- Date: Wed 07 08 2013
- Category: ボードゲームのレビュー
- Tags: スタートレック 艦隊司令官 STAR TREK FLEET CAPTAINS 世界のボードゲーム ボードゲーム boardgame 二人プレイ
- Community: テーマ "ボードゲームのレビュー" ジャンル "趣味・実用"
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スタートレック:艦隊司令官 STAR TREK FLEET CAPTAINS 2013/7/25 その2
スタートレック:艦隊司令官 STAR TREK FLEET CAPTAINS 2013/7/25 その1
ゲームはミッションカードに記載された内容を達成することでビクトリーポイント(VP)を獲得し、
所定のビクトリーポイント(VP)を先取したプレイヤーが勝利します。

船表示カードの右上隅のサイズ値の下に縦に3つ並んだ数字は、ミッションカードに関するものです。
上段の緑色は科学ミッション数で中段の黄色は影響力ミッション、下段の赤色は戦闘ミッションの数です。


このようなミッションカードを
自陣営の全ての船表示カードに指定された枚数だけ、裏向けに引いてシャッフルしミッションデッキを作ります。
ミッションデッキのカードの枚数は、艦隊サイズ数と同じです。
ミッションカードは、デッキから3枚引いてコマンドポスト(戦闘司令所)の下に表にして並べますので、
対戦相手には、貴方が現在どのようなミッションのもとに行動しているかが筒抜けとなります。
ただし、極秘ミッション(下段の写真)だけは裏向けにして置かれ達成するまで公開されません。
対戦相手に極秘ミッション(カードが裏向けに置かれている)が存在する場合は、秘密裏に進行しますので、
VPが目標間近になると、突然極秘ミッション達成で負けることがありますので注意が必要です。
ミッションは単に相手の艦隊に対する戦闘だけでなく、探検や基地建設など平和的活動も数多くあり、
宇宙の覇者になるには、バランスのとれた行動が必要となります。

艦隊の全てのスターシップをコマンドポスト(戦闘司令所)に配置したら、いよいよゲームスタートです。
プレイヤーは手番で次の行動を好きな順序で実行できます。全てを実行する必要はありません。
・乗組員の配置
・スターシップの移動
・スターシップのパワー調整
・アクション(3回)の実行
・コマンドカードのプレイ
・ミッションカードの入れ替え
・コマンドカードの入れ替え
各行動の具体的な内容は次回に説明します。今回はこれまで。
ゲームはミッションカードに記載された内容を達成することでビクトリーポイント(VP)を獲得し、
所定のビクトリーポイント(VP)を先取したプレイヤーが勝利します。

船表示カードの右上隅のサイズ値の下に縦に3つ並んだ数字は、ミッションカードに関するものです。
上段の緑色は科学ミッション数で中段の黄色は影響力ミッション、下段の赤色は戦闘ミッションの数です。


このようなミッションカードを
自陣営の全ての船表示カードに指定された枚数だけ、裏向けに引いてシャッフルしミッションデッキを作ります。
ミッションデッキのカードの枚数は、艦隊サイズ数と同じです。
ミッションカードは、デッキから3枚引いてコマンドポスト(戦闘司令所)の下に表にして並べますので、
対戦相手には、貴方が現在どのようなミッションのもとに行動しているかが筒抜けとなります。
ただし、極秘ミッション(下段の写真)だけは裏向けにして置かれ達成するまで公開されません。
対戦相手に極秘ミッション(カードが裏向けに置かれている)が存在する場合は、秘密裏に進行しますので、
VPが目標間近になると、突然極秘ミッション達成で負けることがありますので注意が必要です。
ミッションは単に相手の艦隊に対する戦闘だけでなく、探検や基地建設など平和的活動も数多くあり、
宇宙の覇者になるには、バランスのとれた行動が必要となります。

艦隊の全てのスターシップをコマンドポスト(戦闘司令所)に配置したら、いよいよゲームスタートです。
プレイヤーは手番で次の行動を好きな順序で実行できます。全てを実行する必要はありません。
・乗組員の配置
・スターシップの移動
・スターシップのパワー調整
・アクション(3回)の実行
・コマンドカードのプレイ
・ミッションカードの入れ替え
・コマンドカードの入れ替え
各行動の具体的な内容は次回に説明します。今回はこれまで。
- Date: Thu 25 07 2013
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スタートレック:艦隊司令官 STAR TREK FLEET CAPTAINS 2013/7/25 その1
宇宙艦隊を指揮して、宇宙を探検します。
宇宙基地などの拠点を建設して、与えられた任務の達成を目指す「スタートレック:艦隊司令官」です。
「スタートレック:艦隊司令官 STAR TREK FLEET CAPTAINS」
プレイ人数2-4人 14歳以上 プレイ時間75分間

