- Date: Thu 21 03 2013
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ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その7
ナポレオンの凱旋 ( Napoleon's Triumph ) 01
ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その1
ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その2
ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その3
ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その4
ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その5
ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その6
退却について

防御側が戦闘に敗北すると、防御している防御ロケールから退却しなければなりません。
退却する場合、戦闘に参加した防御部隊だけでなく防御ロケールにいる全ての部隊が退却しなければなりません。
防御部隊は戦闘で既に損害を被っていますが、防御部隊以外の退却する部隊もまた退却に先立ち損害を被ります。
退却時に防御部隊以外の部隊が被る損害は以下の通りです。
どの部隊が損害を受けるかは、退却するプレイヤーが選択できます。
・砲兵部隊は全滅する
・リザーブにいる歩兵部隊は
防御アプローチがナロウの場合に1ポイント、ワイドの場合に2ポイントの損害を被る
(リザーブにいる騎兵部隊は一切損害を被りません)
・防御アプローチ以外のアプローチを防御している歩兵部隊と騎兵部隊は
アプローチがナロウの場合に1ポイント、ワイドの場合に2ポイントの損害を被る
退却先は任意の隣接するロケールとなりますが、以下の制限があります。
・攻撃ロケールには当然ながら退却できない
・敵のいるロケールには退却できない
・通行が不可能なアプローチを通って退却することはできない
・退却先のロケールの収容可能部隊数を超えて部隊を退却することはできない
退却先の選択は退却するプレイヤーが自由に選択することができますが、退却できない部隊は殲滅されます。
退却する軍団内の部隊は1部隊を除き、すべて軍団から分離されます。
(軍団に1部隊加えるだけで軍団命令を消費しますので、軍団の再編成には非常に長い時間が必要となります。)
防御側の軍の全ての部隊が退却した後、
攻撃側の全ての攻撃部隊は、防御ロケールのリザーブに進軍しなければなりません。(この進軍は強制です)
最も重要な事ですが、戦闘に敗北した軍は戦闘や退却で生じた損害と同数のモラル低下を被ります。
このゲームでは、敵軍を打ち破り目標地点を奪取・確保することがとても大切ですが、
合わせて、軍のモラルの低下にも十分に配慮しなければなりません。
今回のプレイでは、
私は目標地点を奪われる前に、度重なる戦闘の敗北によりモラルが0となってツレに負けました。
ツレのフランス軍は、すべての援軍を投入しましたので、
勝利するには、多少無理してでも目標地点を奪取しなければなりません。
私は無理をせずに守りを固めて、打って出ることなく敵の攻撃を誘う作戦で対応しましたが、
右翼から回り込んで敵の側面をつこうと積極的な攻めに出たのが災いしました。堅く守りに徹すべきでした。
ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その1
ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その2
ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その3
ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その4
ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その5
ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その6
退却について

防御側が戦闘に敗北すると、防御している防御ロケールから退却しなければなりません。
退却する場合、戦闘に参加した防御部隊だけでなく防御ロケールにいる全ての部隊が退却しなければなりません。
防御部隊は戦闘で既に損害を被っていますが、防御部隊以外の退却する部隊もまた退却に先立ち損害を被ります。
