左)、イベント(中段右)、サウロンの目(下段左)、召集/軍隊(下段右)の6種類です。
自由の民側のアクションダイスにはキャラクターの出目が2つありますが、軍隊の出目が1つしかありません。
このように両軍のアクションダイスの出目がその特性に応じて多少異なります。
自由の民側プレイヤーは4個のアクションダイスを、冥王軍側プレイヤーは7個のアクションダイスを、
それぞれ持ってゲームを開始します。
自由の民側プレイヤーは、ゲーム中でイシルドゥアの末裔であるアラゴルンと白のガンダルフが登場したときに、
それぞれ1個ずつアクションダイスを増やすことができます。
冥王軍側プレイヤーは、ゲーム中で配下のサルマンと魔王、サウロンの口が登場したときに、
それぞれ1個ずつアクションダイスを増やすことができます。
プレイヤーはアクションダイスを使用して、その出目に対応する以下のアクションを実行することができます。
各出目ごとに実行可能なアクションのうち1つだけ選択して、プレイヤーは実行することになります。
・キャラクター(剣のアイコン)


リーダーを含む軍隊1つを隣接するエリアに移動する
リーダーを含む軍隊1つで隣接するエリアの敵軍を攻撃する
(自由の民側のみ)
指輪の仲間を隣接するエリアに移動する
実際には指輪の仲間進行カウンターを指輪の仲間トラック上で1スペース前進させる
暴露されている指輪の仲間を潜伏させる
実際には指輪の仲間進行カウンターを表向けにして潜伏状態にして、再び移動できるようにする
指輪の仲間としてサムとフロドに同行している仲間(一人または数人のグループとして)を指輪の仲間から離脱させる
指輪の仲間から離脱した仲間を移動する
(冥王軍側のみ)
ナズグールを含む冥王の配下を移動する
同じエリアにいる全てのユニットを1つの軍隊として扱うことができます。
ただし、1つのエリアには軍隊ユニット(精鋭および一般兵)が10個までしかスタックできません。
また城塞に籠城した場合は、軍隊ユニットが5個までしかスタックできません。
リーダーや仲間、配下はスタックにはカウントされません。
キャラクターの出目では、リーダーが存在しない軍隊を移動することができません。

オルサンクにいる赤色のアイゼンガルド軍の精鋭1ユニットと一般兵4ユニットの軍隊はリーダーが存在しないので、
キャラクターの出目では移動も攻撃もできません。
その南側の防衛陣地のあるアイゼンの浅瀬にいるローハン軍のリーダー1ユニットと一般兵2ユニット(水色)は、
リーダーユニットがいるのでキャラクターの出目で移動や攻撃ができます。
軍隊は1回の移動で隣接するエリアにしか移動できません。
リーダーはナズグルを除き、必ず他の精鋭や一般兵といった軍隊ユニットと行動を共にしなければなりません。
リーダーは同行する全ての軍隊ユニットが倒された場合、リーダーも共に倒されます。
ナズグルと魔王は、1回の移動で敵の城塞以外のエリアであれば何処でも瞬時に移動できます。
サルマンはアイゼンガルドのオルサンク地区から出ることができません。
サルマンの口は、1回の移動で3エリア先まで移動できます。
自由の民の仲間は、1回の移動でそのキャラクターのレベルに相当するエリア先まで移動できます。
・軍隊(軍旗のアイコン)



異なる2つの軍隊をそれぞれ隣接するエリアに移動する。
1つの軍隊で隣接するエリアにいる敵軍を攻撃する。
手札から軍隊イベントカード1枚をプレイする (イベントカードについては後述)。
軍隊の出目は、軍隊にリーダーが存在していなくても軍隊は移動や攻撃が可能です。
・召集




自陣営の任意の国家1つの政治カウンターを1ボックスだけ前進させる。
手札から召集イベントカード1枚をプレイする。
(戦争中の国家、すなわち政治カウンターが戦争中ボックスにある国家のみ)
精鋭1ユニットまたはリーダー2ユニットまたは一般兵2ユニットまたはリーダー1ユニットと一般兵1ユニットを増援として
自国の拠点がある自由地域に置く。2ユニットを配置する場合、互いに異なる地域に配置する。
(冥王軍側のみ)
キャラクターカードのルールに従い、配下一人を登場させる。
敵軍に倒された自由の民側の軍隊は、永久にゲームに登場できませんが、
冥王軍側の軍隊は、基本的には不死身で再び増援として配置できます。
戦いが長引くと、増援に限りがある自由の民側の軍隊は徐々に勢力が衰えてきます。
一方、冥王軍側は永遠に増援が途絶えることなく、その勢いは止まることがありません。
・イベント(水晶玉のアイコン)


任意のイベントデッキからイベントカード1枚を引いて手札に加える。
手札の任意のイベントカード1枚をプレイする。
・サウロンの目(目のアイコン)

出目がサウロンの目のアクションダイスは全て追跡ボックスに置かなければなりません。
当然ながら、
追跡ボックスに置かれたダイスの数が多いほど、指輪の仲間に対する冥王の追跡が成功する確率が高くなります。
しかしながら、追跡に多くのダイスを割り当てると軍隊の移動や攻撃などの他のアクションが制限されることになります。
・西方の意思

アクションを実行する前に、自由の民側プレイヤーは西方の意思の出目を他の任意の出目に変えて、
その出目としてアクションを実行することができます。
キャラクターカードのルールに従い、
イシルドゥアの末裔であるアラゴルンや白のガンダルフをゲームに登場させることができます。
以上のように、アクションダイスの使い方がゲームの勝敗を大きく左右することになります。
次回 ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2014/7/5 その4 ゲームの流れ に続きます。
ごきげんよう、さようなら。
BGA賞受賞作品 世界のボードゲームランキング ボードゲームのルール ボードゲームのプレイアビリティの改善
ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2014/7/5 その1 指輪の仲間
ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2014/7/5 その2 ミドルアースの国々

ゲーム開始時には、このように両軍の軍隊が配置されます。

中央のローハンおよびアイゼンガルド付近は、一触即発の緊張状態にあります。
今回は、全てのアクションの元となるアクションダイスについて説明します。
両軍のプレイヤーは、このアクションダイスを消費して交互に様々なアクションを行います。

この青いダイスが自由の民側のアクションダイスです。
出目は、
キャラクター(上段左)と召集/軍隊(上段右)、イベント(中段左)、召集(中段右)、西方の意思(下段)の5種類です。
キャラクターの出目が2面あります。

この赤いダイスが冥王軍側のアクションダイスです。
出目はキャラクター(上段左)と軍隊(上段右)、
召集(中段左)、イベント(中段右)、サウロンの目(下段左)、召集/軍隊(下段右)の6種類です。
自由の民側のアクションダイスにはキャラクターの出目が2つありますが、軍隊の出目が1つしかありません。
このように両軍のアクションダイスの出目がその特性に応じて多少異なります。
自由の民側プレイヤーは4個のアクションダイスを、冥王軍側プレイヤーは7個のアクションダイスを、
それぞれ持ってゲームを開始します。
自由の民側プレイヤーは、ゲーム中でイシルドゥアの末裔であるアラゴルンと白のガンダルフが登場したときに、
それぞれ1個ずつアクションダイスを増やすことができます。
冥王軍側プレイヤーは、ゲーム中で配下のサルマンと魔王、サウロンの口が登場したときに、
それぞれ1個ずつアクションダイスを増やすことができます。
プレイヤーはアクションダイスを使用して、その出目に対応する以下のアクションを実行することができます。
各出目ごとに実行可能なアクションのうち1つだけ選択して、プレイヤーは実行することになります。
・キャラクター(剣のアイコン)


リーダーを含む軍隊1つを隣接するエリアに移動する
リーダーを含む軍隊1つで隣接するエリアの敵軍を攻撃する
(自由の民側のみ)
指輪の仲間を隣接するエリアに移動する
実際には指輪の仲間進行カウンターを指輪の仲間トラック上で1スペース前進させる
暴露されている指輪の仲間を潜伏させる
実際には指輪の仲間進行カウンターを表向けにして潜伏状態にして、再び移動できるようにする
指輪の仲間としてサムとフロドに同行している仲間(一人または数人のグループとして)を指輪の仲間から離脱させる
指輪の仲間から離脱した仲間を移動する
(冥王軍側のみ)
ナズグールを含む冥王の配下を移動する
同じエリアにいる全てのユニットを1つの軍隊として扱うことができます。
ただし、1つのエリアには軍隊ユニット(精鋭および一般兵)が10個までしかスタックできません。
また城塞に籠城した場合は、軍隊ユニットが5個までしかスタックできません。
リーダーや仲間、配下はスタックにはカウントされません。
キャラクターの出目では、リーダーが存在しない軍隊を移動することができません。

オルサンクにいる赤色のアイゼンガルド軍の精鋭1ユニットと一般兵4ユニットの軍隊はリーダーが存在しないので、
キャラクターの出目では移動も攻撃もできません。
その南側の防衛陣地のあるアイゼンの浅瀬にいるローハン軍のリーダー1ユニットと一般兵2ユニット(水色)は、
リーダーユニットがいるのでキャラクターの出目で移動や攻撃ができます。
軍隊は1回の移動で隣接するエリアにしか移動できません。
リーダーはナズグルを除き、必ず他の精鋭や一般兵といった軍隊ユニットと行動を共にしなければなりません。
リーダーは同行する全ての軍隊ユニットが倒された場合、リーダーも共に倒されます。
ナズグルと魔王は、1回の移動で敵の城塞以外のエリアであれば何処でも瞬時に移動できます。
サルマンはアイゼンガルドのオルサンク地区から出ることができません。
サルマンの口は、1回の移動で3エリア先まで移動できます。
自由の民の仲間は、1回の移動でそのキャラクターのレベルに相当するエリア先まで移動できます。
・軍隊(軍旗のアイコン)



異なる2つの軍隊をそれぞれ隣接するエリアに移動する。
1つの軍隊で隣接するエリアにいる敵軍を攻撃する。
手札から軍隊イベントカード1枚をプレイする (イベントカードについては後述)。
軍隊の出目は、軍隊にリーダーが存在していなくても軍隊は移動や攻撃が可能です。
・召集




自陣営の任意の国家1つの政治カウンターを1ボックスだけ前進させる。
手札から召集イベントカード1枚をプレイする。
(戦争中の国家、すなわち政治カウンターが戦争中ボックスにある国家のみ)
精鋭1ユニットまたはリーダー2ユニットまたは一般兵2ユニットまたはリーダー1ユニットと一般兵1ユニットを増援として
自国の拠点がある自由地域に置く。2ユニットを配置する場合、互いに異なる地域に配置する。
(冥王軍側のみ)
キャラクターカードのルールに従い、配下一人を登場させる。
敵軍に倒された自由の民側の軍隊は、永久にゲームに登場できませんが、
冥王軍側の軍隊は、基本的には不死身で再び増援として配置できます。
戦いが長引くと、増援に限りがある自由の民側の軍隊は徐々に勢力が衰えてきます。
一方、冥王軍側は永遠に増援が途絶えることなく、その勢いは止まることがありません。
・イベント(水晶玉のアイコン)


任意のイベントデッキからイベントカード1枚を引いて手札に加える。
手札の任意のイベントカード1枚をプレイする。
・サウロンの目(目のアイコン)

出目がサウロンの目のアクションダイスは全て追跡ボックスに置かなければなりません。
当然ながら、
追跡ボックスに置かれたダイスの数が多いほど、指輪の仲間に対する冥王の追跡が成功する確率が高くなります。
しかしながら、追跡に多くのダイスを割り当てると軍隊の移動や攻撃などの他のアクションが制限されることになります。
・西方の意思

アクションを実行する前に、自由の民側プレイヤーは西方の意思の出目を他の任意の出目に変えて、
その出目としてアクションを実行することができます。
キャラクターカードのルールに従い、
イシルドゥアの末裔であるアラゴルンや白のガンダルフをゲームに登場させることができます。
以上のように、アクションダイスの使い方がゲームの勝敗を大きく左右することになります。
次回 ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2014/7/5 その4 ゲームの流れ に続きます。
ごきげんよう、さようなら。
- Date: Mon 07 07 2014
- Category: ボードゲームのレビュー
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ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2014/7/5 その2 ミドルアースの国々
レビュー記事一覧
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ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2014/7/5 その1 指輪の仲間

中つ国(ミドルアース)には、自由の民と冥王軍の様々な国が存在します。
自由の民の国は、北端に位置するドワーフ(茶色)と北方人(水色)の両国、北から中央に広がるエルフ(薄緑色)、
さらに中央のローハン(深緑色)と南のゴンドール(青色)、これら5つの国が中つ国のほぼ全域に展開しています。
冥王軍の国は、北と南東のサウロン(赤色)と中央のアイゼンガルド(黄色)、さらに東の南方/東夷(橙色)の3つ。

これはドワーフの軍隊です。リーダーユニット(左)と、軍隊ユニットである精鋭ユニット(中央)と一般兵ユニット(右)です。
軍隊ユニットは、数百の戦士から数千のオークを表しています。




同様に、上から順に北方人、エルフ、ローハン、ゴンドールのそれぞれリーダーと精鋭、一般兵のユニットです。

これは冥王軍のサウロンの軍隊ユニットである精鋭ユニット(左)と一般兵ユニット(右)です。

冥王軍のリーダー的存在は、この指輪の幽鬼ことナズグールです。冥王軍の全ての軍隊ユニットを指揮します。
中つ国のいたるところに瞬時に移動することができ、自由の民にとって非常に厄介な存在となります。


同様に上はアイゼンガルド、下は南蛮/東夷のそれぞれ軍隊ユニットである精鋭ユニットと一般兵ユニットです。
さらに重要な存在として、先の記事でご紹介した指輪の仲間と冥王の配下が挙げられます。

お馴染みの指輪の仲間達です。
左からアラゴルン(ストライダー)、ガンダルフ、レゴラス、ボロミア、ギムリ、メリアドク、ペレグリン、ゴラムです。

こちらは冥王の配下の3人です。それぞれ強力な力を持っています。
左から魔王、サルマン(ご機嫌斜めで後ろを向いています)、サウロンの口です。

これは中つ国の各国の外交姿勢を表す政治トラックです。
ゲーム開始時には、この政治トラック上に各国の政治カウンターが置かれています。
一番上のスペースには、ドワーフ(左上)と北方人(右上)、エルフ(左下)、ローハン(右下)、
二番目のスペースには、ゴンドール(上)と南蛮/東夷(下)、
三番目のスペースには、アイゼンガルド(上)とサウロン(下)、
最後のスペースは戦争中ボックスで、このスペースに政治カウンターが置かれた国は戦争中となります。
政治カウンターが戦争中ボックスから離れた位置にあるほど、その国は戦争への参加に消極的となります。
また、戦争参加へ消極的な国の政治カウンターは裏返し(カウンターの枠の色が灰色)になっています。
ゲーム開始時は、エルフ以外の自由の民の国は全てカウンターが裏返しとなっていて戦争参加には消極的です。
一方、当然のことながら冥王軍の3つの国の政治カウンターは全て表向きで戦争には積極的です。
政治カウンターが表向き(カウンターの枠の色が灰色ではない)で、戦争中ボックスに存在しない場合、
その国家は戦争には参加しておらず、その軍隊はたとえ自陣営であったとしても他国の国境を越えて移動したり、
増援部隊を要請したり、敵国の軍隊を攻撃することができません。
政治トラック上で政治カウンター1つを戦争中ボックスに向けて1スペース移動するには、
出目が招集のアクションダイス1つを消費しなければなりません。
加えて、以下のイベントのいずれかが発生するたびに政治カウンターは自動的に1スペース前進します。
・その国家の軍隊が攻撃された
・その国家の拠点(町、都市、城塞)が敵に占領された
政治カウンターが戦争中ボックスから離れた位置にある国家ほど、
戦争に参加させるためには多くの招集の出目のアクションダイスを必要とし、戦争への参加が遅れます。
加えて国家が戦争参加に消極的、
すなわち、その政治カウンターが裏向きのままでは戦争中ボックスへ政治カウンターを進めることができません。
自由の民側の国家の政治カウンターは、以下のイベントのいずれかが発生したときに表向き(臨戦態勢)となります。
・その国家に敵の軍隊が侵入した
・その国家の軍隊が攻撃された
・その国家の都市か城塞で指輪の仲間がその位置を明かした
・その国家を臨戦態勢化できる仲間が、その国家の都市か城塞で移動を終えた
自由の民側としては、敵軍に自国のエリアに侵入されたり、攻撃された後で臨戦態勢化するようでは手遅れとなります。
また、指輪の仲間には滅びの山で冥王の力の源である指輪を壊すという重要な任務がありますので、
中つ国に点在する自陣営の国々を全て訪れる余裕はありません。
やはり原作通り、ガンダルフやアラルゴンなどの仲間が指輪の仲間から離脱して手分けして自陣営の国々を訪れ、
戦争参加に導かなければなりません。
一方、冥王軍の3つの政治カウンターは、いずれも戦争中ボックスに非常に近い位置にあり、
なおかつ、その政治カウンターも全て表向き、すなわち臨戦態勢化にあり比較的容易に戦争参加に移行できます。
ゲーム開始当初は冥王軍側がいちはやく自陣営の国々を戦争状態にして、
軍隊の移動とその増援による自軍の強化と、着々と戦いに向けて歩を進めてきます。
このような冥王軍の動きを横目で見ながら、自由の民プレイヤーは指輪の仲間を秘密裏に滅びの山に向かわせると共に、
自陣営の国々を戦争に参加させるために、躍起になって仲間たちを暗雲迫る中つ国で奔走させることとなります。
主にその出身国といった理由などから、
仲間ごとに戦争参加を説得できる、すなわち臨戦態勢化できる国家が異なっていて、これまた興味深いところです。
このあたりのゲームの流れが、
本作品を単なるウォーゲームの域にとどまらせることなく世界トップレベルに押し上げている所以であると思います。
本作品はウォーゲームでありながら、
ゲームを開始しても直ぐには敵軍を攻撃するどころか敵国に進軍することすらできません。
次回 「ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2014/7/5 その3 アクションダイス」 に続きます。
ごきげんよう、さようなら。
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ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2014/7/5 その1 指輪の仲間

中つ国(ミドルアース)には、自由の民と冥王軍の様々な国が存在します。
自由の民の国は、北端に位置するドワーフ(茶色)と北方人(水色)の両国、北から中央に広がるエルフ(薄緑色)、
さらに中央のローハン(深緑色)と南のゴンドール(青色)、これら5つの国が中つ国のほぼ全域に展開しています。
冥王軍の国は、北と南東のサウロン(赤色)と中央のアイゼンガルド(黄色)、さらに東の南方/東夷(橙色)の3つ。

