- Date: Sun 03 02 2013
- Category: ボードゲームのレビュー
- Tags: キーフラワー Keyflower 世界のボードゲーム ボードゲーム boardgame 二人プレイ 二人用ゲーム
- Community: テーマ "ボードゲームのレビュー" ジャンル "趣味・実用"
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キーフラワー Keyflower 2013/1/30
春と夏、秋にはキーフラワー号が村に労働者を運んできます。1年間で村を発展させる「キーフラワー」。
「キーフラワー Keyflower」 プレイ人数2-6人 12歳以上 プレイ時間90-120分間

プレイヤーは、資源、輸送、改良、技術、労働者を駆使して村の発展に努めます。

ゲームスタート時点の写真です。
ゲームボードはありません、各プレイヤーにはスタート時点で家タイル1枚が与えられるだけです。

これが家タイルです、
プレイヤーにはランダムに配布され、最も数字の小さいタイルのプレイヤーがスタートプレイヤーとなります。
家タイルには馬車と家のシルエットが描かれています。
馬車のシルエットに書かれている数字は輸送能力を表していて、
自分の村の任意のタイル上の資源カウンターを数字分だけ道路輸送できます。
例えば輸送能力が1なら、資源カウンター1個を1タイルの距離だけ道路輸送できます。
輸送能力が2なら、資源カウンター1個を2タイルの距離だけ道路輸送するか、
資源カウンター2個を1タイルの距離だけそれぞれ道路輸送できます。
資源カウンターは、道に沿ってしか輸送できません。
道で繋がっていないタイルには、たとえ隣接していても運ぶことができません。
家のシルエットは、自分の村のタイル1枚を必要な資源や技術を支払って改良できることを表しています。
ちなみに、左上隅の家タイルを改良するには木と石のカウンター(矢印の中に表示)がそれぞれ1個必要です。
この家タイルを改良すると、輸送能力が1から2にアップします。
またゲーム終了時点で5勝利点(下の長方形の右肩に表示)が、この改良された家タイルで獲得できます。

左端の緑の労働者以外は、全て資源カウンターで右端から順に木(茶)、石(灰)、鉄(黒)、金(黄)です。
改良に必要な資源カウンターは、改良する前に予め改良するタイルの上に輸送しておかなければなりません。

下の2枚のタイルは船タイルで春と夏、秋のそれぞれの季節の終りに労働者と技術を村に運んできます。
春と夏、秋の終りには、スタートプレイヤーから順に各プレイヤーは船タイル1枚を選び、
その上に乗っている労働者駒(ランダムに引かれた赤や青、黄、稀に緑の駒)と、
技術トークン(ランダムに引かれた鉄床や鶴嘴、鋸の技術トークン)を取り、自分の衝立の後ろに隠します。
各プレイヤーは8個の労働者駒を受け取り、ゲームをスタートします。
船タイルの上にあるタイルは手番順タイルです。
春と夏、秋に、このタイルを競り落としたプレイヤーはスタートプレイヤーとなり紫色の労働者駒を獲得しますが
他のタイルとは違って、このタイル自身を獲得できません。
しかし、冬にこのタイルを競り落としたプレイヤーは他のタイル同様に季節の終りに村に置くことができます。
冬には、手番順タイルと同様に船タイルもスタートプレイヤーから順に各プレイヤーは1枚ずつ獲得して、
自分の村に配置することができます。