退却時に防御部隊以外の部隊が被る損害は以下の通りです。
どの部隊が損害を受けるかは、退却するプレイヤーが選択できます。
・砲兵部隊は全滅する
・リザーブにいる歩兵部隊は
防御アプローチがナロウの場合に1ポイント、ワイドの場合に2ポイントの損害を被る
(リザーブにいる騎兵部隊は一切損害を被りません)
・防御アプローチ以外のアプローチを防御している歩兵部隊と騎兵部隊は
アプローチがナロウの場合に1ポイント、ワイドの場合に2ポイントの損害を被る
退却先は任意の隣接するロケールとなりますが、以下の制限があります。
・攻撃ロケールには当然ながら退却できない
・敵のいるロケールには退却できない
・通行が不可能なアプローチを通って退却することはできない
・退却先のロケールの収容可能部隊数を超えて部隊を退却することはできない
退却先の選択は退却するプレイヤーが自由に選択することができますが、退却できない部隊は殲滅されます。
退却する軍団内の部隊は1部隊を除き、すべて軍団から分離されます。
(軍団に1部隊加えるだけで軍団命令を消費しますので、軍団の再編成には非常に長い時間が必要となります。)
防御側の軍の全ての部隊が退却した後、
攻撃側の全ての攻撃部隊は、防御ロケールのリザーブに進軍しなければなりません。(この進軍は強制です)
最も重要な事ですが、戦闘に敗北した軍は戦闘や退却で生じた損害と同数のモラル低下を被ります。
このゲームでは、敵軍を打ち破り目標地点を奪取・確保することがとても大切ですが、
合わせて、軍のモラルの低下にも十分に配慮しなければなりません。
今回のプレイでは、
私は目標地点を奪われる前に、度重なる戦闘の敗北によりモラルが0となってツレに負けました。
ツレのフランス軍は、すべての援軍を投入しましたので、
勝利するには、多少無理してでも目標地点を奪取しなければなりません。
私は無理をせずに守りを固めて、打って出ることなく敵の攻撃を誘う作戦で対応しましたが、
右翼から回り込んで敵の側面をつこうと積極的な攻めに出たのが災いしました。堅く守りに徹すべきでした。
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- Date: Tue 12 03 2013
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ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その6
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ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その2
ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その3
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ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その5
戦闘について
前回からの続きです。

9.損害
攻撃側の損害
攻撃リード部隊が砲兵の場合は、攻撃側に損害は生じません。
砲兵以外の場合は、以下のように損害を算出します。
・防御リード部隊数に等しいポイントをプラス
・最終戦闘結果のマイナス分に等しいポイントをプラス(最終戦闘結果が0以上なら0)
以下のように算出したポイント数だけ部隊の強さを減じることにより損害を攻撃部隊に割り振ります。
・攻撃リード部隊に可能な限り均等に割り振る
・割り振ることにより、全ての攻撃リード部隊が殲滅されたら、
残りのポイントを可能な限り均等に攻撃部隊に割り振る
・割り振ることにより、全ての攻撃部隊が殲滅されたら、残りのポイントは破棄する
防御側の損害
防御側の損害は、以下のように算出します。
・攻撃リード部隊数に等しいポイントをプラス(攻撃リード部隊が砲兵の場合はプラスしない)
・最終戦闘結果のプラス分に等しいポイントをプラス(最終戦闘結果が0以下なら0)
・攻撃リード部隊が騎兵か歩兵の場合、防御リード部隊の砲兵部隊数に等しいポイントをマイナス
以下のように算出したポイント数だけ部隊の強さを減じることにより損害を防御部隊に割り振ります。
・防御リード部隊の歩兵と騎兵に可能な限り均等に割り振る(砲兵には割り振らない)
・割り振ることにより、全ての防御リード部隊の歩兵および騎兵が殲滅されたら、
残りのポイントを可能な限り均等に反撃部隊に割り振る
・割り振ることにより、全ての反撃部隊が殲滅されたら、