これはドワーフの軍隊です。リーダーユニット(左)と、軍隊ユニットである精鋭ユニット(中央)と一般兵ユニット(右)です。
軍隊ユニットは、数百の戦士から数千のオークを表しています。




同様に、上から順に北方人、エルフ、ローハン、ゴンドールのそれぞれリーダーと精鋭、一般兵のユニットです。

これは冥王軍のサウロンの軍隊ユニットである精鋭ユニット(左)と一般兵ユニット(右)です。

冥王軍のリーダー的存在は、この指輪の幽鬼ことナズグールです。冥王軍の全ての軍隊ユニットを指揮します。
中つ国のいたるところに瞬時に移動することができ、自由の民にとって非常に厄介な存在となります。


同様に上はアイゼンガルド、下は南蛮/東夷のそれぞれ軍隊ユニットである精鋭ユニットと一般兵ユニットです。
さらに重要な存在として、先の記事でご紹介した指輪の仲間と冥王の配下が挙げられます。

お馴染みの指輪の仲間達です。
左からアラゴルン(ストライダー)、ガンダルフ、レゴラス、ボロミア、ギムリ、メリアドク、ペレグリン、ゴラムです。

こちらは冥王の配下の3人です。それぞれ強力な力を持っています。
左から魔王、サルマン(ご機嫌斜めで後ろを向いています)、サウロンの口です。

これは中つ国の各国の外交姿勢を表す政治トラックです。
ゲーム開始時には、この政治トラック上に各国の政治カウンターが置かれています。
一番上のスペースには、ドワーフ(左上)と北方人(右上)、エルフ(左下)、ローハン(右下)、
二番目のスペースには、ゴンドール(上)と南蛮/東夷(下)、
三番目のスペースには、アイゼンガルド(上)とサウロン(下)、
最後のスペースは戦争中ボックスで、このスペースに政治カウンターが置かれた国は戦争中となります。
政治カウンターが戦争中ボックスから離れた位置にあるほど、その国は戦争への参加に消極的となります。
また、戦争参加へ消極的な国の政治カウンターは裏返し(カウンターの枠の色が灰色)になっています。
ゲーム開始時は、エルフ以外の自由の民の国は全てカウンターが裏返しとなっていて戦争参加には消極的です。
一方、当然のことながら冥王軍の3つの国の政治カウンターは全て表向きで戦争には積極的です。
政治カウンターが表向き(カウンターの枠の色が灰色ではない)で、戦争中ボックスに存在しない場合、
その国家は戦争には参加しておらず、その軍隊はたとえ自陣営であったとしても他国の国境を越えて移動したり、
増援部隊を要請したり、敵国の軍隊を攻撃することができません。
政治トラック上で政治カウンター1つを戦争中ボックスに向けて1スペース移動するには、
出目が招集のアクションダイス1つを消費しなければなりません。
加えて、以下のイベントのいずれかが発生するたびに政治カウンターは自動的に1スペース前進します。
・その国家の軍隊が攻撃された
・その国家の拠点(町、都市、城塞)が敵に占領された
政治カウンターが戦争中ボックスから離れた位置にある国家ほど、
戦争に参加させるためには多くの招集の出目のアクションダイスを必要とし、戦争への参加が遅れます。
加えて国家が戦争参加に消極的、
すなわち、その政治カウンターが裏向きのままでは戦争中ボックスへ政治カウンターを進めることができません。
自由の民側の国家の政治カウンターは、以下のイベントのいずれかが発生したときに表向き(臨戦態勢)となります。
・その国家に敵の軍隊が侵入した
・その国家の軍隊が攻撃された
・その国家の都市か城塞で指輪の仲間がその位置を明かした
・その国家を臨戦態勢化できる仲間が、その国家の都市か城塞で移動を終えた
自由の民側としては、敵軍に自国のエリアに侵入されたり、攻撃された後で臨戦態勢化するようでは手遅れとなります。
また、指輪の仲間には滅びの山で冥王の力の源である指輪を壊すという重要な任務がありますので、
中つ国に点在する自陣営の国々を全て訪れる余裕はありません。
やはり原作通り、ガンダルフやアラルゴンなどの仲間が指輪の仲間から離脱して手分けして自陣営の国々を訪れ、
戦争参加に導かなければなりません。
一方、冥王軍の3つの政治カウンターは、いずれも戦争中ボックスに非常に近い位置にあり、
なおかつ、その政治カウンターも全て表向き、すなわち臨戦態勢化にあり比較的容易に戦争参加に移行できます。
ゲーム開始当初は冥王軍側がいちはやく自陣営の国々を戦争状態にして、
軍隊の移動とその増援による自軍の強化と、着々と戦いに向けて歩を進めてきます。
このような冥王軍の動きを横目で見ながら、自由の民プレイヤーは指輪の仲間を秘密裏に滅びの山に向かわせると共に、
自陣営の国々を戦争に参加させるために、躍起になって仲間たちを暗雲迫る中つ国で奔走させることとなります。
主にその出身国といった理由などから、
仲間ごとに戦争参加を説得できる、すなわち臨戦態勢化できる国家が異なっていて、これまた興味深いところです。
このあたりのゲームの流れが、
本作品を単なるウォーゲームの域にとどまらせることなく世界トップレベルに押し上げている所以であると思います。
本作品はウォーゲームでありながら、
ゲームを開始しても直ぐには敵軍を攻撃するどころか敵国に進軍することすらできません。
次回 「ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2014/7/5 その3 アクションダイス」 に続きます。
ごきげんよう、さようなら。
- Date: Sat 05 07 2014
- Category: ボードゲームのレビュー
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ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2014/7/5 その1 指輪の仲間
レビュー記事一覧
BGA賞受賞作品 世界のボードゲームランキング ボードゲームのルール ボードゲームのプレイアビリティの改善
「指輪物語」の自由の民と冥王軍の壮大な戦いを忠実に再現した重量級のボードゲーム「ウォー・オブ・ザ・リング」。

「ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 」 プレイ人数2-4人 12歳以上 プレイ時間150分間
★★★★★★★★★☆

ゲームボードはトールキンの「指輪物語」の中つ国西部を表わしています。
冥王軍はオークやトロールからなるサウロンの軍隊と魔法使いサルマンの軍隊、さらに南蛮と東夷の大軍からなり、
圧倒的な軍事力により中つ国を征服しようとしています。
両軍が激突する中つ国を9人の指輪の仲間は全ての元凶たる一つの指輪を破壊するために滅びの山を目指します。

指輪の仲間(旅の仲間)はゲームボード中央上のリーヴェンデルからその旅を開始します。

目指すはゲームボード右下の冥王の領土であるモルドールのゴルゴロス地域にある滅びの山です。
この山の滅びの亀裂に指輪を投げ捨てることができれば、指輪を得て無敵の力を得ようとする冥王の企ては打ち砕かれ、
直ちに自由の民が勝利します。
冥王は、指輪を取り戻そうと執拗に指輪の仲間を追跡します。
冥王の追跡が成功すると、
指輪の仲間の居所が暴露され指輪の仲間は指輪の誘惑に負けて指輪を使用してしまいます。
指輪の仲間は、指輪を使用するたびに堕落していきます。
堕落ポイントが12に達するとサウロンは指輪を取り戻し、直ちに冥王軍が勝利します。

ゲームボードには数多くの国が描かれています。国ごとにその国境が色分けされています。
自由の民側の国のひとつであるローハン(国境が深緑色)は、6つのエリアに分かれています。
城塞(大きな正方形の左肩にひし形が描かれている)のあるヘルム峡谷(Helm's deep)や、
都市(長方形の左肩に同じくひし形が描かれている)のあるエドラス(Edoras)、
防御陣地(薄茶色の長方形だけが描かれている)のあるアイゼンの浅瀬(Fords of Isen)などの主要エリアが存在します。
それ以外にWestemnetやFoldeには町(ひし形のみが描かれている)が存在しています。
このように国は複数のエリアに分割されていて、そのなかには町や都市、城塞、防御陣地といった拠点が存在します。
これらの拠点は、戦いにおいて重要な役割を果たすことになります。
指輪の仲間が自由の民の都市または城塞でその位置を明かすと堕落ポイントを1ポイントだけ軽減することができます。
ここでいう旅の疲れを癒すために位置を明かすことと、後述する冥王軍の追跡による暴露とは全く異なります。

指輪の仲間の秘密の移動を記録するための指輪の仲間トラックです。
指輪の仲間フィギュアは指輪の仲間の最終確認地点をゲームボード上で示すためにのみ使用され、
最終確認された以降に指輪の仲間が移動したときには、指輪の仲間進行カウンター(表面に指輪が描かれている)が、
この指輪の仲間トラック上を進むだけです。
前述のように、指輪の仲間が自由の民の国の都市または城塞で位置を明かした場合、
トラック上を指輪の仲間進行カウンターが前進している分だけ指輪の仲間フィギュアをゲームボード上で移動した後、
指輪の仲間進行カウンターを指輪の仲間トラックの0の位置に戻します。
冥王軍側プレイヤーは、指輪の仲間の最終確認地点は指輪の仲間のフィギュアの位置で知ることができますが、
現時点での正確な位置に関しては、最終確認地点から指輪の仲間進行カウンターが示すエリアだけ離れた位置
であるとしか知りえません。
ちなみに、指輪の仲間進行カウンターの上のカウンターは堕落カウンターで指輪の仲間の堕落ポイントを記録します。
自由の民プレイヤーは、
出目がキャラクターのアクションダイス(後述)1つを使って指輪の仲間を1エリアだけ移動することができます。
指輪の仲間が移動する場合、まず指輪の仲間進行カウンターを指輪の仲間トラック上で1スペースだけ前進させます。
指輪の仲間が移動すると直ちに冥王軍の追跡が生じます。

これが追跡ボックスと呼ばれるスペースで、
右に冥王軍側の追跡ダイス(赤色)と左に自由の民側のキャラクターダイス(青色)がそれぞれ置かれます。
冥王軍側プレイヤーは、各ターンの以下の2つのフェイズで追跡ボックスにダイスを置くことができます。
・フェイズ3 「追跡への割り当て」
指輪の仲間に同行する仲間の人数に相当する数までアクションダイスを置くことができる。
・フェイズ4 「アクションロール」
冥王軍側プレイヤーが振った全アクションダイスのうちサウロンの目の出目のダイスを全て置かなければならない。
一方、自由の民プレイヤーはこの追跡ボックスに、
指輪の仲間を移動するために使用したキャラクター(剣)の出目のダイスをアクション終了後におかなければなりません。
冥王軍による追跡は、以下のステップで実行されます。
・追跡プールに置かれている冥王軍のアクションダイスに数に等しい数の6面ダイスを振ります(追跡ロールといいます)。
・追跡ロールで6の出目が一つでも出れば冥王軍の追跡は成功します。
ただし、追跡ボックスに自由の民側のキャラクターの出目のダイスが置かれていた場合は、
そのダイスの数に等しい数を追跡ロールの全ての出目に加えます。
すなわち、同じターンに指輪の仲間が移動を繰り返すごとに冥王軍の追跡が成功する確率が高くなっていきます。
たとえば、上の写真のように2回目の移動時にはすでに追跡ボックスには前回の移動終了時におかれた
自由の民のアクションダイスが1つ置かれているので、追跡ロールでは5以上の出目で追跡が成功することになります。
ちなみに、3回目では追跡ロールで出目が4以上で追跡が成功します。
・指輪の仲間フィギュアが存在するエリアが以下の条件を満たしている場合
冥王軍側プレイヤーは、満たされる条件1つにつき追跡ロールで失敗したダイス1個を振りなおすことができます。
エリアに冥王軍側プレイヤーが支配している城塞がある
エリアに冥王軍側の軍隊がいる
エリアにナズグールがいる

・追跡が成功したら、冥王軍側プレイヤーはこのような追跡タイルが入った布袋からランダムに1枚だけ引きます。
・タイルに書かれている数字だけ、指輪の仲間は追跡ダメージを受けます。
・追跡ダメージは、指輪の仲間トラック上で堕落カウンターを進めることで記録します。
・追跡タイルには、数字の下に暴露アイコンが描かれているものが数多くあります。
このタイルを引いた場合は、追跡ダメージに加えて指輪の仲間の位置がサウロンに暴露されます。
・指輪の仲間の位置が暴露されたら、直ちに指輪の仲間進行カウンターを裏返し、
これまでに指輪の仲間トラック上を進んでいた距離分だけゲームボード上で指輪の仲間フィギュアを移動します、
そして指輪の仲間進行カウンターを指輪の仲間トラックの0の位置に戻します。
・追跡タイルに数字ではなく目が描かれていたら、
追跡ロールで追跡が成功した出目のダイスの数だけ追跡ダメージを受けます。
・位置を暴露されて指輪の仲間フィギュアをゲームボード上を移動する際に敵の支配する城塞を通過したり停止した場合 その都度、追跡タイルを追加して引かなければなりません。敵の城塞を通るのは非常に危険です。
指輪の仲間の移動には、常にその位置を暴露されたり、追跡ダメージを受け堕落ポイントを被る危険をはらんでいます。

指輪の仲間は3エリア移動したところで冥王軍に位置を暴露され、指輪の仲間進行カウンターを裏返しました。
この後、
ゲームボード上で指輪の仲間フィギュアを3エリア移動し、進行カウンターを指輪の仲間トラックの0の位置に戻します。
位置が暴露された指輪の仲間は、再び潜伏しない限り移動することができません。
移動と同じく出目がキャラクターのアクションダイス一つを使用して、指輪の仲間を再び潜伏状態にすることができます。

指輪を運ぶ仲間は、指輪の仲間フィギュアであらわされる指輪所持者であるフロドとサムに加えて、
左からアラゴルン(ストライダー)、ガンダルフ、レゴラス、ボロミア、ギムリ、メリアドク、ペレグリン、ゴラムの合計10人。
いずれも指輪物語のファンでなくても見覚えのある馴染みのキャラクターです。
ゲーム開始時点では、全員が指輪所持者に同行する指輪の仲間の一団として登場します。

ゲームボード上のこのエリアには指輪所持者に同行する仲間のフィギュアが置かれます。
このように複数の仲間が同行する場合、仲間の中で最もレベルの高いキャラクタが指輪の仲間の案内役となります。
フィギュアの隣には同行する仲間の特徴を表すキャラクターカードを置きます。
一番上には案内役のカードを置き、常に指輪の仲間全体に案内役の効果が適用されます。
案内役は常に自分を犠牲にして、自分のレベルに相当する数の追跡ダメージを防ぐことができます。
また、案内役以外の同行している仲間からランダムに一人を選出して、
その仲間を犠牲にして、その選ばれた仲間のレベルに等しい数の追跡ダメージを防ぐことができます。
灰色のガンダルフはレベルが3ですので、この仲間を犠牲にすれば追跡ダメージを3も減らすことができます。
このように指輪の仲間として仲間を数多く同行させれば、仲間を犠牲にして追跡ダメージを軽減することができますが、
前述のようにフェイズ3の「追跡への割り当て」で冥王軍側は指輪の仲間に同行している仲間の数まで
アクションダイスを追跡ボックスに置くことができますので追跡ロールのダイス数が増えて追跡が成功しやすくなります。
また、ガンダルフやアラゴルンは中つ国の諸国で冥王軍と戦う自由の民軍を支援するという重要な役割があり、
ほとんど全ての仲間は指輪の仲間から離脱して、中つ国の様々なエリアにそれぞれ出向くことになります。
結局、
指輪の仲間として同行するのはゴラム一人、指輪の旅はフロドとサム、そしてゴラムの3人となるのが順当のようです。
ただし、冥王軍側としても指輪の仲間に同行している仲間がたとえ多いとしても、
フェイズ3の「追跡への割り当て」で手持ちのアクションダイスを追跡ボックスに数多く置くとなると、
フェイズ4以降のアクションで使用できるアクションダイスが少なくなり、
軍隊を移動したり、戦ったり、増援するといった活動が十分にできなくなります。
指輪の仲間の旅は、自由の民が勝利するためには非常に重要な要素ではありますが、
広大な中つ国における自由の民と冥王軍との壮大な戦いにおいては一側面でしかありません。
次回「ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2014/7/5 その2 ミドルアースの国々」に続きます。
ごきげんよう、さようなら。
BGA賞受賞作品 世界のボードゲームランキング ボードゲームのルール ボードゲームのプレイアビリティの改善
「指輪物語」の自由の民と冥王軍の壮大な戦いを忠実に再現した重量級のボードゲーム「ウォー・オブ・ザ・リング」。

「ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 」 プレイ人数2-4人 12歳以上 プレイ時間150分間
★★★★★★★★★☆

ゲームボードはトールキンの「指輪物語」の中つ国西部を表わしています。
冥王軍はオークやトロールからなるサウロンの軍隊と魔法使いサルマンの軍隊、さらに南蛮と東夷の大軍からなり、
圧倒的な軍事力により中つ国を征服しようとしています。
両軍が激突する中つ国を9人の指輪の仲間は全ての元凶たる一つの指輪を破壊するために滅びの山を目指します。

指輪の仲間(旅の仲間)はゲームボード中央上のリーヴェンデルからその旅を開始します。

目指すはゲームボード右下の冥王の領土であるモルドールのゴルゴロス地域にある滅びの山です。
この山の滅びの亀裂に指輪を投げ捨てることができれば、指輪を得て無敵の力を得ようとする冥王の企ては打ち砕かれ、
直ちに自由の民が勝利します。
冥王は、指輪を取り戻そうと執拗に指輪の仲間を追跡します。
冥王の追跡が成功すると、
指輪の仲間の居所が暴露され指輪の仲間は指輪の誘惑に負けて指輪を使用してしまいます。
指輪の仲間は、指輪を使用するたびに堕落していきます。
堕落ポイントが12に達するとサウロンは指輪を取り戻し、直ちに冥王軍が勝利します。