これは村タイルで、なかでもタイルの左肩に緑色の葉が描かれているタイルを春の村タイルと呼びます。
春と夏、秋の各季節の始めに、プレイ人数に応じた枚数の村タイルをランダムに引いて場に公開します。
各季節でプレイヤーは、スタートプレイヤーから順に以下の3つのアクションから選んで実行します。
1.1つ以上の労働者駒を、場に公開されている任意の村タイルや手番順タイルの1つの端に置いて応札します。
応札(入札すること)は、
・すでに対象のタイルに他のプレイヤーが入札している場合、
入札に使用されている労働者駒と同じ色で、なおかつ既に置かれている駒よりも多く労働者駒を置く
・他のプレイヤーが対象のタイル上に労働者駒を置いて、そのタイルのアクションを既に実施していた場合、
タイル上に置かれている労働者駒と同じ色の労働者駒を使用して入札する
2.自分の村にあるタイルや、競りのために場に公開されているタイル、他の村にあるタイルの中から、
任意のタイル1枚を選び、その上に労働者駒を1つ以上置きタイルのアクションを実行する
例えば、上の春の村タイルの上に労働者駒を1つ以上置いた場合、
Apprentice Hall(徒弟集会所):技術トークン1枚をランダムに獲得
Gold mine(金鉱):金カウンター1個を獲得
Stable(馬小屋):家タイルと同様に輸送2と改良1を実施
Peddler(行商):黄色の労働者駒1個を緑色の労働者駒1個と交換
Alehouse(居酒屋):労働者駒1個をランダムに獲得
既に労働者駒が1つ以上置かれているタイルに、さらに置かれている労働者駒+1個の駒を置いて、
タイルのアクションを実行できますが、タイル上には労働者駒を7個以上置くことはできません。
例えば、最初に労働者駒1個を置いてアクションを実行したとします。
さらに、このタイルのアクションを実行したい場合は、労働者駒2個を置かなければなりません。
さらに、実行する場合は3個を置きます。
このように3回実行すると、駒数は6個となってこれ以上アクションは実行できません。
また、最初に労働者駒3個を置いてアクションを実行すると、
さらに、このアクションを実行するには労働者駒4個を置かなければならなくなり、
4個置くとタイル上の駒が7個となるので、置くことができず結局アクションは実行できなくなります。
プレイヤーはアクションを実行する際に、タイルの上に置く労働者駒の数を調整することにより、
他のプレイヤーがこのタイルのアクションの実行することを妨げることができます。
自分の村以外のタイルに労働者を置いて、アクションを実行して得られた資源カウンターは、
自分の村の家タイルの上に置きます。自分の村のタイルの場合は、そのタイル上に置かれます。
3.パス
全てのプレイヤーが連続してパスするまで、アクションは繰り返し実行されます。
応札したが、他のプレイヤーに入札が負けている場合、入札のために置かれている全ての労働者駒を一括して、
他の応札やタイルのアクションに使用するために移動することができます。
各季節の終りには、
・落札したタイルを受け取り、村に加えます。タイル上に乗っている労働者駒も獲得できます。
・入札に使用された労働者は、すべてストックに戻されてプレイヤーには戻ってきません。
ただし入札して落札できなかった場合、入札に負けたプレイヤーが使用した労働者駒は戻ります。
・自分の村のタイル上に乗っている全ての労働者駒を獲得します。
・手番順タイルを落札したプレイヤーは、前述の通りスタートプレイヤーとなり、
順に全てのプレイヤーは船タイルから労働者駒と技術トークンを受け取ります。

これは夏の村タイルです。4枚の船タイル(表裏で合計8種類)も含まれています。
船タイルは特別で、
通常のタイルのように労働者をタイルの上に置かなくても、以下のような効果を村にもたらします。
・boat 4a(船4a)他のプレイヤーが緑以外の労働者を使って入札している村タイルに、
別の色の労働者を使って入札できる。
・boat 2a(船2a)資源の輸送経路は道路の制限を受けなくなり、
加えて村タイルの配置において、隣接するタイルの地形と合わす必要が無くなる。
・boat 3a(船3a)タイルの改良において全ての資源を任意の資源と見做して使用できる。
・boat 1a(船1a)夏と秋の終りに船タイルから労働者を取る時や冬の終りに船タイルを取得する時に、
追加で労働者駒2個を獲得できる。
これ以外にも、写真のように夏の村タイルには重要な効果をもたらすタイルが存在します。

これが冬の村タイルです。冬の村タイルは全てゲーム終了時に得点をもたらすものです。
タイル上に描かれた黄色地の丸の上に書かれた数字が勝利点を表しています。
例えば、左上隅のタイルを獲得して村に配置すると、
所有している技術トークン1セット(3種類各1枚)あたり10勝利点が獲得できます。
冬の季節は特別です。
ゲームスタート時に、
プレイ人数に応じて定められている枚数の冬の村タイルが、各プレイヤーにランダムに配布されます。
冬の季節の始めに、各プレイヤーは自分が持っている冬の村タイルの中から任意の枚数のタイルを選び、
裏にして場に出します。
場に出された冬の村タイルは、誰が出したものか分からないように十分にシャッフルした後に、
表にして場に公開します。
以降のプレイは他の季節と同様ですが、季節の終りに船タイルからの労働者は得られません。
代わりに、
手番順タイルを獲得したプレイヤーから順に、各プレイヤーが船タイルを1枚ずつ獲得します。
スタートプレイヤーを表す紫色の労働者駒は、
ゲーム終了時点で任意の色の労働者駒として、または任意の資源カウンターとして、
または任意の技術トークンとして使用することができます。
プレイヤーは、村タイルで様々な資源を生み出し、生みだした資源を使用してタイルを改良します。
タイル改良には、生みだされた資源を改良するタイルに輸送しなければなりません。
資源を効率的に輸送するには、村のタイルを適切に行わなければなりません。
また、資源を生み出すタイル以外に、輸送能力を持ったタイルも不可欠です。
加えて、タイルの改良や多くの資源を生み出すには技術が必要となります。
そして多くの勝利点をもたらす冬の村タイルは、最終的に勝敗の行方を大きく左右します。
村タイルには道路が設けられていて、互いにつながるように配置しなければなりませんが、
季節のタイル毎のタイル上の道路の数が異なり、なかなか思うように配置できません。
タイルの獲得でツレには完全に抑えられ、ツレの村は季節を追うに従って発展の一途を辿り、

