- Date: Sun 09 02 2014
- Category: ボードゲームのお話
- Tags: 世界のボードゲーム ボードゲーム boardgame 二人プレイ 二人用ゲーム
- Community: テーマ "ボードゲームのお話" ジャンル "趣味・実用"
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老人ホームでボードゲーム
我が家の玄関ドアを開き、
玄関の三和土(たたき)に立つと、直ぐ左手の棚に詰め込まれた数多くのボードゲームがいやでも視界に入ってきます。
我が家を訪れるほとんどの人には、これらが何であるかわからないようです。
物珍しそうに眺める人や、わからないことには全く興味なしといった感じの人など、人によって反応は様々です。
ただ共通して言えることは、訪問者との間でこれらのボードゲームが話題に上ることは皆無だということです。
突然に話は変わりますが、同居している90歳を超える高齢の母は足が悪く要介護2の認定を受けています。
その母を自宅で介護するためには、車椅子などの介護機器を必要としますが、
そのほとんどが介護保険を利用してのレンタルとなっています。
そのレンタル会社の方が我が家を訪れた時のことでした。
30代前半と思われる比較的若い方で、我が家に入るやいなや「すごい、これ全部ボードゲームですよね。」
その瞬間に、彼は我が家の玄関口の棚にあるものがボードゲームだとわかったお客さん第一号となりました。
彼は仕事の話を手早く片付けると、急くようにして話題をボードゲームに代えて矢継ぎ早に質問を投げかけてきました。
彼曰く、年末に彼女と二人でじっくりと長時間プレイできるボードゲームを探しているとのこと。
何か推薦してほしいと尋ねられ、私はチョット考えた末に「アグリコラ」を紹介しました。
その後、彼は早速「アグリコラ」を購入したのですが、ルールブックを読んでもよく理解できないと、
再び我が家を訪れ、プレイ方法を私がレクチャーすることになりました。
以降、問題なく何度もプレイを楽しんでいるとお聞きしました。
「アグリコラ」を気に入ってもらえた様子で、薦めた私もホッとしました。
またまた話は変わりますが、年末から私の母の足の具合が悪くなり、
年明け早々、老人ホーム関係の方々とお会いしてお話しする機会が一挙に増えました。
前述の介護機器のレンタル会社の方を含め、
介護関係のビジネスで中軸となって活躍されている方のほとんどが30代の若者であることに非常に驚きました。
そして全ての方が一様に、優秀で豊かな人間性を有する魅力的な方であることに、またまたびっくりしました。
なぜこれほどの人材が、介護関係のビジネスに集中しているのか私には理解できません。
ひっとしたら、
人生の終末期を迎えている数多くの老人達とその家族に常に接しているために人間性が磨かれているのかもしれません。
優秀な彼らとの出会いで、これからの母の介護に関する不安もかなり払拭することができて大いに助かりました。
一時代前であれば、老人ホームに入所させられる老人は憐れに思われたのですが、
最近の、といっても昔の老人ホームがどうだったか見たことが無いので比較できませんが、
最近の老人ホームは、全て個室でゆったりとしたスペースが用意されています。
ほとんど郊外に建てられていて、所によっては窓からの景色が絶景でまるでホテルのようです。
いや、車椅子や歩行器での通行を考慮して廊下や食堂などのスペースは極めてゆとりをもたせているので、
中途半端なホテルなんかより、はるかに居心地が良い施設となっています。
私なんか、こんな環境の良い所であれば、今からでもツレと一緒にお世話になってもいいかなと思うくらいです。
もうすでに100近くのボードゲームを所有しているので、時間を持て余すことはまずないのですから。
もちろん、元気でピンピンしている私達が入れるわけではありませんが。
現在の老人ホームの混み状態から見ると、我々の世代が年老いてギリギリ入所できるかどうかのところだと思われます。
いまや、老人ホームは理想の、いや夢の終の棲家といえるでしょう。
反面、現在30代の方達の老後は、かなり先行きが危ぶまれます。
このまま政府の政策が継続されるとなると、年金だけでなく、老人ホームも夢のまた夢となりそうです。
核家族化と長寿命化が進行して、老人のみの世帯が増えることが予想されますが、
年老いて手足が不自由となり自分だけでは生活ができなくなる、年金による収入も保証されない、
老人ホームは一杯で気が遠くなるような順番待ちで入れてもらえない、
病院は身体がどんなに悪くても3カ月以上おいてくれない、まさにお先真っ暗な老後が予想されます。
前述の介護ビジネスに携わっておられる30代の方の中には、
若いのにもかかわらず既に自分の老後のための準備をされている方がおられます。
今はのんびりしていられるかもしれませんが、
この先には冗談ではすまされない厳しい現実が待っていることを職業柄十分に自覚されているのでしょう。
私も近い将来は、なんとか夢の老人ホームにツレと入って余生をボードゲーム三昧で過ごせるよう頑張るつもりです。
死んだときに、手の中にアグリコラの駒を1つ握っていたなんて最高の幕引きですよね!