ゲームボードには数多くの国が描かれています。国ごとにその国境が色分けされています。
自由の民側の国のひとつであるローハン(国境が深緑色)は、6つのエリアに分かれています。
城塞(大きな正方形の左肩にひし形が描かれている)のあるヘルム峡谷(Helm's deep)や、
都市(長方形の左肩に同じくひし形が描かれている)のあるエドラス(Edoras)、
防御陣地(薄茶色の長方形だけが描かれている)のあるアイゼンの浅瀬(Fords of Isen)などの主要エリアが存在します。
それ以外にWestemnetやFoldeには町(ひし形のみが描かれている)が存在しています。
このように国は複数のエリアに分割されていて、そのなかには町や都市、城塞、防御陣地といった拠点が存在します。
これらの拠点は、戦いにおいて重要な役割を果たすことになります。
指輪の仲間が自由の民の都市または城塞でその位置を明かすと堕落ポイントを1ポイントだけ軽減することができます。
ここでいう旅の疲れを癒すために位置を明かすことと、後述する冥王軍の追跡による暴露とは全く異なります。

指輪の仲間の秘密の移動を記録するための指輪の仲間トラックです。
指輪の仲間フィギュアは指輪の仲間の最終確認地点をゲームボード上で示すためにのみ使用され、
最終確認された以降に指輪の仲間が移動したときには、指輪の仲間進行カウンター(表面に指輪が描かれている)が、
この指輪の仲間トラック上を進むだけです。
前述のように、指輪の仲間が自由の民の国の都市または城塞で位置を明かした場合、
トラック上を指輪の仲間進行カウンターが前進している分だけ指輪の仲間フィギュアをゲームボード上で移動した後、
指輪の仲間進行カウンターを指輪の仲間トラックの0の位置に戻します。
冥王軍側プレイヤーは、指輪の仲間の最終確認地点は指輪の仲間のフィギュアの位置で知ることができますが、
現時点での正確な位置に関しては、最終確認地点から指輪の仲間進行カウンターが示すエリアだけ離れた位置
であるとしか知りえません。
ちなみに、指輪の仲間進行カウンターの上のカウンターは堕落カウンターで指輪の仲間の堕落ポイントを記録します。
自由の民プレイヤーは、
出目がキャラクターのアクションダイス(後述)1つを使って指輪の仲間を1エリアだけ移動することができます。
指輪の仲間が移動する場合、まず指輪の仲間進行カウンターを指輪の仲間トラック上で1スペースだけ前進させます。
指輪の仲間が移動すると直ちに冥王軍の追跡が生じます。

これが追跡ボックスと呼ばれるスペースで、
右に冥王軍側の追跡ダイス(赤色)と左に自由の民側のキャラクターダイス(青色)がそれぞれ置かれます。
冥王軍側プレイヤーは、各ターンの以下の2つのフェイズで追跡ボックスにダイスを置くことができます。
・フェイズ3 「追跡への割り当て」
指輪の仲間に同行する仲間の人数に相当する数までアクションダイスを置くことができる。
・フェイズ4 「アクションロール」
冥王軍側プレイヤーが振った全アクションダイスのうちサウロンの目の出目のダイスを全て置かなければならない。
一方、自由の民プレイヤーはこの追跡ボックスに、
指輪の仲間を移動するために使用したキャラクター(剣)の出目のダイスをアクション終了後におかなければなりません。
冥王軍による追跡は、以下のステップで実行されます。
・追跡プールに置かれている冥王軍のアクションダイスに数に等しい数の6面ダイスを振ります(追跡ロールといいます)。
・追跡ロールで6の出目が一つでも出れば冥王軍の追跡は成功します。
ただし、追跡ボックスに自由の民側のキャラクターの出目のダイスが置かれていた場合は、
そのダイスの数に等しい数を追跡ロールの全ての出目に加えます。
すなわち、同じターンに指輪の仲間が移動を繰り返すごとに冥王軍の追跡が成功する確率が高くなっていきます。
たとえば、上の写真のように2回目の移動時にはすでに追跡ボックスには前回の移動終了時におかれた
自由の民のアクションダイスが1つ置かれているので、追跡ロールでは5以上の出目で追跡が成功することになります。
ちなみに、3回目では追跡ロールで出目が4以上で追跡が成功します。
・指輪の仲間フィギュアが存在するエリアが以下の条件を満たしている場合
冥王軍側プレイヤーは、満たされる条件1つにつき追跡ロールで失敗したダイス1個を振りなおすことができます。
エリアに冥王軍側プレイヤーが支配している城塞がある
エリアに冥王軍側の軍隊がいる
エリアにナズグールがいる

・追跡が成功したら、冥王軍側プレイヤーはこのような追跡タイルが入った布袋からランダムに1枚だけ引きます。
・タイルに書かれている数字だけ、指輪の仲間は追跡ダメージを受けます。
・追跡ダメージは、指輪の仲間トラック上で堕落カウンターを進めることで記録します。
・追跡タイルには、数字の下に暴露アイコンが描かれているものが数多くあります。
このタイルを引いた場合は、追跡ダメージに加えて指輪の仲間の位置がサウロンに暴露されます。
・指輪の仲間の位置が暴露されたら、直ちに指輪の仲間進行カウンターを裏返し、
これまでに指輪の仲間トラック上を進んでいた距離分だけゲームボード上で指輪の仲間フィギュアを移動します、
そして指輪の仲間進行カウンターを指輪の仲間トラックの0の位置に戻します。
・追跡タイルに数字ではなく目が描かれていたら、
追跡ロールで追跡が成功した出目のダイスの数だけ追跡ダメージを受けます。
・位置を暴露されて指輪の仲間フィギュアをゲームボード上を移動する際に敵の支配する城塞を通過したり停止した場合 その都度、追跡タイルを追加して引かなければなりません。敵の城塞を通るのは非常に危険です。
指輪の仲間の移動には、常にその位置を暴露されたり、追跡ダメージを受け堕落ポイントを被る危険をはらんでいます。

指輪の仲間は3エリア移動したところで冥王軍に位置を暴露され、指輪の仲間進行カウンターを裏返しました。
この後、
ゲームボード上で指輪の仲間フィギュアを3エリア移動し、進行カウンターを指輪の仲間トラックの0の位置に戻します。
位置が暴露された指輪の仲間は、再び潜伏しない限り移動することができません。
移動と同じく出目がキャラクターのアクションダイス一つを使用して、指輪の仲間を再び潜伏状態にすることができます。

指輪を運ぶ仲間は、指輪の仲間フィギュアであらわされる指輪所持者であるフロドとサムに加えて、
左からアラゴルン(ストライダー)、ガンダルフ、レゴラス、ボロミア、ギムリ、メリアドク、ペレグリン、ゴラムの合計10人。
いずれも指輪物語のファンでなくても見覚えのある馴染みのキャラクターです。
ゲーム開始時点では、全員が指輪所持者に同行する指輪の仲間の一団として登場します。

ゲームボード上のこのエリアには指輪所持者に同行する仲間のフィギュアが置かれます。
このように複数の仲間が同行する場合、仲間の中で最もレベルの高いキャラクタが指輪の仲間の案内役となります。
フィギュアの隣には同行する仲間の特徴を表すキャラクターカードを置きます。
一番上には案内役のカードを置き、常に指輪の仲間全体に案内役の効果が適用されます。
案内役は常に自分を犠牲にして、自分のレベルに相当する数の追跡ダメージを防ぐことができます。
また、案内役以外の同行している仲間からランダムに一人を選出して、
その仲間を犠牲にして、その選ばれた仲間のレベルに等しい数の追跡ダメージを防ぐことができます。
灰色のガンダルフはレベルが3ですので、この仲間を犠牲にすれば追跡ダメージを3も減らすことができます。
このように指輪の仲間として仲間を数多く同行させれば、仲間を犠牲にして追跡ダメージを軽減することができますが、
前述のようにフェイズ3の「追跡への割り当て」で冥王軍側は指輪の仲間に同行している仲間の数まで
アクションダイスを追跡ボックスに置くことができますので追跡ロールのダイス数が増えて追跡が成功しやすくなります。
また、ガンダルフやアラゴルンは中つ国の諸国で冥王軍と戦う自由の民軍を支援するという重要な役割があり、
ほとんど全ての仲間は指輪の仲間から離脱して、中つ国の様々なエリアにそれぞれ出向くことになります。
結局、
指輪の仲間として同行するのはゴラム一人、指輪の旅はフロドとサム、そしてゴラムの3人となるのが順当のようです。
ただし、冥王軍側としても指輪の仲間に同行している仲間がたとえ多いとしても、
フェイズ3の「追跡への割り当て」で手持ちのアクションダイスを追跡ボックスに数多く置くとなると、
フェイズ4以降のアクションで使用できるアクションダイスが少なくなり、
軍隊を移動したり、戦ったり、増援するといった活動が十分にできなくなります。
指輪の仲間の旅は、自由の民が勝利するためには非常に重要な要素ではありますが、
広大な中つ国における自由の民と冥王軍との壮大な戦いにおいては一側面でしかありません。
次回「ウォー・オブ・ザ・リング War of the Ring 2014/7/5 その2 ミドルアースの国々」に続きます。
ごきげんよう、さようなら。
- Date: Wed 02 07 2014
- Category: 未分類
- Tags: 集団的自衛権 平和憲法 第9条
- Response: Comment 2 Trackback 0
政治家に戦争の引き金を引かせてはならない!(2)
日本国は国際紛争を解決する手段として武力による威嚇ならびに行使を永久に放棄するという我が国の平和憲法の理念を
どう読みかえれば他国への武力行使すなわち戦争に他ならない「集団的自衛権の行使」が容認されるのでしょうか?
あの米国ですらアフガンやイラクで、武力では平和を勝ち取ることができないことを痛切に感じたのではないでしょうか。
米国内では、学校内での銃乱射事件など銃による悲劇が後を絶たないにもかかわらず、
自らの安全を守るために銃所持の権利に執着する人が多いという。同じことだと思います。銃で平和は訪れない。
学校で自分の子供がイジメられたら、
今度やられたら二度とやられないように、これで相手を半殺しにしてやれとバットを持って行かせるようなものだと思います。
もし友達や兄弟がやられていたら、このバットで助けてやれと。
こんなことしていたら、次に会った時には相手はナイフを持っているかもしれません。
憲法第9条は、現在世界でもっとも優れた誇るべき平和実現のための手段であると私は考えます。
そして武力行使を永久に放棄するという平和憲法すらも、他国への武力行使を容認するように読み替えてしまうような、
我が国のリーダーとその暴走を諌めることが出来ない政府に極度の不安と恐怖を感じます。
よくよく考えてみると、長い歴史の中で国民の大多数が望みもしなかった戦争が幾度となく引き起こされたのは、
これと同じような経緯があったのではないかと思うのです。国民みんなが後でそんなはずじゃなかったと後悔するような。
「我が国の平和を維持するためには、他国がミサイルを撃つ前に他国のミサイル基地の攻撃に踏み切った」
「戦争をするつもりで彼らを国の代表に選んだわけではなかったのに、えっえっー、徴兵制度。子供に兵役だって」
「集団的自衛権って、そんな解釈もできるわけ、それおかしくない。そんなことやったら本当に戦争になるじゃない」
「そんな本格的に他国と戦争するために、武力行使を容認したのではなかったのに」
「結局日本が平和だったのは我々の世代の数十年間だけだったか。太平洋戦争で原爆落されて懲りたはずだったのに」
といった状況に陥る可能性は、少なくとも今回の閣議決定で高まっています。
我々の世代で平和への歩みを後退させてはなりません。
孫や子供を戦場に行かせるようなことは絶対に避けねばなりません、もちろん自衛隊員でもそうです。
日本はこれからも、より平和を目指さなければなりません。加えて、世界をより平和に導かなければなりません。
今回の集団的自衛権の容認は、この考えに逆行するものであり、私は強く反対します。
私たちの平和憲法は決して古くはありません、むしろ現在の世界の先を行っているといっても過言ではありません。
「日本は正しいやり方をこれからも世界に先駆けてくりかえし継続していかなければなりません」
今朝、朝刊を見て珍しく激しい憤りを感じ、荒いブログになってしまいました。お許しください。ごきげんよう、さようなら。
どう読みかえれば他国への武力行使すなわち戦争に他ならない「集団的自衛権の行使」が容認されるのでしょうか?
あの米国ですらアフガンやイラクで、武力では平和を勝ち取ることができないことを痛切に感じたのではないでしょうか。
米国内では、学校内での銃乱射事件など銃による悲劇が後を絶たないにもかかわらず、
自らの安全を守るために銃所持の権利に執着する人が多いという。同じことだと思います。銃で平和は訪れない。
学校で自分の子供がイジメられたら、
今度やられたら二度とやられないように、これで相手を半殺しにしてやれとバットを持って行かせるようなものだと思います。
もし友達や兄弟がやられていたら、このバットで助けてやれと。
こんなことしていたら、次に会った時には相手はナイフを持っているかもしれません。
憲法第9条は、現在世界でもっとも優れた誇るべき平和実現のための手段であると私は考えます。
そして武力行使を永久に放棄するという平和憲法すらも、他国への武力行使を容認するように読み替えてしまうような、
我が国のリーダーとその暴走を諌めることが出来ない政府に極度の不安と恐怖を感じます。
よくよく考えてみると、長い歴史の中で国民の大多数が望みもしなかった戦争が幾度となく引き起こされたのは、
これと同じような経緯があったのではないかと思うのです。国民みんなが後でそんなはずじゃなかったと後悔するような。
「我が国の平和を維持するためには、他国がミサイルを撃つ前に他国のミサイル基地の攻撃に踏み切った」
「戦争をするつもりで彼らを国の代表に選んだわけではなかったのに、えっえっー、徴兵制度。子供に兵役だって」
「集団的自衛権って、そんな解釈もできるわけ、それおかしくない。そんなことやったら本当に戦争になるじゃない」
「そんな本格的に他国と戦争するために、武力行使を容認したのではなかったのに」
「結局日本が平和だったのは我々の世代の数十年間だけだったか。太平洋戦争で原爆落されて懲りたはずだったのに」
といった状況に陥る可能性は、少なくとも今回の閣議決定で高まっています。
我々の世代で平和への歩みを後退させてはなりません。
孫や子供を戦場に行かせるようなことは絶対に避けねばなりません、もちろん自衛隊員でもそうです。
日本はこれからも、より平和を目指さなければなりません。加えて、世界をより平和に導かなければなりません。
今回の集団的自衛権の容認は、この考えに逆行するものであり、私は強く反対します。
私たちの平和憲法は決して古くはありません、むしろ現在の世界の先を行っているといっても過言ではありません。
「日本は正しいやり方をこれからも世界に先駆けてくりかえし継続していかなければなりません」
今朝、朝刊を見て珍しく激しい憤りを感じ、荒いブログになってしまいました。お許しください。ごきげんよう、さようなら。
- Date: Tue 01 07 2014
- Category: 世界のボードゲームランキング
- Tags: 世界のボードゲームランキング 世界のボードゲーム ボードゲーム boardgame 二人プレイ 二人用ゲーム
- Community: テーマ "世界のボードゲームランキング" ジャンル "趣味・実用"
- Response: Comment 0 Trackback 0
世界のボードゲームランキング 2014/7/1
レビュー記事一覧 BGA賞受賞作品 ボードゲームのルール 世界のボードゲームランキング
先々月から「ロビンソン・クルーソー 呪われた島の冒険 Robinson Crusoe: Adventure on the Cursed Island」が
依然としてテストプレイにこぎつけていません。

またしても「マインクラフト」なるPS3のソフトに我が家は侵されております。
毎日、額に汗して木を切り倒して大地を開墾し畑を耕し野菜や小麦を収穫しております。
開墾した土地に牧場を作り家畜を育て牛乳や肉、毛皮、羊毛、羽などを得ています。
近くの海や湖にも出かけて魚釣りをしております。穴を掘り採鉱、いわゆる鉱石を求めてツルハシを振るっています。
得られた資源をもとに家を造り、道具や機械、設備を作ります。世界は危険なので武器や防具も作ります。
そして生み出される新たな道具や機械、設備で、より豊かで安全な暮らしの実現に日夜努力しております。
時にはツレと一緒に飼い慣らした狼を引き連れて未開の地に足を踏み入れ、危険な冒険の旅に出かけます。
遠く地の果てには、異次元の世界に通じるポータルが存在するとの噂もあります。
このゲームも非常に中毒性が強くて完全にハマっています。罪なソフトですけど、本当に素晴らしいソフト。
とはいいつつも、ボードゲームも負けてはいません、今月も以下の新しい作品が4点も加わっています。
ポケットバトル:南軍対北軍 Pocket Battles : Confederacy vs Union
ハンザ Hansa
ラブレター Love Letter
スターウォーズ X-ウィング Star Wars X-Wing Miniatures Game
では、今月新たにランキングに加わった4作品について一言。
ポケットバトル:南軍対北軍 Pocket Battles : Confederacy vs Union

知る人ぞ知る「ポケットバトル」です。
相当以前から一度はプレイしたいと考えていたのですが、幸いにも新しい作品がリリースされ迷わず購入しました。
軽くウォーゲームをプレイしたい人には最適、いや、重量級が好きな方も裏切らないと思います。
ゲームのプレイ時間が両軍の規模を調整することにより自由に設定できる点と、
なにはともあれ、多種多様な軍隊からお好みのものを選んで自軍を好き勝手に編成できる点が楽しい。
ルールも軽すぎず重すぎない絶妙の出来で、世界で好評を博しているだけある、小粒でも決して侮れない秀作。
ハンザ Hansa

とても地味だけど、味のある作品。何故か、またプレイしたくなる他に無い妙な魅力を持っています。
商船を移動させて、移動先で商品の売り買いや販売所を建てるといった一見ありきたりなゲームなのですが…。
とてもひねりが利いていて、かなり考えさせられるシステム。巷では結構好きな人が多いのではないでしょうか。
ラブレター Love Letter

ピリッとスパイスが効いた小気味の良い作品。数分で決着がつくので、ついついプレイを繰り返してしまいます。
個性的なカードデザインと相まって、日本の代表的なカードゲームの一つにあげられる素晴らしい作品です。
スターウォーズ X-ウィング Star Wars X-Wing Miniatures Game

使用されるミニチュアの完成度が高く、ついついスターウォーズの世界に引き込まれてしまいます。
以前紹介させていただいた「Wings of Glory」と比べて、ルールが幾分シンプルではありますが、
個々の宇宙船の特徴が十分に表現されていて、広く万人に好かれるとてもバランスがとれた作品となっています。
スターターセットに付属されている宇宙船はX-ウィングを含め3体だけですが、
拡張として、現在すでに様々な宇宙船が数多くリリースされており、今後も新しいモデルのリリースが予定されています。
「Wings of Glory」同様に、ミニチュアを操作しての広大な宇宙でのファイトは、それはそれは楽しいものです。
私もそうですがツレもかなり気に入った様子で、プレイ中に「キャー、キャー」いって盛り上がっています。
では、今月の順位です。