それに比べて、貧弱な私の村。

しかしながら、右下のWainWright(荷馬車製造者)という非常に高い輸送能力を持つタイルを競り落として、
形勢は逆転。ツレは輸送ができずに、豊富な建物が宝の持ち腐れ状態。結果は僅差で私の勝利。
それにしても再三のルール間違いで、このゲームのテストプレイを2回も実施することになりました。
間違った内容は、
・船タイルのキーフラワー号は、秋には裏返えして使用するのを忘れて、秋も春と夏同様に表向きでプレイした。
・紫の労働者駒を使用して入札してしまった。
・夏の村タイルの船タイルを入札した面ではなく、勝手に裏返して都合の良い面を使用した。
・入札に使用された緑の労働者を一般の労働者のストックに加えずに、緑の労働者のストックへ戻していた。
・金の資源カウンターを他の資源カウンターとして流用できることを知らずにプレイした。
・場に公開する冬の村タイルは、各プレイヤーが1枚だけ選んで出すことにしてプレイした。
・道のある辺を道の無い辺とくっつけてタイルを配置したまま気が付かずにプレイした。
・その他にも、タイルのアクションの解釈に関する細かな誤りが数点。
今回ほどテストプレイで、多くのルール誤りが生じたのは初めてのことで驚いています。
プレイ後に見直してみれば、ほとんどが凡ミス。なぜこんなに間違ったのか、不思議でなりません。
「ツォルキン:マヤ神聖暦」の登場で、影が薄くなってしまったこの「キーフラワー」ですが、
とても軽快なプレイ感と、優しくて美しいデザイン、生産と輸送・改良のゲームシステム、大変気に入りました。
「キーフラワー Keyflower」 プレイ人数2-6人 12歳以上 プレイ時間90-120分間

プレイヤーは、資源、輸送、改良、技術、労働者を駆使して村の発展に努めます。

ゲームスタート時点の写真です。
ゲームボードはありません、各プレイヤーにはスタート時点で家タイル1枚が与えられるだけです。

これが家タイルです、
プレイヤーにはランダムに配布され、最も数字の小さいタイルのプレイヤーがスタートプレイヤーとなります。
家タイルには馬車と家のシルエットが描かれています。
馬車のシルエットに書かれている数字は輸送能力を表していて、
自分の村の任意のタイル上の資源カウンターを数字分だけ道路輸送できます。
例えば輸送能力が1なら、資源カウンター1個を1タイルの距離だけ道路輸送できます。
輸送能力が2なら、資源カウンター1個を2タイルの距離だけ道路輸送するか、
資源カウンター2個を1タイルの距離だけそれぞれ道路輸送できます。
資源カウンターは、道に沿ってしか輸送できません。
道で繋がっていないタイルには、たとえ隣接していても運ぶことができません。
家のシルエットは、自分の村のタイル1枚を必要な資源や技術を支払って改良できることを表しています。
ちなみに、左上隅の家タイルを改良するには木と石のカウンター(矢印の中に表示)がそれぞれ1個必要です。
この家タイルを改良すると、輸送能力が1から2にアップします。
またゲーム終了時点で5勝利点(下の長方形の右肩に表示)が、この改良された家タイルで獲得できます。

左端の緑の労働者以外は、全て資源カウンターで右端から順に木(茶)、石(灰)、鉄(黒)、金(黄)です。
改良に必要な資源カウンターは、改良する前に予め改良するタイルの上に輸送しておかなければなりません。

