- Date: Tue 25 12 2012
- Category: ボードゲームのレビュー
- Tags: サンクトペテルブルグ Saint Petersburg 世界のボードゲーム ボードゲーム boardgame 二人プレイ 二人用ゲーム
- Community: テーマ "ボードゲームのレビュー" ジャンル "趣味・実用"
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サンクトペテルブルグ Saint Petersburg 2012/12/21
かなり以前からプレイしたかった「サンクトペテルブルグ」。
「サンクトペテルブルグ Saint Petersburg」プレイ人数2-4人 10歳以上 プレイ時間45-60分間

舞台はロシアのピョートル大帝が造った「サンクトペテルブルグ」。
後に東のパリと呼ばれたこの都市で、プレイヤーは職人や建築物、貴族を獲得して勝利点を競います。

ゲームボードです。
ボードの上には、
左から職人と建築物、貴族、交換(グレードアップ)の4種類のカードが積まれ、横並びに山札となっています。
ゲームでは、以下の4つのフェイズから構成されるラウンド(シーズン)が7~10回程度繰り返されます。
1.職人フェイズ
2.建築物フェイズ
3.貴族フェイズ
4.交換フェイズ
フェイズは以下の手順で進行します。
1.アクション 以下の4つのアクションのうちの1つを実行します。
・職人や建築物、貴族のカード1枚を購入する
・職人や建築物、貴族のカード1枚を手札に加える
・職人や建築物、貴族のカード1枚を手札から場にプレイする
・パスする
2.得点計算 職人か建築物、貴族の得点計算を行う
3.新たなカードの補充 ゲームボード上のカードが8枚になるように山札からカードを補充する

ゲームに登場するコンポーネントです。
一番上段がスタートプレイヤーカード(4枚)です。
ゲームのスタート時点でプレイヤーに配られます。
プレイ人数によって配られる枚数が異なります。4人プレイ1枚、3人プレイ2枚または1枚、2人プレイ2枚。
プレイヤーはカードを見て、該当するスタートプレイヤーマーカー(上から3段目の金色の駒)を受け取ります。
右から順に職人、建築物、貴族、交換を表していて、
それぞれマーカーを持つプレイヤーは該当するフェイズでスタートプレイヤーとなります。
上から2段目のカードは、
右から職人(金鉱坑夫)、建築物(消防署)、貴族(倉庫管理人)、交換カード(税務官)です。
金鉱坑夫は購入(プレイ)価格が4ルーブルで、職人フェイズの得点計算では3ルーブル獲得できます。
消防署は購入価格が11ルーブルで、建築物フェイズの得点計算では3勝利点を獲得できます。
倉庫管理人は購入価格が10ルーブルで、貴族フェイズの得点計算では3ルーブル獲得できます。
税務官などの交換カードについては、後で詳しく説明します。
一番下はプレイヤーを表す木製コマで、
うち一つは、ゲームボードの外周に沿って設けられているスコアを管理するトラック上に置かれ、
残り一つは、担当している色を示すためにプレイヤーの前に置かれます。