*以下の記事において記載されたゲーム名をクリックすると、そのレビューをご覧いただけます。
「メイジナイト」如何に魅力的な作品が新しく登場しても、この作品の素晴らしさが陰ることはありません。
剣と魔法のファンタジーの世界を満喫できる不動の王者。プレイ中には本当にワクワクして、血が騒ぎます。
魔法の塔や僧院で修業を積み、旅の仲間を集めてシティを目指す、未知なる世界を旅する「メイジナイト」。
理想の農場建設をテーマとした「アグリコラ」。
森や沼を開墾して、畑には小麦や野菜、牧場には羊や猪、牛、馬、木造のあばら家を石造りに改築して冬の備え。
厩や農機具、かまどに調理場、暖炉と設備を調え、大家族に囲まれた夢見る暮らしの実現を目指します。
アグリコラ:世界選手権デッキ(Agricola: World Championship Deck)は、
まだまだ価格が高くて手が出ません。そろそろ再販しそうな気配?!
もう一つ星が増えてもおかしくない「ツォルキン:マヤ神聖歴」
ツォルキンとは、マヤ文明で使われていた暦のこと。
まず、驚かされるのは大小6つの歯車からなる並はずれたスケールのゲームボード。
スケールだけでなく、その出来栄えにおいてもこれまでに例を見ない素晴らしさ。
そしてワーカープレイスメントを見事に進化させた独自のゲームシステムもまた、
その素晴らしい外観に勝るとも劣らない質の高さに仕上がっています。世界最高級の風格が感じられます。
「アース・リボーン」豊富なシナリオを順を追ってプレイするに従ってルールの幅が広がり、プレイがさらにリアルに。
核戦争以降の荒廃した世界での2大勢力の戦いであるにもかかわらず、軽快なアクションムービー的プレイ感。
理屈抜き、ドンパチ好きには堪らない、ゾンビがうろつくヤバいエリアをショットガンぶっ放して駆け抜けよう。
「ウォー・オブ・ザ・リング」まさにロード・オブ・ザ・リングの世界。
ボード上で入り乱れて戦う両軍のミニチュアと、原作を忠実に再現しようとしたゲームシステムに脱帽。
数多くのフィギュアで埋め尽くされた戦場には、崇高な品格さえ感じられます。
イシルドゥアの末裔アラゴルンや白のガンダルフ、ナズグール、サルマン、魔王が目の前に。
「エクリプス」これまでは、宇宙をテーマとしたボードゲームの最高峰との位置付けだったのですが…。
「スタートレック:艦隊司令官」との比較で、正直いつも順位付けに迷います。
技術開発により最強の宇宙船を設計・建造するという、この作品独自のシステムが順位の決め手となりました。
「スタートレック:艦隊司令官」未知なる宇宙を探検して、様々なミッションを達成していきます。
単なる連邦軍とクリンゴン軍の戦闘だけにとどまらず、様々な未知との遭遇がプレイヤーを待っています。
コロニーや宇宙基地の建設、惑星への遠征隊の派遣、巨大敵艦船の追跡、未知の星域の探索、敵艦長の拉致など
広大な宇宙でお馴染の艦隊を、そのフィギュアでコントロールして目標の勝利ポイント獲得を目指します。
「メイジ・ウォーズ」プレイ時間を忘れさせてくれる文句無しの二人用カードゲームの最高峰。
異なる魔法学校で学んだ二人の魔法使いが、アリーナで独自のスペルを駆使して戦います。
二人の魔法使いが召喚したクリーチャー達が、地を駆け空を舞いアリーナで死闘を繰り広げます。
戦場となるアリーナ(ゲームボード)を導入することにより、
カードゲームの枠から大きく進化し、そのプレイを非常に奥深いものにしています。
「ル・アーブル」ウヴェ・ローゼンベルクの収穫三部作の中で最も好きな作品。
港町にはさまざまな産業が息吹いていて、非常に多彩なビジネスを提供してくれます。
埠頭に陸揚げされるさまざまな資材、港町が繁栄していく雰囲気がとても好きです。
プレイを重ねるごとに様々なアプローチが見えてきて、その良さが再認識されて順位がアップ。
「スルー・ジ・エイジズ」文明の進化を扱った作品ではボードゲームの最高峰といえるでしょう。
プレイを重ねてルールに精通するに従って、文明をコントロールする知的なプレイに評価が高まってきています。
三つの世代にわたって科学、文化、軍事力の進化を図ります。完成度の極めて高い独特のシステムは王者の風格。
「D-Day At Omaha Beach」ウォーゲームといえば、やっぱりD-DAYです。
その詳細なルール群により、1944年6月6日に実施されたオマハにおける上陸作戦の忠実な再現が試みられています。
午前6時15分から開始された、オマハビーチへの上陸から始まるD-DAYにおけるもっとも激しい戦いとされた作戦が
このゲームにおいて、真摯に、そして見事に描かれています。ウォーゲームの真髄を堪能できる重量級の本格派。
「ディセント:闇の世界への旅立ち」闇の王オーバーロードと8人の英雄の戦いが描かれています。
単独でプレイできる20ものクエストに加えて、クエスト同士が関連しあう壮大なキャンペーンゲーム。
一つ一つのクエストがそれぞれ単独のゲームとして成り立つほどの完成度。
各クエストは遭遇1と遭遇2の2つのシーンに分割されているので、プレイの重さを感じさせません。
「ドミナント・スピーシーズ」プレイヤーは哺乳類や爬虫類、鳥類、両生類、節足動物、昆虫を担当して、
氷河期が迫まりくる新しい地球で、種の覇権をかけて戦います。やり応えのある重厚な作品です。
「キャスタウェイ」孤島に漂着した難破者として生き延びて、島の反対側にある岬で救出されるよう努めます。
流れ着いた浜辺から島のジャングルを抜けて、さらに奥地へ。奥地を経て島の反対側にある岬を目指します。
この岬が救出されるためには、島における最適のポジションなのです。
難破者の行く手には様々な困難が待ち受けています。
プレイしていて本当に難破したような気持ちにさせてくれます。その素晴らしさがこの順位に表れています。
「金星の商人」未知なる宇宙を探検して、惑星で商品を買い付け他の惑星で売りさばきます。時には乗客も運びます。
より多くの商品をより速く、より安全に運ぶには宇宙船とパイロットのレベルアップは不可欠です。
航路には海賊や暗雲、その他にも様々な障害が待ち受けているなか、与えられた任務をこなし魅力的な報償を得ます。
宇宙を飛び回る夢に溢れる素晴らしい作品、重量級でありながら人を選ばない万人が楽しめる世界トップレベルの作品。
「アンドールの伝説」勇者となって邪悪な怪物の進撃からアンドール王国を防衛し、特別な任務を果たします。
とにかくプレイしていて楽しい。本当に英雄となって冒険の世界を旅している感じがします。
なにかの物語を読みふけっているように、どんどん先へと進みたくなる魅力に溢れた新しいシステムの作品です。
「マンション・オブ・マッドネス」建物内には様々なてがかりが点在しています。
部屋にはロックがかかり、鍵やパズルを解くことが必要となります。
ゲームマスターはモンスターを召喚して、探索者の行く手を阻みます。
探索者の真の使命とはなにか、徐々に得られる手掛かりから物語の陰に隠されている真実を解き明かし
モンスターの追手をかいくぐり、自らの勝利条件を突き止め、達成しなければなりません。
ドラマ仕立てで進むプレイ感がとても新鮮です。練りに練られた重厚で素晴らしい作品です。
「ハワイ」島で自分の王国を繁栄させて、島の王に族長として認められなければなりません。
ボードやコンポーネントはまさにハワイのホンワカムード一杯、でもプレイはかなりハードです。
「アンドロイド:ネットランナー」今人気急上昇の二人用カードゲームです。
アンドロイドに支配された退廃した未来社会での、ハッカーの戦いを描いた非常にクールな作品です。
これまでにない斬新なテーマに、新しい息吹が感じられます。今後の発展が楽しみです。
「コンフリクト・オブ・ヒーローズ」第2次世界大戦の独ソ戦をテーマにした本格的な戦術級ウォーゲーム。
銃撃戦をよりリアルに再現すべく準備された詳細なルールは、ステップ方式で修得していきます。
私もそうですが、ウォーゲームファンには堪らない正統派、これぞ押しも押されもしない戦術級ウォーゲーム。
まだ初期のシナリオしかプレイできていないため順位は低いですが、
アース・リボーン同様に、車両や盤外砲撃などのルールが導入されるに従って順位はアップすることでしょう。
「シヴィライゼーション」文明の進化を描いたボードゲームとしては、先の「スルー・ジ・エイジズ」と双璧。
シド・マイヤー作、幌馬車で未開の地を探索する雰囲気はボードゲームでも失われていません。
軍事や科学、文化、経済とそれぞれの分野で勝利条件が設けられていて、プレイの幅が広がります。
「ブラス」派手さはないがプレイを重ねるに従って、次第にその良さが伝わってくる実力派タイプ。
前半は運河、後半は鉄道と輸送手段が切り替わります、産業革命の雰囲気がうまく演出されています。
こんなに面白い「ブラス」がこの順位とは本当に驚きです。
「テラミスティカ」ボードゲームの様々な要素が、これでもかというぐらい一杯詰め込まれて凝縮されています。
まさにてんこ盛り状態なのですが、意外とスッキリまとめられています。単純な陣取り争いではありません。
それぞれ個性ある14の勢力の一つを担当して、独自の能力をフルに発揮して、
住居を進化させて砦や神殿、聖域を建設し世界の覇権を競います。充実したプレイ感が味わえる本格派。
「ボラボラ」ハワイで少し物足りないと感じられる方にはお勧め。
お馴染の島世界で、小屋を建てて魚を獲り、神々に捧げ物をして生活を豊かにします。
ハワイにせよ、このボラボラにせよ、なんなんでしょうか、この独特のマッタリ感は。とにかく楽しいです。
「ロシアンレールロード」シベリア横断鉄道をはじめとする3つの鉄道を建設して勝利点を競います。
鉄道の建設以外に工場建設による工業の発展も加わり、
独自の能力を持つ技師の採用や各鉄道にそれぞれ独特の特徴を持たせているところがプレイを奥深いものにしています。
とても完成度の高い作品で、とても充実したプレイ感が得られるワーカープレイスメントの王道を行く本格派です。
「ゴア」プレイヤーはポルトガルとインドの間を旅する香辛料商人として、商売の拡大・成長を目指します。
船の建造と香辛料の収穫、税金の徴収、探検、入植者の編成、植民地の設立の6分野での発展を中心に、
香辛料と交易船、入植者、資金の調達に奔走します。重さを感じさせず充実したプレイ感が得られる稀有な秀作。
「トラヤヌス」トラヤヌス帝に統治され繁栄の絶頂期にあるローマ帝国が舞台。
政治、交易、領地、軍事などの様々な分野での多彩なアクションが
マンカラを採用した独自のシステムと相まって、非常にうまく機能しています。
「ブレーマーハーフェン」5人の港湾労働者を効果的に配置して港の作業を行います。
商品を船から降ろし、いったん保管した後に運送業者に引き渡します。
船の確保から運送業者との契約、建物の建設まで港のスペースを効率良く活用して、
名声とお金の両方を得た者だけに最終的な成功がもたらされます。港の香りが漂う秀作です。
「ドラゴンイヤー」中国の王子としてプレイヤーは、たび重なる災禍から宮殿を守ります。
宮殿を守るためには、大切な臣下を次々と犠牲にしなければなりません。
宮殿は正に愛しい臣下の人柱の上にかろうじて成り立つという、とても悲惨なお話ですが実にプレイは面白い。
「スモールワールド」プレイヤーはある種族をコントロールして小さな世界の覇権をかけて戦います。
各種族は独自の能力を持っていて、戦いを有利に導いてくれますが、長く戦い続けると衰退していきます。
プレイヤーは、タイミングを見計らって別の種族に乗り換えなければなりません。
各プレイヤーは永遠に続くとも思われる戦いで、種族を次々と乗り換えて領地を拡張し続けなければなりません。
狭い世界の中でプレイヤー同士が陽気にドンパチ、独特のノリがあります。争い事が嫌いな方にもおススメ。
プレイするたびに変化する種族の特殊能力が魅力。ただし、勝つためには緻密な戦略も要求されます。
「キーフラワー」労働者は四季を通じてキーフラワー号に乗って村にやってきます。
競り落とした建物タイルや船タイルを配置・接続して、村を拡大・発展させます。
美しく、とても優しいデザインの数多くのタイルが魅力的な楽しい作品です。徐々に順位を上げてきています。
「炭鉱讃歌」19世紀末のエッセンの炭鉱で顧客の要望に合った質の石炭を生産・供給します。
トロッコを製造し、立坑から地下の石炭を運び出し、指定の運送方法で顧客に届けます。
競合他社より数多くの石炭を供給し、より多くの輸送機関を活用、より多くのトロッコを製造せねばなりません。
他より上回る実績をあげることで大きな勝利点が得られます。
全てに効率化が求められ中で数多くの労働者をどう働かせるか選択肢がいっぱい、でもルールは意外とシンプル。
「ケイラス」お城の建設と町の繁栄に寄与して名声点を競います。
お城へ続く道沿いに建設される様々な建物、行政官と監督官の存在がこの作品を非常に面白くさせています。
「数エーカーの雪」郷里から遠く離れた雪原を、重い足取りで進む若き戦士たちの姿が目に浮かびます。
カナダと北米の国境近く起こったフランスとイギリスのフレンチ・インディアン戦争を描いたウォーゲーム。
次のプレイが待ち遠しい、私の一押しのボードゲームです。
「村の人生」プレイヤーは、何世代にも引き継がれていく村人の人生を経験します。
ボードに描かれた村はホノボノとしていて、何かホンワカとした気持ちになります。
前述のハワイやボラボラと何か通じる、ほんのりとした温かさが感じられる作品です。
「トロワ」ダイスをうまく使ったゲームシステムで、ゲームの進行も軽快なテンポで進みます。
ラウンドごとに起こる町への襲撃や、ゲーム終了時点で追加得点を提供するキャラクターカードがイイですね。
最近、プレイするのがとても楽しくて、決してこの順位ではないと思い始めています。
「トワイライト・ストラグル」重量級の二人用ゲームで、米ソの冷戦を描いた作品。
世界地図を前に米ソに分かれて世界各国への影響力を高めて自陣営を強化します。
世界史に残る様々な出来事が登場して、それらの効果を世界に波及させていく知的なゲーム。
プレイ回数を重ねても色あせない作品の一つ、今後さらに順位を上げていくでしょう。
「1775-反乱」アメリカ大陸の13の植民地がイギリスからの独立を掲げて蜂起したアメリカ独立戦争がテーマ。
イギリス正規軍と独立を目指す大陸軍に加えて、王党派とよばれるアメリカ入植者の中のイギリス支持派と、
入植者から戦いに加わったパトリオットと呼ばれる民兵がそれぞれイギリス側とアメリカ側に登場します。
さらにイギリスには金で雇われたドイツ人傭兵とアメリカ独立を支援したフランス軍も参戦します。
ウォーゲームにしては珍しくルールがシンプルですが、完成度は高くプレイヤーには緻密な戦略が求められます。
デザインも含め、大人のゲームといった趣きが感じられるいぶし銀的な良さが光ります。
「ルイス・クラーク探検隊」初めて北米大陸を横断してルイス・クラーク探検隊を描いた作品です。
登場する人物は、全て実際の探検に影響を及ぼした人達で歴史的な観点からも雰囲気を盛り上げてくれます。
この作品が醸し出す雰囲気は、史実からいけば非常に過酷な探検であったにもかかわらず
サバイバル的な厳しさを一切排除して、むしろ陽気な探検レース的な感じとしたところがとても好感が持てます。
とはいえ、
資源獲得や人物雇用、インディアンとの交易や労働力獲得、偵察隊の前進、探検隊のグレードアップ、野営など、
探検隊の取るべき行動は、常にその選択に悩まされることとなるでしょう。
少しレベルは高いですが、ファミリーゲームとしても家族全員で楽しめるのではないかと思います。
「プエルトリコ」おそらくボードゲームの歴史に名を残すであろう作品。本当に何回プレイしても色褪せない面白さ。
プエルトリコ島で
作物を収穫、工場で商品化、商店に売却、船にて輸出、価値の高い建物を建設して島を繁栄させます。
この作品、この面白さで、この順位とは、我ながら驚きです。世界には何と面白い作品が多いことでしょう。
「スターウォーズ X-ウィング」ミニチュアの精巧な出来に引けを取らない洗練されたゲームシステムがイイですね。
宇宙船の機動が標準的なパターンに加えて、個々の機体独自のマヌーバーもあって戦闘をとても多彩にしています。
光子魚雷やR2-D2などのドロイドも登場して、スターウォーズファンでなくてもワクワクしてきます。
要人の護衛や小惑星群からの脱出、人工衛星の探査などのシナリオも用意されていて理屈抜きにプレイは楽しい。
「祈り働け」これまたウヴェ・ローゼンベルクの作品。
もっともスケールが大きい作品で、山地や海辺までエリアを追加して拡張できるので比較的のびのびプレイ。
複数の資源を組み合わせ、いくつもの建物で加工することにより生みだされる聖遺物や、
隣接したエリアに価値の高い建物を建設することにより効果を発揮する村など新鮮な要素が盛り込まれています。
「スチームパーク」プレイヤーは自分の遊園地内に乗り物と施設を建設して、お客を楽しませてお金を儲けます。
いろんな乗り物が、いろんな施設が、このゲームには登場します。遊園地につきもののゴミにも注意を払いましょう。
お客は全員ロボットなので気に入った乗り物にはいつまでも乗り続け、乗ったが最後、もう降りることはありません。
ファミリーゲームとして一押しです。とにかくプレイが楽しい。デザインやコンポーネントが可愛い。
「ブルームーン:レジェンド」ブルームーンシティに住む様々な種族と神の使徒である三匹のドラゴン。
プレイヤーは種族の1つを選び、相手との戦いに勝利して三匹のドラゴンを自陣営に引き寄せます。
互いに独自の能力を持つ種族の選択から、プレイに慣れてくれば自分のデッキも創ることができます。
二人プレイ用のカードゲームとしてはかなり軽いタイプですが、クニツィア独特の悩ましさに魅了されます。
「マデイラ」ポルトガル人が発見した肥沃な島マデイラで小麦や砂糖、マデイラワイン、木材で利益を得ます。
船や建物を建設して、探検や都市化、交易路の開拓、島のギルドの支配など王国の要請に応えて名声を高めます。
やることが一杯で、ボリューム満点の重量級。プレイ時間がチョット長すぎかな。
「ブルゴーニュ」細部にわたってバランスがとれた皆に好かれる優等生的作品。
プレイヤー間のインターラクティブな面も過度でなく、船や城、商品の販売に農場、建物の建設など要素も豊富。
他に輝かしい作品が多いため、不本意ながら順位はココに。
ヴィニョスとは対照的で軽快なテンポでプレイが進む、幅広くファンに好まれるタイプ。
「マカオ」17世紀のマカオでポルトガルの冒険家として名声を高めることに努めます。
マカオを拠点にヨーロッパ諸国との交易や、マカオでの都市拡張、各種建物の建築、オフィスや人材の活用など
変化に富んだ豊富なアクションを駆使して名声を高めていきます。
ただ、このアクションを実行するもととなるアクションキューブの獲得が、
風配図という一風変わったボードを使うチョットひと癖あるシステムが使われていて、これが面白い。
プレイを重ねるに従って、奥行きが増してくるジックリと取り組める味のある作品です。
「チグリス・アンド・ユーフラテス」チグリス川とユーフラテス川の間の文明発祥の地メソポタミアで、
最も強く、かつバランスのとれた文明の構築を目指します。
内部紛争と外部紛争の2つの争いやモニュメント、大災害、文明建築物の効果が作品を非常に奥深いものに。
「エルグランデ」とは、一味違う陣取りゲームの面白さが高く評価されることでしょう。
「ねずみ達と魔法使い」王国を闇に陥れようとする魔女と漆黒の戦士達に敢然と立ち向かう王子率いる勇士達。
ヒーロー達はねずみに姿を変えて、王国を取り戻すために立ちあがります。
待望の多人数協力型ボードゲームの登場です。敵はドブネズミの戦士やごきぶり、毒蜘蛛、ムカデ、雄猫たち。
つり針と糸で下水道を渡ったり、フォークをカタパルトがわりに使ってブドウを飛ばして敵をブッ飛ばします。
さあ、家族や友達、恋人を誘って王国を救う冒険を始めましょう! このゲーム最高!
「ライバルカタン」二人用のカードゲームとしては珍しい、重量級の本格派。ツレとハマりました。
道路をつくり土地を開墾し、都市に発展させて領地を拡張していきます。
収穫した資源をもとに様々な効果を持つ建物や船を建造して、武力と商業力、技術力を高めていきます。
豊作や略奪など変化に富んだイベントの発生、独自の能力を備えた英雄の登場など、非常に内容は盛り沢山。
「アルハンブラ」塔を造り、庭を整え、パビリオンやアーケード、宮殿を建設してアルハンブラでの建築を競います。
何度プレイしても、思うようなアルハンブラが建設できません。
建設の邪魔をするのは、タイルの縁に設けられた城壁だけではありません。
豊富な拡張ルールによって、一筋縄ではいかないより奥深いゲームにブラッシュアップされています。
「グラナダ」アルハンブラ宮殿がある都市グラナダに学校や浴場、住宅、市場などを建設します。
「アルハンブラ」の続編と言われるだけあって、様々な面で改良が見られます。
とくに建物タイルのデザインは非常に美しいものに変身しました。
無粋な黒の城壁が無くなり美しい堀に、両面印刷となった建物タイルはこれまで以上にプレイを悩ましいものに。
ただ、最も様変わりしたのは得点の計算方法で、
この変更より、ゲームのインターラクティブが結構強いものになりました。
「レーベンヘルツ(ドメイン)」この陣取り合戦は、私とても気に入りました。
ルールは比較的シンプルですが、領土を拡張したり騎士が寝返ったり隣国同士が同盟を結んだり実に面白い。
軽そうに見えて、囲碁同様にプレイに深みがあります。プレイを重ねるごとに味が出てくる珠玉の作品です。
「ロード・オブ・ザ・リング カードゲーム」二人プレイとしては珍しい協力プレイ型。