下の2枚のタイルは船タイルで春と夏、秋のそれぞれの季節の終りに労働者と技術を村に運んできます。
春と夏、秋の終りには、スタートプレイヤーから順に各プレイヤーは船タイル1枚を選び、
その上に乗っている労働者駒(ランダムに引かれた赤や青、黄、稀に緑の駒)と、
技術トークン(ランダムに引かれた鉄床や鶴嘴、鋸の技術トークン)を取り、自分の衝立の後ろに隠します。
各プレイヤーは8個の労働者駒を受け取り、ゲームをスタートします。
船タイルの上にあるタイルは手番順タイルです。
春と夏、秋に、このタイルを競り落としたプレイヤーはスタートプレイヤーとなり紫色の労働者駒を獲得しますが
他のタイルとは違って、このタイル自身を獲得できません。
しかし、冬にこのタイルを競り落としたプレイヤーは他のタイル同様に季節の終りに村に置くことができます。
冬には、手番順タイルと同様に船タイルもスタートプレイヤーから順に各プレイヤーは1枚ずつ獲得して、
自分の村に配置することができます。

これは村タイルで、なかでもタイルの左肩に緑色の葉が描かれているタイルを春の村タイルと呼びます。
春と夏、秋の各季節の始めに、プレイ人数に応じた枚数の村タイルをランダムに引いて場に公開します。
各季節でプレイヤーは、スタートプレイヤーから順に以下の3つのアクションから選んで実行します。
1.1つ以上の労働者駒を、場に公開されている任意の村タイルや手番順タイルの1つの端に置いて応札します。
応札(入札すること)は、
・すでに対象のタイルに他のプレイヤーが入札している場合、
入札に使用されている労働者駒と同じ色で、なおかつ既に置かれている駒よりも多く労働者駒を置く
・他のプレイヤーが対象のタイル上に労働者駒を置いて、そのタイルのアクションを既に実施していた場合、
タイル上に置かれている労働者駒と同じ色の労働者駒を使用して入札する
2.自分の村にあるタイルや、競りのために場に公開されているタイル、他の村にあるタイルの中から、
任意のタイル1枚を選び、その上に労働者駒を1つ以上置きタイルのアクションを実行する
例えば、上の春の村タイルの上に労働者駒を1つ以上置いた場合、
Apprentice Hall(徒弟集会所):技術トークン1枚をランダムに獲得
Gold mine(金鉱):金カウンター1個を獲得
Stable(馬小屋):家タイルと同様に輸送2と改良1を実施
Peddler(行商):黄色の労働者駒1個を緑色の労働者駒1個と交換
Alehouse(居酒屋):労働者駒1個をランダムに獲得
既に労働者駒が1つ以上置かれているタイルに、さらに置かれている労働者駒+1個の駒を置いて、
タイルのアクションを実行できますが、タイル上には労働者駒を7個以上置くことはできません。
例えば、最初に労働者駒1個を置いてアクションを実行したとします。
さらに、このタイルのアクションを実行したい場合は、労働者駒2個を置かなければなりません。
さらに、実行する場合は3個を置きます。
このように3回実行すると、駒数は6個となってこれ以上アクションは実行できません。
また、最初に労働者駒3個を置いてアクションを実行すると、
さらに、このアクションを実行するには労働者駒4個を置かなければならなくなり、
4個置くとタイル上の駒が7個となるので、置くことができず結局アクションは実行できなくなります。
プレイヤーはアクションを実行する際に、タイルの上に置く労働者駒の数を調整することにより、
他のプレイヤーがこのタイルのアクションの実行することを妨げることができます。
自分の村以外のタイルに労働者を置いて、アクションを実行して得られた資源カウンターは、
自分の村の家タイルの上に置きます。自分の村のタイルの場合は、そのタイル上に置かれます。
3.パス
全てのプレイヤーが連続してパスするまで、アクションは繰り返し実行されます。
応札したが、他のプレイヤーに入札が負けている場合、入札のために置かれている全ての労働者駒を一括して、
他の応札やタイルのアクションに使用するために移動することができます。
各季節の終りには、
・落札したタイルを受け取り、村に加えます。タイル上に乗っている労働者駒も獲得できます。
・入札に使用された労働者は、すべてストックに戻されてプレイヤーには戻ってきません。
ただし入札して落札できなかった場合、入札に負けたプレイヤーが使用した労働者駒は戻ります。
・自分の村のタイル上に乗っている全ての労働者駒を獲得します。
・手番順タイルを落札したプレイヤーは、前述の通りスタートプレイヤーとなり、
順に全てのプレイヤーは船タイルから労働者駒と技術トークンを受け取ります。

