- Date: Tue 29 01 2013
- Category: ボードゲームのレビュー
- Tags: ウォルナットグローブ開拓史 Walnut Grove 世界のボードゲーム ボードゲーム boardgame 二人プレイ 二人用ゲーム
- Community: テーマ "ボードゲームのレビュー" ジャンル "趣味・実用"
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ウォルナットグローブ開拓史 Walnut Grove 2013/1/27
小さな農場と大草原の小さな家。
近くの街はウォルナットグローブ、アメリカ中西部の開拓を描いた「ウォルナットグローブ開拓史」。

「ウォルナットグローブ開拓史 Walnut Grove」 プレイ人数2-4人 10歳以上 プレイ時間30-60分間

これがウォルナットグローブの街ボードです。では、まず街を詳しくご紹介しましょう。

左端中央の建物が町役場です。この前を通り過ぎる時にはコイン1枚を税金として支払わなければなりません。
ちなみに右上の赤い帽子付きの駒はプレイヤー駒で、
プレイヤーはこの駒を時計回りに街の中を目的の建物まで移動させて、希望するアクションを行います。
この町役場のちょうど反対側に教会バザーがあって、同じように通り過ぎる時にコイン1枚を支払います。
すなわち、この街を一回りするにはコイン2枚が必要となります。移動コストは、このコインの支払いだけです。

郵便局です。ここでは無料で任意の商品2つを得ます。
郵便局の前に描かれている円は、
この建物に、同時にプレイヤー駒1つしか置くことができないことを表しています。
一部の例外を除いて、ほとんどの建物はこの郵便局のようにプレイヤー駒1つしか置くことができません。

ダコタロッジです。ここでは黄色の商品駒(穀物)2個を支払って、労働者駒1個を獲得できます。

大工です。青色の商品駒(魚)と灰色の商品駒(石材)をそれぞれ1個支払って、
小屋か物置のタイル1枚を獲得できます。

セブンソンの店です。
白色の商品駒(乳製品)1個と灰色の商品駒(石材)3個を支払って、改良タイル1枚を獲得できます。
左の改良タイルは、ゲーム終了時に農家と労働者1人につき追加で1勝利点をもたらします。
右は、物置にある商品1つにつき1勝利点をもたらします。

雑貨店です。
表示されている商品タイプそれぞれ1個を売ることができます。売却は合計3個までで、売価は1コインです。

ホテルです。
ロッジと同様に労働者駒1個を獲得できますが、ここでは青色の商品駒(魚)2個が必要です。
街の反対側にも同じような店が並んでいます。

街の中央には、このような円ディスクの山札が置かれていて、一番上のディスクが表になっています。
ゲームは全部で8ラウンド、1ラウンドが1年を表しています。
各ラウンドの開始時点で、前の年の年ディスクが取り除かれ捨て札となり、
山札の1番上のディスクが表にされて、新しい年ディスクとなります。

年ディスクは、このように様々で年と共に常に変化します。
年ディスクは1年(1ラウンド)を表していて、
春(ピンク)、夏(緑)、秋(黄)、冬(白)の4つの季節に分かれています。
プレイヤーは、各ラウンド(1年間)において4つの季節を実行します。
春(開拓)年ディスクに示された枚数の地形タイルを引き、
年ディスクに示された枚数の地形タイルを自分の土地に追加して、農地を拡大します。
夏(収穫)農家駒と労働者駒を自分の土地に配置して商品を生産します。
秋(街での商い)プレイヤー駒を街中で移動させて、様々な建物でアクションを行います。
冬(越冬)食料と暖房用の燃料を消費して、飢えと寒さをしのぎます。
左上隅の年ディスクの年(ラウンド)では、
春:3枚の地形タイルをランダムに引いて、内1枚を自分の土地に追加できます。
夏:木材(茶色の商品駒)を収穫する際に、1個だけ追加で生産できます。
秋:穀物(黄色の商品駒)を売る時に、コイン1枚を追加で得ます。
冬:白色の労働者の食料消費は2つと通常の倍になり、
また暖房用の燃料(木材)は追加で1つ余分に必要となります。
このように、年ディスクによって4つの季節での実行内容が変わります。
年ディスクはA(4枚)とB(4枚)に分かれていて、AのあとにBがプレイされます。
Bディスクは一番下のディスクのように、
冬の食料消費は全ての労働者において倍で、かつ燃料も2つ追加で必要とかなり厳しくなっています。

これがプレイヤーボードです。
ボードの上の部分が農場です。
その下は、物置のエリアでスタート時点では物置は上段の1軒だけで商品やコインを4つしか収納できません。
街の大工で物置タイルを獲得したら、下段の2か所のいずれかに置きます。
追加の物置1軒につき、2つ収納スペースが生まれます。
その下が住居です。左端が農家駒でそれ以外の黄色や白色、青色は労働者駒です。
農家駒は立派な農家に住んでいて、食料も暖房用の燃料も消費しませんが、
労働者駒は屋外の幌馬車の中で暮らしているので、
冬には駒の色に相当する食糧1つと、暖房用の燃料(木材)1つが必要となります。
ただし街の大工で小屋タイルを獲得したら、幌馬車の位置に小屋が建設できて暖房用の燃料が不要となります。
一番下のスペースには改良タイルを建設します。3つまで建設できます。