残りのポイントを可能な限り均等に防御部隊に割り振る
・割り振ることにより、全ての防御部隊が殲滅されたら、残りのポイントは破棄する
最終移動
攻撃リード部隊が砲兵の場合
両軍はその場に留まり、攻撃側は進軍せず防御側は退却しません
攻撃側が勝利し、攻撃リード部隊が砲兵でない場合
防御側は、攻撃されたローカル内の全ての部隊を退却させなければなりません
攻撃側は、全ての攻撃部隊を攻撃したローカルのリザーブに進軍させなければなりません
両軍とも一部隊とて残すことは許されません。
防御側が勝利した場合
攻撃側は、攻撃アプローチにいる全ての部隊を同じローカルのリザーブに撤退させなければなりません。
全ての攻撃部隊は、所属する軍団から分離されます。ただし、軍団には指揮官と任意の一部隊だけが残ります。
同じローカル内の攻撃部隊以外の攻撃側の部隊は、この戦闘により何ら影響を受けることはありません。
防御側は、防御部隊がリザーブにいる場合、
防御部隊の全部または一部を、防御アプローチに移動することができますが、
この場合、少なくとも1部隊は移動させなければなりません。
この移動により軍団が分離される場合は、指揮官は防御アプローチに移動してはなりません。
以上で戦闘におけるプロセスが退却を除き全て終了しました。
防御側が敗北した場合、防御ローカル内の全ての部隊が退却しなければなりません。
(次回に続きます)
読者の方からlocaleの日本語表記について、
「ロケール」または「ロカール」が適切とのご指摘をいただきました。
辞書では「ロケール」が一般的なようですので、今後は「ローカル」ではなく「ロケール」と書くようにします。
ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その1
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ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その5
戦闘について
前回からの続きです。

9.損害
攻撃側の損害
攻撃リード部隊が砲兵の場合は、攻撃側に損害は生じません。
砲兵以外の場合は、以下のように損害を算出します。
・防御リード部隊数に等しいポイントをプラス
・最終戦闘結果のマイナス分に等しいポイントをプラス(最終戦闘結果が0以上なら0)
以下のように算出したポイント数だけ部隊の強さを減じることにより損害を攻撃部隊に割り振ります。
・攻撃リード部隊に可能な限り均等に割り振る
・割り振ることにより、全ての攻撃リード部隊が殲滅されたら、
残りのポイントを可能な限り均等に攻撃部隊に割り振る
・割り振ることにより、全ての攻撃部隊が殲滅されたら、残りのポイントは破棄する
防御側の損害
防御側の損害は、以下のように算出します。
・攻撃リード部隊数に等しいポイントをプラス(攻撃リード部隊が砲兵の場合はプラスしない)
・最終戦闘結果のプラス分に等しいポイントをプラス(最終戦闘結果が0以下なら0)
・攻撃リード部隊が騎兵か歩兵の場合、防御リード部隊の砲兵部隊数に等しいポイントをマイナス
以下のように算出したポイント数だけ部隊の強さを減じることにより損害を防御部隊に割り振ります。
・防御リード部隊の歩兵と騎兵に可能な限り均等に割り振る(砲兵には割り振らない)
・割り振ることにより、全ての防御リード部隊の歩兵および騎兵が殲滅されたら、
残りのポイントを可能な限り均等に反撃部隊に割り振る
・割り振ることにより、全ての反撃部隊が殲滅されたら、
残りのポイントを可能な限り均等に防御部隊に割り振る
・割り振ることにより、全ての防御部隊が殲滅されたら、残りのポイントは破棄する
最終移動
攻撃リード部隊が砲兵の場合
両軍はその場に留まり、攻撃側は進軍せず防御側は退却しません
攻撃側が勝利し、攻撃リード部隊が砲兵でない場合
防御側は、攻撃されたローカル内の全ての部隊を退却させなければなりません
攻撃側は、全ての攻撃部隊を攻撃したローカルのリザーブに進軍させなければなりません
両軍とも一部隊とて残すことは許されません。
防御側が勝利した場合
攻撃側は、攻撃アプローチにいる全ての部隊を同じローカルのリザーブに撤退させなければなりません。
全ての攻撃部隊は、所属する軍団から分離されます。ただし、軍団には指揮官と任意の一部隊だけが残ります。
同じローカル内の攻撃部隊以外の攻撃側の部隊は、この戦闘により何ら影響を受けることはありません。
防御側は、防御部隊がリザーブにいる場合、
防御部隊の全部または一部を、防御アプローチに移動することができますが、
この場合、少なくとも1部隊は移動させなければなりません。
