- Date: Tue 04 12 2012
- Category: ボードゲームのレビュー
- Tags: ターギ Targi 世界のボードゲーム ボードゲーム boardgame 二人プレイ 二人用ゲーム
- Community: テーマ "ボードゲームのレビュー" ジャンル "趣味・実用"
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ターギ Targi 2012/12/1
二人用ボードゲームとしてチョット異色な「ターギ」。
「ターギ Targi 」 プレイ人数2人 12歳以上 プレイ時間60分間

ゲームスタート時点の写真です。

外殻を形成する16枚のカードが外周カードです。
この外周カード上を時計回りに、
盗賊駒(上段左から2枚目のカード上にいる人の形をした灰色駒)がラウンドごとに1スペース移動します。

青色と白色の人の形をした駒と円柱の駒が、それぞれ両プレイヤーのターギ駒と部族マーカーです。
ゲームはラウンドで構成され、各ラウンドではまず最初に前述の盗賊駒を1スペースだけ進めます。
次に、プレイヤーは交互に自分のターギ駒を1つずつ外周カードの上に配置します。
ターギ駒は、4つある隅と盗賊駒や相手のターギ駒が置かれている外周カードの上に置くことができません。
また、向かいの外周カードに相手のターギ駒が置かれている外周カードの上にも置くことができません。
互いのプレイヤーが、それぞれ自分のターギ駒3つを配置し終わったら、
上の写真のように、今度はそれぞれ自分の部族マーカー2つを配置します。
部族マーカーは、
外周カード上に置いた3つのターギ駒から向かいの外周カードに向けて引いた仮想線の交点に配置します。
このようにして配置された3つのターギ駒と2つの部族マーカーが乗っているカードが実行するアクションです。
カードには前述の外周カード以外に、商品カードと部族カードがあります。
外周カードにも商品カードと同じ機能を持ったカードが存在します。
このゲームに登場する商品は、ナツメヤシ(上から1段目左から3枚目)と塩(上から1段目左から4枚目)、
胡椒(下から1段目左から2枚目)の3種類で、他には金貨と勝利点(上から3段目左から4枚目)があります。
これらのカード上に駒を置くと、それぞれ該当する商品タイルや金貨、勝利点トークンが獲得できます。
1枚で複数の商品が獲得できる商品カード(下から2段目左から3枚目)や、
複数の商品から任意の商品1つを選択できる商品カード(商品がスラッシュで併記されている)などもあります。

右から塩タイル、胡椒タイル、金貨、ナツメヤシタイル、スタートプレイヤータイルと、
付属している勝利点トークンの数が少ないので代わりに使用しているポーカーチップです。
このゲームで最も重要な鍵を握っているカードが部族カードです。

部族カードには、このようにラクダとオアシス、女性、泉、テントの5種類があります。
部族カードの右上には、このカードをプレイするために必要なコストが商品や金貨のアイコンで示されています。
また部族カードの右下には、プレイした時点で獲得できる勝利点が銀の十字架のアイコンで示されています。

部族カードの一部には、このように勝利点だけでなく特別な効果をもたらすものがあります。
ターギ駒や部族マーカーを配置して部族カードを獲得したプレイヤーは、
カードの右上に描かれた必要コストを支払い、自分の前にプレイ(置く)して勝利点や様々な効果を発動します。
プレイヤーは部族カードをプレイ(置く)する際に、
自分の前にカード4枚ずつ3列に並んだ仮想のスペースを想定して、部族カードを配置しなければなりません。
プレイ(配置)したカードの位置は、後で変更することができません。
前出の写真のように、
上から1番目のラクダや2番目のオアシスの列のように4枚とも同じ種類の部族カードを並べて配置すると、
ゲーム終了時点で4勝利点を獲得できます。
また、1列4枚のカードを全て異なる種類の部族カードで構成した場合は2勝利点を獲得します。
部族カードを獲得した時点で、プレイするためのコストが支払えない場合は手札とします。
手札の上限は1枚で、すでに1枚の手札を持っている場合、
新たに獲得した部族カードは即時コストを支払って場にプレイするか、捨て札としなければなりません。
新たに獲得した部族カードを、手札と交換することはできません。
外周カードの中に、手札を捨て札としたり、コストを支払って場にプレイする機能を持ったカードが存在します。
この他にも外周カードには:
・商品を金貨に換える
・部族マーカー1つを任意の空いている内側のスペース(外周はダメ)に移動する
・商品や金貨を勝利点に換える
・商人カードの山札の一番上のカードを表にして、そのカードに書かれている商品を獲得する
・部族カードの山札の一番上のカードを取り、コストを支払ってプレイするか手札とする
といった機能を持ったカードが存在し、ターギ駒を配置して使用することができます。
盗賊駒が外周カードの4隅のいずれかの位置に来た時には盗賊の襲撃が発生して、
カードに指定された勝利点か商品または金貨をプレイヤーは失います。
外周カードに囲まれた内側に置かれた商品カードまたは部族カードが、
プレイヤーのターギ駒や部族マーカーが置かれることにより、取り除かれた場合には、
取り除かれたカードが部族カードの場合には商品カードを、商品カードの場合には部族カードを、
それぞれ空いたスペースに山札から補充します。
いずれかのプレイヤーが12枚の部族カードを自分の場にプレイするか、盗賊駒が外周カードを一周した場合に、
ゲームが終了して、最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーが勝利します。
今回は珍しく部族カードのまわりがよくて、3列全てそれぞれ同じ部族カードで配置することができました。