各フェイズで獲得したカードは、
このように自分の場にカード左上隅に書かれたコストを支払い、種類ごとに並べていきます。
各フェイズの得点計算では、そのフェイズのカードのみ収入(お金)や勝利点が得られます。
職人フェイズでは、
写真上段に並んでいる職人カードによる収入(カード左下隅のコインが背景の数字)が得られ、
建築物フェイズでは、
写真中段に並んでいる建築物カードによる勝利点(左下隅の黄色い盾が背景の数字)が得られ、
貴族フェイズでは、
写真下段に並んでいる貴族カードによる収入と勝利点が得られます。
カード左上隅に表示されているコストが四角の枠囲いされているカードは交換(アップグレード)カードです。
貴族の交換カードは、自分の場にプレイされている任意の貴族カードと交換できます。
価格は交換カードと元のカードの差額だけ支払いますが、最低1ルーブルは支払わなければなりません。
ただし、交換カードは交換可能な場にプレイされているカードがないと購入できません。
単独で場にプレイしたり、交換カードと交換することは出来ません。
交換カードは全て獲得できる収入や勝利点をアップしてくれる、所謂アップグレードカードです。
交換フェイズだけ、得点計算がありませんので注意が必要です。
交換フェイズが終わると、次に新しいラウンドの職人フェイズとなります。
交換フェイズで収入がないため、
お金不足で次の職人フェイズで収入を増やしてくれる職人カードが買えなくなる危険があります。
特に、このゲームは序盤から中盤にかけてお金不足が続きます。
交換フェイズや職人フェイズでカードが購入できないといったことが起こらないように、
お金の配分には気を配る必要があります。
またラウンドの終り(交換フェイズの終り)には、
ゲームボード上のカード置場の下段に並んでいるカードは全て捨て札となります。
そして、上段に並んでいるカードが下段へと移動します。
最後に他のフェイズと同様にカードが8枚となるように、上段に新しいカードを補充します。
最初のラウンドでは下段にカードがありませんが、次のラウンドから下段にもカードが存在します。
下段のカードも上段のカードと同様に、
購入したり手札に加えたりできますが、下段のカードはコストが1ルーブル安くなります。
欲しいカードがボード上にあるが購入(プレイ)するお金がない場合があります。
この場合は、無料でボードからカードを取って手札に加えることができます。
ただし手札の上限は3枚で、
いったん手札に加えたカードは、カードのコストを支払って場にプレイする以外に処分する方法がありません。
ゲーム終了時点で手札に残ったカード1枚あたり5勝利点を失いますので、要注意です。

貴族カードは特別で、
互いに異なる貴族カードを集めると集めた枚数により、この表の下段に示された勝利点を獲得できます。

その他にチョット読みづらいですが、このように、
・職人カードの交換(アップグレード)は、カード右上隅の商品のシンボルが合っていないとできません。
建築物や貴族の交換カードは、それぞれ任意の建築物や貴族のカードと交換(アップグレード)できます。
・スペシャルカードと呼ばれる、手札上限を4枚にするような特別な機能を持ったカードが存在します。
4つの山札のいずれか1つが無くなったラウンドでゲームが終了します。
ゲーム中盤で、ツレが収入と勝利点の両方を獲得する効率の良い貴族の交換カードをプレイしたことが、
今回のプレイの勝敗を分けました。結果はツレの大勝利。
交換カードとスペシャルカードが、勝敗を左右する鍵となります。気にいりました。
追記
プレイヤーエイドの和文資料です。ご参考まで。
プレイヤーエイド(表面)
プレイヤーエイド(裏面)
「サンクトペテルブルグ Saint Petersburg」プレイ人数2-4人 10歳以上 プレイ時間45-60分間

舞台はロシアのピョートル大帝が造った「サンクトペテルブルグ」。
後に東のパリと呼ばれたこの都市で、プレイヤーは職人や建築物、貴族を獲得して勝利点を競います。

ゲームボードです。
ボードの上には、
左から職人と建築物、貴族、交換(グレードアップ)の4種類のカードが積まれ、横並びに山札となっています。
ゲームでは、以下の4つのフェイズから構成されるラウンド(シーズン)が7~10回程度繰り返されます。
1.職人フェイズ
2.建築物フェイズ
3.貴族フェイズ
4.交換フェイズ
フェイズは以下の手順で進行します。
1.アクション 以下の4つのアクションのうちの1つを実行します。
・職人や建築物、貴族のカード1枚を購入する
・職人や建築物、貴族のカード1枚を手札に加える
・職人や建築物、貴族のカード1枚を手札から場にプレイする
・パスする
2.得点計算 職人か建築物、貴族の得点計算を行う
3.新たなカードの補充 ゲームボード上のカードが8枚になるように山札からカードを補充する

ゲームに登場するコンポーネントです。
一番上段がスタートプレイヤーカード(4枚)です。
ゲームのスタート時点でプレイヤーに配られます。
プレイ人数によって配られる枚数が異なります。4人プレイ1枚、3人プレイ2枚または1枚、2人プレイ2枚。
プレイヤーはカードを見て、該当するスタートプレイヤーマーカー(上から3段目の金色の駒)を受け取ります。
右から順に職人、建築物、貴族、交換を表していて、
それぞれマーカーを持つプレイヤーは該当するフェイズでスタートプレイヤーとなります。
上から2段目のカードは、
右から職人(金鉱坑夫)、建築物(消防署)、貴族(倉庫管理人)、交換カード(税務官)です。
金鉱坑夫は購入(プレイ)価格が4ルーブルで、職人フェイズの得点計算では3ルーブル獲得できます。
消防署は購入価格が11ルーブルで、建築物フェイズの得点計算では3勝利点を獲得できます。
倉庫管理人は購入価格が10ルーブルで、貴族フェイズの得点計算では3ルーブル獲得できます。
税務官などの交換カードについては、後で詳しく説明します。
一番下はプレイヤーを表す木製コマで、
うち一つは、ゲームボードの外周に沿って設けられているスコアを管理するトラック上に置かれ、
残り一つは、担当している色を示すためにプレイヤーの前に置かれます。