この移動により軍団が分離される場合は、指揮官は防御アプローチに移動してはなりません。
以上で戦闘におけるプロセスが退却を除き全て終了しました。
防御側が敗北した場合、防御ローカル内の全ての部隊が退却しなければなりません。
(次回に続きます)
読者の方からlocaleの日本語表記について、
「ロケール」または「ロカール」が適切とのご指摘をいただきました。
辞書では「ロケール」が一般的なようですので、今後は「ローカル」ではなく「ロケール」と書くようにします。
- Date: Mon 11 03 2013
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ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その5
ナポレオンの凱旋 ( Napoleon's Triumph ) 01
ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その1
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戦闘について
前回からの続きです。

6.初期戦闘結果
初期戦闘結果(IR:Initial Result)は以下のように算出します。
・攻撃リード部隊の強さをトータルして加える
・攻撃リード部隊が歩兵で、防御部隊が防御アプローチで防御している場合は-1する
・防御アプローチにペナルティがあり、攻撃リード部隊のタイプとそのペナルティのタイプが合致していて、
なおかつ防御部隊が防御アプローチを防御している場合は-1する
・攻撃リード部隊が砲兵でない場合は、防御リード部隊の強さをトータルして減じる
初期戦闘結果が
・1以上の場合は攻撃側が勝利
・-1以下の場合は防御側の勝利
・0で防御側がアプローチで防御している場合は防御側が勝利
・0で防御側がリザーブで防御している場合は攻撃部隊と防御部隊の部隊数の多い方が勝利
・0で防御側がリザーブで防御していて攻撃部隊と防御部隊の部隊数が同じ場合はフランス軍が勝利
となります。
7.反撃
攻撃リード部隊が砲兵ではない場合、防御側は反撃部隊を防御部隊から選び反撃できます。
反撃部隊に関しては以下の制限があります。
・防御リード部隊以外の防御部隊から選ばなければならない
・1-2部隊選ぶことができるが、2部隊の場合は同じ軍団内の同じタイプの部隊でなければならない
・攻撃がナロウであっても2部隊選ぶことができる
・初期戦闘結果で攻撃側が勝利している場合のみ歩兵部隊で反撃できる
・初期戦闘結果に関わらず、騎兵部隊で反撃できる
・砲兵部隊で反撃はできない
全ての反撃部隊は直ちにそれぞれの強さが-1されます。
ゆえに強さ1の部隊は反撃部隊としては何ら役に立ちません。
8.最終戦闘結果
反撃部隊の強さをトータルして初期戦闘結果から引いた結果が最終戦闘結果(FR:Final Result)となります。
この最終戦闘結果により、戦闘の勝敗が決します。
最終戦闘結果からの勝敗の判定は、初期戦闘結果の場合と同様です。
防御側がアプローチで防御している場合は、攻撃はかなり慎重に考えないといけません。
特にアプローチがナロウの場合は、要注意です。
(次回に続きます)
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ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その2
ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その3
ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その4
戦闘について
前回からの続きです。

6.初期戦闘結果
初期戦闘結果(IR:Initial Result)は以下のように算出します。
・攻撃リード部隊の強さをトータルして加える
・攻撃リード部隊が歩兵で、防御部隊が防御アプローチで防御している場合は-1する
・防御アプローチにペナルティがあり、攻撃リード部隊のタイプとそのペナルティのタイプが合致していて、
なおかつ防御部隊が防御アプローチを防御している場合は-1する
・攻撃リード部隊が砲兵でない場合は、防御リード部隊の強さをトータルして減じる
初期戦闘結果が
・1以上の場合は攻撃側が勝利
・-1以下の場合は防御側の勝利
・0で防御側がアプローチで防御している場合は防御側が勝利
・0で防御側がリザーブで防御している場合は攻撃部隊と防御部隊の部隊数の多い方が勝利
・0で防御側がリザーブで防御していて攻撃部隊と防御部隊の部隊数が同じ場合はフランス軍が勝利
となります。
