- Date: Tue 04 02 2014
- Category: ボードゲームのレビュー
- Tags: D-DAY at Omaha Beach 世界のボードゲーム ボードゲーム boardgame 二人プレイ 二人用ゲーム
- Community: テーマ "ボードゲームのレビュー" ジャンル "趣味・実用"
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D-DAY at Omaha Beach 2014/1/26
レビュー記事一覧
BGA賞受賞作品 世界のボードゲームランキング ボードゲームのルール ボードゲームのプレイアビリティの改善
1994年6月6日にドイツ軍が守備するフランスのカルヴァドス海岸に
アメリカ軍の上陸部隊が強行上陸を実行した、極めて重大な12時間を描いた「D-DAY at Omaha Beach」です。

「D-DAY at Omaha Beach」 プレイ人数1-2人 12歳以上 プレイ時間120-480分
★★★★★★★★★☆
フランスのカルヴァドス海岸でのアメリカ軍の上陸作戦は、
同じ日に連合軍が上陸した5つの海岸の中で、最も激しく、そして最も多くの犠牲者を出した戦いとなりました。
そして上陸した海岸は、ノルマンディ上陸作戦で使用されたコードネーム「Omaha Beach オマハビーチ」として、
今もなお、多くの人々の胸に刻まれています。

戦場となるゲームマップは薄い紙製のもので、そのまま広げて使用することもできますが、
我が家では少し厚みのある透明なアクリル板を上に置いてプレイしています。

プレイヤー2人はアメリカ第1歩兵師団か、アメリカ第29歩兵師団をそれぞれ担当して協力して作戦を遂行します。
第1歩兵師団は海岸の東側(海側から見て左側)、第29歩兵師団は西側からそれぞれ強行上陸を行います。
当然ながら、2つの歩兵師団を1人で受け持つ1人プレイも可能です。
ゲームは1944年6月6日の6時から18時までの12時間(32ターン)をプレイします。
各ターンは、前半の1~16ターンでは実時間の15分間に、後半の17~32ターンでは30分間に相当します。
海上に設けられているFG1やER6などのヘクスは、上陸用舟艇に相当し、それぞれのヘクス上には、
ターン毎に史実に基づき歩兵部隊や戦車部隊、砲兵部隊、高射砲部隊、対戦車部隊、レンジャー部隊などが登場します。
引き潮時には、上陸地点から約500メートルにわたり砂浜が続き、この砂浜には様々な障害物が設けられています。
砂浜の先には砂利浜が続き、
その先の砂丘または堤防を越えると、パビリオンと呼ばれる約200メートル続く張り出した平地があります。
このパビリオンの先には、30~50メートルの高さの切り立った崖が行く手を阻んでいます。
オマハビーチを防衛していたドイツ第352師団は、十分に訓練が行われていた精鋭部隊で、
浜辺が一望できるパビリオンや切り立った崖の上に設けられた、
コンクリート製のトーチカで機関銃で武装されている抵抗拠点から、上陸部隊に甚大な損害を与えました。

WNはドイツ軍のコンクリート製のトーチカで機関銃で武装されている抵抗拠点(Widerstandnests)です。
浜辺のヘクスに描かれている丸印は、色分けされた各抵抗拠点からの射撃の激しさを表しています。
前半の1~16ターンでは、主に上陸用舟艇からの部隊の上陸と、
上陸したアメリカ軍部隊とドイツ防衛軍のWNとの戦闘をプレイすることになります。
上陸では、風や波、上陸用舟艇の操舵手の技量や度胸などにより上陸地点が大きく変動したり時には損害を受けます。
また一部の部隊はドイツ軍の砲撃により、上陸用舟艇内で損害を被ります。

