- Date: Wed 06 02 2013
- Category: ボードゲームのレビュー
- Tags: フレスコ Fresco 世界のボードゲーム ボードゲーム boardgame 二人プレイ 二人用ゲーム
- Community: テーマ "ボードゲームのルール説明" ジャンル "趣味・実用"
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フレスコ Fresco 2013/2/1 その1
大聖堂の天井に描かれたフレスコ画を修復する「フレスコ」。
「フレスコ Fresco」 プレイ人数2-4人 10歳以上 プレイ時間60分間

このレビューでは、以下の3つの拡張ルールを採用しています。
「肖像画」 新しいパーツの「肖像画カード」を使用して、アトリエで肖像画を描くことができます。
「大司教からの要請」 新しいパーツの「要請タイル」を使用して、作業所で大司教からの要請を実行します。
「特別調合」 新しい顔料ピースをうまく活用することにより、より高い勝利ポイントが獲得できます。
また、二人用ゲームのルールはダミープレイヤーである「レオナルド」を使用した正規のルールを採用せずに、
我が家独自のルールをもとにプレイしております。詳細はレビューの中でご説明します。

ゲームスタート時の写真で、中央にあるのがゲームボードです。
左右のプレイヤーの前には、大小2つのスクリーン(衝立)とその後ろにはアクションシートが1枚、
さらに顔料調合カードなどが置かれています。

左が顔料調合カードで、右がアクションシート(上が1の面、下が2の面)です。
アクションシートは、通常は1の面を使用し、最終ラウンドのみ2の面を使用します。

アクションシートには、このように徒弟駒5個を配置して該当するアクションを実行します。
具体的なアクションは左から順に、
・市場 顔料を購入します。
・大聖堂 フレスコ画または祭壇を修復します。
・アトリエ 肖像画を描きます
・作業所 顔料を調合したり、大司教の要請を実行します。
・劇場 自分と徒弟の気分を良くします。
各アクションは、徒弟駒を置いた数だけ実行できます。

さあ、ゲーム開始です。
各プレイヤーのフレスコ画家駒を1個ずつ布袋に入れ、
1個ずつ取り出した順番にゲームボード左上の順番表に並べます。
これらのフレスコ画家駒は、ゲームボードの外縁に沿って設けられた勝利ポイント表に置いて各プレイヤーの獲得している勝利ポイントの管理に使用されます。
各ラウンドの第一フェイズは、起床時間の決定と気分の変更です。
先ほどの勝利ポイントの管理に使用されるフレスコ画家駒が、
最も後ろ(獲得勝利ポイントが最も少ない)プレイヤーから順に起床時間を決定します。

ここは宿泊所です。
左の列は起床時間、中央が気分、右が市場タイル(顔料)の価格となっています。
早い起床時間を選ぶと、気分(モチベーション)が下がり、市場タイル(顔料)の価格もアップしますが、
以降の市場や大聖堂、アトリエ、作業所でのアクションが他のプレイヤーよりも先に実行できます。
各プレイヤーは、自分のフレスコ画家駒を希望する起床時間のマスに順に置いていきます。
1つのマスにはフレスコ画家駒を1個しか置けませんので、早い者勝ちとなります。

これは各プレイヤーの徒弟の気分を表す表です。
起床時間が決まったら、起床時間に応じて各プレイヤーは自分のフレスコ画家駒を上下させます。
5時の起床時間を選んだプレイヤーは、フレスコ画家駒を3マス下げます。
この表の下から2段のマスには「-1」と表示されていますが、
気分がここまで悪くなると、アクションで使用できる徒弟駒が1個減ることになります。
逆に上から2段の「+1」と表示されているマスまで気分が良くなると、
アクションで使用できる徒弟駒が1個増えることになります。
追加の徒弟駒は、表の一番上にある木目色の駒を使用します。

気分の調整が終ったら、このようにスクリーン(衝立)の後ろにアクションシートを置き、
その上に徒弟駒(通常は5個ありますが、気分によって増減)を各アクションに配分します。
全てのプレイヤーが、徒弟駒の配置を終えるまでアクションシートは衝立で隠しておきます。
全員配置が終わったら一斉に衝立を外して、アクションを公開します。以降、徒弟駒の配置は変更できません。

これが市場です。市場には4つのお店があり、お店によって置いている市場タイルの数が異なります。
起床時間が早いプレイヤーから順にお店を選びます。
プレイヤーは、アクションシートの市場に置いた徒弟駒の数だけ市場タイルを購入することができます。
市場タイル1枚あたりの価格は、宿泊所の表に書かれていた市場タイルの価格です。
プレイヤーは、選んだお店で市場タイルを購入しなくても構いませんが、
市場でのプレイヤーの手番が終わると、そのプレイヤーが選んだお店は閉じられます。
起床時間が遅い後のプレイヤーは、前のプレイヤーが選んだお店からは、
たとえ市場タイルが売れ残っていたとしても、購入することができません。
起床時間が早いと、希望する顔料が手に入り易くなりますが価格は高くなります。