7.反撃
攻撃リード部隊が砲兵ではない場合、防御側は反撃部隊を防御部隊から選び反撃できます。
反撃部隊に関しては以下の制限があります。
・防御リード部隊以外の防御部隊から選ばなければならない
・1-2部隊選ぶことができるが、2部隊の場合は同じ軍団内の同じタイプの部隊でなければならない
・攻撃がナロウであっても2部隊選ぶことができる
・初期戦闘結果で攻撃側が勝利している場合のみ歩兵部隊で反撃できる
・初期戦闘結果に関わらず、騎兵部隊で反撃できる
・砲兵部隊で反撃はできない
全ての反撃部隊は直ちにそれぞれの強さが-1されます。
ゆえに強さ1の部隊は反撃部隊としては何ら役に立ちません。
8.最終戦闘結果
反撃部隊の強さをトータルして初期戦闘結果から引いた結果が最終戦闘結果(FR:Final Result)となります。
この最終戦闘結果により、戦闘の勝敗が決します。
最終戦闘結果からの勝敗の判定は、初期戦闘結果の場合と同様です。
防御側がアプローチで防御している場合は、攻撃はかなり慎重に考えないといけません。
特にアプローチがナロウの場合は、要注意です。
(次回に続きます)
- Date: Tue 05 03 2013
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ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その4
ナポレオンの凱旋 ( Napoleon's Triumph ) 01
ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その1
ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その2
ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その3
戦闘について
戦闘は、以下の複雑なステップを経て解決されます。
このゲームシステムがこの作品の肝に当たる部分で、このルールがプレイを非常に難解なものにしています。

ステップごとに順を追って説明します。
1.攻撃の脅威
攻撃を行う場合、攻撃側が攻撃を宣言するわけですが、
宣言する内容は、どのアプローチを経由して、敵のどのローカルに攻撃するか だけです。
この時点では、攻撃に参加する部隊などは一切公開しません。
2.防御または退却
防御側は、防御するか退却するかを選択しなければなりません。
防御する場合は、防御する防御部隊(ピース)を自軍より選択し公開しなければなりません。
敵が攻撃してくるアプローチに部隊がいる場合は、
・アプローチを防御している全ての部隊が防御部隊として選ばれなければなりません。
・リザーブや他のアプローチにいる部隊は、防御部隊に加えることができません。
敵が攻撃してくるアプローチに部隊がいない場合は、
・リザーブにいる任意の軍団の任意の部隊を、防御部隊として選ぶことができます。
・リザーブにいる軍団から分離された部隊は、1部隊のみ防御部隊に加えることができます。
・同じターンに他のアプローチからの攻撃に対して防御部隊として既に選ばれたことがある部隊は、
防御部隊として選ぶことができません。
・同じターンに既に戦い、退却してきた部隊は防御部隊として選ぶことができません。
防御せずに退却する場合や防御部隊がいない場合は、ローカル内の全ての部隊が退却しなければなりません。
退却する場合は、以降の戦闘のステップは実行されず即時退却が処理されます。(詳細は後述)
3.牽制の選択
牽制の場合は、攻撃側は攻撃が牽制であることを宣言しなければなりません。
道路移動による攻撃は、全て牽制でなければなりません。
攻撃が牽制である場合は、
・攻撃部隊がアプローチにいた場合、そのままその場所に留まります。
・攻撃部隊がリザーブにいた場合、リザーブに留まるか攻撃を仕掛けたアプローチに進軍するか選択できます。
ただしアプローチに進軍する場合は、全ての攻撃部隊が進軍しなければなりません。
・防御部隊がアプローチにいた場合は、そのままその場所に留まります。
・防御部隊がリザーブにいた場合は、任意の防御部隊がアプローチに進軍することができます。
ただし、最低でも1部隊はアプローチに進軍しなければなりません。
攻撃が牽制である場合は、以降の戦闘のステップが実行されず処理は終了します。
4.防御リード部隊の宣言
攻撃が牽制でない場合、防御側は防御リード部隊を宣言しなければなりません。
防御リード部隊はアプローチがワイドなら0-2部隊、ナロウなら0-1部隊を選ぶことができます。
*アプローチの幅が部隊ピースの2倍ある場合はワイド、部隊ピースと同じ幅ならナロウといいます。