これは夏の村タイルです。4枚の船タイル(表裏で合計8種類)も含まれています。
船タイルは特別で、
通常のタイルのように労働者をタイルの上に置かなくても、以下のような効果を村にもたらします。
・boat 4a(船4a)他のプレイヤーが緑以外の労働者を使って入札している村タイルに、
別の色の労働者を使って入札できる。
・boat 2a(船2a)資源の輸送経路は道路の制限を受けなくなり、
加えて村タイルの配置において、隣接するタイルの地形と合わす必要が無くなる。
・boat 3a(船3a)タイルの改良において全ての資源を任意の資源と見做して使用できる。
・boat 1a(船1a)夏と秋の終りに船タイルから労働者を取る時や冬の終りに船タイルを取得する時に、
追加で労働者駒2個を獲得できる。
これ以外にも、写真のように夏の村タイルには重要な効果をもたらすタイルが存在します。

これが冬の村タイルです。冬の村タイルは全てゲーム終了時に得点をもたらすものです。
タイル上に描かれた黄色地の丸の上に書かれた数字が勝利点を表しています。
例えば、左上隅のタイルを獲得して村に配置すると、
所有している技術トークン1セット(3種類各1枚)あたり10勝利点が獲得できます。
冬の季節は特別です。
ゲームスタート時に、
プレイ人数に応じて定められている枚数の冬の村タイルが、各プレイヤーにランダムに配布されます。
冬の季節の始めに、各プレイヤーは自分が持っている冬の村タイルの中から任意の枚数のタイルを選び、
裏にして場に出します。
場に出された冬の村タイルは、誰が出したものか分からないように十分にシャッフルした後に、
表にして場に公開します。
以降のプレイは他の季節と同様ですが、季節の終りに船タイルからの労働者は得られません。
代わりに、
手番順タイルを獲得したプレイヤーから順に、各プレイヤーが船タイルを1枚ずつ獲得します。
スタートプレイヤーを表す紫色の労働者駒は、
ゲーム終了時点で任意の色の労働者駒として、または任意の資源カウンターとして、
または任意の技術トークンとして使用することができます。
プレイヤーは、村タイルで様々な資源を生み出し、生みだした資源を使用してタイルを改良します。
タイル改良には、生みだされた資源を改良するタイルに輸送しなければなりません。
資源を効率的に輸送するには、村のタイルを適切に行わなければなりません。
また、資源を生み出すタイル以外に、輸送能力を持ったタイルも不可欠です。
加えて、タイルの改良や多くの資源を生み出すには技術が必要となります。
そして多くの勝利点をもたらす冬の村タイルは、最終的に勝敗の行方を大きく左右します。
村タイルには道路が設けられていて、互いにつながるように配置しなければなりませんが、
季節のタイル毎のタイル上の道路の数が異なり、なかなか思うように配置できません。
タイルの獲得でツレには完全に抑えられ、ツレの村は季節を追うに従って発展の一途を辿り、

それに比べて、貧弱な私の村。

しかしながら、右下のWainWright(荷馬車製造者)という非常に高い輸送能力を持つタイルを競り落として、
形勢は逆転。ツレは輸送ができずに、豊富な建物が宝の持ち腐れ状態。結果は僅差で私の勝利。
それにしても再三のルール間違いで、このゲームのテストプレイを2回も実施することになりました。
間違った内容は、
・船タイルのキーフラワー号は、秋には裏返えして使用するのを忘れて、秋も春と夏同様に表向きでプレイした。
・紫の労働者駒を使用して入札してしまった。
・夏の村タイルの船タイルを入札した面ではなく、勝手に裏返して都合の良い面を使用した。
・入札に使用された緑の労働者を一般の労働者のストックに加えずに、緑の労働者のストックへ戻していた。
・金の資源カウンターを他の資源カウンターとして流用できることを知らずにプレイした。
・場に公開する冬の村タイルは、各プレイヤーが1枚だけ選んで出すことにしてプレイした。
・道のある辺を道の無い辺とくっつけてタイルを配置したまま気が付かずにプレイした。
・その他にも、タイルのアクションの解釈に関する細かな誤りが数点。
今回ほどテストプレイで、多くのルール誤りが生じたのは初めてのことで驚いています。
プレイ後に見直してみれば、ほとんどが凡ミス。なぜこんなに間違ったのか、不思議でなりません。
「ツォルキン:マヤ神聖暦」の登場で、影が薄くなってしまったこの「キーフラワー」ですが、
とても軽快なプレイ感と、優しくて美しいデザイン、生産と輸送・改良のゲームシステム、大変気に入りました。
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