幻影と呼ばれる、
部族マーカー1つを内側の任意のカードの上に移動できる外周カードを多用したのが功を奏しました。
アクションの選択方法と、部族カードの特殊な機能がこのゲームの面白さを倍加させています。
二人用ゲームとしては、充実したプレイ感が味わえる優れた作品です。
「ターギ Targi 」 プレイ人数2人 12歳以上 プレイ時間60分間

ゲームスタート時点の写真です。

外殻を形成する16枚のカードが外周カードです。
この外周カード上を時計回りに、
盗賊駒(上段左から2枚目のカード上にいる人の形をした灰色駒)がラウンドごとに1スペース移動します。

青色と白色の人の形をした駒と円柱の駒が、それぞれ両プレイヤーのターギ駒と部族マーカーです。
ゲームはラウンドで構成され、各ラウンドではまず最初に前述の盗賊駒を1スペースだけ進めます。
次に、プレイヤーは交互に自分のターギ駒を1つずつ外周カードの上に配置します。
ターギ駒は、4つある隅と盗賊駒や相手のターギ駒が置かれている外周カードの上に置くことができません。
また、向かいの外周カードに相手のターギ駒が置かれている外周カードの上にも置くことができません。
互いのプレイヤーが、それぞれ自分のターギ駒3つを配置し終わったら、
上の写真のように、今度はそれぞれ自分の部族マーカー2つを配置します。
部族マーカーは、
外周カード上に置いた3つのターギ駒から向かいの外周カードに向けて引いた仮想線の交点に配置します。
このようにして配置された3つのターギ駒と2つの部族マーカーが乗っているカードが実行するアクションです。
カードには前述の外周カード以外に、商品カードと部族カードがあります。
外周カードにも商品カードと同じ機能を持ったカードが存在します。
このゲームに登場する商品は、ナツメヤシ(上から1段目左から3枚目)と塩(上から1段目左から4枚目)、
胡椒(下から1段目左から2枚目)の3種類で、他には金貨と勝利点(上から3段目左から4枚目)があります。
これらのカード上に駒を置くと、それぞれ該当する商品タイルや金貨、勝利点トークンが獲得できます。
1枚で複数の商品が獲得できる商品カード(下から2段目左から3枚目)や、
複数の商品から任意の商品1つを選択できる商品カード(商品がスラッシュで併記されている)などもあります。

右から塩タイル、胡椒タイル、金貨、ナツメヤシタイル、スタートプレイヤータイルと、
付属している勝利点トークンの数が少ないので代わりに使用しているポーカーチップです。
このゲームで最も重要な鍵を握っているカードが部族カードです。

部族カードには、このようにラクダとオアシス、女性、泉、テントの5種類があります。
部族カードの右上には、このカードをプレイするために必要なコストが商品や金貨のアイコンで示されています。
また部族カードの右下には、プレイした時点で獲得できる勝利点が銀の十字架のアイコンで示されています。

部族カードの一部には、このように勝利点だけでなく特別な効果をもたらすものがあります。
ターギ駒や部族マーカーを配置して部族カードを獲得したプレイヤーは、
カードの右上に描かれた必要コストを支払い、自分の前にプレイ(置く)して勝利点や様々な効果を発動します。
プレイヤーは部族カードをプレイ(置く)する際に、
自分の前にカード4枚ずつ3列に並んだ仮想のスペースを想定して、部族カードを配置しなければなりません。
プレイ(配置)したカードの位置は、後で変更することができません。
前出の写真のように、
上から1番目のラクダや2番目のオアシスの列のように4枚とも同じ種類の部族カードを並べて配置すると、
ゲーム終了時点で4勝利点を獲得できます。
また、1列4枚のカードを全て異なる種類の部族カードで構成した場合は2勝利点を獲得します。
部族カードを獲得した時点で、プレイするためのコストが支払えない場合は手札とします。
手札の上限は1枚で、すでに1枚の手札を持っている場合、
新たに獲得した部族カードは即時コストを支払って場にプレイするか、捨て札としなければなりません。
新たに獲得した部族カードを、手札と交換することはできません。
外周カードの中に、手札を捨て札としたり、コストを支払って場にプレイする機能を持ったカードが存在します。
この他にも外周カードには:
・商品を金貨に換える
・部族マーカー1つを任意の空いている内側のスペース(外周はダメ)に移動する
・商品や金貨を勝利点に換える
・商人カードの山札の一番上のカードを表にして、そのカードに書かれている商品を獲得する
・部族カードの山札の一番上のカードを取り、コストを支払ってプレイするか手札とする
といった機能を持ったカードが存在し、ターギ駒を配置して使用することができます。
盗賊駒が外周カードの4隅のいずれかの位置に来た時には盗賊の襲撃が発生して、
カードに指定された勝利点か商品または金貨をプレイヤーは失います。
外周カードに囲まれた内側に置かれた商品カードまたは部族カードが、
プレイヤーのターギ駒や部族マーカーが置かれることにより、取り除かれた場合には、
取り除かれたカードが部族カードの場合には商品カードを、商品カードの場合には部族カードを、
それぞれ空いたスペースに山札から補充します。
いずれかのプレイヤーが12枚の部族カードを自分の場にプレイするか、盗賊駒が外周カードを一周した場合に、
ゲームが終了して、最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーが勝利します。
今回は珍しく部族カードのまわりがよくて、3列全てそれぞれ同じ部族カードで配置することができました。

幻影と呼ばれる、
部族マーカー1つを内側の任意のカードの上に移動できる外周カードを多用したのが功を奏しました。
アクションの選択方法と、部族カードの特殊な機能がこのゲームの面白さを倍加させています。
二人用ゲームとしては、充実したプレイ感が味わえる優れた作品です。
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