防御リード部隊は、
・防御部隊から選ばなければなりません。
・防御部隊がリザーブにいる場合
・強さが1の部隊を防御リード部隊に選ぶことができません。
・同じ軍団内の同じタイプの部隊のみペアを組むことができます。
5.攻撃リード部隊の宣言
この時点で初めて攻撃側が、攻撃(移動)の具体的な内容を公開します。
攻撃の宣言から始まり、防御側としては敵が攻めてくるアプローチのみが明確になっているだけで、
どのような敵が攻めてくるのか全く分からない状態で、
自軍の防御部隊と防御リード部隊を選出しなければならないわけです。
攻撃側としては、
・攻撃が生じる移動命令を公開します。移動する部隊は全て攻撃部隊となります。
・移動命令は、基本的には軍団や軍団から分離した部隊に個別に発せられるもので、
攻撃は、この移動命令から生じるわけですから攻撃もまた軍団や部隊が個別に行うものとなります。
・ただし、同じ場所から同じ場所に移動する複数の軍団のみ、
一緒に移動して合同で同じ敵を攻撃することが許されています。
・加えて、同じアプローチにいる2つの砲兵部隊が隣接するローカルに一緒に移動して攻撃する場合のみ、
単独の部隊が合同で同じ敵を攻撃することが許されています。
攻撃側は、攻撃となる移動命令の具体内容を公開するとともに攻撃リード部隊を宣言しなければなりません。
攻撃リード部隊は攻撃がワイドかナロウかをまず宣言します。
ただし、攻撃するアプローチがナロウの場合は、自動的に攻撃はナロウとなります。
攻撃リード部隊は攻撃がワイドなら0-2部隊、ナロウなら0-1部隊を選ぶことができます。
攻撃リード部隊は、
・攻撃部隊から選ばなければなりません。
・同じタイプの部隊のみペアを組むことができます。
・強さが1の歩兵や騎兵の部隊は攻撃をリードすることができません。
・リザーブから移動してきて攻撃する砲兵部隊は攻撃をリードすることができません。
・軍団が攻撃する場合、砲兵部隊は攻撃をリードすることができません。
攻撃アプローチがワイドで防御リード部隊が2部隊宣言されている場合、
もし攻撃側が攻撃をナロウとした時には
攻撃側は戦う相手として2つの防御リード部隊から任意に1部隊選ぶことができます。
戦闘には、移動にも増して非常に複雑なステップとルールが存在します。
ただ、このルール一つ一つがこのゲームの良さであるところが、
最近になって少しずつですが理解できるようになってきました。この作品、只者ではない!(次回に続きます)
ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その1
ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その2
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戦闘について
戦闘は、以下の複雑なステップを経て解決されます。
このゲームシステムがこの作品の肝に当たる部分で、このルールがプレイを非常に難解なものにしています。

ステップごとに順を追って説明します。
1.攻撃の脅威
攻撃を行う場合、攻撃側が攻撃を宣言するわけですが、
宣言する内容は、どのアプローチを経由して、敵のどのローカルに攻撃するか だけです。
この時点では、攻撃に参加する部隊などは一切公開しません。
2.防御または退却
防御側は、防御するか退却するかを選択しなければなりません。
防御する場合は、防御する防御部隊(ピース)を自軍より選択し公開しなければなりません。
敵が攻撃してくるアプローチに部隊がいる場合は、
・アプローチを防御している全ての部隊が防御部隊として選ばれなければなりません。
・リザーブや他のアプローチにいる部隊は、防御部隊に加えることができません。
敵が攻撃してくるアプローチに部隊がいない場合は、
・リザーブにいる任意の軍団の任意の部隊を、防御部隊として選ぶことができます。
・リザーブにいる軍団から分離された部隊は、1部隊のみ防御部隊に加えることができます。
・同じターンに他のアプローチからの攻撃に対して防御部隊として既に選ばれたことがある部隊は、
防御部隊として選ぶことができません。
・同じターンに既に戦い、退却してきた部隊は防御部隊として選ぶことができません。
防御せずに退却する場合や防御部隊がいない場合は、ローカル内の全ての部隊が退却しなければなりません。
退却する場合は、以降の戦闘のステップは実行されず即時退却が処理されます。(詳細は後述)
3.牽制の選択
牽制の場合は、攻撃側は攻撃が牽制であることを宣言しなければなりません。
道路移動による攻撃は、全て牽制でなければなりません。
攻撃が牽制である場合は、