各フェイズで獲得したカードは、
このように自分の場にカード左上隅に書かれたコストを支払い、種類ごとに並べていきます。
各フェイズの得点計算では、そのフェイズのカードのみ収入(お金)や勝利点が得られます。
職人フェイズでは、
写真上段に並んでいる職人カードによる収入(カード左下隅のコインが背景の数字)が得られ、
建築物フェイズでは、
写真中段に並んでいる建築物カードによる勝利点(左下隅の黄色い盾が背景の数字)が得られ、
貴族フェイズでは、
写真下段に並んでいる貴族カードによる収入と勝利点が得られます。
カード左上隅に表示されているコストが四角の枠囲いされているカードは交換(アップグレード)カードです。
貴族の交換カードは、自分の場にプレイされている任意の貴族カードと交換できます。
価格は交換カードと元のカードの差額だけ支払いますが、最低1ルーブルは支払わなければなりません。
ただし、交換カードは交換可能な場にプレイされているカードがないと購入できません。
単独で場にプレイしたり、交換カードと交換することは出来ません。
交換カードは全て獲得できる収入や勝利点をアップしてくれる、所謂アップグレードカードです。
交換フェイズだけ、得点計算がありませんので注意が必要です。
交換フェイズが終わると、次に新しいラウンドの職人フェイズとなります。
交換フェイズで収入がないため、
お金不足で次の職人フェイズで収入を増やしてくれる職人カードが買えなくなる危険があります。
特に、このゲームは序盤から中盤にかけてお金不足が続きます。
交換フェイズや職人フェイズでカードが購入できないといったことが起こらないように、
お金の配分には気を配る必要があります。
またラウンドの終り(交換フェイズの終り)には、
ゲームボード上のカード置場の下段に並んでいるカードは全て捨て札となります。
そして、上段に並んでいるカードが下段へと移動します。
最後に他のフェイズと同様にカードが8枚となるように、上段に新しいカードを補充します。
最初のラウンドでは下段にカードがありませんが、次のラウンドから下段にもカードが存在します。
下段のカードも上段のカードと同様に、
購入したり手札に加えたりできますが、下段のカードはコストが1ルーブル安くなります。
欲しいカードがボード上にあるが購入(プレイ)するお金がない場合があります。
この場合は、無料でボードからカードを取って手札に加えることができます。
ただし手札の上限は3枚で、
いったん手札に加えたカードは、カードのコストを支払って場にプレイする以外に処分する方法がありません。
ゲーム終了時点で手札に残ったカード1枚あたり5勝利点を失いますので、要注意です。

貴族カードは特別で、
互いに異なる貴族カードを集めると集めた枚数により、この表の下段に示された勝利点を獲得できます。

その他にチョット読みづらいですが、このように、
・職人カードの交換(アップグレード)は、カード右上隅の商品のシンボルが合っていないとできません。
建築物や貴族の交換カードは、それぞれ任意の建築物や貴族のカードと交換(アップグレード)できます。
・スペシャルカードと呼ばれる、手札上限を4枚にするような特別な機能を持ったカードが存在します。
4つの山札のいずれか1つが無くなったラウンドでゲームが終了します。
ゲーム中盤で、ツレが収入と勝利点の両方を獲得する効率の良い貴族の交換カードをプレイしたことが、
今回のプレイの勝敗を分けました。結果はツレの大勝利。
交換カードとスペシャルカードが、勝敗を左右する鍵となります。気にいりました。
追記
プレイヤーエイドの和文資料です。ご参考まで。
プレイヤーエイド(表面)
プレイヤーエイド(裏面)
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