このように、春に地形タイルを追加して農場を拡大していきます。

地形タイルには、このように様々なものがこれ以外にも多数存在しています。
黄色のエリアでは穀物、青色のエリアでは魚、
緑色のエリアでは乳製品、茶色のエリアでは木材、灰色のエリアでは石材がそれぞれ生産されます。

夏には、農家駒(黒)と労働者駒(黄または白、青)を各エリアに配置するとそのエリアの商品が生産できます。
同じ色の互いにつながっている1つのエリアには駒が1つ以上置く必要がありません。
その色のエリアが何枚のタイルに広がっているかで、そのエリアで生産される商品の数が決まります。
この青色のエリアは3つのタイルで構成されているので、このように労働者駒を配置すると、
3つの青色の商品駒(魚)が生産できて、土地エリアの貯蔵スペースに置かれることになります。
貯蔵スペースが一杯になったら、プレイヤーボードにある物置のスペースに商品駒を置くこともできます。
秋には生産したこれらの商品を支払って、街の雑貨店ではコインを、ロッジやホテルでは労働者を、
大工では小屋や物置を、セブンソンの店では改良タイルをそれぞれ獲得できます。
また冬には、労働者の食料や暖房用の燃料として、生産したこれらの商品を消費します。

時には食料やコインの支払いが滞る場合が生じるかもしれません。
その場合には、商品1つまたはコイン1枚につきこの隣人の助けタイル1枚を引き取らなければなりません。
このタイルは任意の商品3つで返却することができますが、
隣人の助けタイルを持っていて、再度使うとタイルは裏返しとなって返却することができなくなります。
ゲーム終了時に保有している隣人の助けタイル1枚につき、-2勝利点となります。
8年目の秋で、改良タイルを購入する際に選択を誤り僅差で私が負けました。
物置に置いている商品数で勝利点が獲得できる改良タイルを残して、
労働者数で勝利点が獲得できるタイルを選んでしまいました。
ツレは、物置を2つ増設していたにも拘わらず…です。
ツレの労働者数は私よりも少なかったにも拘わらずです。完全な凡ミスです。
他のゲームに埋没してしまって、なかなか話題に上りませんが、
私は結構気に入ってます。
ほどよいプレイ感が得られて、
あんまり重いのはチョット、でもそれなりに本格的なものをプレイしたいといった時にピッタリ。
近くの街はウォルナットグローブ、アメリカ中西部の開拓を描いた「ウォルナットグローブ開拓史」。

「ウォルナットグローブ開拓史 Walnut Grove」 プレイ人数2-4人 10歳以上 プレイ時間30-60分間

これがウォルナットグローブの街ボードです。では、まず街を詳しくご紹介しましょう。

左端中央の建物が町役場です。この前を通り過ぎる時にはコイン1枚を税金として支払わなければなりません。
ちなみに右上の赤い帽子付きの駒はプレイヤー駒で、
プレイヤーはこの駒を時計回りに街の中を目的の建物まで移動させて、希望するアクションを行います。
この町役場のちょうど反対側に教会バザーがあって、同じように通り過ぎる時にコイン1枚を支払います。
すなわち、この街を一回りするにはコイン2枚が必要となります。移動コストは、このコインの支払いだけです。

郵便局です。ここでは無料で任意の商品2つを得ます。
郵便局の前に描かれている円は、
この建物に、同時にプレイヤー駒1つしか置くことができないことを表しています。
一部の例外を除いて、ほとんどの建物はこの郵便局のようにプレイヤー駒1つしか置くことができません。

ダコタロッジです。ここでは黄色の商品駒(穀物)2個を支払って、労働者駒1個を獲得できます。

大工です。青色の商品駒(魚)と灰色の商品駒(石材)をそれぞれ1個支払って、
小屋か物置のタイル1枚を獲得できます。

セブンソンの店です。
白色の商品駒(乳製品)1個と灰色の商品駒(石材)3個を支払って、改良タイル1枚を獲得できます。
左の改良タイルは、ゲーム終了時に農家と労働者1人につき追加で1勝利点をもたらします。
右は、物置にある商品1つにつき1勝利点をもたらします。

雑貨店です。
表示されている商品タイプそれぞれ1個を売ることができます。売却は合計3個までで、売価は1コインです。

ホテルです。
ロッジと同様に労働者駒1個を獲得できますが、ここでは青色の商品駒(魚)2個が必要です。
街の反対側にも同じような店が並んでいます。

街の中央には、このような円ディスクの山札が置かれていて、一番上のディスクが表になっています。
ゲームは全部で8ラウンド、1ラウンドが1年を表しています。
各ラウンドの開始時点で、前の年の年ディスクが取り除かれ捨て札となり、
山札の1番上のディスクが表にされて、新しい年ディスクとなります。