後半の17~32ターンでは、海岸に司令本部や工兵基地を展開して、上陸部隊は崖を踏破して内陸部へと進軍します。
戦いは、内陸部に次々と補充されてくるドイツ軍増援部隊とアメリカ軍上陸部隊との戦闘に移行していきます。
後半には、
パトロールやドイツ軍増援部隊の進軍・奇襲・砲撃・迫撃砲による攻撃、さらには抵抗拠点への部隊の再配置など、
さらなる新たなルールが追加されます。
崖を越えて奥地への進軍には、司令本部や工兵基地の設置・展開が重要となります。
全ての戦闘をプレイするキャンペーンシナリオを含め大小4つのシナリオが用意されています。
カードを使用するカードドリブン方式でダイスを一切使用しません。

その壮大なゲームシステムは私の稚拙なレビュー記事などで、とても説明しきれるものではありません。
この種の作品に多少でも興味をお持ちであるならば、一度プレイされることをお勧めします。
本作品は、世界のウォーゲームファンにとって垂涎の的であることに間違いないでしょう。
BGA賞受賞作品 世界のボードゲームランキング ボードゲームのルール ボードゲームのプレイアビリティの改善
1994年6月6日にドイツ軍が守備するフランスのカルヴァドス海岸に
アメリカ軍の上陸部隊が強行上陸を実行した、極めて重大な12時間を描いた「D-DAY at Omaha Beach」です。

「D-DAY at Omaha Beach」 プレイ人数1-2人 12歳以上 プレイ時間120-480分
★★★★★★★★★☆
フランスのカルヴァドス海岸でのアメリカ軍の上陸作戦は、
同じ日に連合軍が上陸した5つの海岸の中で、最も激しく、そして最も多くの犠牲者を出した戦いとなりました。
そして上陸した海岸は、ノルマンディ上陸作戦で使用されたコードネーム「Omaha Beach オマハビーチ」として、
今もなお、多くの人々の胸に刻まれています。

戦場となるゲームマップは薄い紙製のもので、そのまま広げて使用することもできますが、
我が家では少し厚みのある透明なアクリル板を上に置いてプレイしています。

プレイヤー2人はアメリカ第1歩兵師団か、アメリカ第29歩兵師団をそれぞれ担当して協力して作戦を遂行します。
第1歩兵師団は海岸の東側(海側から見て左側)、第29歩兵師団は西側からそれぞれ強行上陸を行います。
当然ながら、2つの歩兵師団を1人で受け持つ1人プレイも可能です。
ゲームは1944年6月6日の6時から18時までの12時間(32ターン)をプレイします。
各ターンは、前半の1~16ターンでは実時間の15分間に、後半の17~32ターンでは30分間に相当します。
海上に設けられているFG1やER6などのヘクスは、上陸用舟艇に相当し、それぞれのヘクス上には、
ターン毎に史実に基づき歩兵部隊や戦車部隊、砲兵部隊、高射砲部隊、対戦車部隊、レンジャー部隊などが登場します。
引き潮時には、上陸地点から約500メートルにわたり砂浜が続き、この砂浜には様々な障害物が設けられています。
砂浜の先には砂利浜が続き、
その先の砂丘または堤防を越えると、パビリオンと呼ばれる約200メートル続く張り出した平地があります。
このパビリオンの先には、30~50メートルの高さの切り立った崖が行く手を阻んでいます。
オマハビーチを防衛していたドイツ第352師団は、十分に訓練が行われていた精鋭部隊で、
浜辺が一望できるパビリオンや切り立った崖の上に設けられた、
コンクリート製のトーチカで機関銃で武装されている抵抗拠点から、上陸部隊に甚大な損害を与えました。

WNはドイツ軍のコンクリート製のトーチカで機関銃で武装されている抵抗拠点(Widerstandnests)です。
浜辺のヘクスに描かれている丸印は、色分けされた各抵抗拠点からの射撃の激しさを表しています。
前半の1~16ターンでは、主に上陸用舟艇からの部隊の上陸と、
上陸したアメリカ軍部隊とドイツ防衛軍のWNとの戦闘をプレイすることになります。
上陸では、風や波、上陸用舟艇の操舵手の技量や度胸などにより上陸地点が大きく変動したり時には損害を受けます。
また一部の部隊はドイツ軍の砲撃により、上陸用舟艇内で損害を被ります。