・攻撃部隊がアプローチにいた場合、そのままその場所に留まります。
・攻撃部隊がリザーブにいた場合、リザーブに留まるか攻撃を仕掛けたアプローチに進軍するか選択できます。
ただしアプローチに進軍する場合は、全ての攻撃部隊が進軍しなければなりません。
・防御部隊がアプローチにいた場合は、そのままその場所に留まります。
・防御部隊がリザーブにいた場合は、任意の防御部隊がアプローチに進軍することができます。
ただし、最低でも1部隊はアプローチに進軍しなければなりません。
攻撃が牽制である場合は、以降の戦闘のステップが実行されず処理は終了します。
4.防御リード部隊の宣言
攻撃が牽制でない場合、防御側は防御リード部隊を宣言しなければなりません。
防御リード部隊はアプローチがワイドなら0-2部隊、ナロウなら0-1部隊を選ぶことができます。
*アプローチの幅が部隊ピースの2倍ある場合はワイド、部隊ピースと同じ幅ならナロウといいます。
防御リード部隊は、
・防御部隊から選ばなければなりません。
・防御部隊がリザーブにいる場合
・強さが1の部隊を防御リード部隊に選ぶことができません。
・同じ軍団内の同じタイプの部隊のみペアを組むことができます。
5.攻撃リード部隊の宣言
この時点で初めて攻撃側が、攻撃(移動)の具体的な内容を公開します。
攻撃の宣言から始まり、防御側としては敵が攻めてくるアプローチのみが明確になっているだけで、
どのような敵が攻めてくるのか全く分からない状態で、
自軍の防御部隊と防御リード部隊を選出しなければならないわけです。
攻撃側としては、
・攻撃が生じる移動命令を公開します。移動する部隊は全て攻撃部隊となります。
・移動命令は、基本的には軍団や軍団から分離した部隊に個別に発せられるもので、
攻撃は、この移動命令から生じるわけですから攻撃もまた軍団や部隊が個別に行うものとなります。
・ただし、同じ場所から同じ場所に移動する複数の軍団のみ、
一緒に移動して合同で同じ敵を攻撃することが許されています。
・加えて、同じアプローチにいる2つの砲兵部隊が隣接するローカルに一緒に移動して攻撃する場合のみ、
単独の部隊が合同で同じ敵を攻撃することが許されています。
攻撃側は、攻撃となる移動命令の具体内容を公開するとともに攻撃リード部隊を宣言しなければなりません。
攻撃リード部隊は攻撃がワイドかナロウかをまず宣言します。
ただし、攻撃するアプローチがナロウの場合は、自動的に攻撃はナロウとなります。
攻撃リード部隊は攻撃がワイドなら0-2部隊、ナロウなら0-1部隊を選ぶことができます。
攻撃リード部隊は、
・攻撃部隊から選ばなければなりません。
・同じタイプの部隊のみペアを組むことができます。
・強さが1の歩兵や騎兵の部隊は攻撃をリードすることができません。
・リザーブから移動してきて攻撃する砲兵部隊は攻撃をリードすることができません。
・軍団が攻撃する場合、砲兵部隊は攻撃をリードすることができません。
攻撃アプローチがワイドで防御リード部隊が2部隊宣言されている場合、
もし攻撃側が攻撃をナロウとした時には
攻撃側は戦う相手として2つの防御リード部隊から任意に1部隊選ぶことができます。
戦闘には、移動にも増して非常に複雑なステップとルールが存在します。
ただ、このルール一つ一つがこのゲームの良さであるところが、
最近になって少しずつですが理解できるようになってきました。この作品、只者ではない!(次回に続きます)
- Date: Wed 27 02 2013
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ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その1
ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その2
移動について
移動は前の記事でご紹介したように基本的には、
・リザーブから、同じローカル内のアプローチか隣接するローカルのリザーブへ
・アプローチから、同じローカル内のリザーブかそのアプローチを経由して隣接するローカルのリザーブへ
の2つなのですが、ローカルに道路が通っている場合は道路移動ができます。
一般道路であれば2つ先のローカルまで、主要道路であれば3つ先のローカルまで移動できます。
ただ、道路移動には以下の制約があります。
・道路移動はローカルのリザーブから開始して移動先のローカルのリザーブで終わらなければならない。
ただし移動する軍団が全て騎兵部隊で構成されている場合は、移動先のアプローチで終えることができる。
騎兵部隊で構成されている軍団が、アプローチで道路移動を終える場合は、
そのアプローチに道路が通っていなければならない。