それゆえに、そのゲームシステムはとてもオリジナリティに富み、とても新鮮なインパクトをプレイヤーに与えます。
おそらく用意されたシナリオを全てクリアするためには、
様々な能力を備えたカードを自分なりに組み合わせた独自のデッキを構築することが不可欠となるでしょう。
これまでのカードゲームでは味わえない新たな面白さをこの作品は実現しています。
「コマンド アンド カラーズ:古代」古代ローマとカルタゴの戦いを描いた作品。
部隊を表す300を超えるブロックが登場します。
歩兵や騎兵、戦車やカタパルト、弓兵に投石部隊、外人部隊に戦士、象まで戦いに加わります。
象は強力ですが扱いが厄介で、戦いに敗れて退却でもしようものなら、敵味方見境なく周りを蹴散らす有様。
ルールは部隊ごとに多岐にわたりますが意外と理解しやすく、プレイ感もどちらかというと軽い。
15ものシナリオも準備されていて、これからのプレイが楽しみな作品。
「古代決戦」ローマやカルタゴなどの古代国家を担当して覇権を争います。
「古代」が二人用ゲームとしてリメイクされました。二人用ゲームとして注目の作品。
「エルグランデ」ボードゲーム史にその名を残すであろう名作。いまだに色あせない面白さ。
ただ、二人プレイとしては古代決戦に軍配が上がりました。
ちなみに巷では陣取りゲームとしては最高傑作中の最高傑作と非常に評価の高い作品です。
「洛陽の門にて」ウヴェ・ローゼンベルクの収穫三部作の最後の作品。
野菜をつくり、野菜を売る、他の作品同様に人の生活の息吹が感じられる人間味溢れる作品です。
三人以上のプレイでは問題となる待ち時間の長さが二人プレイではむしろ良い方向に。
この順位は、あくまで二人プレイでの評価です。なんかこの中国の雰囲気が好きですね。
「ギャラクシートラッカー」この作品には独特のノリがあります。
時間に追われながらも、鼻歌交じりで宇宙船を建造します。
「こっちがキャノンで、後ろにエンジン2基、それとー、ここに乗組員用のキャビンと貨物室を追加してと…」
なんとか時間内で組み上げた宇宙船で、いざ宇宙へ。おっと途中の惑星で貨物を載せるのを忘れずに。
「右後方に配置した貨物室が隕石に破壊されました。」
「見捨てられた宇宙船の探索に出かけた乗組員が帰還しません。」
「バッテリーが切れて、主砲とメインエンジンが機能しません。」なんて貨物輸送も宇宙では大変です。
「ナビゲーター」大航海時代を彷彿とさせるロマン溢れる作品。
ロンデルをゲームシステムに導入、アクションの選択を悩ましいものにしています。
未知の海域への航海だけでなく、植民地化と工場建設など経営的な要素も盛り込まれていて充実したプレイ感。
「サモナーウォーズ」召喚者(魔法使い)同士が互いの仲間を召喚して戦います。
召喚者が属する種族は、それぞれ独特の能力を持っていて当然ながら戦術も異なってきます。
マスターセットには6種類の種族が含まれていて、一つの種族にサモナーと呼ばれる召喚者が1体と、
チャンピオンと呼ばれるリーダー格のユニットが3体、一般ユニットが18体の合計22体で構成されています。
全てのユニットが他の種族と異なる特殊能力を持っていて、戦いはバラエティに富んでいます。
重量級の「メイジ・ウォーズ」と、軽量級の「サモナーウォーズ」。
重量級に偏重している当ブログではこの順位ですが、プレイ回数が増えるに従って評価がアップしている実力派。
「シティビルダー」デザインがとにかくクール!! 素晴らしい!! デザインだけでとにかく楽しくなります。
居住エリアや商業エリア、産業エリア、公共エリアに計画的に建物を建設し小さな街を大都市に発展させます。
様々な建物が登場しますが、大切なことはそれぞれのエリアの特性を生かした計画的な都市開発なのです。
プレイを通じて、人の集まる魅力ある都市とは何かをプレイヤーは問われることに…。
「世界の七不思議」プレイのテンポは非常に軽快ではありますが、充実したプレイ感。
とかく重量級になりがちな文明の進化をテーマとしながら、うまくコンパクトにまとめられています。
「ウィングス・オブ・グローリー」複葉機が欲しいです。
今年こそ、拡張版で第一世界大戦の空中戦を実現します、我が家のテーブル上で。
残念ながら、拡張版をかなり以前に入手しておきながら、実際のプレイがまだ実現できていません。
テーブルの上をミニチュアの戦闘機が縦横無尽に飛び交う様は、戦闘機ファンでなくても心が躍ります。
「ナポレオンの凱旋」どちらかというと将棋よりもアブストラクト的な感じがします。
アウステルリッツの戦いを描いた作品ですが、コンポーネンツがとてもクール。
当時の地形を描いたゲームボードも落ち着いた感じで、本当に大人のゲームといった雰囲気。
非常に難しい作品ですが最近なんとかまともにプレイできるようになり、いよいよ順位がアップし始めました。
ルールがかなり難解ではありますが、重厚な本格的ウォーゲーム。
「ヴィニョス」ポルトガルのワイン生産者として
ぶどう園を購入、醸造所を建設して、生産したワインの売却・輸出、さらには品評会に出品して品質を競います。
なかなか充実したプレイ感が得られる重量級で、ルールもかなり複雑。
プレイを重ねて、どのような評価に至るのか楽しみな作品。プレイは結構重いので一般受けはしないのでは…。
「ケルト」我が家では数少ないアブストラクト的なゲーム。
手札カードをプレイして石の道を進むだけなのに何故こんなに悩ましく中毒性があるのでしょうか。
大人がプレイする回数が多いことが、その人気の高さを証明しています。
「ストーンエイジ」ルールは比較的シンプルだが、プレイは侮れない骨のある一押しのファミリーゲーム。
はじめ人間ギャートルズの石器時代の生活をそのまま再現したような作品。
といっても内容は本格的な戦略ゲームで、なかなか侮れません。それなりに充実したプレイ感が味わえます。
「ロンドン」ロンドンの大火からの復興をテーマにしています。
様々な建物を活性化して資金を産み出し、街を整備して貧困を無くし、地下鉄を整備します。
幾分地味な感じはしますが、プレイを重ねるに従って味が出てくる本格的な作品。
「メルカトル」ウヴェ・ローゼンベルクの作品の中では、最もスッキリしていてプレイ感が軽い。
反面、彼の作品にしては物足りないと感じるファンも多いのでは…。
「ハンザ」ハンザとは元々商人仲間という意味でバルト海沿岸のドイツの都市(ハンザ都市)で構成される経済的同盟体。
14世紀のハンザにおける商人としてのトップの座をかけて各プレイヤーは交易船でバルト海を走り回ります。
交易船が停泊している都市でのみ、プレイヤーは商品の売り買いや販売所の設立ができます。
商品の売り買いと販売所の設立に加えて交易船の移動とハンザ都市への商品の補充とアクションは比較的シンプル。
にもかかわらず、プレイヤーを悩ませるゲームシステムは、さすがミハエル・シャハトです。
「タシュ=カラール:伝説の闘技場」アブストラクトゲームに似たプレイ感が一部のファンには堪らない魅力となるでしょう。
将棋盤のような闘技場となるゲームボードに自由に配置できるのは、一般クラスの兵士(駒)だけ。
より強力な英雄や最強の伝説クラスの兵士を登場させるには独自のフォーメーション(兵士の隊形)が要求されます。
敵の攻撃をかわしつつ、うまく兵士を配置して、より強力なクリーチャー(兵士)を闘技場に召喚します。
とくに伝説クラスのクリーチャーは登場すると同時に独自の強力な能力を発揮して、自軍の勝利に大きく貢献します。
とてもオリジナリティに富んだゲームシステム、個人的にとても気に入りました。
「アクワイア」ホテルチェーンに投資、合併吸収を繰り返すことによって収益を上げていきます。
合併吸収や株式への投資のタイミング、筆頭株主のポスト争い、資金の回収などで現金と株券が激しく動きます。
二人プレイでは多人数プレイと比較して少し面白みに欠ける面がありますが…。
「ポケットバトル:南軍対北軍」タイトルこそポケットバトルですが、ウォーゲームとしてなかなかの優れものです。
南軍と北軍に分かれて戦うわけですが、各軍は左翼、中央、右翼の3つに分かれて布陣します。
布陣した軍隊は、各翼でさらに前衛と後衛に分かれ、最終的には全部で6つのエリアに配置されることになります。
加えて両軍の間には戦場と呼ばれるエリアが存在、このエリアで各翼の前衛から突撃した軍隊が敵軍の前衛と激突。
後衛からの長距離射撃(砲撃)や、突撃してくる敵軍に対する迎撃射撃などルールは意外と充実しています。
両軍に用意されている軍隊も多彩でその数も多く、戦闘に加えて自軍を編成する楽しみがあります。
軍のサイズを調整することによりプレイ時間も調整できるゲームシステムもイイですね。コンパクトで旅先へもOK。
「チケット・トゥ・ライド ヨーロッパ」ファミリーゲームとして、「ストーンエイジ」に次いで、お薦めがこの作品。
目的地のカードの指示に従って、指定された都市間を列車で結びます。
誰がどの路線を先に押さえるか、ホントのところガチの勝負なんです。
「ドミニオン」カードゲームの最高峰。自分のデッキを充実させて、領土を拡張します。
お金や領地のほかに、魔女や泥棒、市場、民兵、礼拝堂など様々なカードが登場します。
夫婦や恋人同士など二人プレイにお薦めのカードゲーム。もろの叩き合いにならないところがイイですね。
「ベガス」パーティ用のゲームとして一押しの作品。
ルールは至ってシンプル、初心者でも直ぐに楽しめます。インストがほとんど無用で、プレイも短時間で終了。
しかし、勝利するには運だけではなく頭を働かせなくてはなりません。決して軽いだけのゲームではありません。
二人プレイ用の特別ルールがあって、これがまた面白い。
「ウォルナットグローブ開拓史」大草原の小さな家をイメージさせるような生活がテーマとなっています。
四季を巡って収穫、土地を開拓、人を雇って、生活を豊かにします。
プレイして結構面白く味わい深いのですが、この手の分野は多くの優れたものが競い合っていて結果この順位。
「ビブリオス」書物を教会に寄進してもらい、寄進してもらった書物の一部で競りを行います。
分野毎により多くの書物を手に入れたプレイヤーが勝利します。
競りにおける、プレイヤー間の手の内の読み合いが非常に楽しい作品です。
とてもコンパクトなので、親しい友人なんかと旅行に行く時に持っていって旅先の旅館なんかで楽しめそうです。
「暗黒の金曜日」
数種類の株を売り買いして、銀を購入し、購入した銀を金に換えて、最終的には金の所有数を競います。
株価変動のゲームシステムが秀逸、株の売り買いのゲームとしては一番のお薦めです。
「ターギ」アクションの選択システムが独特な二人用カードゲーム。
ムードも独特で、塩、胡椒、ナツメヤシなどが登場、様々な効果を発揮する部族カードを獲得して得点します。
二人でちょっと重みのある充実したプレイを楽しみたい時にお薦めです。
「サンクトペテルブルグ」職人と建築物、貴族の3種類とそれらのアップグレードのカードでプレイ。
職人で収入、建築物で勝利点、貴族で収入と勝利点をそれぞれ獲得、さらにそれらをアップグレードします。
カードゲームとしては、とてもバランスのとれた完成度の高い作品。
「中世の建築士」プレイヤーは中世の建築士となり雇った労働者を使い様々な建物を建築して勝利点を獲得します。
大聖堂やホテル、石橋など様々な建物に加えて、測量機器やクレーン、丸鋸など建築に使用される設備が登場します。
建築に携わる労働者は、見習工と助手、熟練工、親方の4種類に大別されます。
労働者を雇い、労働者を派遣して建築用設備も駆使して建物を建設します。
ルールは非常にシンプルではありますが、ダイスは一切使用しないので、運の要素はほとんど排除されていて、
それゆえに、建築する建物の選択や労働者の雇用における戦略が勝敗の決め手となります。建築用設備が良いスパイス。
「ユークロニア」この作品、なぜかツレとはいつも接戦になります。
数多くの建物を建設することと自陣営の作業力の強化が勝利点を生み出す建物建設系の作品。
建設した建物の効果がバラエティに富んでいて、このゲームの面白さを引き出しています。
結構地味ではありますが、長く楽しめる秀作です。
「蟻の国」兵隊蟻や働き蟻、育児蟻、幼虫が登場して、蟻のコロニーの発展やコロニー同士の争いがテーマ。
テーマがとてもユニークで新鮮ですが、今一つもの足りない感じ。
「ヘックメック」ダイスを振って虫を集めるのですが、これがなんとも面白い。
「ベガス」や「キャントストップ」同様にダイスの出目の選択が悩ましい。
しかしこのゲームはダイスの出目よりも、プレイヤーの戦略が勝敗を大きく左右します。
ゲーム後半に大きく逆転できる可能性を秘めているのも、この作品の魅力の一つです。
子供のゲームと言って、侮ることなかれ! 私の家族の間では人気急上昇中で、プレイ中は笑いが絶えません。
5歳の孫にもっとも人気の「ごきぶりポーカーロイヤル」。
登場するのは、ゴキブリにカエル、コウモリ、サソリ、カメムシ、ハエ、ネズミの嫌われ者たちがズラリ。
でもカードのデザインはなかなかのもの。小さい子供から大人まで大いに楽しめるお薦めのカードゲーム。
「電力会社」発電所を競り落とし、都市間に送電線を張り巡らして、発電した電気をより多くの都市に供給。
発電用の燃料の値段は需要と供給で上下し、送電する都市はプレイヤー間で争奪戦が起こります。
5~6人程度の多人数プレイでは、ペスト10入りするかも。我が家は二人プレイが基本なので残念です。
「ダンジョンファイター」年末に我が家で大ブレイクした作品。
プレイヤーは全員協力してダンジョンを探索し、遭遇するモンスターを退治します。
武器はダイスです。ダイスを的にめがけて転がすだけなのですが…
「えっー、そんな恰好でサイコロ振るの? 無理無理、そんなのぜっーたいに無理!」全員大爆笑間違い無し。
「ウォーターディープの支配者たち」ウォーターディープで様々な依頼を受け、その要望を満たし勝利点を獲得します。
それなりに面白いのですが、
何かスパイスが足りない感じと思っていたのですが、最近になってじわじわと良さが分かってきたような…。
「国富論」生産場を開発、資源を生産、貿易で資金を獲得、さらに生産場を拡大、所謂国を富ませるゲームです。
ほとんど運の要素がないだけに、非常に頭を使います。第2版でルールも改善されました。チョット堅め。
「テーベの東」テーベとは、ナイル川東岸に位置し古代エジプトの王都。
世界を駆け巡り遺跡を発掘します。有名な遺物が数多く登場します。
とても洗練されていてファミリーゲームとしてお薦めですが、ちょっと物足りない感じ。
ベスト10を見てもらうと分かるように、うちは比較的重いのが好きだから軽快なものは順位的に不利。
「ジャイプル」宝石や金、銀、絹、皮などの商品の売りさばきます。
高額な宝石などは、2点以上でなければ売れず、安い商品でも3~5点をまとめて売るとボーナスが出ます。
ラクダが登場します、これがまた悩ましい。プレイは白熱します。
「バトルライン」戦線(バトルライン)で9つの旗(フラッグ)を取り合う対戦型二人用ゲーム。
旗ごとにプレイヤーは3枚の戦士に見立てたカードを置いて、
そのフォーメーション(ポーカーの役のようなもの)の強さで勝敗が決まります。
カード運も多少ありますが、9つの戦場における互いの手の内の読み合いが大きく左右するガチの頭脳戦となります。
プレイ時間30分と軽量級ながら、結構骨太の作品です。
「パンデミック」伝染病が世界に蔓延するのをプレイヤー全員で協力して阻止します。
ちょっとハラハラします。どちらかというとファミリーゲーム。フリークにはちょっと物足りないのでは…
「レース・フォー・ザ・ギャラクシー」カードゲームとしては非常に内容が濃くて、ルールはやや難しいフリーク好み。
宇宙を舞台に、プレイヤーは強力で豊かな帝国を築きます。
勝ち筋が大きく軍事と生産の2通りあって、それぞれ戦略が大きく異なりゲームの流れを変えます。
「D-DAY ダイス」上陸作戦を描いた異色のウォーゲーム。
敵の激しい攻撃にひたすら耐えて敵陣地を目指します。
さまざまなスペシャリストと装備が登場し、前進する部隊を支援します。
恩賞を活用するようになって、漸く最初のシナリオをクリア。だんだん面白さがわかってきました。
「メディチ対ストロッチ」ガチの競りのゲームです。。
競り落とした商品を船一隻に積み込み、埠頭の一つに陸揚げするだけなのに、本当にプレイヤーを悩まします。
打つ手の価値を読むのが難しく、その難しさを楽しめるか否かが好き嫌いを分けます。人を選ぶ作品です。
「コロレット記念版」色とりどりのカメレオンのカードが美しいカードゲーム。
同じ色のカードを数多く集めて高得点を狙うのですが、得点はカードの色が3色までで4色目からは減点されます。
山札からカードを1枚引いて任意の列に加えるか、任意の列の1つにある全てのカードを取るか、アクションは2つに一つ。
列はプレイヤー人数分あり、各列には3枚までカードが置けます。
不要なカードを避けて早めにカードを取るか、カード獲得枚数を増やすためにギリギリまで粘るか。とても悩ましい。
この作品、有名なだけあって、とてもシンプルながら、かなりの優れもの。
「ファミリア」我が家のお薦めのカードゲーム。
ストリートから人材を発掘して、自分のファミリー(やくざの組)に引き入れて一家を大きくしていきます。
一枚一枚全てデザインが異なるやくざのカードのイラストがたまりません。実際にモデルがいるってホント??
「交易王」市場の商品を購入して、船で交易するゲーム。
二人でも多人数でも同じように楽しめます。派手さはないが、初心者でも楽しめる優れたカードゲームです。
「ハイフロンティア」宇宙を開拓するゲーム。宇宙飛行の難しい専門用語が飛び交い雰囲気は満点。
ボードのデザインもとても気に入っているのですが、内容は専門的すぎてルールが難しい。
一時は、ゴミ箱行きかとまで思われましたが…、最近になって、なんとかプレイを楽しめるようになりました。
結構マニアックではありますが、大宇宙を飛行するという魅力に満ちていて面白いことを実感しています。
我が家流にルールも改変(改悪?)して、今後順位アップが期待できそうです。
「キャントストップ」ダイスを振るのがやめられなくなる「キャントストップ」。
2~12までの登山道を頂上目指して登ります。3つの頂上を先に極めたプレイヤーが勝利します。
手番で何度でもダイスを振って、出目に応じて3つに限定された登山道を登ることができますが、
振ったダイスで3つの登山道の一つも登れなければ、手番でこれまで登った分がキャンセルされます。
もう一回ぐらいは、もう一回ぐらいは登れるだろうが命取り。どうにも止まらない「キャントストップ」。
「カルカソンヌ」最近孫と良くプレイします。彼は結構気に入っているようです。
タイルを1枚引いて、城や道、教会を作っていきます。暇な時間にちょっとプレイにもってこいです。
「蒸気の時代」二人プレイでは、どうしても評価が低くなってしまいます。
都市間に線路を敷設して物資を輸送し資金を獲得、獲得した資金で輸送路を拡大していきます。
「K2」K2を登頂します。山の高度毎に天候が変化し、体力が奪われていきます。
頂上に近づくに従って環境は厳しく、ルート上の各エリアに留まることができる人数が少なくなっていきます。
先の天候を読んで、エリアを選んでキャンプを張り、登頂のタイミングを見計らいます。
先月のプレイでは、悪天候のためハラハラドキドキの展開となって結構楽しめました。意外と面白い!?
「フレスコ」二人プレイは外すべき。ダミーのキャラをプレイするのは煩雑で正直言って面白くない。
おそらく多人数プレイでは面白いのかも。テーマ自身が私好みではないのも評価が低い理由。
最近は二人用の我が家独自のルールを作って、それなりに楽しんでますが…。
「ラブレター」えっえ~、とてもスパイスが効いていて素晴らしい作品なのに、こんなに低い順位。
お姫様をはじめとする登場する全てのカードの特徴がよく練られていてカードゲームとしては素晴らしい出来なのに…。
2人プレイがメインのうえ重量級偏重型の我が家のランキングでは、残念ながらこの種のゲームは評価が低くなる傾向に。
「トール」当ブログで久々の軽量級のカードゲームの登場。
神々に供え物をして神カードを獲得、獲得した神カードの価値はその神への最後の供え物で決まるという、
極めてシンプルなルール。
残念ながら二人プレイでは、その良さがかなり削がれて順位はかなり低め。
「ラミィキューブ」面白いがボードゲーム的には魅力に欠ける。
でも、結構面白い。
「なんてったってホノルル」
世界の有名都市が登場して、起点となる都市の東西南北のどの方向に位置するのかを当てます。
これまで聞いたことがないような都市も数多くあり、それらの都市が起点となると、これはもうお手上げです。
でも世界の地理を学ぶつもりでプレイすれば、これほど優れた教材はないのではと考えてしまう一面があります。
ルールをもう少し工夫して、その良さを引き出せないものかと思案中です。ということで、とりあえず最下位。
ツレとのボードゲームのプレイ回数がとうとう500回を突破しました。
今月、プレイが滞っていた超大物の「ウォー・オブ・ザ・リング」を6日間プレイしました。
1年半ぶりのプレイとなりましたが、久々に充実した本格的なボードゲームのプレイを味わうことができました。
やっぱり重量級の本格的なボードゲームはプレイの充実感が違う!
今回はこれまで。 ごきげんよう、さようなら。
先々月から「ロビンソン・クルーソー 呪われた島の冒険 Robinson Crusoe: Adventure on the Cursed Island」が
依然としてテストプレイにこぎつけていません。

