- Date: Sat 27 10 2012
- Category: ボードゲームのレビュー
- Tags: ル・アーブル Le Havre 世界のボードゲーム ボードゲーム boardgame 二人プレイ
- Community: テーマ "ボードゲームのレビュー" ジャンル "趣味・実用"
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ル・アーブル Le Havre 2012/10/26
ゲームデザイナーのウヴェ・ローゼンベルクといえば、直ぐに「 アグリコラ 」となりますが
私はどちらかというとこの「 ル・アーブル 」の方が好きです。
ただ矛盾する話ですが、最も優れている作品となると「 アグリコラ 」。
「 ル・アーブル Le Harvre 」 プレイ人数1-5人 12歳以上 プレイ時間150分

ゲームボードです。

ボードの中央に水路があり、
左端のラウンド開始と書かれた円形のスペースから、各プレイヤーは順番に船駒をこの水路上を右へ進めます。
船駒が右端まで行くとラウンドが終了して、船駒が左端のスタート地点に戻って次のラウンドが開始されます。
ラウンド終了時点では、収穫や食料消費、公共の建物の建設、船の登場などのイベントが待っています。
水路上の円形のスペースに船駒を進めるたびにスペース上にイラストで指定された資源を
水路の岸に沿って並んでいる資源のストックから取り
ストックとは対称的に水路の対岸に同じように並んでいる資源の供給スペースに陸揚げします。

この供給スペースの資源は、陸揚げされるたびに蓄積されます。
プレイヤーは手番で供給スペースの中から1か所を選び、そこに蓄積された全ての資源を取ることができます。
この資源を取るタイミングが結構悩ましい、取ろうとすると他のプレイヤーに先を越されることも度々…。
手番でのアクションで資源を獲得する以外に、建物を建てることができます。
この港町には3つの建設計画(写真手前に3列のカード)があり、
各建設計画の一番上に乗っている建物をプレイヤーは資材やお金を支払って建設することができます。

この2軒の工務店と建設会社はゲーム開始時点でこの港町に建っていて営業をしています。
手番でこの工務店に行き(実際には自分の円形の駒を置く)建物を建設します。
右端の工務店は無料で使用できますが、中央の工務店は食糧1、左端の建設会社は食糧2を支払います。
カード右上端の黒色の鍋の中の数字が使用した時に支払う食糧の数です。
コインが描かれている場合はお金(フラン)が必要となります。
建設会社では1度に2軒まで建設できますから便利です。

ちなみにレンガ工場は、材木2と粘土1、鉄1を支払って工務店か建設会社へ行けば建てることができます。
資材の代わりにお金14フランを支払っても建設できます。
建物を建てたプレイヤーがそのオーナーとなり、以降その建物を無料で使用することができます。
オーナー以外のプレイヤーが使用する場合は、建物カードの指示に従って食糧やお金を支払います。
また、ラウンドの終了時点で3つの建設計画や特別な建物から
1つの建物が選ばれて、港町すなわち公共の建物として建設されます。
使用する場合は、町の銀行に使用料を支払います。
建物を使用すると、新たな資源を得たり、お金を稼いだり、食料を加工してより価値を高めることができます。
レンガ工場を建てると、ここへ粘土と粘土2あたり燃料1を持ち込めば、
持ち込んだ粘土の数に相当するレンガと、政府からの事業支援金としてレンガ2あたりお金1フランを得ます。
ゲームが進むに従って建物を建設するためには、
鉄ではなく鋼鉄、粘土ではなくレンガといったように、より高度に加工した資源が要求されるようになります。
レンガ工場のオーナー以外のプレイヤーが使用する場合は、オーナーであるプレイヤーに食糧1を支払います。
ラウンドの最後には収穫期があり、
牛(2頭以上)と麦(1つ以上)は、ラウンド終了時点で持っているとそれぞれ1つ増えます。
さらに、ラウンド毎に指定された食料を消費、消費量はラウンド毎に増えていきます。

食料を支払えない場合は、銀行から借金をして支払います。4フラン借りて5フラン返します。
借金すると、ラウンド途中で利息を払わなければなりません。

また、ラウンドの終了時点で船が登場します。木造船から始まり最後は豪華客船が登場します。
船は造船所で建造します。建造すると安定して食料が供給されます。
船は豪華客船やクルーザーを除き、資産価値は低いですが、
ラウンド終了時点で一定の食料を供給してくれますので、船を数隻建造すると食料問題から解放されます。
また、海運会社が建設されると船を使って様々な商品を売ることができます。
ゲーム終了時には、建物など全てがお金に換算されて最もお金を保有しているプレイヤーが勝利します。
建物カードの左上端のコインの中の数字が資産価値を表しています。

材木や粘土、鉄、麦、魚、石炭、牛など加工の有無にかかわらず資源は、
海運会社を使用して船で輸送したり、レストランなどの特定のお店などで販売しない限りお金になりません。
今回はスタートから食糧を確保するのに苦労しました。
そのため私は船の建造に突っ走ってしまい、船は多く建造して食料問題は解決しましたが、
ほとんど建物らしい建物を建てることができず、また多くの船を所有しながら資源を販売するには至らずで、
お金を稼ぐシステムを築くことができませんでした。
ツレは同じく食糧難に苦しみながらも、牛や魚、麦を増やし魚の燻製や食肉加工に手を広げて、
大儲けしないまでも、それなりにビジネスをこなしていました。
結果、予想以上の大差でツレの勝利。ビジネスは手堅くを地で行ったような展開となりました。
このゲームは、いろんな建物(産業)が登場して幅広い手筋を提供してくれます。
特別な建物が数多くの中から数件選ばれて登場しますので、プレイするごとに変化を与えてくれます。
私の本当にお気に入りの1つ、お薦めの作品です。
私はどちらかというとこの「 ル・アーブル 」の方が好きです。
ただ矛盾する話ですが、最も優れている作品となると「 アグリコラ 」。
「 ル・アーブル Le Harvre 」 プレイ人数1-5人 12歳以上 プレイ時間150分