プレイヤーは、惑星連邦とクリンゴンの2つの陣営に分かれて戦います。
各陣営には、それぞれ12隻のスターシップが用意されています。

白い色が惑星連邦の、深緑色がクリンゴンのそれぞれスターシップです。
惑星連邦陣営では、「U.S.S.エンタープライズ号」などが登場します。マニアでなくても胸が躍ります。

どうも中国製のようでミニチュアの出来は今一つの感は拭えませんが、それでも私的には許せるレベルです。
また、ゲームボードは上の写真のように6角形の宙域タイルと呼ばれるタイルを裏向けに並べてつくります。
標準では、5タイルX5タイルの27タイル(5列の内2列が1タイル増えます)となっていますが、
最小3タイルX4タイルから、最大サイズは無制限、形状もプレイヤーの設定に任されています。
ゲームボードのサイズと形状は、プレイに大きく影響します。
サイズを大きくすると、
当然ながら敵との遭遇は減少しますので、戦闘よりも広大な宙域の探検などに重きが置かれるようになります。
このゲームでは、ゲームボードのサイズに加えて、ビクトリーポイントの設定もプレイヤーに任されています。
標準では勝利ポイントを10ポイント先取したプレイヤーが勝利する設定ですが、
対戦相手と協議して6~38の間で、任意のポイントに設定することができます。

これは船表示カードです。各陣営ごとに12枚(12隻)あります。
このカードの右上隅に、スターシップのサイズ値が表示されています。
各陣営の艦隊のサイズは、先に述べた勝利ポイントと同数となります。
ゲームスタート時にプレイヤーは12枚の船表示カードをシャッフルして、上から1枚ずつ引いていきます。
そして、スターシップのサイズ値の合計が、勝利ポイント数と同じになった時点で艦隊編成が終わります。
勝利ポイントを高く設定すると、艦隊のサイズも大きくなりサイズの大きなスターシップも登場してきます。
艦隊を構成するスターシップの数も多くなり、ゲームの規模が拡大します。
このように、ゲームボードのサイズと勝利ポイント数(艦隊サイズ)を調整することにより、
プレイの重さも容易に変更できるようになっています。
そう、長時間かけてじっくりとプレイすることも、短時間で軽くプレイすることも思いのままなのです。
このプレイの自由度は、なかなかの優れものと言えるでしょう。少なくとも私は気に入りました。
(次回に続きます)
宇宙基地などの拠点を建設して、与えられた任務の達成を目指す「スタートレック:艦隊司令官」です。
「スタートレック:艦隊司令官 STAR TREK FLEET CAPTAINS」
プレイ人数2-4人 14歳以上 プレイ時間75分間

プレイヤーは、惑星連邦とクリンゴンの2つの陣営に分かれて戦います。
各陣営には、それぞれ12隻のスターシップが用意されています。

白い色が惑星連邦の、深緑色がクリンゴンのそれぞれスターシップです。
惑星連邦陣営では、「U.S.S.エンタープライズ号」などが登場します。マニアでなくても胸が躍ります。

どうも中国製のようでミニチュアの出来は今一つの感は拭えませんが、それでも私的には許せるレベルです。
また、ゲームボードは上の写真のように6角形の宙域タイルと呼ばれるタイルを裏向けに並べてつくります。
標準では、5タイルX5タイルの27タイル(5列の内2列が1タイル増えます)となっていますが、
最小3タイルX4タイルから、最大サイズは無制限、形状もプレイヤーの設定に任されています。
ゲームボードのサイズと形状は、プレイに大きく影響します。
サイズを大きくすると、
当然ながら敵との遭遇は減少しますので、戦闘よりも広大な宙域の探検などに重きが置かれるようになります。
このゲームでは、ゲームボードのサイズに加えて、ビクトリーポイントの設定もプレイヤーに任されています。
標準では勝利ポイントを10ポイント先取したプレイヤーが勝利する設定ですが、
対戦相手と協議して6~38の間で、任意のポイントに設定することができます。