市場タイルにはこのように様々なものがあります。
1枚の市場タイルで手に入る顔料の数もそれぞれ異なります。
また、オレンジや緑など調合しないと得られない顔料もお店に並ぶことがあります。

これは顔料ピースです。
市場タイルを購入したら、即時タイルの描かれた顔料ピースをストックから取り衝立の後ろに置きます。
どのプレイヤーがなんの顔料ピースを持っているかは、秘密扱いとなります。

これが大聖堂です。
修復が必要な天井のフレスコ画の上には、縦横それぞれ5列、合計25枚のフレスコタイルが乗っています。
各フレスコタイルには、修復に必要な顔料ピースと修復により獲得できる勝利ポイントが表示されています。
修復が進み、ラウンド開始時点でフレスコタイルの残りが6枚以下となった場合、
そのラウンドが最終ラウンドとなり、プレイヤーはアクションシートを2の面にしてプレイします。
天井中央の背の高い駒が大司教駒です。
この駒の下にあるフレスコタイルを修復すると、3勝利ポイントがボーナスとして獲得できます。
この駒の下のタイルを囲む周囲8枚のタイルも修復すると、2勝利ポイントがボーナスとして獲得できます。
修復時に、
1ターラー(このゲームの貨幣単位)を支払うと、大司教駒を縦横斜めいずれの方向でも1マス移動できます。
フレスコタイルを修復したら、修復したマスへ大司教駒を移動します。
大聖堂では、フレスコタイル以外に祭壇の修復もできます。

これが祭壇です。
一番上のマスでは、青と赤、黄の3つの顔料ピースで2勝利ポイントが獲得できることを表しています。
その下のマスでは、前の3つの顔料ピースに、
緑や橙、紫の顔料ピースを1つ代用するごとに追加で1勝利ポイント獲得できることを表しています。
その下は、同じように緑と橙、紫の3つの顔料ピースで6勝利ポイントが獲得できることを表しています。
最後に前の3つの顔料ピースに、ピンクの顔料ピースを1つ代用するごとに追加で3勝利ポイントを、
茶の顔料ピースを1つ代用するごとに追加で5勝利ポイントを、それぞれ獲得できることを表しています。

修復が進むと、このように大聖堂の天井に素晴らしいフレスコ画が現れます。
(次回に続きます。)
「フレスコ Fresco」 プレイ人数2-4人 10歳以上 プレイ時間60分間

このレビューでは、以下の3つの拡張ルールを採用しています。
「肖像画」 新しいパーツの「肖像画カード」を使用して、アトリエで肖像画を描くことができます。
「大司教からの要請」 新しいパーツの「要請タイル」を使用して、作業所で大司教からの要請を実行します。
「特別調合」 新しい顔料ピースをうまく活用することにより、より高い勝利ポイントが獲得できます。
また、二人用ゲームのルールはダミープレイヤーである「レオナルド」を使用した正規のルールを採用せずに、
我が家独自のルールをもとにプレイしております。詳細はレビューの中でご説明します。

ゲームスタート時の写真で、中央にあるのがゲームボードです。
左右のプレイヤーの前には、大小2つのスクリーン(衝立)とその後ろにはアクションシートが1枚、
さらに顔料調合カードなどが置かれています。

左が顔料調合カードで、右がアクションシート(上が1の面、下が2の面)です。
アクションシートは、通常は1の面を使用し、最終ラウンドのみ2の面を使用します。

アクションシートには、このように徒弟駒5個を配置して該当するアクションを実行します。
具体的なアクションは左から順に、
・市場 顔料を購入します。
・大聖堂 フレスコ画または祭壇を修復します。
・アトリエ 肖像画を描きます
・作業所 顔料を調合したり、大司教の要請を実行します。
・劇場 自分と徒弟の気分を良くします。
各アクションは、徒弟駒を置いた数だけ実行できます。

さあ、ゲーム開始です。
各プレイヤーのフレスコ画家駒を1個ずつ布袋に入れ、
1個ずつ取り出した順番にゲームボード左上の順番表に並べます。
これらのフレスコ画家駒は、ゲームボードの外縁に沿って設けられた勝利ポイント表に置いて各プレイヤーの獲得している勝利ポイントの管理に使用されます。
各ラウンドの第一フェイズは、起床時間の決定と気分の変更です。
先ほどの勝利ポイントの管理に使用されるフレスコ画家駒が、
最も後ろ(獲得勝利ポイントが最も少ない)プレイヤーから順に起床時間を決定します。