ゲームボードです。

ボードの中央に水路があり、
左端のラウンド開始と書かれた円形のスペースから、各プレイヤーは順番に船駒をこの水路上を右へ進めます。
船駒が右端まで行くとラウンドが終了して、船駒が左端のスタート地点に戻って次のラウンドが開始されます。
ラウンド終了時点では、収穫や食料消費、公共の建物の建設、船の登場などのイベントが待っています。
水路上の円形のスペースに船駒を進めるたびにスペース上にイラストで指定された資源を
水路の岸に沿って並んでいる資源のストックから取り
ストックとは対称的に水路の対岸に同じように並んでいる資源の供給スペースに陸揚げします。

この供給スペースの資源は、陸揚げされるたびに蓄積されます。
プレイヤーは手番で供給スペースの中から1か所を選び、そこに蓄積された全ての資源を取ることができます。
この資源を取るタイミングが結構悩ましい、取ろうとすると他のプレイヤーに先を越されることも度々…。
手番でのアクションで資源を獲得する以外に、建物を建てることができます。
この港町には3つの建設計画(写真手前に3列のカード)があり、
各建設計画の一番上に乗っている建物をプレイヤーは資材やお金を支払って建設することができます。

この2軒の工務店と建設会社はゲーム開始時点でこの港町に建っていて営業をしています。
手番でこの工務店に行き(実際には自分の円形の駒を置く)建物を建設します。
右端の工務店は無料で使用できますが、中央の工務店は食糧1、左端の建設会社は食糧2を支払います。
カード右上端の黒色の鍋の中の数字が使用した時に支払う食糧の数です。
コインが描かれている場合はお金(フラン)が必要となります。
建設会社では1度に2軒まで建設できますから便利です。

ちなみにレンガ工場は、材木2と粘土1、鉄1を支払って工務店か建設会社へ行けば建てることができます。
資材の代わりにお金14フランを支払っても建設できます。
建物を建てたプレイヤーがそのオーナーとなり、以降その建物を無料で使用することができます。
オーナー以外のプレイヤーが使用する場合は、建物カードの指示に従って食糧やお金を支払います。
また、ラウンドの終了時点で3つの建設計画や特別な建物から
1つの建物が選ばれて、港町すなわち公共の建物として建設されます。
使用する場合は、町の銀行に使用料を支払います。
建物を使用すると、新たな資源を得たり、お金を稼いだり、食料を加工してより価値を高めることができます。
レンガ工場を建てると、ここへ粘土と粘土2あたり燃料1を持ち込めば、
持ち込んだ粘土の数に相当するレンガと、政府からの事業支援金としてレンガ2あたりお金1フランを得ます。
ゲームが進むに従って建物を建設するためには、
鉄ではなく鋼鉄、粘土ではなくレンガといったように、より高度に加工した資源が要求されるようになります。
レンガ工場のオーナー以外のプレイヤーが使用する場合は、オーナーであるプレイヤーに食糧1を支払います。
ラウンドの最後には収穫期があり、
牛(2頭以上)と麦(1つ以上)は、ラウンド終了時点で持っているとそれぞれ1つ増えます。
さらに、ラウンド毎に指定された食料を消費、消費量はラウンド毎に増えていきます。

食料を支払えない場合は、銀行から借金をして支払います。4フラン借りて5フラン返します。
借金すると、ラウンド途中で利息を払わなければなりません。

また、ラウンドの終了時点で船が登場します。木造船から始まり最後は豪華客船が登場します。
船は造船所で建造します。建造すると安定して食料が供給されます。
船は豪華客船やクルーザーを除き、資産価値は低いですが、
ラウンド終了時点で一定の食料を供給してくれますので、船を数隻建造すると食料問題から解放されます。
また、海運会社が建設されると船を使って様々な商品を売ることができます。
ゲーム終了時には、建物など全てがお金に換算されて最もお金を保有しているプレイヤーが勝利します。
建物カードの左上端のコインの中の数字が資産価値を表しています。

材木や粘土、鉄、麦、魚、石炭、牛など加工の有無にかかわらず資源は、
海運会社を使用して船で輸送したり、レストランなどの特定のお店などで販売しない限りお金になりません。
今回はスタートから食糧を確保するのに苦労しました。
そのため私は船の建造に突っ走ってしまい、船は多く建造して食料問題は解決しましたが、
ほとんど建物らしい建物を建てることができず、また多くの船を所有しながら資源を販売するには至らずで、
お金を稼ぐシステムを築くことができませんでした。
ツレは同じく食糧難に苦しみながらも、牛や魚、麦を増やし魚の燻製や食肉加工に手を広げて、
大儲けしないまでも、それなりにビジネスをこなしていました。
結果、予想以上の大差でツレの勝利。ビジネスは手堅くを地で行ったような展開となりました。
このゲームは、いろんな建物(産業)が登場して幅広い手筋を提供してくれます。
特別な建物が数多くの中から数件選ばれて登場しますので、プレイするごとに変化を与えてくれます。
私の本当にお気に入りの1つ、お薦めの作品です。
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