年ディスクは、このように様々で年と共に常に変化します。
年ディスクは1年(1ラウンド)を表していて、
春(ピンク)、夏(緑)、秋(黄)、冬(白)の4つの季節に分かれています。
プレイヤーは、各ラウンド(1年間)において4つの季節を実行します。
春(開拓)年ディスクに示された枚数の地形タイルを引き、
年ディスクに示された枚数の地形タイルを自分の土地に追加して、農地を拡大します。
夏(収穫)農家駒と労働者駒を自分の土地に配置して商品を生産します。
秋(街での商い)プレイヤー駒を街中で移動させて、様々な建物でアクションを行います。
冬(越冬)食料と暖房用の燃料を消費して、飢えと寒さをしのぎます。
左上隅の年ディスクの年(ラウンド)では、
春:3枚の地形タイルをランダムに引いて、内1枚を自分の土地に追加できます。
夏:木材(茶色の商品駒)を収穫する際に、1個だけ追加で生産できます。
秋:穀物(黄色の商品駒)を売る時に、コイン1枚を追加で得ます。
冬:白色の労働者の食料消費は2つと通常の倍になり、
また暖房用の燃料(木材)は追加で1つ余分に必要となります。
このように、年ディスクによって4つの季節での実行内容が変わります。
年ディスクはA(4枚)とB(4枚)に分かれていて、AのあとにBがプレイされます。
Bディスクは一番下のディスクのように、
冬の食料消費は全ての労働者において倍で、かつ燃料も2つ追加で必要とかなり厳しくなっています。

これがプレイヤーボードです。
ボードの上の部分が農場です。
その下は、物置のエリアでスタート時点では物置は上段の1軒だけで商品やコインを4つしか収納できません。
街の大工で物置タイルを獲得したら、下段の2か所のいずれかに置きます。
追加の物置1軒につき、2つ収納スペースが生まれます。
その下が住居です。左端が農家駒でそれ以外の黄色や白色、青色は労働者駒です。
農家駒は立派な農家に住んでいて、食料も暖房用の燃料も消費しませんが、
労働者駒は屋外の幌馬車の中で暮らしているので、
冬には駒の色に相当する食糧1つと、暖房用の燃料(木材)1つが必要となります。
ただし街の大工で小屋タイルを獲得したら、幌馬車の位置に小屋が建設できて暖房用の燃料が不要となります。
一番下のスペースには改良タイルを建設します。3つまで建設できます。

このように、春に地形タイルを追加して農場を拡大していきます。

地形タイルには、このように様々なものがこれ以外にも多数存在しています。
黄色のエリアでは穀物、青色のエリアでは魚、
緑色のエリアでは乳製品、茶色のエリアでは木材、灰色のエリアでは石材がそれぞれ生産されます。

夏には、農家駒(黒)と労働者駒(黄または白、青)を各エリアに配置するとそのエリアの商品が生産できます。
同じ色の互いにつながっている1つのエリアには駒が1つ以上置く必要がありません。
その色のエリアが何枚のタイルに広がっているかで、そのエリアで生産される商品の数が決まります。
この青色のエリアは3つのタイルで構成されているので、このように労働者駒を配置すると、
3つの青色の商品駒(魚)が生産できて、土地エリアの貯蔵スペースに置かれることになります。
貯蔵スペースが一杯になったら、プレイヤーボードにある物置のスペースに商品駒を置くこともできます。
秋には生産したこれらの商品を支払って、街の雑貨店ではコインを、ロッジやホテルでは労働者を、
大工では小屋や物置を、セブンソンの店では改良タイルをそれぞれ獲得できます。
また冬には、労働者の食料や暖房用の燃料として、生産したこれらの商品を消費します。

時には食料やコインの支払いが滞る場合が生じるかもしれません。
その場合には、商品1つまたはコイン1枚につきこの隣人の助けタイル1枚を引き取らなければなりません。
このタイルは任意の商品3つで返却することができますが、
隣人の助けタイルを持っていて、再度使うとタイルは裏返しとなって返却することができなくなります。
ゲーム終了時に保有している隣人の助けタイル1枚につき、-2勝利点となります。
8年目の秋で、改良タイルを購入する際に選択を誤り僅差で私が負けました。
物置に置いている商品数で勝利点が獲得できる改良タイルを残して、
労働者数で勝利点が獲得できるタイルを選んでしまいました。
ツレは、物置を2つ増設していたにも拘わらず…です。
ツレの労働者数は私よりも少なかったにも拘わらずです。完全な凡ミスです。
他のゲームに埋没してしまって、なかなか話題に上りませんが、
私は結構気に入ってます。
ほどよいプレイ感が得られて、
あんまり重いのはチョット、でもそれなりに本格的なものをプレイしたいといった時にピッタリ。
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