これは船表示カードです。各陣営ごとに12枚(12隻)あります。
このカードの右上隅に、スターシップのサイズ値が表示されています。
各陣営の艦隊のサイズは、先に述べた勝利ポイントと同数となります。
ゲームスタート時にプレイヤーは12枚の船表示カードをシャッフルして、上から1枚ずつ引いていきます。
そして、スターシップのサイズ値の合計が、勝利ポイント数と同じになった時点で艦隊編成が終わります。
勝利ポイントを高く設定すると、艦隊のサイズも大きくなりサイズの大きなスターシップも登場してきます。
艦隊を構成するスターシップの数も多くなり、ゲームの規模が拡大します。
このように、ゲームボードのサイズと勝利ポイント数(艦隊サイズ)を調整することにより、
プレイの重さも容易に変更できるようになっています。
そう、長時間かけてじっくりとプレイすることも、短時間で軽くプレイすることも思いのままなのです。
このプレイの自由度は、なかなかの優れものと言えるでしょう。少なくとも私は気に入りました。
(次回に続きます)
- Date: Thu 02 05 2013
- Category: BGA賞受賞作品
- Tags: スタートレック 艦隊司令官 STAR TREK:FLEET CAPTAINS 世界のボードゲーム boardgame 二人プレイ 二人用ゲーム
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第七回月間BGA賞受賞作品 2013/5/2
第一回月間BGA賞受賞作品 2012/10/1
第二回月間BGA賞受賞作品 2012/11/2
第三回月間BGA賞受賞作品 2012/12/1
第一回年間BGA賞受賞作品 2013/1/2
第四回月間BGA賞受賞作品 2013/2/2
第五回月間BGA賞受賞作品 2013/3/2
第六回月間BGA賞受賞作品 2013/4/2
第七回月間BGA(Board Game Addiction:ボードゲーム中毒)賞を発表します。
直前の1ヵ月間に我が家でプレイされた以下のボードゲームのみが、この賞の選考の対象となっています。
ノミネート作品(順不同)
ファミリア
ねずみ達と魔法使い
スタートレック:艦隊司令官
トール
ボラボラ
エルグランデ
選考は本ブログの主催者の独断と偏見によるもので、ゆえに著しく公平性を欠くものであり、
世の中の一般的評価や常識とも大きく乖離するもので扱いには注意が必要です。
第七回月間BGA賞受賞作品
「スタートレック:艦隊司令官」 STAR TREK:FLEET CAPTAINS

講評
今月も「エルグランデ」や「ボラボラ」と大作が登場しましたが、
そのスケールの大きさから「スタートレック:艦隊司令官」が受賞することとなりました。
この作品は、広大な宇宙を50枚にも及ぶ六角形のタイルで表現しています。
そして、このタイルを何枚使用して、それぞれのタイルをどのように配置するかはプレイヤーが決めます。

タイルの枚数が増えれば当然ながらプレイする宇宙は大きく広がり、
両プレイヤーの戦闘指令所の間に細長く配置すれば、敵との遭遇に時間がかかり戦闘の機会は激減します。
宇宙の形だけでなく、勝利を決定づける目標となる勝利ポイントもプレイヤーが決定します。
そして、その目標勝利ポイントは両プレイヤーの艦隊のトータルサイズとなります。
勝利ポイントを大きく設定すると、登場する艦隊は巨大化して、
両艦隊の戦いは激しくなるとともに、プレイ時間も長くなります。
この作品は、プレイする規模をプレイヤーが調整することができるという画期的なシステムを備えています。
また、勝利ポイントを獲得する方法として様々なミッションをクリアしていくスタイルが採用されています。

このミッションは、科学と影響力、戦闘の3つの分野に分かれていて、
どのようなミッションが選択されるかは、艦隊を構成する各艦(宇宙船)により変化します。
戦闘能力に優れた艦を採用すると、ミッションは戦闘にかかわるものが多くなり、
探査能力に優れた艦を採用すると、科学(未知の星域の調査など)に関するものが多くなるといった具合です。
非常に多彩で多種類のミッションが、戦闘ゲームの枠を大きく超えた奥の深い作品にしています。
艦隊を未知なる宇宙に向けて発進させると、宇宙の星域を表すタイルが1枚1枚表に向けられて、
様々な惑星や星雲、ブラックホールが出現して、予期せぬ遭遇が発生します。

未知なる宇宙を探索し、遭遇する様々な困難を乗り越えて、前哨基地やコロニー、宇宙基地を建設して、
宇宙での影響力を拡大していきます。
広大な宇宙を探検して、入植可能な惑星を探し出し、遠征隊を送り込み現地調査をしたのち回収します。
各艦には、艦長を始めとして航海士や機関士、スペシャリストを乗り込ませて、艦の能力を高めます。