またしても「マインクラフト」なるPS3のソフトに我が家は侵されております。
毎日、額に汗して木を切り倒して大地を開墾し畑を耕し野菜や小麦を収穫しております。
開墾した土地に牧場を作り家畜を育て牛乳や肉、毛皮、羊毛、羽などを得ています。
近くの海や湖にも出かけて魚釣りをしております。穴を掘り採鉱、いわゆる鉱石を求めてツルハシを振るっています。
得られた資源をもとに家を造り、道具や機械、設備を作ります。世界は危険なので武器や防具も作ります。
そして生み出される新たな道具や機械、設備で、より豊かで安全な暮らしの実現に日夜努力しております。
時にはツレと一緒に飼い慣らした狼を引き連れて未開の地に足を踏み入れ、危険な冒険の旅に出かけます。
遠く地の果てには、異次元の世界に通じるポータルが存在するとの噂もあります。
このゲームも非常に中毒性が強くて完全にハマっています。罪なソフトですけど、本当に素晴らしいソフト。
とはいいつつも、ボードゲームも負けてはいません、今月も以下の新しい作品が4点も加わっています。
ポケットバトル:南軍対北軍 Pocket Battles : Confederacy vs Union
ハンザ Hansa
ラブレター Love Letter
スターウォーズ X-ウィング Star Wars X-Wing Miniatures Game
では、今月新たにランキングに加わった4作品について一言。
ポケットバトル:南軍対北軍 Pocket Battles : Confederacy vs Union