後半の17~32ターンでは、海岸に司令本部や工兵基地を展開して、上陸部隊は崖を踏破して内陸部へと進軍します。
戦いは、内陸部に次々と補充されてくるドイツ軍増援部隊とアメリカ軍上陸部隊との戦闘に移行していきます。
後半には、
パトロールやドイツ軍増援部隊の進軍・奇襲・砲撃・迫撃砲による攻撃、さらには抵抗拠点への部隊の再配置など、
さらなる新たなルールが追加されます。
崖を越えて奥地への進軍には、司令本部や工兵基地の設置・展開が重要となります。
全ての戦闘をプレイするキャンペーンシナリオを含め大小4つのシナリオが用意されています。
カードを使用するカードドリブン方式でダイスを一切使用しません。

その壮大なゲームシステムは私の稚拙なレビュー記事などで、とても説明しきれるものではありません。
この種の作品に多少でも興味をお持ちであるならば、一度プレイされることをお勧めします。
本作品は、世界のウォーゲームファンにとって垂涎の的であることに間違いないでしょう。
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- Date: Wed 18 09 2013
- Category: ボードゲームのお話
- Tags: D-Day at Omaha Beach ライバルカタン 世界のボードゲーム ボードゲーム boardgame 二人プレイ 二人用ゲーム
- Community: テーマ "ボードゲームのお話" ジャンル "趣味・実用"
- Response: Comment 2 Trackback 0
D-Day at Omaha Beach が届きました!
とうとうD-Day at Omaha Beach が我が家に届きました!
が、梱包の損傷が甚だしかったので郵便局で補修したとのこと。があ~ん、到着早々勘弁してよ!

おそるおそる開いてみる。梱包は酷いが中身は大丈夫そう。ああ一安心。
が、よく見るとパッケージのデザインが全く違う。何これ?

D-Day at Omaha Beach のパッケージデザインはこれでしょう。約一カ月待って、商品間違いかあ~。
すぐさま先方連絡を取ろうとしたのですが…。

よく見ると、パッケージには確かに D-Day at Omaha Beach と書かれている。
早速、ネットで調べてみるとスグに判明しました。
今回送られてきた商品は、2013年にリリースされた第2版の最新版で、
私が見慣れたパッケージデザインは、2009年に発売された第1版の旧版でした。
なにはともあれ、良かった、良かった。本当にホットしました。
只今、ルールブックを読んでいます。30ページ以上ありチョット複雑そう。
まだディセントも未プレイなので、プレイは相当先になりそうですが、とっても楽しみです。
それに現在「ライバルカタン」にツレと二人でかなりハマっています。
2人用ゲームとしては優れものだと思うのですが、意外と国内では人気が無いようですねえ~。
その魅力はレビュー記事でお伝えするとして、今日は D-Day at Omaha Beach のお話でした。
が、梱包の損傷が甚だしかったので郵便局で補修したとのこと。があ~ん、到着早々勘弁してよ!

おそるおそる開いてみる。梱包は酷いが中身は大丈夫そう。ああ一安心。
が、よく見るとパッケージのデザインが全く違う。何これ?