・2つ以上の敵部隊が存在するローカルに隣接したローカルに道路移動した場合は、
それ以上道路移動を続けることができず、直ちにそのローカルで移動を終えなければならない。
・同じターンで既に他の軍団が移動したローカル内に、道路移動で入ったり通過できない。
・同じターンで既に他の軍団が道路移動で入ったり通過したローカルに、移動で入ったり通過できない。
1つの部隊ピースは、
歩兵部隊で2,000人、騎兵部隊で1,400騎、砲兵部隊で約30門の砲とそれらの射手を表しているとのこと。
このような数多くの兵からなる部隊で編成された軍団が道路移動するともなると、混乱を極めたそうで、
道路移動に関する制約は、このような当時の戦場を反映したものとのことです。
ラウンドは連合軍とフランス軍の2つのターンからなっていて、
それぞれのターンで自軍の軍団や部隊を移動させます。
敵の部隊が存在するローカルに移動すると戦闘となります。

このようにフランス軍(青)が、連合軍(赤)のいる隣接するローカルを攻撃する場合、
(Must defend)
2つのローカル間のアプローチにいる全部隊が、フランス軍の攻撃に対して防御部隊とならなければなりません。
(Cannot defend)
アプローチに部隊がいる場合は、リザーブにいる部隊は防御部隊に加わることができません。
また、他のアプローチを防御している部隊も、この戦闘には加わることができません。

このように2つのローカル間のアプローチにいる連合軍の部隊がいない場合のみ、
(May defend)
リザーブにいる連合軍が防御部隊となり得ます。
(Cannot defend)
この場合も他のアプローチを防御している部隊は、この戦闘には加わることができません。
次回は戦闘について詳しく説明します。
(次回に続きます)
ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その1
ナポレオンの凱旋 Napoleon's Triumph 2013/2/22 その2
移動について
移動は前の記事でご紹介したように基本的には、
・リザーブから、同じローカル内のアプローチか隣接するローカルのリザーブへ
・アプローチから、同じローカル内のリザーブかそのアプローチを経由して隣接するローカルのリザーブへ
の2つなのですが、ローカルに道路が通っている場合は道路移動ができます。
一般道路であれば2つ先のローカルまで、主要道路であれば3つ先のローカルまで移動できます。
ただ、道路移動には以下の制約があります。
・道路移動はローカルのリザーブから開始して移動先のローカルのリザーブで終わらなければならない。
ただし移動する軍団が全て騎兵部隊で構成されている場合は、移動先のアプローチで終えることができる。
騎兵部隊で構成されている軍団が、アプローチで道路移動を終える場合は、
そのアプローチに道路が通っていなければならない。
・2つ以上の敵部隊が存在するローカルに隣接したローカルに道路移動した場合は、
それ以上道路移動を続けることができず、直ちにそのローカルで移動を終えなければならない。
・同じターンで既に他の軍団が移動したローカル内に、道路移動で入ったり通過できない。
・同じターンで既に他の軍団が道路移動で入ったり通過したローカルに、移動で入ったり通過できない。
1つの部隊ピースは、
歩兵部隊で2,000人、騎兵部隊で1,400騎、砲兵部隊で約30門の砲とそれらの射手を表しているとのこと。
このような数多くの兵からなる部隊で編成された軍団が道路移動するともなると、混乱を極めたそうで、
道路移動に関する制約は、このような当時の戦場を反映したものとのことです。
ラウンドは連合軍とフランス軍の2つのターンからなっていて、
それぞれのターンで自軍の軍団や部隊を移動させます。
敵の部隊が存在するローカルに移動すると戦闘となります。

このようにフランス軍(青)が、連合軍(赤)のいる隣接するローカルを攻撃する場合、
(Must defend)
2つのローカル間のアプローチにいる全部隊が、フランス軍の攻撃に対して防御部隊とならなければなりません。
(Cannot defend)
アプローチに部隊がいる場合は、リザーブにいる部隊は防御部隊に加わることができません。
また、他のアプローチを防御している部隊も、この戦闘には加わることができません。

このように2つのローカル間のアプローチにいる連合軍の部隊がいない場合のみ、
(May defend)
リザーブにいる連合軍が防御部隊となり得ます。
(Cannot defend)
この場合も他のアプローチを防御している部隊は、この戦闘には加わることができません。
次回は戦闘について詳しく説明します。
(次回に続きます)