知る人ぞ知る「ポケットバトル」です。
相当以前から一度はプレイしたいと考えていたのですが、幸いにも新しい作品がリリースされ迷わず購入しました。
軽くウォーゲームをプレイしたい人には最適、いや、重量級が好きな方も裏切らないと思います。
ゲームのプレイ時間が両軍の規模を調整することにより自由に設定できる点と、
なにはともあれ、多種多様な軍隊からお好みのものを選んで自軍を好き勝手に編成できる点が楽しい。
ルールも軽すぎず重すぎない絶妙の出来で、世界で好評を博しているだけある、小粒でも決して侮れない秀作。
ハンザ Hansa

とても地味だけど、味のある作品。何故か、またプレイしたくなる他に無い妙な魅力を持っています。
商船を移動させて、移動先で商品の売り買いや販売所を建てるといった一見ありきたりなゲームなのですが…。
とてもひねりが利いていて、かなり考えさせられるシステム。巷では結構好きな人が多いのではないでしょうか。
ラブレター Love Letter

ピリッとスパイスが効いた小気味の良い作品。数分で決着がつくので、ついついプレイを繰り返してしまいます。
個性的なカードデザインと相まって、日本の代表的なカードゲームの一つにあげられる素晴らしい作品です。
スターウォーズ X-ウィング Star Wars X-Wing Miniatures Game

使用されるミニチュアの完成度が高く、ついついスターウォーズの世界に引き込まれてしまいます。
以前紹介させていただいた「Wings of Glory」と比べて、ルールが幾分シンプルではありますが、
個々の宇宙船の特徴が十分に表現されていて、広く万人に好かれるとてもバランスがとれた作品となっています。
スターターセットに付属されている宇宙船はX-ウィングを含め3体だけですが、
拡張として、現在すでに様々な宇宙船が数多くリリースされており、今後も新しいモデルのリリースが予定されています。
「Wings of Glory」同様に、ミニチュアを操作しての広大な宇宙でのファイトは、それはそれは楽しいものです。
私もそうですがツレもかなり気に入った様子で、プレイ中に「キャー、キャー」いって盛り上がっています。
では、今月の順位です。