D-Day at Omaha Beach のパッケージデザインはこれでしょう。約一カ月待って、商品間違いかあ~。
すぐさま先方連絡を取ろうとしたのですが…。

よく見ると、パッケージには確かに D-Day at Omaha Beach と書かれている。
早速、ネットで調べてみるとスグに判明しました。
今回送られてきた商品は、2013年にリリースされた第2版の最新版で、
私が見慣れたパッケージデザインは、2009年に発売された第1版の旧版でした。
なにはともあれ、良かった、良かった。本当にホットしました。
只今、ルールブックを読んでいます。30ページ以上ありチョット複雑そう。
まだディセントも未プレイなので、プレイは相当先になりそうですが、とっても楽しみです。
それに現在「ライバルカタン」にツレと二人でかなりハマっています。
2人用ゲームとしては優れものだと思うのですが、意外と国内では人気が無いようですねえ~。
その魅力はレビュー記事でお伝えするとして、今日は D-Day at Omaha Beach のお話でした。
- Date: Sat 24 08 2013
- Category: ボードゲームのお話
- Tags: D-Day at Omaha Beach 世界のボードゲーム ボードゲーム boardgame 二人プレイ 二人用ゲーム
- Community: テーマ "ボードゲームのお話" ジャンル "趣味・実用"
- Response: Comment 2 Trackback 0
D-Day at Omaha Beach がとうとう手に入りそうです!!
以前にも書きましたが、
ボードゲームが私を夢中にさせたのはエポック社の 「D-DAY 史上最大の作戦 」でした。
このゲームが発売されたのが1982年だそうですから、今から約30年も前のこと。
当時は友人とかなり熱中したものですが、数年で野球やゴルフ、麻雀なんかに趣味も移り…。
そのボードゲーム熱が再燃したのが昨年のこと。
ドミニオンとアグリコラをプレイして、かなり衝撃を受けました。以降、ドップリと今に至る。
「D-DAY 史上最大の作戦 」は、いわば私のボードゲームの原点のような作品。
現在、それが我が家の棚に無いのはなんとも寂しい話。
それではということで、いろいろと調べていくうちに、
浮上してきたのが、「D-Day at Omaha Beach」という作品。
かなりの出来の作品らしいのですが。今では絶版で残念ながら市場には出回っていない様子。
そうなると益々欲しくなってくるわけですが、
たまに見かけるオークションでは、かなりの高額でとても手が出ません。
でも気長に待ちました。
その甲斐あって、待てば海路の日和ありで、とうとうリーズナブルな価格で近日手に入りそうです。
ただ私としては30年前のプレイを再現したいのではなく、
ボードゲームにもたらされた30年間という歳月、
プレイを通じて、なんか感じるものがあるのではないかと…、ちょっとセンチで複雑な気持ちが…。
ジョン・ウェインやヘンリー・フォンダが出演した「The Longest Day」。
ミッチ・ミラー楽団の「史上最大の作戦マーチ」が今でも耳の奥に流れてきます。
この映画の公開は1962年、なんと約50年も昔のこと。
「D-DAY」のボードゲームが再び我が家にやってきます。今からプレイが楽しみです。
ボードゲームが私を夢中にさせたのはエポック社の 「D-DAY 史上最大の作戦 」でした。
このゲームが発売されたのが1982年だそうですから、今から約30年も前のこと。
当時は友人とかなり熱中したものですが、数年で野球やゴルフ、麻雀なんかに趣味も移り…。
そのボードゲーム熱が再燃したのが昨年のこと。
ドミニオンとアグリコラをプレイして、かなり衝撃を受けました。以降、ドップリと今に至る。
「D-DAY 史上最大の作戦 」は、いわば私のボードゲームの原点のような作品。
現在、それが我が家の棚に無いのはなんとも寂しい話。
それではということで、いろいろと調べていくうちに、
浮上してきたのが、「D-Day at Omaha Beach」という作品。
かなりの出来の作品らしいのですが。今では絶版で残念ながら市場には出回っていない様子。
そうなると益々欲しくなってくるわけですが、
たまに見かけるオークションでは、かなりの高額でとても手が出ません。
でも気長に待ちました。
その甲斐あって、待てば海路の日和ありで、とうとうリーズナブルな価格で近日手に入りそうです。
ただ私としては30年前のプレイを再現したいのではなく、
ボードゲームにもたらされた30年間という歳月、
プレイを通じて、なんか感じるものがあるのではないかと…、ちょっとセンチで複雑な気持ちが…。
ジョン・ウェインやヘンリー・フォンダが出演した「The Longest Day」。
ミッチ・ミラー楽団の「史上最大の作戦マーチ」が今でも耳の奥に流れてきます。
この映画の公開は1962年、なんと約50年も昔のこと。
「D-DAY」のボードゲームが再び我が家にやってきます。今からプレイが楽しみです。