えっ、どっちかというとメイジナイトのフィギュアのほうがいいって、「それ、いいねぇ~」
玄関の三和土(たたき)に立つと、直ぐ左手の棚に詰め込まれた数多くのボードゲームがいやでも視界に入ってきます。
我が家を訪れるほとんどの人には、これらが何であるかわからないようです。
物珍しそうに眺める人や、わからないことには全く興味なしといった感じの人など、人によって反応は様々です。
ただ共通して言えることは、訪問者との間でこれらのボードゲームが話題に上ることは皆無だということです。
突然に話は変わりますが、同居している90歳を超える高齢の母は足が悪く要介護2の認定を受けています。
その母を自宅で介護するためには、車椅子などの介護機器を必要としますが、
そのほとんどが介護保険を利用してのレンタルとなっています。
そのレンタル会社の方が我が家を訪れた時のことでした。
30代前半と思われる比較的若い方で、我が家に入るやいなや「すごい、これ全部ボードゲームですよね。」
その瞬間に、彼は我が家の玄関口の棚にあるものがボードゲームだとわかったお客さん第一号となりました。
彼は仕事の話を手早く片付けると、急くようにして話題をボードゲームに代えて矢継ぎ早に質問を投げかけてきました。
彼曰く、年末に彼女と二人でじっくりと長時間プレイできるボードゲームを探しているとのこと。
何か推薦してほしいと尋ねられ、私はチョット考えた末に「アグリコラ」を紹介しました。
その後、彼は早速「アグリコラ」を購入したのですが、ルールブックを読んでもよく理解できないと、
再び我が家を訪れ、プレイ方法を私がレクチャーすることになりました。
以降、問題なく何度もプレイを楽しんでいるとお聞きしました。
「アグリコラ」を気に入ってもらえた様子で、薦めた私もホッとしました。
またまた話は変わりますが、年末から私の母の足の具合が悪くなり、
年明け早々、老人ホーム関係の方々とお会いしてお話しする機会が一挙に増えました。
前述の介護機器のレンタル会社の方を含め、
介護関係のビジネスで中軸となって活躍されている方のほとんどが30代の若者であることに非常に驚きました。
そして全ての方が一様に、優秀で豊かな人間性を有する魅力的な方であることに、またまたびっくりしました。
なぜこれほどの人材が、介護関係のビジネスに集中しているのか私には理解できません。
ひっとしたら、
人生の終末期を迎えている数多くの老人達とその家族に常に接しているために人間性が磨かれているのかもしれません。
優秀な彼らとの出会いで、これからの母の介護に関する不安もかなり払拭することができて大いに助かりました。
一時代前であれば、老人ホームに入所させられる老人は憐れに思われたのですが、
最近の、といっても昔の老人ホームがどうだったか見たことが無いので比較できませんが、
最近の老人ホームは、全て個室でゆったりとしたスペースが用意されています。
ほとんど郊外に建てられていて、所によっては窓からの景色が絶景でまるでホテルのようです。
いや、車椅子や歩行器での通行を考慮して廊下や食堂などのスペースは極めてゆとりをもたせているので、
中途半端なホテルなんかより、はるかに居心地が良い施設となっています。
私なんか、こんな環境の良い所であれば、今からでもツレと一緒にお世話になってもいいかなと思うくらいです。
もうすでに100近くのボードゲームを所有しているので、時間を持て余すことはまずないのですから。
もちろん、元気でピンピンしている私達が入れるわけではありませんが。
現在の老人ホームの混み状態から見ると、我々の世代が年老いてギリギリ入所できるかどうかのところだと思われます。
いまや、老人ホームは理想の、いや夢の終の棲家といえるでしょう。
反面、現在30代の方達の老後は、かなり先行きが危ぶまれます。
このまま政府の政策が継続されるとなると、年金だけでなく、老人ホームも夢のまた夢となりそうです。
核家族化と長寿命化が進行して、老人のみの世帯が増えることが予想されますが、
年老いて手足が不自由となり自分だけでは生活ができなくなる、年金による収入も保証されない、
老人ホームは一杯で気が遠くなるような順番待ちで入れてもらえない、
病院は身体がどんなに悪くても3カ月以上おいてくれない、まさにお先真っ暗な老後が予想されます。
前述の介護ビジネスに携わっておられる30代の方の中には、
若いのにもかかわらず既に自分の老後のための準備をされている方がおられます。
今はのんびりしていられるかもしれませんが、
この先には冗談ではすまされない厳しい現実が待っていることを職業柄十分に自覚されているのでしょう。
私も近い将来は、なんとか夢の老人ホームにツレと入って余生をボードゲーム三昧で過ごせるよう頑張るつもりです。
死んだときに、手の中にアグリコラの駒を1つ握っていたなんて最高の幕引きですよね!
えっ、どっちかというとメイジナイトのフィギュアのほうがいいって、「それ、いいねぇ~」
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