*以下の記事において記載されたゲーム名をクリックすると、そのレビューをご覧いただけます。
「メイジナイト」如何に魅力的な作品が新しく登場しても、この作品の素晴らしさが陰ることはありません。
剣と魔法のファンタジーの世界を満喫できる不動の王者。プレイ中には本当にワクワクして、血が騒ぎます。
魔法の塔や僧院で修業を積み、旅の仲間を集めてシティを目指す、未知なる世界を旅する「メイジナイト」。
理想の農場建設をテーマとした「アグリコラ」。
森や沼を開墾して、畑には小麦や野菜、牧場には羊や猪、牛、馬、木造のあばら家を石造りに改築して冬の備え。
厩や農機具、かまどに調理場、暖炉と設備を調え、大家族に囲まれた夢見る暮らしの実現を目指します。
アグリコラ:世界選手権デッキ(Agricola: World Championship Deck)は、
まだまだ価格が高くて手が出ません。そろそろ再販しそうな気配?!
もう一つ星が増えてもおかしくない「ツォルキン:マヤ神聖歴」
ツォルキンとは、マヤ文明で使われていた暦のこと。
まず、驚かされるのは大小6つの歯車からなる並はずれたスケールのゲームボード。
スケールだけでなく、その出来栄えにおいてもこれまでに例を見ない素晴らしさ。
そしてワーカープレイスメントを見事に進化させた独自のゲームシステムもまた、
その素晴らしい外観に勝るとも劣らない質の高さに仕上がっています。世界最高級の風格が感じられます。
「アース・リボーン」豊富なシナリオを順を追ってプレイするに従ってルールの幅が広がり、プレイがさらにリアルに。
核戦争以降の荒廃した世界での2大勢力の戦いであるにもかかわらず、軽快なアクションムービー的プレイ感。
理屈抜き、ドンパチ好きには堪らない、ゾンビがうろつくヤバいエリアをショットガンぶっ放して駆け抜けよう。
「ウォー・オブ・ザ・リング」まさにロード・オブ・ザ・リングの世界。
ボード上で入り乱れて戦う両軍のミニチュアと、原作を忠実に再現しようとしたゲームシステムに脱帽。
数多くのフィギュアで埋め尽くされた戦場には、崇高な品格さえ感じられます。
イシルドゥアの末裔アラゴルンや白のガンダルフ、ナズグール、サルマン、魔王が目の前に。
「エクリプス」これまでは、宇宙をテーマとしたボードゲームの最高峰との位置付けだったのですが…。
「スタートレック:艦隊司令官」との比較で、正直いつも順位付けに迷います。
技術開発により最強の宇宙船を設計・建造するという、この作品独自のシステムが順位の決め手となりました。
「スタートレック:艦隊司令官」未知なる宇宙を探検して、様々なミッションを達成していきます。
単なる連邦軍とクリンゴン軍の戦闘だけにとどまらず、様々な未知との遭遇がプレイヤーを待っています。
コロニーや宇宙基地の建設、惑星への遠征隊の派遣、巨大敵艦船の追跡、未知の星域の探索、敵艦長の拉致など
広大な宇宙でお馴染の艦隊を、そのフィギュアでコントロールして目標の勝利ポイント獲得を目指します。
「メイジ・ウォーズ」プレイ時間を忘れさせてくれる文句無しの二人用カードゲームの最高峰。
異なる魔法学校で学んだ二人の魔法使いが、アリーナで独自のスペルを駆使して戦います。
二人の魔法使いが召喚したクリーチャー達が、地を駆け空を舞いアリーナで死闘を繰り広げます。
戦場となるアリーナ(ゲームボード)を導入することにより、
カードゲームの枠から大きく進化し、そのプレイを非常に奥深いものにしています。
「ル・アーブル」ウヴェ・ローゼンベルクの収穫三部作の中で最も好きな作品。
港町にはさまざまな産業が息吹いていて、非常に多彩なビジネスを提供してくれます。
埠頭に陸揚げされるさまざまな資材、港町が繁栄していく雰囲気がとても好きです。
プレイを重ねるごとに様々なアプローチが見えてきて、その良さが再認識されて順位がアップ。
「スルー・ジ・エイジズ」文明の進化を扱った作品ではボードゲームの最高峰といえるでしょう。
プレイを重ねてルールに精通するに従って、文明をコントロールする知的なプレイに評価が高まってきています。
三つの世代にわたって科学、文化、軍事力の進化を図ります。完成度の極めて高い独特のシステムは王者の風格。
「D-Day At Omaha Beach」ウォーゲームといえば、やっぱりD-DAYです。
その詳細なルール群により、1944年6月6日に実施されたオマハにおける上陸作戦の忠実な再現が試みられています。
午前6時15分から開始された、オマハビーチへの上陸から始まるD-DAYにおけるもっとも激しい戦いとされた作戦が
このゲームにおいて、真摯に、そして見事に描かれています。ウォーゲームの真髄を堪能できる重量級の本格派。
「ディセント:闇の世界への旅立ち」闇の王オーバーロードと8人の英雄の戦いが描かれています。
単独でプレイできる20ものクエストに加えて、クエスト同士が関連しあう壮大なキャンペーンゲーム。
一つ一つのクエストがそれぞれ単独のゲームとして成り立つほどの完成度。
各クエストは遭遇1と遭遇2の2つのシーンに分割されているので、プレイの重さを感じさせません。
「ドミナント・スピーシーズ」プレイヤーは哺乳類や爬虫類、鳥類、両生類、節足動物、昆虫を担当して、
氷河期が迫まりくる新しい地球で、種の覇権をかけて戦います。やり応えのある重厚な作品です。
「キャスタウェイ」孤島に漂着した難破者として生き延びて、島の反対側にある岬で救出されるよう努めます。
流れ着いた浜辺から島のジャングルを抜けて、さらに奥地へ。奥地を経て島の反対側にある岬を目指します。
この岬が救出されるためには、島における最適のポジションなのです。
難破者の行く手には様々な困難が待ち受けています。
プレイしていて本当に難破したような気持ちにさせてくれます。その素晴らしさがこの順位に表れています。
「金星の商人」未知なる宇宙を探検して、惑星で商品を買い付け他の惑星で売りさばきます。時には乗客も運びます。
より多くの商品をより速く、より安全に運ぶには宇宙船とパイロットのレベルアップは不可欠です。
航路には海賊や暗雲、その他にも様々な障害が待ち受けているなか、与えられた任務をこなし魅力的な報償を得ます。
宇宙を飛び回る夢に溢れる素晴らしい作品、重量級でありながら人を選ばない万人が楽しめる世界トップレベルの作品。
「アンドールの伝説」勇者となって邪悪な怪物の進撃からアンドール王国を防衛し、特別な任務を果たします。
とにかくプレイしていて楽しい。本当に英雄となって冒険の世界を旅している感じがします。
なにかの物語を読みふけっているように、どんどん先へと進みたくなる魅力に溢れた新しいシステムの作品です。
「マンション・オブ・マッドネス」建物内には様々なてがかりが点在しています。
部屋にはロックがかかり、鍵やパズルを解くことが必要となります。
ゲームマスターはモンスターを召喚して、探索者の行く手を阻みます。
探索者の真の使命とはなにか、徐々に得られる手掛かりから物語の陰に隠されている真実を解き明かし
モンスターの追手をかいくぐり、自らの勝利条件を突き止め、達成しなければなりません。
ドラマ仕立てで進むプレイ感がとても新鮮です。練りに練られた重厚で素晴らしい作品です。
「ハワイ」島で自分の王国を繁栄させて、島の王に族長として認められなければなりません。
ボードやコンポーネントはまさにハワイのホンワカムード一杯、でもプレイはかなりハードです。
「アンドロイド:ネットランナー」今人気急上昇の二人用カードゲームです。
アンドロイドに支配された退廃した未来社会での、ハッカーの戦いを描いた非常にクールな作品です。
これまでにない斬新なテーマに、新しい息吹が感じられます。今後の発展が楽しみです。
「コンフリクト・オブ・ヒーローズ」第2次世界大戦の独ソ戦をテーマにした本格的な戦術級ウォーゲーム。
銃撃戦をよりリアルに再現すべく準備された詳細なルールは、ステップ方式で修得していきます。
私もそうですが、ウォーゲームファンには堪らない正統派、これぞ押しも押されもしない戦術級ウォーゲーム。
まだ初期のシナリオしかプレイできていないため順位は低いですが、
アース・リボーン同様に、車両や盤外砲撃などのルールが導入されるに従って順位はアップすることでしょう。
「シヴィライゼーション」文明の進化を描いたボードゲームとしては、先の「スルー・ジ・エイジズ」と双璧。
シド・マイヤー作、幌馬車で未開の地を探索する雰囲気はボードゲームでも失われていません。
軍事や科学、文化、経済とそれぞれの分野で勝利条件が設けられていて、プレイの幅が広がります。
「ブラス」派手さはないがプレイを重ねるに従って、次第にその良さが伝わってくる実力派タイプ。
前半は運河、後半は鉄道と輸送手段が切り替わります、産業革命の雰囲気がうまく演出されています。
こんなに面白い「ブラス」がこの順位とは本当に驚きです。
「テラミスティカ」ボードゲームの様々な要素が、これでもかというぐらい一杯詰め込まれて凝縮されています。
まさにてんこ盛り状態なのですが、意外とスッキリまとめられています。単純な陣取り争いではありません。
それぞれ個性ある14の勢力の一つを担当して、独自の能力をフルに発揮して、
住居を進化させて砦や神殿、聖域を建設し世界の覇権を競います。充実したプレイ感が味わえる本格派。
「ボラボラ」ハワイで少し物足りないと感じられる方にはお勧め。
お馴染の島世界で、小屋を建てて魚を獲り、神々に捧げ物をして生活を豊かにします。
ハワイにせよ、このボラボラにせよ、なんなんでしょうか、この独特のマッタリ感は。とにかく楽しいです。
「ロシアンレールロード」シベリア横断鉄道をはじめとする3つの鉄道を建設して勝利点を競います。
鉄道の建設以外に工場建設による工業の発展も加わり、
独自の能力を持つ技師の採用や各鉄道にそれぞれ独特の特徴を持たせているところがプレイを奥深いものにしています。
とても完成度の高い作品で、とても充実したプレイ感が得られるワーカープレイスメントの王道を行く本格派です。
「ゴア」プレイヤーはポルトガルとインドの間を旅する香辛料商人として、商売の拡大・成長を目指します。
船の建造と香辛料の収穫、税金の徴収、探検、入植者の編成、植民地の設立の6分野での発展を中心に、
香辛料と交易船、入植者、資金の調達に奔走します。重さを感じさせず充実したプレイ感が得られる稀有な秀作。
「トラヤヌス」トラヤヌス帝に統治され繁栄の絶頂期にあるローマ帝国が舞台。
政治、交易、領地、軍事などの様々な分野での多彩なアクションが
マンカラを採用した独自のシステムと相まって、非常にうまく機能しています。
「ブレーマーハーフェン」5人の港湾労働者を効果的に配置して港の作業を行います。
商品を船から降ろし、いったん保管した後に運送業者に引き渡します。
船の確保から運送業者との契約、建物の建設まで港のスペースを効率良く活用して、
名声とお金の両方を得た者だけに最終的な成功がもたらされます。港の香りが漂う秀作です。
「ドラゴンイヤー」中国の王子としてプレイヤーは、たび重なる災禍から宮殿を守ります。
宮殿を守るためには、大切な臣下を次々と犠牲にしなければなりません。
宮殿は正に愛しい臣下の人柱の上にかろうじて成り立つという、とても悲惨なお話ですが実にプレイは面白い。
「スモールワールド」プレイヤーはある種族をコントロールして小さな世界の覇権をかけて戦います。
各種族は独自の能力を持っていて、戦いを有利に導いてくれますが、長く戦い続けると衰退していきます。
プレイヤーは、タイミングを見計らって別の種族に乗り換えなければなりません。
各プレイヤーは永遠に続くとも思われる戦いで、種族を次々と乗り換えて領地を拡張し続けなければなりません。
狭い世界の中でプレイヤー同士が陽気にドンパチ、独特のノリがあります。争い事が嫌いな方にもおススメ。
プレイするたびに変化する種族の特殊能力が魅力。ただし、勝つためには緻密な戦略も要求されます。
「キーフラワー」労働者は四季を通じてキーフラワー号に乗って村にやってきます。
競り落とした建物タイルや船タイルを配置・接続して、村を拡大・発展させます。
美しく、とても優しいデザインの数多くのタイルが魅力的な楽しい作品です。徐々に順位を上げてきています。
「炭鉱讃歌」19世紀末のエッセンの炭鉱で顧客の要望に合った質の石炭を生産・供給します。
トロッコを製造し、立坑から地下の石炭を運び出し、指定の運送方法で顧客に届けます。
競合他社より数多くの石炭を供給し、より多くの輸送機関を活用、より多くのトロッコを製造せねばなりません。
他より上回る実績をあげることで大きな勝利点が得られます。
全てに効率化が求められ中で数多くの労働者をどう働かせるか選択肢がいっぱい、でもルールは意外とシンプル。
「ケイラス」お城の建設と町の繁栄に寄与して名声点を競います。
お城へ続く道沿いに建設される様々な建物、行政官と監督官の存在がこの作品を非常に面白くさせています。
「数エーカーの雪」郷里から遠く離れた雪原を、重い足取りで進む若き戦士たちの姿が目に浮かびます。
カナダと北米の国境近く起こったフランスとイギリスのフレンチ・インディアン戦争を描いたウォーゲーム。
次のプレイが待ち遠しい、私の一押しのボードゲームです。
「村の人生」プレイヤーは、何世代にも引き継がれていく村人の人生を経験します。
ボードに描かれた村はホノボノとしていて、何かホンワカとした気持ちになります。
前述のハワイやボラボラと何か通じる、ほんのりとした温かさが感じられる作品です。
「トロワ」ダイスをうまく使ったゲームシステムで、ゲームの進行も軽快なテンポで進みます。
ラウンドごとに起こる町への襲撃や、ゲーム終了時点で追加得点を提供するキャラクターカードがイイですね。
最近、プレイするのがとても楽しくて、決してこの順位ではないと思い始めています。
「トワイライト・ストラグル」重量級の二人用ゲームで、米ソの冷戦を描いた作品。
世界地図を前に米ソに分かれて世界各国への影響力を高めて自陣営を強化します。
世界史に残る様々な出来事が登場して、それらの効果を世界に波及させていく知的なゲーム。
プレイ回数を重ねても色あせない作品の一つ、今後さらに順位を上げていくでしょう。
「1775-反乱」アメリカ大陸の13の植民地がイギリスからの独立を掲げて蜂起したアメリカ独立戦争がテーマ。
イギリス正規軍と独立を目指す大陸軍に加えて、王党派とよばれるアメリカ入植者の中のイギリス支持派と、
入植者から戦いに加わったパトリオットと呼ばれる民兵がそれぞれイギリス側とアメリカ側に登場します。
さらにイギリスには金で雇われたドイツ人傭兵とアメリカ独立を支援したフランス軍も参戦します。
ウォーゲームにしては珍しくルールがシンプルですが、完成度は高くプレイヤーには緻密な戦略が求められます。
デザインも含め、大人のゲームといった趣きが感じられるいぶし銀的な良さが光ります。
「ルイス・クラーク探検隊」初めて北米大陸を横断してルイス・クラーク探検隊を描いた作品です。
登場する人物は、全て実際の探検に影響を及ぼした人達で歴史的な観点からも雰囲気を盛り上げてくれます。
この作品が醸し出す雰囲気は、史実からいけば非常に過酷な探検であったにもかかわらず
サバイバル的な厳しさを一切排除して、むしろ陽気な探検レース的な感じとしたところがとても好感が持てます。
とはいえ、
資源獲得や人物雇用、インディアンとの交易や労働力獲得、偵察隊の前進、探検隊のグレードアップ、野営など、
探検隊の取るべき行動は、常にその選択に悩まされることとなるでしょう。
少しレベルは高いですが、ファミリーゲームとしても家族全員で楽しめるのではないかと思います。
「プエルトリコ」おそらくボードゲームの歴史に名を残すであろう作品。本当に何回プレイしても色褪せない面白さ。
プエルトリコ島で
作物を収穫、工場で商品化、商店に売却、船にて輸出、価値の高い建物を建設して島を繁栄させます。
この作品、この面白さで、この順位とは、我ながら驚きです。世界には何と面白い作品が多いことでしょう。
「スターウォーズ X-ウィング」ミニチュアの精巧な出来に引けを取らない洗練されたゲームシステムがイイですね。
宇宙船の機動が標準的なパターンに加えて、個々の機体独自のマヌーバーもあって戦闘をとても多彩にしています。
光子魚雷やR2-D2などのドロイドも登場して、スターウォーズファンでなくてもワクワクしてきます。
要人の護衛や小惑星群からの脱出、人工衛星の探査などのシナリオも用意されていて理屈抜きにプレイは楽しい。
「祈り働け」これまたウヴェ・ローゼンベルクの作品。
もっともスケールが大きい作品で、山地や海辺までエリアを追加して拡張できるので比較的のびのびプレイ。
複数の資源を組み合わせ、いくつもの建物で加工することにより生みだされる聖遺物や、
隣接したエリアに価値の高い建物を建設することにより効果を発揮する村など新鮮な要素が盛り込まれています。
「スチームパーク」プレイヤーは自分の遊園地内に乗り物と施設を建設して、お客を楽しませてお金を儲けます。
いろんな乗り物が、いろんな施設が、このゲームには登場します。遊園地につきもののゴミにも注意を払いましょう。
お客は全員ロボットなので気に入った乗り物にはいつまでも乗り続け、乗ったが最後、もう降りることはありません。
ファミリーゲームとして一押しです。とにかくプレイが楽しい。デザインやコンポーネントが可愛い。
「ブルームーン:レジェンド」ブルームーンシティに住む様々な種族と神の使徒である三匹のドラゴン。
プレイヤーは種族の1つを選び、相手との戦いに勝利して三匹のドラゴンを自陣営に引き寄せます。
互いに独自の能力を持つ種族の選択から、プレイに慣れてくれば自分のデッキも創ることができます。
二人プレイ用のカードゲームとしてはかなり軽いタイプですが、クニツィア独特の悩ましさに魅了されます。
「マデイラ」ポルトガル人が発見した肥沃な島マデイラで小麦や砂糖、マデイラワイン、木材で利益を得ます。
船や建物を建設して、探検や都市化、交易路の開拓、島のギルドの支配など王国の要請に応えて名声を高めます。
やることが一杯で、ボリューム満点の重量級。プレイ時間がチョット長すぎかな。
「ブルゴーニュ」細部にわたってバランスがとれた皆に好かれる優等生的作品。
プレイヤー間のインターラクティブな面も過度でなく、船や城、商品の販売に農場、建物の建設など要素も豊富。
他に輝かしい作品が多いため、不本意ながら順位はココに。
ヴィニョスとは対照的で軽快なテンポでプレイが進む、幅広くファンに好まれるタイプ。
「マカオ」17世紀のマカオでポルトガルの冒険家として名声を高めることに努めます。
マカオを拠点にヨーロッパ諸国との交易や、マカオでの都市拡張、各種建物の建築、オフィスや人材の活用など
変化に富んだ豊富なアクションを駆使して名声を高めていきます。
ただ、このアクションを実行するもととなるアクションキューブの獲得が、
風配図という一風変わったボードを使うチョットひと癖あるシステムが使われていて、これが面白い。
プレイを重ねるに従って、奥行きが増してくるジックリと取り組める味のある作品です。
「チグリス・アンド・ユーフラテス」チグリス川とユーフラテス川の間の文明発祥の地メソポタミアで、
最も強く、かつバランスのとれた文明の構築を目指します。
内部紛争と外部紛争の2つの争いやモニュメント、大災害、文明建築物の効果が作品を非常に奥深いものに。
「エルグランデ」とは、一味違う陣取りゲームの面白さが高く評価されることでしょう。
「ねずみ達と魔法使い」王国を闇に陥れようとする魔女と漆黒の戦士達に敢然と立ち向かう王子率いる勇士達。
ヒーロー達はねずみに姿を変えて、王国を取り戻すために立ちあがります。
待望の多人数協力型ボードゲームの登場です。敵はドブネズミの戦士やごきぶり、毒蜘蛛、ムカデ、雄猫たち。
つり針と糸で下水道を渡ったり、フォークをカタパルトがわりに使ってブドウを飛ばして敵をブッ飛ばします。
さあ、家族や友達、恋人を誘って王国を救う冒険を始めましょう! このゲーム最高!
「ライバルカタン」二人用のカードゲームとしては珍しい、重量級の本格派。ツレとハマりました。
道路をつくり土地を開墾し、都市に発展させて領地を拡張していきます。
収穫した資源をもとに様々な効果を持つ建物や船を建造して、武力と商業力、技術力を高めていきます。
豊作や略奪など変化に富んだイベントの発生、独自の能力を備えた英雄の登場など、非常に内容は盛り沢山。
「アルハンブラ」塔を造り、庭を整え、パビリオンやアーケード、宮殿を建設してアルハンブラでの建築を競います。
何度プレイしても、思うようなアルハンブラが建設できません。
建設の邪魔をするのは、タイルの縁に設けられた城壁だけではありません。
豊富な拡張ルールによって、一筋縄ではいかないより奥深いゲームにブラッシュアップされています。
「グラナダ」アルハンブラ宮殿がある都市グラナダに学校や浴場、住宅、市場などを建設します。
「アルハンブラ」の続編と言われるだけあって、様々な面で改良が見られます。
とくに建物タイルのデザインは非常に美しいものに変身しました。
無粋な黒の城壁が無くなり美しい堀に、両面印刷となった建物タイルはこれまで以上にプレイを悩ましいものに。
ただ、最も様変わりしたのは得点の計算方法で、
この変更より、ゲームのインターラクティブが結構強いものになりました。
「レーベンヘルツ(ドメイン)」この陣取り合戦は、私とても気に入りました。
ルールは比較的シンプルですが、領土を拡張したり騎士が寝返ったり隣国同士が同盟を結んだり実に面白い。
軽そうに見えて、囲碁同様にプレイに深みがあります。プレイを重ねるごとに味が出てくる珠玉の作品です。
「ロード・オブ・ザ・リング カードゲーム」二人プレイとしては珍しい協力プレイ型。
それゆえに、そのゲームシステムはとてもオリジナリティに富み、とても新鮮なインパクトをプレイヤーに与えます。
おそらく用意されたシナリオを全てクリアするためには、
様々な能力を備えたカードを自分なりに組み合わせた独自のデッキを構築することが不可欠となるでしょう。
これまでのカードゲームでは味わえない新たな面白さをこの作品は実現しています。
「コマンド アンド カラーズ:古代」古代ローマとカルタゴの戦いを描いた作品。
部隊を表す300を超えるブロックが登場します。
歩兵や騎兵、戦車やカタパルト、弓兵に投石部隊、外人部隊に戦士、象まで戦いに加わります。
象は強力ですが扱いが厄介で、戦いに敗れて退却でもしようものなら、敵味方見境なく周りを蹴散らす有様。
ルールは部隊ごとに多岐にわたりますが意外と理解しやすく、プレイ感もどちらかというと軽い。
15ものシナリオも準備されていて、これからのプレイが楽しみな作品。
「古代決戦」ローマやカルタゴなどの古代国家を担当して覇権を争います。
「古代」が二人用ゲームとしてリメイクされました。二人用ゲームとして注目の作品。
「エルグランデ」ボードゲーム史にその名を残すであろう名作。いまだに色あせない面白さ。
ただ、二人プレイとしては古代決戦に軍配が上がりました。
ちなみに巷では陣取りゲームとしては最高傑作中の最高傑作と非常に評価の高い作品です。
「洛陽の門にて」ウヴェ・ローゼンベルクの収穫三部作の最後の作品。
野菜をつくり、野菜を売る、他の作品同様に人の生活の息吹が感じられる人間味溢れる作品です。
三人以上のプレイでは問題となる待ち時間の長さが二人プレイではむしろ良い方向に。
この順位は、あくまで二人プレイでの評価です。なんかこの中国の雰囲気が好きですね。
「ギャラクシートラッカー」この作品には独特のノリがあります。
時間に追われながらも、鼻歌交じりで宇宙船を建造します。
「こっちがキャノンで、後ろにエンジン2基、それとー、ここに乗組員用のキャビンと貨物室を追加してと…」
なんとか時間内で組み上げた宇宙船で、いざ宇宙へ。おっと途中の惑星で貨物を載せるのを忘れずに。
「右後方に配置した貨物室が隕石に破壊されました。」
「見捨てられた宇宙船の探索に出かけた乗組員が帰還しません。」
「バッテリーが切れて、主砲とメインエンジンが機能しません。」なんて貨物輸送も宇宙では大変です。
「ナビゲーター」大航海時代を彷彿とさせるロマン溢れる作品。
ロンデルをゲームシステムに導入、アクションの選択を悩ましいものにしています。
未知の海域への航海だけでなく、植民地化と工場建設など経営的な要素も盛り込まれていて充実したプレイ感。
「サモナーウォーズ」召喚者(魔法使い)同士が互いの仲間を召喚して戦います。
召喚者が属する種族は、それぞれ独特の能力を持っていて当然ながら戦術も異なってきます。
マスターセットには6種類の種族が含まれていて、一つの種族にサモナーと呼ばれる召喚者が1体と、
チャンピオンと呼ばれるリーダー格のユニットが3体、一般ユニットが18体の合計22体で構成されています。
全てのユニットが他の種族と異なる特殊能力を持っていて、戦いはバラエティに富んでいます。
重量級の「メイジ・ウォーズ」と、軽量級の「サモナーウォーズ」。
重量級に偏重している当ブログではこの順位ですが、プレイ回数が増えるに従って評価がアップしている実力派。
「シティビルダー」デザインがとにかくクール!! 素晴らしい!! デザインだけでとにかく楽しくなります。
居住エリアや商業エリア、産業エリア、公共エリアに計画的に建物を建設し小さな街を大都市に発展させます。
様々な建物が登場しますが、大切なことはそれぞれのエリアの特性を生かした計画的な都市開発なのです。
プレイを通じて、人の集まる魅力ある都市とは何かをプレイヤーは問われることに…。
「世界の七不思議」プレイのテンポは非常に軽快ではありますが、充実したプレイ感。
とかく重量級になりがちな文明の進化をテーマとしながら、うまくコンパクトにまとめられています。
「ウィングス・オブ・グローリー」複葉機が欲しいです。
今年こそ、拡張版で第一世界大戦の空中戦を実現します、我が家のテーブル上で。
残念ながら、拡張版をかなり以前に入手しておきながら、実際のプレイがまだ実現できていません。
テーブルの上をミニチュアの戦闘機が縦横無尽に飛び交う様は、戦闘機ファンでなくても心が躍ります。
「ナポレオンの凱旋」どちらかというと将棋よりもアブストラクト的な感じがします。
アウステルリッツの戦いを描いた作品ですが、コンポーネンツがとてもクール。
当時の地形を描いたゲームボードも落ち着いた感じで、本当に大人のゲームといった雰囲気。
非常に難しい作品ですが最近なんとかまともにプレイできるようになり、いよいよ順位がアップし始めました。
ルールがかなり難解ではありますが、重厚な本格的ウォーゲーム。
「ヴィニョス」ポルトガルのワイン生産者として
ぶどう園を購入、醸造所を建設して、生産したワインの売却・輸出、さらには品評会に出品して品質を競います。
なかなか充実したプレイ感が得られる重量級で、ルールもかなり複雑。
プレイを重ねて、どのような評価に至るのか楽しみな作品。プレイは結構重いので一般受けはしないのでは…。
「ケルト」我が家では数少ないアブストラクト的なゲーム。
手札カードをプレイして石の道を進むだけなのに何故こんなに悩ましく中毒性があるのでしょうか。
大人がプレイする回数が多いことが、その人気の高さを証明しています。
「ストーンエイジ」ルールは比較的シンプルだが、プレイは侮れない骨のある一押しのファミリーゲーム。
はじめ人間ギャートルズの石器時代の生活をそのまま再現したような作品。
といっても内容は本格的な戦略ゲームで、なかなか侮れません。それなりに充実したプレイ感が味わえます。
「ロンドン」ロンドンの大火からの復興をテーマにしています。
様々な建物を活性化して資金を産み出し、街を整備して貧困を無くし、地下鉄を整備します。
幾分地味な感じはしますが、プレイを重ねるに従って味が出てくる本格的な作品。
「メルカトル」ウヴェ・ローゼンベルクの作品の中では、最もスッキリしていてプレイ感が軽い。
反面、彼の作品にしては物足りないと感じるファンも多いのでは…。
「ハンザ」ハンザとは元々商人仲間という意味でバルト海沿岸のドイツの都市(ハンザ都市)で構成される経済的同盟体。
14世紀のハンザにおける商人としてのトップの座をかけて各プレイヤーは交易船でバルト海を走り回ります。
交易船が停泊している都市でのみ、プレイヤーは商品の売り買いや販売所の設立ができます。
商品の売り買いと販売所の設立に加えて交易船の移動とハンザ都市への商品の補充とアクションは比較的シンプル。
にもかかわらず、プレイヤーを悩ませるゲームシステムは、さすがミハエル・シャハトです。
「タシュ=カラール:伝説の闘技場」アブストラクトゲームに似たプレイ感が一部のファンには堪らない魅力となるでしょう。
将棋盤のような闘技場となるゲームボードに自由に配置できるのは、一般クラスの兵士(駒)だけ。
より強力な英雄や最強の伝説クラスの兵士を登場させるには独自のフォーメーション(兵士の隊形)が要求されます。
敵の攻撃をかわしつつ、うまく兵士を配置して、より強力なクリーチャー(兵士)を闘技場に召喚します。
とくに伝説クラスのクリーチャーは登場すると同時に独自の強力な能力を発揮して、自軍の勝利に大きく貢献します。
とてもオリジナリティに富んだゲームシステム、個人的にとても気に入りました。
「アクワイア」ホテルチェーンに投資、合併吸収を繰り返すことによって収益を上げていきます。
合併吸収や株式への投資のタイミング、筆頭株主のポスト争い、資金の回収などで現金と株券が激しく動きます。
二人プレイでは多人数プレイと比較して少し面白みに欠ける面がありますが…。
「ポケットバトル:南軍対北軍」タイトルこそポケットバトルですが、ウォーゲームとしてなかなかの優れものです。
南軍と北軍に分かれて戦うわけですが、各軍は左翼、中央、右翼の3つに分かれて布陣します。
布陣した軍隊は、各翼でさらに前衛と後衛に分かれ、最終的には全部で6つのエリアに配置されることになります。
加えて両軍の間には戦場と呼ばれるエリアが存在、このエリアで各翼の前衛から突撃した軍隊が敵軍の前衛と激突。
後衛からの長距離射撃(砲撃)や、突撃してくる敵軍に対する迎撃射撃などルールは意外と充実しています。
両軍に用意されている軍隊も多彩でその数も多く、戦闘に加えて自軍を編成する楽しみがあります。
軍のサイズを調整することによりプレイ時間も調整できるゲームシステムもイイですね。コンパクトで旅先へもOK。
「チケット・トゥ・ライド ヨーロッパ」ファミリーゲームとして、「ストーンエイジ」に次いで、お薦めがこの作品。
目的地のカードの指示に従って、指定された都市間を列車で結びます。
誰がどの路線を先に押さえるか、ホントのところガチの勝負なんです。
「ドミニオン」カードゲームの最高峰。自分のデッキを充実させて、領土を拡張します。
お金や領地のほかに、魔女や泥棒、市場、民兵、礼拝堂など様々なカードが登場します。
夫婦や恋人同士など二人プレイにお薦めのカードゲーム。もろの叩き合いにならないところがイイですね。
「ベガス」パーティ用のゲームとして一押しの作品。
ルールは至ってシンプル、初心者でも直ぐに楽しめます。インストがほとんど無用で、プレイも短時間で終了。
しかし、勝利するには運だけではなく頭を働かせなくてはなりません。決して軽いだけのゲームではありません。
二人プレイ用の特別ルールがあって、これがまた面白い。
「ウォルナットグローブ開拓史」大草原の小さな家をイメージさせるような生活がテーマとなっています。
四季を巡って収穫、土地を開拓、人を雇って、生活を豊かにします。
プレイして結構面白く味わい深いのですが、この手の分野は多くの優れたものが競い合っていて結果この順位。
「ビブリオス」書物を教会に寄進してもらい、寄進してもらった書物の一部で競りを行います。
分野毎により多くの書物を手に入れたプレイヤーが勝利します。
競りにおける、プレイヤー間の手の内の読み合いが非常に楽しい作品です。
とてもコンパクトなので、親しい友人なんかと旅行に行く時に持っていって旅先の旅館なんかで楽しめそうです。
「暗黒の金曜日」
数種類の株を売り買いして、銀を購入し、購入した銀を金に換えて、最終的には金の所有数を競います。
株価変動のゲームシステムが秀逸、株の売り買いのゲームとしては一番のお薦めです。
「ターギ」アクションの選択システムが独特な二人用カードゲーム。
ムードも独特で、塩、胡椒、ナツメヤシなどが登場、様々な効果を発揮する部族カードを獲得して得点します。
二人でちょっと重みのある充実したプレイを楽しみたい時にお薦めです。
「サンクトペテルブルグ」職人と建築物、貴族の3種類とそれらのアップグレードのカードでプレイ。
職人で収入、建築物で勝利点、貴族で収入と勝利点をそれぞれ獲得、さらにそれらをアップグレードします。
カードゲームとしては、とてもバランスのとれた完成度の高い作品。
「中世の建築士」プレイヤーは中世の建築士となり雇った労働者を使い様々な建物を建築して勝利点を獲得します。
大聖堂やホテル、石橋など様々な建物に加えて、測量機器やクレーン、丸鋸など建築に使用される設備が登場します。
建築に携わる労働者は、見習工と助手、熟練工、親方の4種類に大別されます。
労働者を雇い、労働者を派遣して建築用設備も駆使して建物を建設します。
ルールは非常にシンプルではありますが、ダイスは一切使用しないので、運の要素はほとんど排除されていて、
それゆえに、建築する建物の選択や労働者の雇用における戦略が勝敗の決め手となります。建築用設備が良いスパイス。
「ユークロニア」この作品、なぜかツレとはいつも接戦になります。
数多くの建物を建設することと自陣営の作業力の強化が勝利点を生み出す建物建設系の作品。
建設した建物の効果がバラエティに富んでいて、このゲームの面白さを引き出しています。
結構地味ではありますが、長く楽しめる秀作です。
「蟻の国」兵隊蟻や働き蟻、育児蟻、幼虫が登場して、蟻のコロニーの発展やコロニー同士の争いがテーマ。
テーマがとてもユニークで新鮮ですが、今一つもの足りない感じ。
「ヘックメック」ダイスを振って虫を集めるのですが、これがなんとも面白い。
「ベガス」や「キャントストップ」同様にダイスの出目の選択が悩ましい。
しかしこのゲームはダイスの出目よりも、プレイヤーの戦略が勝敗を大きく左右します。
ゲーム後半に大きく逆転できる可能性を秘めているのも、この作品の魅力の一つです。
子供のゲームと言って、侮ることなかれ! 私の家族の間では人気急上昇中で、プレイ中は笑いが絶えません。
5歳の孫にもっとも人気の「ごきぶりポーカーロイヤル」。
登場するのは、ゴキブリにカエル、コウモリ、サソリ、カメムシ、ハエ、ネズミの嫌われ者たちがズラリ。
でもカードのデザインはなかなかのもの。小さい子供から大人まで大いに楽しめるお薦めのカードゲーム。
「電力会社」発電所を競り落とし、都市間に送電線を張り巡らして、発電した電気をより多くの都市に供給。
発電用の燃料の値段は需要と供給で上下し、送電する都市はプレイヤー間で争奪戦が起こります。
5~6人程度の多人数プレイでは、ペスト10入りするかも。我が家は二人プレイが基本なので残念です。
「ダンジョンファイター」年末に我が家で大ブレイクした作品。
プレイヤーは全員協力してダンジョンを探索し、遭遇するモンスターを退治します。
武器はダイスです。ダイスを的にめがけて転がすだけなのですが…
「えっー、そんな恰好でサイコロ振るの? 無理無理、そんなのぜっーたいに無理!」全員大爆笑間違い無し。
「ウォーターディープの支配者たち」ウォーターディープで様々な依頼を受け、その要望を満たし勝利点を獲得します。
それなりに面白いのですが、
何かスパイスが足りない感じと思っていたのですが、最近になってじわじわと良さが分かってきたような…。
「国富論」生産場を開発、資源を生産、貿易で資金を獲得、さらに生産場を拡大、所謂国を富ませるゲームです。
ほとんど運の要素がないだけに、非常に頭を使います。第2版でルールも改善されました。チョット堅め。
「テーベの東」テーベとは、ナイル川東岸に位置し古代エジプトの王都。
世界を駆け巡り遺跡を発掘します。有名な遺物が数多く登場します。
とても洗練されていてファミリーゲームとしてお薦めですが、ちょっと物足りない感じ。
ベスト10を見てもらうと分かるように、うちは比較的重いのが好きだから軽快なものは順位的に不利。
「ジャイプル」宝石や金、銀、絹、皮などの商品の売りさばきます。
高額な宝石などは、2点以上でなければ売れず、安い商品でも3~5点をまとめて売るとボーナスが出ます。
ラクダが登場します、これがまた悩ましい。プレイは白熱します。
「バトルライン」戦線(バトルライン)で9つの旗(フラッグ)を取り合う対戦型二人用ゲーム。
旗ごとにプレイヤーは3枚の戦士に見立てたカードを置いて、
そのフォーメーション(ポーカーの役のようなもの)の強さで勝敗が決まります。
カード運も多少ありますが、9つの戦場における互いの手の内の読み合いが大きく左右するガチの頭脳戦となります。
プレイ時間30分と軽量級ながら、結構骨太の作品です。
「パンデミック」伝染病が世界に蔓延するのをプレイヤー全員で協力して阻止します。
ちょっとハラハラします。どちらかというとファミリーゲーム。フリークにはちょっと物足りないのでは…
「レース・フォー・ザ・ギャラクシー」カードゲームとしては非常に内容が濃くて、ルールはやや難しいフリーク好み。
宇宙を舞台に、プレイヤーは強力で豊かな帝国を築きます。
勝ち筋が大きく軍事と生産の2通りあって、それぞれ戦略が大きく異なりゲームの流れを変えます。
「D-DAY ダイス」上陸作戦を描いた異色のウォーゲーム。
敵の激しい攻撃にひたすら耐えて敵陣地を目指します。
さまざまなスペシャリストと装備が登場し、前進する部隊を支援します。
恩賞を活用するようになって、漸く最初のシナリオをクリア。だんだん面白さがわかってきました。
「メディチ対ストロッチ」ガチの競りのゲームです。。
競り落とした商品を船一隻に積み込み、埠頭の一つに陸揚げするだけなのに、本当にプレイヤーを悩まします。
打つ手の価値を読むのが難しく、その難しさを楽しめるか否かが好き嫌いを分けます。人を選ぶ作品です。
「コロレット記念版」色とりどりのカメレオンのカードが美しいカードゲーム。
同じ色のカードを数多く集めて高得点を狙うのですが、得点はカードの色が3色までで4色目からは減点されます。
山札からカードを1枚引いて任意の列に加えるか、任意の列の1つにある全てのカードを取るか、アクションは2つに一つ。
列はプレイヤー人数分あり、各列には3枚までカードが置けます。
不要なカードを避けて早めにカードを取るか、カード獲得枚数を増やすためにギリギリまで粘るか。とても悩ましい。
この作品、有名なだけあって、とてもシンプルながら、かなりの優れもの。
「ファミリア」我が家のお薦めのカードゲーム。
ストリートから人材を発掘して、自分のファミリー(やくざの組)に引き入れて一家を大きくしていきます。
一枚一枚全てデザインが異なるやくざのカードのイラストがたまりません。実際にモデルがいるってホント??
「交易王」市場の商品を購入して、船で交易するゲーム。
二人でも多人数でも同じように楽しめます。派手さはないが、初心者でも楽しめる優れたカードゲームです。
「ハイフロンティア」宇宙を開拓するゲーム。宇宙飛行の難しい専門用語が飛び交い雰囲気は満点。
ボードのデザインもとても気に入っているのですが、内容は専門的すぎてルールが難しい。
一時は、ゴミ箱行きかとまで思われましたが…、最近になって、なんとかプレイを楽しめるようになりました。
結構マニアックではありますが、大宇宙を飛行するという魅力に満ちていて面白いことを実感しています。
我が家流にルールも改変(改悪?)して、今後順位アップが期待できそうです。
「キャントストップ」ダイスを振るのがやめられなくなる「キャントストップ」。
2~12までの登山道を頂上目指して登ります。3つの頂上を先に極めたプレイヤーが勝利します。
手番で何度でもダイスを振って、出目に応じて3つに限定された登山道を登ることができますが、
振ったダイスで3つの登山道の一つも登れなければ、手番でこれまで登った分がキャンセルされます。
もう一回ぐらいは、もう一回ぐらいは登れるだろうが命取り。どうにも止まらない「キャントストップ」。
「カルカソンヌ」最近孫と良くプレイします。彼は結構気に入っているようです。
タイルを1枚引いて、城や道、教会を作っていきます。暇な時間にちょっとプレイにもってこいです。
「蒸気の時代」二人プレイでは、どうしても評価が低くなってしまいます。
都市間に線路を敷設して物資を輸送し資金を獲得、獲得した資金で輸送路を拡大していきます。
「K2」K2を登頂します。山の高度毎に天候が変化し、体力が奪われていきます。
頂上に近づくに従って環境は厳しく、ルート上の各エリアに留まることができる人数が少なくなっていきます。
先の天候を読んで、エリアを選んでキャンプを張り、登頂のタイミングを見計らいます。
先月のプレイでは、悪天候のためハラハラドキドキの展開となって結構楽しめました。意外と面白い!?
「フレスコ」二人プレイは外すべき。ダミーのキャラをプレイするのは煩雑で正直言って面白くない。
おそらく多人数プレイでは面白いのかも。テーマ自身が私好みではないのも評価が低い理由。
最近は二人用の我が家独自のルールを作って、それなりに楽しんでますが…。
「ラブレター」えっえ~、とてもスパイスが効いていて素晴らしい作品なのに、こんなに低い順位。
お姫様をはじめとする登場する全てのカードの特徴がよく練られていてカードゲームとしては素晴らしい出来なのに…。
2人プレイがメインのうえ重量級偏重型の我が家のランキングでは、残念ながらこの種のゲームは評価が低くなる傾向に。
「トール」当ブログで久々の軽量級のカードゲームの登場。
神々に供え物をして神カードを獲得、獲得した神カードの価値はその神への最後の供え物で決まるという、
極めてシンプルなルール。
残念ながら二人プレイでは、その良さがかなり削がれて順位はかなり低め。
「ラミィキューブ」面白いがボードゲーム的には魅力に欠ける。
でも、結構面白い。
「なんてったってホノルル」
世界の有名都市が登場して、起点となる都市の東西南北のどの方向に位置するのかを当てます。
これまで聞いたことがないような都市も数多くあり、それらの都市が起点となると、これはもうお手上げです。
でも世界の地理を学ぶつもりでプレイすれば、これほど優れた教材はないのではと考えてしまう一面があります。
ルールをもう少し工夫して、その良さを引き出せないものかと思案中です。ということで、とりあえず最下位。
ツレとのボードゲームのプレイ回数がとうとう500回を突破しました。
今月、プレイが滞っていた超大物の「ウォー・オブ・ザ・リング」を6日間プレイしました。
1年半ぶりのプレイとなりましたが、久々に充実した本格的なボードゲームのプレイを味わうことができました。
やっぱり重量級の本格的なボードゲームはプレイの充実感が違う!
今回はこれまで。 ごきげんよう、さようなら。