クリンゴンの大半の艦は、その姿を消すことができる特別な装置を装備していて連邦軍を悩ませます。
戦勝利するために、戦闘は重要な要素の一つではありますが、
戦いだけに専念すれば、たとえ戦闘に勝利したとしても、ゲームに勝利することは難しいでしょう。
広大な宇宙に果てしなく広がる夢をプレイヤーに与えてくれる優れた作品の登場です。
この作品を創造したデザイナーをはじめとする関係者の方々に、ここに心より大きな拍手を贈ります。
近日公開しますレビュー記事をお楽しみに。
第二回月間BGA賞受賞作品 2012/11/2
第三回月間BGA賞受賞作品 2012/12/1
第一回年間BGA賞受賞作品 2013/1/2
第四回月間BGA賞受賞作品 2013/2/2
第五回月間BGA賞受賞作品 2013/3/2
第六回月間BGA賞受賞作品 2013/4/2
第七回月間BGA(Board Game Addiction:ボードゲーム中毒)賞を発表します。
直前の1ヵ月間に我が家でプレイされた以下のボードゲームのみが、この賞の選考の対象となっています。
ノミネート作品(順不同)
ファミリア
ねずみ達と魔法使い
スタートレック:艦隊司令官
トール
ボラボラ
エルグランデ
選考は本ブログの主催者の独断と偏見によるもので、ゆえに著しく公平性を欠くものであり、
世の中の一般的評価や常識とも大きく乖離するもので扱いには注意が必要です。
第七回月間BGA賞受賞作品
「スタートレック:艦隊司令官」 STAR TREK:FLEET CAPTAINS

講評
今月も「エルグランデ」や「ボラボラ」と大作が登場しましたが、
そのスケールの大きさから「スタートレック:艦隊司令官」が受賞することとなりました。
この作品は、広大な宇宙を50枚にも及ぶ六角形のタイルで表現しています。
そして、このタイルを何枚使用して、それぞれのタイルをどのように配置するかはプレイヤーが決めます。

タイルの枚数が増えれば当然ながらプレイする宇宙は大きく広がり、
両プレイヤーの戦闘指令所の間に細長く配置すれば、敵との遭遇に時間がかかり戦闘の機会は激減します。
宇宙の形だけでなく、勝利を決定づける目標となる勝利ポイントもプレイヤーが決定します。
そして、その目標勝利ポイントは両プレイヤーの艦隊のトータルサイズとなります。
勝利ポイントを大きく設定すると、登場する艦隊は巨大化して、
両艦隊の戦いは激しくなるとともに、プレイ時間も長くなります。
この作品は、プレイする規模をプレイヤーが調整することができるという画期的なシステムを備えています。
また、勝利ポイントを獲得する方法として様々なミッションをクリアしていくスタイルが採用されています。

このミッションは、科学と影響力、戦闘の3つの分野に分かれていて、
どのようなミッションが選択されるかは、艦隊を構成する各艦(宇宙船)により変化します。
戦闘能力に優れた艦を採用すると、ミッションは戦闘にかかわるものが多くなり、
探査能力に優れた艦を採用すると、科学(未知の星域の調査など)に関するものが多くなるといった具合です。
非常に多彩で多種類のミッションが、戦闘ゲームの枠を大きく超えた奥の深い作品にしています。
艦隊を未知なる宇宙に向けて発進させると、宇宙の星域を表すタイルが1枚1枚表に向けられて、
様々な惑星や星雲、ブラックホールが出現して、予期せぬ遭遇が発生します。

未知なる宇宙を探索し、遭遇する様々な困難を乗り越えて、前哨基地やコロニー、宇宙基地を建設して、
宇宙での影響力を拡大していきます。
広大な宇宙を探検して、入植可能な惑星を探し出し、遠征隊を送り込み現地調査をしたのち回収します。
各艦には、艦長を始めとして航海士や機関士、スペシャリストを乗り込ませて、艦の能力を高めます。

クリンゴンの大半の艦は、その姿を消すことができる特別な装置を装備していて連邦軍を悩ませます。
戦勝利するために、戦闘は重要な要素の一つではありますが、
戦いだけに専念すれば、たとえ戦闘に勝利したとしても、ゲームに勝利することは難しいでしょう。
広大な宇宙に果てしなく広がる夢をプレイヤーに与えてくれる優れた作品の登場です。
この作品を創造したデザイナーをはじめとする関係者の方々に、ここに心より大きな拍手を贈ります。
近日公開しますレビュー記事をお楽しみに。