ここは宿泊所です。
左の列は起床時間、中央が気分、右が市場タイル(顔料)の価格となっています。
早い起床時間を選ぶと、気分(モチベーション)が下がり、市場タイル(顔料)の価格もアップしますが、
以降の市場や大聖堂、アトリエ、作業所でのアクションが他のプレイヤーよりも先に実行できます。
各プレイヤーは、自分のフレスコ画家駒を希望する起床時間のマスに順に置いていきます。
1つのマスにはフレスコ画家駒を1個しか置けませんので、早い者勝ちとなります。

これは各プレイヤーの徒弟の気分を表す表です。
起床時間が決まったら、起床時間に応じて各プレイヤーは自分のフレスコ画家駒を上下させます。
5時の起床時間を選んだプレイヤーは、フレスコ画家駒を3マス下げます。
この表の下から2段のマスには「-1」と表示されていますが、
気分がここまで悪くなると、アクションで使用できる徒弟駒が1個減ることになります。
逆に上から2段の「+1」と表示されているマスまで気分が良くなると、
アクションで使用できる徒弟駒が1個増えることになります。
追加の徒弟駒は、表の一番上にある木目色の駒を使用します。

気分の調整が終ったら、このようにスクリーン(衝立)の後ろにアクションシートを置き、
その上に徒弟駒(通常は5個ありますが、気分によって増減)を各アクションに配分します。
全てのプレイヤーが、徒弟駒の配置を終えるまでアクションシートは衝立で隠しておきます。
全員配置が終わったら一斉に衝立を外して、アクションを公開します。以降、徒弟駒の配置は変更できません。

これが市場です。市場には4つのお店があり、お店によって置いている市場タイルの数が異なります。
起床時間が早いプレイヤーから順にお店を選びます。
プレイヤーは、アクションシートの市場に置いた徒弟駒の数だけ市場タイルを購入することができます。
市場タイル1枚あたりの価格は、宿泊所の表に書かれていた市場タイルの価格です。
プレイヤーは、選んだお店で市場タイルを購入しなくても構いませんが、
市場でのプレイヤーの手番が終わると、そのプレイヤーが選んだお店は閉じられます。
起床時間が遅い後のプレイヤーは、前のプレイヤーが選んだお店からは、
たとえ市場タイルが売れ残っていたとしても、購入することができません。
起床時間が早いと、希望する顔料が手に入り易くなりますが価格は高くなります。

市場タイルにはこのように様々なものがあります。
1枚の市場タイルで手に入る顔料の数もそれぞれ異なります。
また、オレンジや緑など調合しないと得られない顔料もお店に並ぶことがあります。

これは顔料ピースです。
市場タイルを購入したら、即時タイルの描かれた顔料ピースをストックから取り衝立の後ろに置きます。
どのプレイヤーがなんの顔料ピースを持っているかは、秘密扱いとなります。

これが大聖堂です。
修復が必要な天井のフレスコ画の上には、縦横それぞれ5列、合計25枚のフレスコタイルが乗っています。
各フレスコタイルには、修復に必要な顔料ピースと修復により獲得できる勝利ポイントが表示されています。
修復が進み、ラウンド開始時点でフレスコタイルの残りが6枚以下となった場合、
そのラウンドが最終ラウンドとなり、プレイヤーはアクションシートを2の面にしてプレイします。
天井中央の背の高い駒が大司教駒です。
この駒の下にあるフレスコタイルを修復すると、3勝利ポイントがボーナスとして獲得できます。
この駒の下のタイルを囲む周囲8枚のタイルも修復すると、2勝利ポイントがボーナスとして獲得できます。
修復時に、
1ターラー(このゲームの貨幣単位)を支払うと、大司教駒を縦横斜めいずれの方向でも1マス移動できます。
フレスコタイルを修復したら、修復したマスへ大司教駒を移動します。
大聖堂では、フレスコタイル以外に祭壇の修復もできます。

これが祭壇です。
一番上のマスでは、青と赤、黄の3つの顔料ピースで2勝利ポイントが獲得できることを表しています。
その下のマスでは、前の3つの顔料ピースに、
緑や橙、紫の顔料ピースを1つ代用するごとに追加で1勝利ポイント獲得できることを表しています。
その下は、同じように緑と橙、紫の3つの顔料ピースで6勝利ポイントが獲得できることを表しています。
最後に前の3つの顔料ピースに、ピンクの顔料ピースを1つ代用するごとに追加で3勝利ポイントを、
茶の顔料ピースを1つ代用するごとに追加で5勝利ポイントを、それぞれ獲得できることを表しています。

修復が進むと、このように大聖堂の天井に素晴らしいフレスコ画が現れます。
(次回に続きます。)
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